私が大雄会に転職する前、更に言えばコロナ禍前、大雄会は毎年6月ごろに決まって市民会館で市民公開講座を開催していました。当時お隣の病院(当時の勤務先)から「ああ、今年もやってるね」なんて見てた記憶があります。

 

当時勤めていた病院では、事務管理部門のスタッフもデイリーに患者さんと接するような環境でした。(外来&病棟と事務所が同じ建物にある、各コメディカル部門へ打ち合わせなどで頻繁にお邪魔する、外来&病棟の掲示やサインも広報が管轄している等等の理由。)なので当然、顔見知りの患者さんも何人かいたわけです。

 

そんな患者さんたちからも、よく大雄会の市民公開講座の話を聞かされました。「今年はタレントの〇〇が来るらしいよ!」「今年はこんな良いもの貰ったよ!」…等等。

 

そんな話も聞いてたので、「ああ、大雄会の市民公開講座はノーマークでいいな😌」と思っていた事も、今この話を書いていて思い出しました😅

 

⚫︎集客はタレント任せ

⚫︎同じく集客はノベルティ任せ

⚫︎年1回のみの開催

⚫︎(恐らく)横の展開のない単発施策

 

以上が私が当時、大雄会の市民公開講座をスルーしていた理由です。もう少し噛み砕くと、

 

⚫︎タレント目当て、おみやげ目当ての人=決して健康意識が高いわけではない人も来る。(むしろ多数?)

⚫︎情報発信はその日1回のみ。

 

要は「患者さん予備軍」の醸成&囲い込みにならないし、継続して刷り込むわけでもないので、「恐るるに足らず」だったわけです。(万が一このイベントを、しっかり目的を持って高頻度で企画されていたとすると、かなり「怖い」企画だったとは思いますが…😅 )まあ、あえてメリットを考えるなら、

 

⚫︎圧倒的な集客力(市民会館はデカい)

⚫︎話題性は高い(何だかんだ言ってタレント使えば話題にはなる)

 

…くらいでしょうか。なので、大雄会の広報課長として移籍してきた時、ぶっちゃけ「あの市民公開講座はやりたくないなー😓」と思っていたわけでございまして💧

 

そんな状況ではありながらも、大雄会100周年を迎えるこのタイミングで、講座の類のイベントを何もやらないわけにはいかない…となるわけで。でも幸いなことに、上層部の方々も私と同じような事を思っていた(=打ち上げ花火的な講座は疑問)らしく、次の講座はゼロベースで企画させていただくことが叶いました😊

 

さて、超絶的に長い前置きになりましたが、そんな大雄会の新しい市民公開講座「医療健康エキスポ」が、いよいよ来週開催です!企画立案で意識したのは、

 

⚫︎情報の横展開(メディアミックス)

⚫︎情報の刷り込み(フリークエンシー確保)

⚫︎外部環境に適したテーマ選定(一般市民への啓発&ヘルスリテラシーの高い方への訴求)

 

…等等です。ぶっちゃけまして、脳や心臓、救急医療、ガンなどいわゆる「高度急性期医療」をテーマにした方が、イベントの響き的にはカッコいいかも知れません。しかし今回、我々がテーマに掲げたのは「これからの高齢者医療」。…響き的にはちょっと?かもです😅 でもなぜ今このテーマなのか?答えはシンプルに「今後確実にニーズが高まる領域」だからです。

 

 

全国的にそうかもしれませんが、特にここ尾張西部は、「急性期病院は過多、その後を担う回復期機能が圧倒的に不足」という外部環境です。そんな中、大雄会は法人内の一部の機能を「急性期」から「回復期」へ転換させるという大変革を進めています。それも、これからの高齢者医療を見据えての英断です。

 

すなわち大雄会は今回、最高のタイミングで、知恵と工夫を凝らした座組で、時代のニーズに答えた然るべきテーマで、新しい市民公開講座を開催することになった、というわけです!

 

申し込みも、おかげさまで定員の300を遥かに超えました!市民の皆さんのニーズが、ちゃんとここにあった!という証拠です。

 

会場は前職時代も何度もお世話になった駅ビルのホールですが、私自身の経験則でいうと、この会場で経験した最多の聴講者は200ほど😅 過去に経験したことのない来場者が来ることになりそうな来週の講座、楽しみしかないです😊(下の写真で200名ほどの聴講イメージ。)

 

 

当日ご参加されない方にもしっかりと情報が届けられるよう、第二の矢、第三の矢ももちろん準備してます。引き続きご期待ください😌