★1980年代前半の営業車カタログ
引き続き、自動車カタログの整理を進めていますが、営業車のカタログについては処分することを迷うことが多く、最近カタログの山から出てきたこの3部の営業車カタログも同様です。全て裏面に近所のトヨペットディーラーのシールが貼ってあるため当時20代前半だった筆者が自分でディーラーで貰ってきたものに間違いはありません。コロナが1983年10月発行の7代目、マークⅡは1982年8月発行の60系4代目と1984年10月発行の5代目70系で何れも筆者の芸風範囲外の年式のため本来ならエイヤっと処分すべきモノに当りますが、どうも未練が残ります(汗)

マークⅡの2部は世代が異なるようですが、筆者のような素人には同じ世代のクルマのようにも見えます。

★閑話休題
今回はトミカリミテッドヴィンテージのダットサン・ベビイが発売となったことに因み、愛知機械工業がダットサン・ベビイ製作時に関係者向けに配布したと思われる貴重なアルバムをメインにご紹介します☆☆☆
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★1964年4月 ダットサン・ベビイ
皇太子殿下(上皇陛下)のご成婚を記念して造られた「こどもの国」のアトラクションの一つとして1964(昭和39)年5月5日(火・祝)に一部先行開園した際に登場した「子供用自動車」が「ダットサン・ベビイ」で、この日に日産の米山広報部長からこどもの国を管轄する厚生省(現・厚労省)の小林武治厚生大臣に子供用自動車100台の目録が手渡され活躍を開始しています。
「ダットサン・ベビイ」は、子どもたちに自動車の正しい知識を持ってもらい、交通安全に寄与する目的で、日産自動車が愛知機械工業の「コニー・グッピー」をベースに設計。100台がほぼハンドメイドで生産され、こどもの国で約8年間、子どもたちのクルマ体験と交通安全教育に活躍しました。最高速度は30km/h。20km/hを超えると警報ブザーが鳴り、30km/hを超えるとエンジンがカットオフされ、20km/hを下回るとエンジンが再始動する機構も組み込まれたほか、ガソリンエンジン・トルクコンバーターの2ペダル式と、こども自動車ながら、高度なメカニズムをもつ本格的なクルマでした。
(日産HPより転載及び一部加筆)


ダットサン・ベビイと言うとボディカラーは白のイメージですが、赤や青も存在したようです。

【主要スペック】1964年ダットサン・ベビイ
・年式: 1964年
・型式: AF8N型
・全長: 2,960mm(バンパーガードを含む)
・全幅: 1,420mm(バンパーガードを含む)
・全高: 1,245mm
・ホイールベース: 1,670mm
・トレッド(前/後): 1,010/950mm
・車両重量: 430kg
・エンジン: AE82N型(2サイクル 単気筒 強制空冷) 199cc
・最高出力: 7.5ps/5,000rpm
・最大トルク: 1.3kgm/3,200rpm
・サスペンション(前/後): ダブルウィッシュボーン/トレーリングアーム
・ブレーキ(前/後): ドラム/ドラム
・タイヤサイズ: 4.00-8-4PR
(日産HPより転載)
★1964年4月ダットサン・ベビイ 完成記念アルバム(縦315×横285㎜・2L判メイン30枚収納)
愛知機械工業株式会社が1964(昭和39)年4月のダットサン・ベビイ落成時に関係した企業等に配布したと思われるアルバム。アルバム自体は既成品を使用し、中扉頁の上に「贈答先企業名」の毛筆書き、同中央に「こどもの国 DATSUN BABY 落成記念 1964.4」の青焼き紙、同下に「愛知機械工業株式会社」の青焼き紙を貼り付け、2L判白黒をメインに30枚の記録写真を台紙に貼り付けてあります。このアルバムの大半の画像はWeb公開されており、未公開の貴重画像は少ないと思われますが、Web公開済の画像の複写ではないことを証明するため当時の紙焼き写真を縁部分も含めフルに掲載することとします。ダットサン・ベビイのメーカー公式写真とも言える存在ですが、残念ながらリアから写した完成車の写真が1枚もありません。リアからの画像なしというのは当時の販売店で配布された自動車カタログでも特に廉価な商用車では比較的多く見られた事象でした。
アルバム自体は1964年当時大量に流通していた既製品が使われています。

贈答先企業名として「南車体工業株式会社」の文字が墨で入れられています。南車体工業はWeb上を検索しても全く情報がないため、現存しない企業と思われます。

この箇所は青焼き複写が貼られています。

6号車のカラー。アルバムを通して数枚しかない貴重なカラー写真ながら経年によりかなり褪色してきています。


16号車を囲む人物8名は愛知機械または日産自動車でベビイに関与した役職者でしょうか。右に2代目ニッサンジュニアが写り込んでいます。アルバムにはキャプションが一切なしのため、詳細は画像で判断するしかありません。

18号車等3台と役職者6名?

16号車を囲む製作に関与したスタッフ? 25名程度が写っています。右端には410系ブルーバードのお尻が写り込んでいます。

製作現場スタッフ18名?

【企画・製作の過程】
クレイモデルを囲んでの開発検討会議の様子でしょうか。

ベビイのフロア部分でしょうか

外装パーツでしょうか

シート表皮材の加工作業?

大勢で熱心に作業

内装組立工程? 作業中の人はかなりの猫背のように見えます。

手作業による生産、左後方に「安全第一」の標語が見えます。


フロント周りの製作

リア周りの製作

仕上げ

塗装工程

バンパーガード取付

6号車完成写真




リアピラーには「DATSUN」のバッチ

11~15号車 完成車4台の並び

25号車までの並び

神奈川県「こどもの国」への搬送するトランスポーターへの積込作業。右後方にコニーグッピーのボディが大量に確認できます。

日野トランスポーター


ボンネット中央にストライプが入り白タイヤを履き左右両側にフェンダーミラーを付けたバンパーガードなしの試作車?


★こどもの国×TLV 1/64スケール1964年 ダットサン ベビイ 6号車(白) & レストア車(赤)
2026年4月25日(土)発売新製品。何れも品番なし・税込定価7480円。神奈川県の児童厚生施設「こどもの国」の開園60周年を記念した、トミカリミテッド ヴィンテージのコラボレーション企画製品。誰もこのクルマが立体化されるとは思っていなかった、正にまさかのモデル化と言えるかと思います。白3名・赤4名のフィギュア付。バンパーガードとルーフ部はユーザーが取り付ける仕様。

箱上面裏の解説に1965年との記載がありますが、上記の通り、こどもの国にダットサン・ベビイ100台が納入され子供自動車として活躍を始めたのは1964年5月です。


当時発行されていた、こどもの国「こども自動車の会 会員証レプリカ」付






ルーフは取り外し式。室内はざっくり再現。




★ダットサン・ベビイのベースとなったコニーグッピーの立体造形物との並び
右上:1/16バンダイ(1961年当時物)、右下:1/43岸田モデル(2006年製)のコニースーパーグッピー。


※コニーグッピーの実車カタログについては、2012年8月12日の自動車カタログ棚からシリーズ第37回記事をご参照ください。
★オマケ(その1): マジョレット「ポルシェ新製品各種」
2026年4月11日(土)トイザらス限定発売のマジョレットのポルシェについては、トイザらスでは早々に完売していましたが、オンラインショップでは現在も在庫があり購入可能です。発売されたうち、パナメーラ・レーシングを除く画像の8台を入手。税込定価は大半が1045円~1320円、911ターボ黒のみ税込2200円でスケールが他車より小さ目の1/64。
◎カバヤオンラインショップ → https://majorette.kabaya.co.jp/

この911ターボのみ1/64スケール

今回ポルシェプレミアムカーズとして発売された6種のうち、パナメーラは4ドアということで蒐集対象外のため未購入。

★オマケ(その2): イチコー横目セドリック箱無でも高値
2026年4月25日(土)夜終了のヤフオクで箱無の横目のセドリックが何と36万1000円という高値で終了し驚きましたが、最近は1950~1960年代のブリキ自動車が2000年前後のような高値となることが多くなっています。

実はこの横目のセドリックについては箱付で同色のダブリを昨年約20万で売却してしまったのですが、イチコーの横目は手元に箱付・箱無およびノーマル・パトカー等の緊急車を取り混ぜてまだ15台程度あり、今なら2000年頃のような箱付50万位での売却も期待できる状況でしょうか(当面売りませんが)。

★オマケ(その3): 今日のビートルズ「Baby You're A Rich Man」 1967
ジョンとポールの曲を繋ぎ合わせて完成させたサイケ調の1曲。



























































































































































































