昨日、東海ラジオの午後ワイド番組「Oh マイチャンネル」に、大雄会第一病院の視能訓練士さんが出演しました☺️
今回も“大雄会お得意のパターン”であるスタジオ生出演!(これで3回目です)
パーソナリティの大前りょうすけさん(タレント)との掛け合いの中で、来月開催される市民公開講座「眼の病気を知ろう!」の告知を兼ね、「眼内レンズとは?」というテーマの入口部分を少しだけお話しました。
ところが。
実はその市民公開講座、ラジオ出演当日の午前の時点で既に満席💧 募集開始からわずか2日目にして、過去最高の反響となっていました。
その確認が取れたのがオンエア直前。急遽「募集告知」から「満員御礼」への放送内容変更というスクランブル対応に…😓
生放送ならではの臨場感あふれる展開となりましたが、直前の内容変更にも柔軟にご対応くださった演者さん、スタッフさんには本当に頭が下がります🙇♂️
それにしても。
「募集2日目ならまだ余裕あるだろう」と踏んでこの日に出演を設定したのに、完全に誤算💧
市内全域への新聞折り込みで告知はしていましたが、新聞の発行部数が減り続ける中で、これだけの反響をいただけたのは大きな気づきでした。
─やっぱり「医療」と「オールドメディア」の相性は、まだまだ強い!と実感したお話でした。
2月に実施した医療健康エキスポ、やっと全ての講演の動画を公開できました😌
個人的に思い入れがあるのが「画像診断と治療の融合」。ここでは、大雄会ならではのがんの治療体制が語られています。
がん治療といえば定番はこの3つです。
①外科治療(手術)
②内科治療(抗がん剤などの薬物)
③放射線治療
これらは全国どこでも「標準的治療」として提供されています。しかし大雄会ではさらに、
④高気圧酸素療法(放射線の効果を高める)
⑤温熱療法(ハイパーサーミア)(がん細胞を熱で弱らせる)
…を組み合わせることができる体制が整っています。
温熱療法そのものを(単独で)導入している病院は近隣にもいくつかあります。ただ、高気圧酸素療法とのセットで、がん治療の一部として公式に打ち出している施設は限られているのが現状です。つまり、「外科+内科+放射線」に「酸素+温熱」を加えた、がんの多角的治療を展開している点で、大雄会は特に際立っています。
少し個人的な想いを。「こんな治療があるなら、もっと早く知りたかった」…そんな声をひとつでもなくすことが病院広報の責務である、と常々思っています。そんな中、今回の講座(温熱療法&高気圧酸素療法の話)を聞いた方から、「余命宣告を受けて諦めるしかないと思っていた身内に、ぜひこの治療を紹介したい」という声をいただきました。まさに、私のモットーが形になった瞬間であったと思います。情報を届けること自体が、患者さんやそのご家族の選択肢を広げ、後悔を減らすきっかけになったと感じられた瞬間でした。
がん治療の王道に、さらに“選択肢”を積み重ねる。その体制を持つことも、そしてそれを伝えることも、大雄会の責任のひとつであると考えます😌
前回に続いてのお話。
今年度の前半、広報活動に注力したもののひとつが“救急外来”周りです。主に実施したのは…①急外のかかり方チラシ作成、②その内容を含めたホームページの改修、③同じくその内容を元にしたサイネージ用ショート動画作成、④前回紹介した入口周りのシート貼り…等等。
救急外来ページはこちら。
その流れで昨日、YouTubeにも「大雄会の救急外来について」動画をアップしました。WEBにも連動させてるなんてことは言うまでもないですが😌
救急部門のトップの先生が、地元にお住まいのご年配層の皆さんに“救急外来のかかり方”を、わかりやすくお話する様子…を撮影、編集したものです。
この類のお話って、イラストやテキストで説明するツールは多々見たことがありますが、救急専門医が直接語るものってなかなか無いのでは?その意味でも、また秀逸な取り組みになったな!と思うところでございます☺️
実はまだ進行中のネタもいくつかあるのですが、それはまた追々😏
恥ずかしながら、少しだけ環境を改善したお話。
大雄会(総合大雄会病院)の紹介外来と救急外来。それぞれ入口は国道沿い(南向き)にあるはあるんですが、はっきり言って全く認識できませんでした。ぶっちゃけまして、前職時代からずっと思ってました。この病院の入口どこなんだろ?って😅
昨日まではこんな感じ。
で、今更ながらですが、それぞれの入口をわかりやすくすべく、とてもシンプルな形で手を加えてみました。派手な色分け、大きな文字。洗練はされてないけど、わかりやすい😁
今日からはこんな感じ。
ついでに。
病院建物の脇にあった自立式の立て看板(?)も、はっきり言って1ミリも存在の意味がなかったので、これにも存在感を持たせました。
昨日まではこんな感じ。マジで意味ない。
今日からはこんな感じ。裏面も案内サインとして有効活用😏
というか…なぜ誰もこれに何もツッコミを入れてこなかったんだろ💧風景の一部になるって怖い。
この当たり前のツッコミをしてくれたのは、今年度から合流してくれた救急の事務長(元同僚)。そしてそれをすぐに承認してくれたのは、救急の担当副院長。そしてそれを、期待値200%(笑)でスピーディーに形にしたのが、我が広報課😏
これなんのため?意味は?意義は?…っていう違和感は本当に大事だし、その瞬間から動き出すことはもっと大事。「言うだけで何もしない」が一番無駄。
オブザーバーもコンサルもいらん。組織には、考えて動ける人だけでいいです。
もうひとつ写真を。たまたま病院の救急車が、施工直後の時間外入口前に停まってたので、記念撮影☺️
どこの病院の採用サイトにも載ってるかも知れませんが、新人と先輩職員の対談ネタは比較的人気の高いコンテンツです。
御多分に洩れず大雄会の看護部サイトにも同コンテンツがあり、最近少しだけ改訂したのでこちらにもリンクを載せます😌
これは採用場面で多く使われる切り口ですが、普通に「ブランディング」の要素も強いコンテンツだと思ってます。なので、もっと普通に広報すべきだと信じてやまないわけです。
大雄会の看護師採用は昨年フルリニューアルしたのですが、その際に「採用サイト」とはうたわず「看護部サイト」として構築しました。看護部の活動や、上記のようなスタッフをフィーチャーしたコンテンツなどと合わせて、採用情報は一つの要素として掲載してます。
看護部全体をPRするというコンセプトが功を奏したのか、公開からの約10ヶ月の成績を見ると、ページビューもアクティブユーザーもちゃんと伸びてます☺️(前者は昨対120%、後者は昨対105%)
先日お知らせした通り、看護師の1日動画も順調に視聴数を伸ばしてますし、来春入職の看護師採用枠も早々に定員をクリアしました😁
様々な要因があるとは思いますが、広報活動が採用にもブランディングにも、まあまあ貢献できているかな!と評価したいと思います😌
遅ればせながらついに大雄会も「看護師の1日」動画を公開しました☺️
前職時代、当時のメンバーの子が作ってくれた看護師の1日動画が、私が知る限りこの分野の先駆けだったと思います。それが数日でバズり、業界メディアからも取材をいただくなどしてたら、いつのまにかどこの病院も同じようなコンテンツを作り出したわけで。
それでも大雄会にはなかった💧 ノウハウがなかったのか、真似をしたくなかったのか…。取り敢えず、色んな意味で念願のコンテンツです😁
◎当該動画はこちら。
ぜひご視聴くださいませ😌
7年ぶりに「日本病院学会」に行って参りました😌
広報のセッションは(少なくとも今日は)1つだけでしたが、立ち見が出るほどの大盛況。ざっと100〜120名くらいは集まってくださったのではないかと思います😊
2012年からずっと「病院広報」に携わってきましたが、やっとその必要性が本格的に認識されるようになったのだなと、少し感慨深くもなりました😅
前職時代、「事務は金を生まない」「広報なんてその最たるもの」「存在そのものが経費」――そんなことをメガバンクから出向してきたオッサンに言われたものです。やはりあの人は見る目が無かったな…😏
内容に少し触れると、学会発表なので当然かもしれませんが、広報セッションは「戦術」「各論」に寄った話が多い印象でした。対して私の話は、どちらかというと「戦略」「総論」的なアプローチ。果たして聴講された方々には刺さったのか…少し心配でもあります💧
でもやっぱり、大勢の前で声を張ってプレゼンするのは楽しいですね。今さらながら、対面の学会が復活したことが本当に嬉しい☺️
次は10月の「全日本病院学会」。こちらでもポスターと口演、二つの演題が採択されております。ポスター発表は初めてなので、少しワクワクしています😄
そして会場は札幌。7月は長崎、10月は札幌。日本を縦断(横断?)しながら、大雄会広報の存在感をしっかりお示ししてまいります😌
先日、知人からこんなことを言われました。
「何だかんだ言っても、病院って儲かってるんでしょ?」
もちろんやんわり否定しておきました。しかし、いまだにそう思われてしまうのはなぜか?考察好きの私は、ついその理由を真面目に考えてみました。で、たどり着いたのがこの結論です。
「診療報酬」という言葉、あれが良くないんじゃないか。
まず“報酬”という言葉が与える印象について考えてみます。「成功報酬」「役員報酬」「高額報酬」……。報酬という言葉には、どこか“特別な仕事に対する高額な対価”という空気がまとわりついています。“お金が動く”“儲けが発生する”というイメージに自然とつながってしまう。そんな言葉を「診療」につけてしまったら、どう聞こえるか。
「診療報酬」=「病院が好きに設定している報酬」、「医療」=「金を取るビジネス」…そんなふうに誤解されても不思議ではありません。
「医者は外車」「病院は儲かってる」…そう思っている人が少なからずいるのは、この言葉の響きにも一因があるのでは?と感じたのです。
しかし現実はどうか?
医療は「価格を自分で決められない」世界です。診療報酬(=医療サービスの単価)は、国が定めたルールに従うしかない。どれだけコストが上がっても、「すみません、明日から値上げします」は言えません。電気代が高騰しようが、看護師の人件費が増えようが、診療報酬は上がらない。というか、むしろ引き下げられることすらある。
“報酬”という言葉の華やかさとは裏腹に、医療現場の経営は、年々じわじわと圧迫されていっています。(※デフレには強いという説もありますが、今はインフレの時代ということで、いったん置いておきます…)
しかも、医療には「価格競争」もなければ「単価アップのためのブランディング」も基本的にはありません。それでも「質の向上を」「DXを」「賃上げを」と求められる。ではその費用はどこから?…誰も答えられないわけで。
広報という仕事をしていて思うのは、言葉ひとつで伝わる印象が180度変わるということです。正確な言葉を使っているつもりでも、受け手が誤解すれば、それは「伝え損ねている」のと同じなわけで。「診療報酬」という言葉も業界では当たり前すぎて気にしていませんが、患者さんにとっては、“なんとなく嫌な言葉”なのかもしれません。
なんとなく高そう。
なんとなく儲かってそう。
なんとなく敷居が高い。
その「なんとなく」が壁になってる…というか、誤解を助長してそうです。
試しに「診療報酬」という言葉を、「医療サービス料」に変えてみたらどうなるでしょう。報道でも、「診療報酬が0.88%プラス」ではなく「病院が受け取る医療サービス料が0.88%上がる」だったら、印象はどう変わるか?
「え、もともとたくさんもらってるのに、少しとはいえまた上がるの?あかんやろ!」という反感が、「物価がこんなに上がってる中で、病院は1%も上げられないのか…可哀想に」という共感に変わる可能性だってあるのでは。
医療現場の多くは、“削りに削ったギリギリの単価”でなんとか成立しています。「報酬」なんて言葉から想像される“ゆとり”なんて全くないわけです。にもかかわらず、言葉が生む誤解が偏見につながり、偏見が政治判断を歪め、その歪みが現場の苦しみを増幅する。…で、気がついたらある日突然、病院がなくなっていた。そんな未来も、決してフィクションではないわけです。
医療は社会のライフラインであり、命のインフラです。だからこそ、誤解の代償がとてもデカい。だったらまずは、その誤解の“芽”になっているかもしれない言葉を、見直すことから始めてもいいのではないか。
言葉ひとつで人は簡単に騙せてしまう。良い意味でも悪い意味でも。そんなことを思った、盛夏の昼下がりでした😌































