8月2日の話です。



いつもスカイプで英会話を教えてくださるロンダ先生の家を訪ねました。



スカイプでの対面なので、



面と向かって会うのは初めてで



何だか思い焦がれていた人に会ったような、



懐かしい人に会ったような、



何とも表現しがたい気持ちになりました。



いつも椅子に座ってパソコン画面で話しかけていますから、



身長がこんなに高いなんて思わなかったですし、



私が一番最初にロンダに言った言葉が



「私は土曜日に働いていることが多くて、日曜日の朝は、



起きて3分後くらいにスカイプに向かっている。



化粧もせず、頭はボサボサ。



凄い顔でいつもロンダの英会話レッスンを受けている」



とお詫びを言いました(爆)



英会話レッスンはもう1年になりますから、積もる話も多いんです。



ロンダの家は山の上で、



冬などは、雪が積もって、下町に買い物に出られない日が3日続くこともあるそうです。



朝、窓をノックする音がするので、カーテンを開けると、鹿が挨拶に来ていたり、



ある時は、道路をマウンテンライオンが歩いていたり・・・・



凄いところです(笑)



アイスをご馳走になりながら、



いろいろなお話をしました。



「日本語でエッセイや論文を書く仕事が上半期だけで10本以上はあった。その中で英語でエッセイを書くのはしんどかった。
(2015.4,5,6,7,8,9,10 中央法規 おはよう21連載 毎月)
 2015.6 日本評論社 こころの科学増刊 認知症によりそう 寄稿
 2015.7,8号 世界文化社 レクリエ特集 監修
 2015.9,10号 世界文化社 レクリエ特集 監修
 2015.9 世界文化社 PriPri (監修)
 2015.11,12号 世界文化社 レクリエ記事 監修
 2015.9 日総研 これから出ます
2015.8 某テキストブック校閲



日本語の執筆では『どれだけ読者の言葉を掴む文章を書くか』『思いや情報が伝わるように適切な言葉を選ぶか』が問われますから、頭の中は日本語の単語で渦巻いています。



その中で英語で論文を読み、スピーチを聴き(1時間単位)エッセイを書くとか要約するという作業がとてもきつかった。



ロンダにその話をすると、とても理解してくれました。



彼女自身が、英語を教えながら、自分がロシア語を学んだり、スペイン語を翻訳したりしていたからですね。



正直に私が言いました。



「日本語で文章を書く時の癖がついて、英語でも何だか回りくどく難しく書いてしまう事が多い。



だって短い文で書いていると子どもっぽくなったり幼稚になってしまう。英語でも難しく表現しようとしてしまう。」




するとロンダが



「英語圏の人達は、難しい表現より簡単な表現を好むのよ。いかに簡単に表現するか、それがこれからのJUNKOの課題よね。」



とアドバイスを。




私が



「日本語の文章を読んで、自分の言葉に置き換えることは出来る。だからそれは私のオリジナル。



でも英語の文章を読んで、それを自分の言葉なんかに置き換えることが出来ない。
だからその文章をそのまま書くと『それはコピーだから』と怒られる。



引用ばかりしたくないから、自分の言葉で文章を少し変えると意味がおかしくなってしまう。」



と言うと、



ロンダは



「そう、わかった!じゃあこれからは、自分の言葉で要約する練習をしましょう。



英語の文章を読む。何が書いてあったか、JUNKOがどう思ったか、英語で答えてもらう。



声に出して、言ってもらうことにしましょう。」




と新しい勉強法を提案してくれました!




わお!さすが先生は教え方を考えるのが、うまいねえ。




私はとても感動したのでした。




もっともっと英語が話せるようになりたい。




文法ももっと学ばねば。




広い太平洋を越えて、英会話レッスンを教えてもらえる。




その学びを大事にしたいと思います♪





ダンナの会社で夏祭りがありました。




今年も社員さん達がお客さんの為にご馳走をふるまいました。


元気のいいおばちゃんの掛け声と共に、じゃんけん大会と盆踊り大会が始まりましたよ!










デポベイというところへ行ってまいりました。







ホテルはベランダから太平洋がのぞめる素敵なホテル。



シェリー酒でちょっと酔っ払ってから海沿いを散歩してディナーへ。



優雅な気分に浸ります。











翌朝は早起きして、

貝堀りへ。


1000円ほどでライセンスを買って、貝堀りに参戦です。


泥の干潟をどんどん進み、「ゲイパー」(日本で言うミル貝)「バター」(日本で言うはまぐり)などを採ります。


1種類につき20匹までと制限があります。











今夜の晩御飯は、貝のさしみなどの貝料理!
歯ごたえがあり、味も濃厚。



とってもおいしかったです。






私が、よく認知症予防教室で、受講者の皆さんにお話しするのが、



「元気に年を重ねるかきくけこ」という話です。


こんな感じでお話します。


「みなさん、元気にいきいきと年を重ねる方法かきくけこ、というのがあるのですがご存知ですか?
クイズですよ、みなさん一緒に考えてください。

か、き、く、け、こが一番頭につく漢字二文字が元気に年を重ねるコツです。。最後の「こ」だけでは一文字ですけれどね。


まず「か」だけ正解を言いますね。


「感動」です。


道端のアスファルトから小さな花が顔を出していた。それを見て感動する心を持てるかどうか、ここで人間としての心の潤いが試されます。


ああ、きれいだな、ああ、美しい、素晴らしい、心を震わすことを見つけましょう。


さあ、次は?



という具合です。



き、は「希望」。戦後焼野原から立ち上がり日本の復興に携わった皆さんはおそらく、希望を持ち日本の明日を築いていったのでしょう・・・・。



と希望を持つことの意義について話を続け、く、は「工夫」です。



先日の横浜の認知症予防教室では「工夫」の話の時に「すぐ人に聞かない、自分でまず考える、工夫してみる」と言ったところ爆笑が起こりました。



きっとみなさん、すぐ聞いちゃう、何でも人に頼ってしまう自分を思い浮かべたのでしょう。



まあ、人に頼ることも大事ですけれどね。



け、は「計画」です。ここで、認知症になると計画を立てるのが難しくなる話をします。



皆さん、一番「計画」にいいのは、料理と旅行ですよ、、、こんな話もします。



最後のこ、「恋」というのはなかなか出てきません。









漢字一文字というのもありますが、横浜の認知症予防教室の時は、とうとう最後まで誰も当てられませんでした。



私が「恋です。」というと「おお~」という軽いどよめきが聴こえました。




そんなこと頭にも浮かばなかった、へえ~と言った反応です。




そこで私が言います。




「不倫をしろ、とか浮気をしろ、とかそういう話ではないんです。




あの人素敵だな、あの人に振り向いてもらいたいな、あの人によく見られたいな、




そうだ、口紅をさそうか。今日はスカートにしてみようか。




テレビに出てくる歌手でもいいですよ。同性でもいいです。誰かのファンになること。




若さを保つコツです。




な~んてお話をします。




**************************




まあ、こんな話をしていて、「恋」についてちょっと書いてみようかな。




私は、昔は、誰か人を好きになると、まず友だちとかに言ってしまうタイプでした。




すると学校でも噂が立ちます。




それで男の子は冷やかされるのが嫌で私を避けるようになります。




まだ告白していないのに!!!!(爆)




ということで、恋に恋する女の子だった気がします。




こんな私でも20代は結構もてました。




でも恋愛経験が少なかったので、男の人とどう付き合えばいいのかよくわからず、




恋愛ごっこのような形で「あ~面倒くさい」と自分から逃げてしまったり、




逆に、婚約者がいるような人(絶対に実らぬ恋)を好きになってしまったり、




で、映画に出てくるような恋愛とは無縁でしたね。




それで24歳の時に、ライバル会社の社員だった主人と巡り合うわけですが、




今思えば、本当に価値観や趣味が違う2人がよくこうやって30年間一緒にいるよなあと思います。



結婚したら「恋」をしてはいけないのか?




男女の関係になることは、いけないと思っていますし、幸か不幸かそういう状態になったことがありませんのでよくわかりませんが、




「マディソン郡の橋」のような純愛に憧れることもありますし、




墓場まで持っていく秘密がある人生を羨ましく思ったりもします。





ただ、




私は実は昔から、今に至るまで、ずっと恋をしている気がします。




恋というととてもスウィートな美しい可憐なイメージがありますが、




人を愛する事という点では愛憎は表裏一体。




人間の心の動き、という意味では、異性でなくても、恋愛でなくても、




似たような思いはいつもしているような気がします。





例えば・・・・。





人間関係でも仕事でも、例えば、




*ママは生まれた妹のことばかり可愛がっている。あたしの事を見てくれない。




*友だちのAちゃんは、私が一番合うと思う。なのにBちゃんとばかり遊んでいる。悔しい。




*友だちのCちゃんがよく話しかけてくるけれど私はBちゃんと遊びたいのに。




*あの上司は私を選んでくれた。だから信じてずっとついて行きたい。




*部下のDさんは自分を助けてくれる。この子と一緒だと仕事がやりやすい。ずっと育てていきたい。




*あの上司は他の人を選んだ。ふん、あんな奴のどこがいいの。




*部下のEさんは、何を考えているかわからない。信頼できない。言うことを聴かないから仕事だけの付き合いだ。




*この先生を信頼してついていこうと思ったのに。会員番号が私よりずっと後のFさんばかり可愛がっている。Fさんに手伝ってもらえば?




*娘の話ばっかり!!あたしの事はどうでもいいの?





こんな具合にね。





口には出さなくても、私はすごいやきもち焼きです(爆)





実はみんな、子どもの頃からいろいろな人間関係を学び、そこに愛憎表裏一体の感情を抱きながら生きてきているんですよね。





仕事になると、好きとか嫌いとか言っていられなくなるので、私的な感情はひっこめないといけないけれど。





恋に似た感情は




人に活力を与えますね。生きている素晴らしさ、人を愛する素晴らしさ、パワーがみなぎります。




自分を振り返ります。




もっとよく見せたい、もっときれいになりたい、もっと可愛くなりたい、




素敵だね、ってほめてもらいたい、頑張ったね、って評価してもらいたい、




ああ、自分はこんなに人から愛されている、人から頼りにされている、頑張ってって応援されている。




自分を振り返り、自分を肯定し、自分を愛することが出来る瞬間、実は恋とか相手のこととかどうでもいいのかもしれません(笑)




自分が愛されていることに酔っている自分が、いないとは限りません。




でも、いつもそうではないですよね。





自分は外される




自分は認めてもらえない




自分は相手の目にうつっていない




そんなことをみんな何回も何回も経験して人生をわたってきているわけです。




ここで、こうやって考えるようにしています。





きっと、また誰か拾ってくれるさ。




誰か見つけてくれるさ。





だから私も見つける。





私も探し続ける。




去る者は追わず




もっと




あたしにとっていい誰かが




やってくる。
仕事の傍ら、1週間ほどのアメリカ滞在に向けて準備をしています。



会いたい人がたくさんいます。




日本へ帰国する日の前夜はカレッジの先生たちを3人呼んでうちで日本食を振る舞います。



何を作ろうかな。楽しみだな。



カレッジで認知症ケアの担任だったナンシー先生の施設も訪ねたいと思っています。




前回、訪問した時に「もうすぐ工事を始める。うちの施設はEden alternative(エデンオルタナティブ)にするのよ。と仰っていた。



パーソンセンタードケアやバリデーションは日本でも勉強していたからピンときたけれど、エデンオルターナティブは今ひとつピンとこない。



実際にこの目で見てきたいなあと思います。




メモリーケアホーム(日本で言うところのグループホーム)のレイアのところへもお土産を持って訪問したいと思っています。




おはよう21の今号に、レイアのことを書きました。




英訳して説明できるよう頑張らなくちゃ。




もちろん、うちのダンナの会社の夏祭りもあります。





今年もレク担当を頑張ります(笑)




あと、Masakiの友達で、ポートランドでフォスターホームを経営している日本人の方と会う約束が出来ました。




日本人が経営する高齢者施設。日本語でいろいろ説明を聴くことが出来そう。




まだ予定ですが、シアトルにある幼稚園に行こうかなとも思っています。




ここ



に行ってこようと思います!




今日は、うちの施設にも幼稚園児が訪問してくれました。




利用者さんたち、とても嬉しそうでしたよ!






こちらにも書こうっと。

笑福会 鎌倉、終了しました。

非常に内容の濃い、そして楽しい研修になりました。


宜しかったら覗いてみてね。


笑福会ブログ


毎日曜日、朝からロンダ先生の英語レッスンがあります。


ロンダは、私がやりたい事をとても応援してくれていて、最近では、


「JUNKOが好きそうなこんな記事がある」と送ってきてくれます。



それについての感想も英語で話しています。



最近、「耳が英語に慣れてきたな」と思います。



今朝は、愚痴から始まりました。



宿題はどうなっているの?と聞かれて




「今学期もリタイアかな・・・・。とにかく仕事が忙しくて」と愚痴をこぼしてしまいました。




「昨日は6時間の研修、今日は、これから(午後から)仕事です。




情報誌の撮影です。




明日からふつう通り出勤・・・・。」







「休みがないじゃないの」とロンダ。




「うん。連載の締切が明日、それから通っていた研修のレポート提出はもう過ぎて「まだですか?」と催促が来ちゃった・・・・。」





私がぽつりと言いました。




「えらい、能力のある大学の先生とかね、役所の人とかだったら、国がお金を出して「勉強していらっしゃい」とアメリカに送ってくれるのかもね。




でも、私は普通の介護職員で、自分の夫がアメリカで赴任しているから、それならついでに勉強を、って身分だから。能力もないし。




えらい大学の先生とかだったらね・・・・・。」と愚痴をこぼしてしまいました。






もちろん、自分がいろいろな事に手を出すのが悪いとは思っているのですが、、でも集中してカレッジの勉強に取り組めないのが今の大きなストレスになっていることは確かです。






ロンダがここでぴしゃりと言います。




「あのね、日本でダメなら、アメリカにいらっしゃい!




アメリカでもスウェーデンでも他の国でも、




JUNKOが経験した日本の介護や、介護に対する考え方、工夫、そんなものを知りたがっている人はたくさんいるわ。




JUNKOのレクを見たい人は外国にたくさんいるわ!!!」






嬉しかったねえ。





「JUNKOが本を書いたり、アメリカで見てきたことを研修で話したりしていること、これは、大学で単位を取っているだけの先生じゃ出来ないことかもしれないよ。




日本の現場にいて、問題点を身をもって知っていて、それで外国のこういうところを真似しよう、と知識や技術を輸入して、



みんなに研修で知らせる、なんて、誰でも出来ることじゃないのよ。




いい?JUNKO、パフォーマンス(実績)が大事なのよ。




あなたがやっていることは何一つ無駄がない。




アメリカでよくこういう言葉を使うの。




「Diploma Desease」(ディプロマ ディズィーズ」




単位や修了書、大学の卒業とかが一番大事だという考え方ね。




でも、実際は、そんなもん重要じゃないと思うの。もちろん勉強することは決して悪いことじゃないけれど。




勉強しながら、どこかでパフォーマンスを続けることが大事。





あなた、この間、素晴らしいPPTを作っていたじゃないの。








本を書いたり、発表したり、どこかのプロジェクトを手伝ったり。





あなたは、間違っていないわ、JUNKO。」








もう~、朝から感激しました!




さあ、これから仕事に行ってきます。




元気が出たぞ。
5月と6月の初めにレク研修がありました。
(レク研修1)




それでバタバタしておりました。




情報誌への寄稿も矢のように降ってきて(笑)
(レクゲーム計画1)



それで法人の研修委員会が本格的に動き出し・・・・。
(法人の仕事1)



デイや特養でのレクも回していかなくてはならないと言う・・・・。
(法人の仕事2)



きゃ~~~。




6月も研修はあるし、締切の書き物もあるし。
(レク研修2)(レクゲーム計画2)



先日終えた、介護福祉教育のレポートも提出しなくてはならない。
(自己研さん1)



笑福会 in 鎌倉も迫ってきたーーーーー。
(自己研さん2)



そしてカレッジの宿題もたまったまま・・・・orz
(英語1)




こうやって、書きだしてみると自分がやらなくちゃならん事が整理できてきた(苦笑)






やっぱり、あたしは駄目な人間だ・・・・。





私が迷惑をかけている世の中の皆さん、本当にごめんなさい。





自分自身、亀の歩みでそれぞれ頑張っています。




長い目で見てやってください。




さて、そんな私は、今日は、横浜まで笑福会の介護研究勉強会へ行ってまいりました。




今日も栗延先生にいろいろ新しいことを教わって





「へ~」とか「ほ~」とかいやー勉強になりました。





今回から新人の方がなんと浦安から参加してくださって、ますます心強い仲間が増えました。





介護福祉教育の研修でもいろいろな方と情報交換をしたり、黒澤先生に有難い話を聴き、介護の専門性についてまた深く考えさせられたり、、、





結局、「介護の仕事は奥が深い」「利用者の笑顔と生き甲斐を引っ張り出す、それが介護であり、レクリエーション」「日本の介護職は頑張ってる!」




というような、そんなところへ辿りつくわけです。




6月にカレッジの春学期が終わるのですが(っつうことは早く宿題を終わらさなくちゃ!!)





友だちのまさきくんが、カレッジのクラスで、私のパワーポイント原稿を手直ししてプレゼンをしてくれる事になりました。




私が作ったプレゼン資料を見て、アメリカの介護職員さんはどんな事を感じるのでしょうか。





とても楽しみです!





全てではないけれど、一部をちらっとアップします。













先日の静岡研修のアンケートは、本当に自分の振り返りになった。




そのアンケートを読んでいて、感動するのは、私がいつも研修の最初に話している




「私は、レクの会社のえらい人でも、リハビリ職でも、ましてや大学の先生でもありませんが、




皆さんと等身大の介護福祉士として、10年間、レク担当として働いてきたその経験を元に




認知症の人に提供してきたレクリエーションゲームの工夫をお話したいと思います。」




と言う言葉が、受講者の心にまっすぐ飛び込んでいってくれていることだ。





静岡の研修が終わり、今週はもう、上大岡で「かなふく」さんの研修がある。




6月20日は、ケアレク研修大会。これも上大岡で。






毎回毎回、研修では、主催側から、「こういう話をしてください」と依頼を受ける。




「認知症の人に提供するレクリエーション」





が一番多い。




そうそう、8月9日に、東京でレクリエさん主催のレク研修を東京でやります。


(アップでごめんなさい・・・・)




お近くの方、是非是非、ご参加くださいね♪




っつうことで、




いろいろな研修の講師をさせていただいています。





私の肩書は、おそらく






「レクという得意分野がある介護福祉士」なんだろうなあと思う。






現場では、今日は特養のレク援助。





まず認知症フロアから。





テーブルの上でビーチボールを転がす。




動作がない(座っている)状態で、ボールが目の前に転がってくる。




すると反射的にボールを打ち返す。




それが続いて「ボールころがし」になっている。




反射的に打っているだけなのだが、楽しそうだ。笑い顔が見られる。




次は、「数を数えながら、ビーチボールを打ちましょう」と説明をする。




30を目標にと言ったが58まで続く。




もちろん数えられる人もいれば数えられない人もいる。




次は、テーブルの対角線上にラップ芯を5本立てて、「これを狙ってください。ボーリングですよ。」と言うと




指示の言葉が入り、皆さん、ラップ芯を狙ってくださる。





1人のご利用者がラップ芯を狙ってくれないので





「わからないかしら」とつぶやくと、認知症フロアの職員さんが私に言う。





「見えないんだと思います。白いラップ芯は見えないんです。赤く塗ってだされば。」




なるほど。次回は赤く塗ってきますね、と返事をする。





「私を狙って」と言うとまっすぐビーチボールを転がしてくださった。




5本全部倒れて、私が「ストライク!」と言うと満面の笑みを返してくれた。





午後に5階に行く。




「鐘の鳴る丘」をみんなで歌う。




戦後の焼け野原で、この歌がどんなに日本人を勇気づけたか、話し合う。




涙ぐんでいる人もいる。




今年は終戦から70年。そんな話題で盛り上がる。





デイに戻ると、今度はテーブル卓球ホッケー。















「体だけでなく頭も動かしますよ。」




球を打ちながら「魚」の名前を言っていただく。




最初のうちは「そんなの出てこない」とブーイングが出る。




それでも「さんま」を何回言ってもいいから、新しい魚が思いついたら言ってみて。




と説明をすると、だんだん「魚の名前」が出てくるようになる。





「そう、ちょっと難しいことをするのがいいんです。





難しいんですよ。2ついっぺんに何かをするということは。





ただボールを打つのではなくて、頭を動かす、難しいんです。





でも、皆さん、気付かないかもしれないけれど、頭は相当喜んでいます(笑)」






と動機づけをすると





あきらめず、ご利用者を励まして、ゲームを進めると、認知症がある人でも、新しい魚の名前を言ってくれるようになってきた・・・。





こんな具合で、レク援助の修行をしています。
娘がESOL(外国人がカレッジに入るために受ける英語のライティングとリーディング、コミュニケーションのクラス)の宿題で悩んでいました。


そんで、ママに相談に乗って欲しいと。


私は実は、カレッジで単位を取りましたが、このESOLのクラスは受けていないんですね。



なので、自分の勉強にもなると思い、昨夜、一緒に勉強をしていました。



まず、アメリカで「エッセイを書け」というと、日本でいう、随筆のように「思ったことを書きつづっていく」という発想と少し異なります。



「小論文」に近くなります。



笑ってしまいますが、私も最近、介護福祉のエキスパート研修というのを受けており、そこでも小論文を書くんですね。



それは「日本風」です。



タイトル



序論



本論




結論



となるわけです。



まあ、テーマは


「〇〇をするには△△が求められる。何故求められるのか。その方法について考察する。

のような序論が全体の5%~10%


そこから、現状はこうこうで、こういうことで困っている、
こうしてもらわないと大変なことになってしまう、
こうしてみたらどうか、そうしたらこのように改善するのではないか、


とか本論を書くのですね。これが全体の80%~90%



そして、最後に結論です。




「以上のことから、〇〇をするには△△が必要なんだ。こういう方法が最善であろう。」





みたいになるわけです。




そんで、アメリカの方は



まず、




HOOKというのがあります。








フック船長、、、そう「かぎでひっかける」とイメージした人が多いでしょう。




これは、「人を惹きつける為の文章」です。




あれ?面白そうだな、読んでみたいなと思わせる文章です。




ひかるが昨夜悩んでいたエッセイは




「最近、私は譜面を見なくてもピアノが弾けるようになった!」でした。





日本だと「これはこうだろうか?」のような自信のないスタートになる小論文が多いようですが、アメリカは「これはこうだよ、絶対こうなんだよ!」のように言い切っちゃうスタートを切ることが多いような気がします。





ま、とにかくひかるは「どうだい、譜面見なくてピアノ弾けるんだぞ」







それをフックにしたようです。





「え~?そんなことできるの?」と思わせる書き方だと言っていました。





文章は続きます。

私は子どもの頃ピアノを習っていたけれど途中でやめてしまった。
もう8年もピアノを習っていない。でも家で好きな曲をピアノで弾いていたら、最近、好きな曲どんな曲でも譜面を見なくてもピアノで弾けるようになってきた。
どうしてそのような事が出来るようになったのか考察する。



それで

1つめは・・・と本文に入りました。

まず簡単な曲、そして、好きな曲を何度も何度も聞いたり弾いたりする。
難しい曲や嫌いな曲は弾きたくなくなってしまうので、、みたいなことを書いていました。


2つめは・・・
ピアノで音階の聞き分けをテストしたので絶対音感がついたのだと思う。
ピアノ教室で先生が音を鳴らし、「ドミソ」「レファソ」のように音を聞き分けるクイズのようなことをした。あれが良かったのではないか、と書いていました。


3つめは・・・
ピアノのレッスンをやめても、時間が出来ればピアノを弾いていたのが良かったのだと思う
と書いていました。


そして、最後に

「thesis」です。テーシスですね。

「以上の3つのことをおこなった結果、私は、ずっとピアノを習っていなかったのにもかかわらず、突然、譜面を見ないで好きな曲が弾けるようになったのだ。」



とまとめておりました(爆)




は~。これ付き合っていたら3時だよ・・・・。




でも自分も勉強になったからいいっか。