本のタイトルは誰が決めるのか?
こんにちは、樺木宏です。
以外と知られていないことの1つに、
著者は本のタイトルを決められない
という事があります。
著者がどうしてもこのタイトルが良い!
と思っても、却下されてしまい、全く別のタイトルになる事が結構多いです。
著者の本なのに、なぜ決められないのか?
と思う方も多いと思います。
なぜかと言うと、その理由は商業出版のしくみにあります。
・本のタイトルは「売れる』為に大変重要
・出版社は全ての経済的なリスクを負う
この2点が、主な理由です。
前者に関していえば、
売れ行きの9割以上が表紙とタイトルで決まる
ともいわれているので、大変重要です。
著者といえども、売れるタイトルだと思われなければ却下となってしまいます。
とはいえ、著者の意見は聞いてくれるし、理にかなっていればもちろん尊重してくれます。
後者の「出版社は全ての経済的なリスクを負う」に関して言えば、
そのままの理由です。
お金を出すので、決定権があるのです。
逆に言えば、それだけ真剣です。
ある意味、著者よりもよほど真剣といえるかもしれません。
ここは積み重ねたノウハウと、長年のリサーチと、職人の勘の世界。
それだけ重要なので、担当編集者も一存では決められません。
上司である編集長や、販売部の意向も強いのです。
こうした理由から、著者といえどもタイトルは自由には決められないのですね。
ただ、企画採用の成否にも大変影響するのがタイトル。
例え採用されないとしても、その重要度は変わりません。
時間をかけて考えましょう。
ご参考になれば幸いです。
ビジネスに直結する情報発信のコツとは?
こんにちは、樺木宏です。
この記事をを読んで頂いている方は、専門分野のプロであり、情報発信のリテラシーが
高い方々だと思います。
そうした方々が日々、価値のある情報を、それを求める人に提供するのは素晴らしいことです。
しかし商業出版の支援、という立場で見ると
「ここを考えると、もっと素晴らしいものになるのに・・・」
と残念に思う事が多々あります。
せっかくの素晴らしいコンテンツを活かしきれていない、と感じるのです。
ビジネスの手段として考えるなら、「内容が正しい」とか「有益である」こと以外にも、
考えなくてはならない事があるのです。
それはどういう場合か?といいますと、
1,同じような情報ががすでに沢山ある時
2、それを読みたい!と思う人が明らかに少ないとき
です。
1について言えば、いかに素晴らしい内容で、有意義な情報発信であっても、
すでに同じ情報が世の中に溢れていたらどうでしょうか?
「もう読んだことがあるよ」とか、
ひどいときには「またか」と言われてしまいます。
その結果、せっかくの情報発信も届かないことになってしまいます。
出版の世界では、ベストセラーが出ると、次々に似た本が書店に並びます。
ここはスピード勝負の世界です。
出版ほどのスピード感はなくとも、セミナーやブログのネタも基本的に同じです。
常にアンテナを張っていないと、こうした落とし穴に落ちがちなのです。
2については、「ニッチすぎる」場合です。
確かにそういう悩みがある人にとっては素晴らしいが、非常に少ないケースです。
これは媒体にもよります。
ブログなどで、少人数だけを相手にして行く場合はよいでしょう。
ただ、アクセスを増やしたい、もしくは出版に繋げたい、という場合は別です。
この場合は予め、「そこにどれくらいのニーズがあるのか?」
という視点でチェックしておく事が必要です。
飲食店を出すとしたら、誰でも必ず人通りの数を気にしますよね?
同じ事なのですが、情報発信になると、不思議とそのあたりが抜け落ちる事が多いです。
ちなみに商業出版の場合だと、読者の数が少ない、というのはイコール「売れない」という事です。
いかがでしょうか?
皆さんのせっかくの専門分野での情報発信、最大限多くの人に、効果的に伝えたいですね。
その1つのチェック方法として、出版企画に置き換えて考えてみるというのは、
大変効果的な方法です。
ライバルが多く、読者のニーズをシビアに問われる世界だからですね。
ご参考になれば幸いです。