PressbeeのTips【印刷工房プレスビーのハチのブログ】 -76ページ目

簡易校正と本機校正の違いについて

こんにちは。ハチです。
岩手県・宮城県の皆様には地震お見舞い申し上げます。
岩手・宮城県地震は、未だ二次災害のおそれや余震のなか、いろいろな方々が努力されている姿に、突き動かされる思いがあります。
しばらく落ち着くことはないのかもしれませんが、一日も早い復興を願ってやみません。
微力ながら、何かできることはないのかを考えたいと思います。


さて。
今日は簡易校正と本機校正の違いについてお話をしたいと思います。

私どもでは、「商品の仕上がりイメージがほしい」とおっしゃるお客様に「出力見本=簡易 or 本機校正」をお送りいたします。(印刷代とは別で、有料です。)
簡易校正と本機校正は、印刷する機械がちがいます。その分、料金にも差がでるのです。
(近い記事で、「プリンタと印刷機の違い 」も記載します。)

…と口頭で説明いたしましても、やはり、その違いがわかりづらいということですので、説明をさせていただきたいと思います。

図で説明です。

簡易と本機の違い


簡易校正には、通常、イラストにあるような、大型のインクジェットを用います。
これは、専用の用紙に印刷のインクとはまた違う、専用のインクで印刷をします。
イメージとしては、家庭用の写真用のプリンタの大きなものだと考えていただけると良いと思います。
(カラ●オの大型判…というです。)
専用のインクは、印刷に使うインクとも色味が違うため、配合率が同じだとしても、元の色から違いがあるので、色見本としては優れたものではありません。
ただ、プリンタと同じですので、料金的にお安くできますし、ポスターなどを原寸で見たい、というお客様には大変便利なものだと思います。

次に本機校正です。
こちらは、とにかく同じ機械・同じ環境・同じ用紙・同じインクを使用して試し刷りをするものです。
ですので、仕上がりの印刷物とほぼ同じものを見ることができます。
本当に神経を使う製品は、こちらをおすすめいたします。
お客様の中に、不安を残したまま印刷をしたくない、製品の仕上がり状態を見てからでないと印刷の指示が出せない、というデリケートな商品には、特におすすめです。
ですが、本当の印刷と同じ状況を作り出すために、大変なコストがかかります。
校正に使用した版は、実際の面付けとは違うため、使い捨てとなってしまうためです。

どちらにも一長一短ございますので、ご予算・商品の内容やお客様のお好みに合わせてお選びいただければ、と思います。

また、簡易校正も本機校正も、チラシ印刷やフライヤー印刷などの単ページ物とは違い、パンフレットなどはページ数に応じて料金が増すこともありますので、詳しく知りたい方は、一度お問い合わせください!!

プリンタと印刷機の印字方法の違い(オフセット印刷編)

こんにちは。ハチです。
さっそく、昨日 に引き続き、プリンタと印刷機の印字方法の違いについてお話をいたします。

今日は、オフセット印刷機編です。
さっくり、図解です。





まず、版の説明をします。
1.版は、絵や文字が塗られる部分(画線部)を点やベタ(塗りつぶし)で表現しています。
その部分は親油性の特殊な薬がそのままのこり、不要な所は取り払われます。

2.湿し水(油=インクとの分離用に使います)を反面に流し、インキが不必要なところにつかないようにします。
 ちなみにこの画線部は親水性がなく、水をはじく性質があります。

3.油のインクは、親油性のある画線部にのみつき、不要な部分は同じくはじかれてしまいます。この状態で、インクは必要な部分にだけ付着します。

4.区別されたインクは転写され、次のブランケット胴に移ります。


次に、作業の流れです。

5.水ローラーから版が巻かれた版胴に湿し水が流れます。
 次にインクを付着させていきます。水とインキが分かれる仕組みは上記に記しましたので、その流れでインキと水を分けます。
 インキのみを一度、ブランケットと呼ばれるゴムでできた転写ローラーに写し取ります。
 このように転写することで、直接紙に水がふれないので、伸びたり滲んだりすることが少なくなります。(全くないわけではありません)
 ブランケット胴から紙へ、圧胴で圧力を掛けながらインクを転写します。この後、乾燥させて印刷は終わりです。


…少々わかりづらいでしょうか?
版画に途中に転写する工程が増えている、と考えていただくくらいが一番わかりやすいと思います。

水や、インキなど機械で調整はしますが、やはり制動が効かないものを扱う分、印刷はプリンタよりも手間がかかります。
ですが、きちんと制御できるよう専門のオペレータがつき、常時検査をしながら印刷を行っているので安定したものができあがるのです。

プリンタは、早いけれど、大部数刷るには単価が高く、商品の幅も少なくなります。
印刷は、天候やいろいろな条件に左右はされるけれど、商品の幅は広いですし、大量印刷もプリンタよりは低コストが可能です。
パンフレット印刷も掛け合わせ次第でサイズを変形にすることが可能なくらいです。
(通常、A4は8P分しかかからないのですが、サイズ次第では倍入れることも可能になったりします)

また、デザイナーさんの有名な方などは、実際印刷する工場へ出向き、色を見ながら細かく調整をされたりなどできるくらい、プリンタよりも色味にも幅があります。調整が可能なのです。

ですので、お客様の条件にあった印刷屋さんを見つけることが大切だと思います。
ときどきは、私どもも使ってみていただけると、なおうれしいです(笑)

レーザープリンタとオフセット印刷の違いをおわかりいただけましたか?
不明な点やわかりづらかった点などは、お問い合わせいただければお話させていただきます。

よろしければご連絡くださいませ!!

プリンタと印刷機の印字方法の違い(レーザプリンタ編)

こんにちは。ハチです。
気がつけば六月も半ば。梅雨のさなか、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
雨ばかりで湿気が多いのもいやですが、考えてみれば、恵みの雨。雨が降らなければ水に困ってしまうことがあります。そう思えば、雨も大切なものですね。


さて、まとまりがないまま進んでしまいますが。

今日は、以前 より検索が多かったレーザプリンタと印刷機の印字方法の違いについてお話いたします。

まずは、図解です。







あくまでも簡単に、ですので、厳密に言うとちょっとずつ違うかもしれません。
そこはご容赦を。

では、順番を追ってご説明いたします。

1.感光ドラム(トナーを付着させるものだと考えてください)に、マイナスの静電気を流します。

2.印字する文字や絵の形に合わせてレーザーを照射します。こうすることによって、絵柄が入る部分のマイナスの静電気をとばし、その部分は何もくっついてない面を作ります。

3.同じくマイナスの静電気を流したトナーを感光ドラムにつけます。マイナスの静電気のない部分に、同じマイナスのもったトナーがくっつき、すでに静電気が付着している部分は同じ電極同士で反発しあい、不必要な部分にはトナーはつきません。

4.ドラムを回転させ、トナーを紙に付着させます。このとき、紙そのものにプラスの静電気を流しておき、異なる電極同士が引き合う性質を利用し、トナーを紙に移します。

5.付着させたトナーは乗っているだけの不安定な状態なので、そのトナーを圧迫し、その後、特殊油を使い加熱・圧迫することで定着をさせます。


このような形でレーザープリンタは印字をされています。

レーザープリンタの特徴は、データを流してすぐに出てくるところがよいのですが、やはり印刷と条件が違うため、現在のところ、色味がそろわないということが弱点です。
また、少しでこぼこした再生紙などは圧力のかかり具合が部分部分で違うため色むらがでたり、紙そのものが薄すぎたり厚すぎたりすると、うまく機械を通らなかったりします。

そして、一枚一枚にトナー料金やカウンタ料金がかかるため、コストがかさみます。
通常、ごく少数のカラー打ち出しをするのには便利だと思います。
(実際、さらに小ロットのチラシ印刷をされている印刷会社様では、プリンタで印刷をされているところもあります。)

次回は印刷機の方法をお話いたします。
そちらまでご覧になっていただき、比較のご理解をいただけますとうれしいです。