ポルシェ356Aカレラ

ポルシェ356Aカレラ

★20世紀の自動車カタログ、鉄道車輛カタログ、玩具・模型カタログ、ビートルズ、ショパン、ヴィンテージ・ポルシェ、草軽電鉄 etc


★海外旅行代金と相部屋の話
2024年7月21日(日)の朝日新聞に某旅行会社のイタリア旅行の全面広告が掲載されていて、見るともなしに見ていると、同じ旅程ながら飛行機のクラスにより3種類もの料金が設定されていることに驚きました。シチリア島・南イタリア10日間の旅の2024年11月出発の場合の旅行代金はエコノミークラス約50万円、プレミアムエコノミークラス約102万円、ビジネスクラス約130万円と記載されており、ビジネスはエコノミーの2.6倍の料金設定となっており、これは戦前の日本の鉄道の上・中・下等(後の1・2・3等)の区分を連想しますが、私など根が貧乏性な所為かビジネスとエコノミーの差額80万円を払うなら、その浮いた資金でミニカーや鉄道模型でも買った方が余程良いと思ってしまいますが、更にどのクラスを選択した場合でも燃油サーチャージ約7万4000円と各種空港施設利用料・イタリア国内の宿泊税や他人との相部屋ではなく個室を希望する場合の追加料金(個室料金はプラス7万5000円)が掛かる旨が記載されています。
相部屋は当然男女ではなく同性同士のペアになるのだと思いますが、私はこの価格帯で全くウマの合わない知らない人と相部屋になって10日間我慢して過ごす位なら追加料金を払っても一人部屋の方がいいなと思いましたが、世の中には「1人は寂しいから相手がどこの誰であろうとも相部屋の方がいい」といった考え方の人も居てはるのでしょうか?

【質問】
皆さんは趣味も性格も合わない知らない人との相部屋でも全然OKですか?

さんまさんみたいに関西弁(←ここが重要、標準語は×)で喋りまくるオッサンと相部屋になったらちょっと面白いかも・・などと一瞬思いましたが、幾ら面白い人でも始終テンションが高いのは疲れるし、もし体臭がキツかったりイビキが凄かったりしたら嫌だしと色々考えると相部屋より追加料金を払ってでも1人の方がいいなあ、と私は思い直したのでした・・・☆☆



★閑話休題
という訳で、今日はえーっ!また鉄道記事?と言われそうですが、先週、先々週、先々々週に引き続き、鉄道関連のコレクションから、つぼみ堂のOゲージモハ81型と仲間たちをご紹介しますne☆☆☆



・・・・・・・・・・・・・・・・・


★国鉄モユニ81型郵便荷物電車
1950(昭和25)年に湘南電車80系用に製造された郵便荷物電動車。国鉄初めての新造貨物電車で、全国の鉄道車両に模倣され一世を風靡したクハ86第2次型と同じ正面2枚窓の流線型の顔を前後に設け両運転台とし単行運転も可能とした車両です。
製造台数は僅か6両、1959(昭和34)年の称号規程改正の際にモユニ81からクモユニ81に改称しています。
クモユニ81形の中で飯田線での運用のため豊橋機関区(現在の豊橋運輸区)へ転属した3両は、1963(昭和38)年、郵便室を廃止し荷物室に振替える改造がクモユニ81004・81005・81006の3両を対象に浜松工場で施工され、クモニ83形(クモニ83101・83102・83103)に生まれ変わっています。





【1950年 国鉄モユニ81郵便荷物電車 主要諸元】
全長20000㎜・全幅2805㎜・全高4127㎜(屋根上3650㎜)・パンタ中心間隔13600㎜・台車 DT16


★形式図  (Webより転載)


解説




★つぼみ堂 三線式Oゲージ 自由型15m級 モハ81型 電車ボデー カタログ  (縦135×横170㎜)
カタログに発行時期の記載なしですが、1950年代半ば~後半の発行と推定。ジュニア向けに単行運転が出来るよう自由型15m級クハ86を両運転台化した製品で郵便荷物電車ではないものの、両運転台の湘南型という外観上の近似からモユニ81(クモユニ81)の形式名をアレンジした「モハ81型」を製品名にしています。塗り無しボディ、卸価格、小売価格の箇所には手書きかスタンプを押すという仕様だったのか残念ながら空欄となっており当時の価格が判りません。但し、このカタログでは「電車ボデー」と記載されていることから台車・モーター・パンタ・床下機器・電灯類は別途購入しユーザーまたは町の模型店が組み立てることを想定していたと思われます。



★つぼみ堂 三線式Oゲージ 自由型15m級 モハ86型 電車ボデー カタログ  (縦135×横170㎜)
片運転台のクハ86をジュニア向けに15m級とした車両。モーター付とモーター無の2両で走らせると良いと記載されています。カタログに掲載はありませんが、中間車モハ80のショーティーも少量市場に出ています。完成品は湘南色と関西急行色が市場に出ています。




★つぼみ堂 三線式Oゲージ 1/45スケール 自由型15m級 モハ81型 電車
全長約34㎝。上掲のカタログの現物。片運転台のモハ86よりこの両運転台のモハ81の方が現存数は少ない印象です。








ライセンス生産の日野ルノー(仏CIJ)と日産オースチンA40サマーセット(英DINKY)との並び。


赤いルノーはちょっと派手な感じの女性がドライバーのようです。






●つぼみ堂 Oゲージ 1/45スケール 自由型15m級 モハ81型(両運転台) とモハ86型(片運転台)の並び






●つぼみ堂 Oゲージ 1/45スケール 自由型15m級 モハ86型(片運転台・関西急行色/湘南色)とモハ81型(両運転台)の並び





●つぼみ堂 Oゲージ1/45 自由型15m級 モハ81型(両運転台)と1/80カワイモデル・1/150 Nゲージの並び
全長は大きい順に34㎝・24㎝・13㎝。Nゲージは箱無のためメーカー不明(グリーンマックス?)ですが、よく見ると塗分けラインが乱れているため、キットを組立てて塗装した物なのでしょうか。










●つぼみ堂とカワイモデルのHOゲージ16番1/80 クモユニ81の並び
左:つぼみ堂、右:カワイモデル。つぼみ堂は恐らく1960年代、カワイモデルは1990年代のカワイ製クモユニ81末期の完成品。











★オマケ(その1): 2024年7月トミカ新製品
2024年7月20日(土)はトミカ新車発売の第3土曜日ということで、また一通り買ってきてしまいました(汗)。今月発売のレギュラー品(税込定価550円)が48番の1/59スケール日産スカイラインGT-R(R32)と100番レクサス IS 350 F SPORT(通常品:白、初回限定:グレイメタ)、トミカプレミアム(税込定価935円)が33番1/61スケール ランボルギーニ カウンタック LP400(通常品:赤、発売記念:オレンジ)、更に20日はトイザらス限定の1/57スケール ホンダ S660 カスタマイズデザイン仕様(税込実勢価格819円)も発売され全て1台ずつ買ってきてしまいました。個人的にレクサスは全く興味も縁もないクルマですが、これまでの習慣で何となく買ってしまい、買ってから失敗したと後悔。2010年以降のトミカで元々興味がないのに惰性で買ってしまった車種については殆どを売却していますが、通常品と初回限定を2台セットで出品しても2台で500円位で終わってしまうものもあり、基本的にはトミカは、売った際にはかなり損をしてしまう状況です(汗)。今後30年位寝かせておけば、損をしない程度にはプレミアが付くかもしれないとも思いますが、30年後には私がこの世には居ない可能性の方が高いでしょう(大汗)




カウンタックはヘッドライトとエンジンカバーの開閉アクション付♪




★オマケ(その2): アシェット・コレクションズ・ジャパン 1/8スケール富士重工業ラビット スーパーフローS601をつくる
1/8スケール富士重工業「スバル360をつくる」は次回発売の90号が最終回ですが、何とこのパンフレットをよく読むと「スバル360をつくる」の定期購読者は「自動的」に91号から140号までの「ラビットをつくる」(50号購読で10万円台前半?)に切り替わるとのこと。スバル360好きが100%ラビットを作る訳ではないのに、ラビットは要らない場合には別途キャンセルの手続きが必要というのは、少々強引な商法と思います。私はラビットは要らないため、早速キャンセルの電話をしようとしたら、何と土日祝日は電話受付けをしておらず2度閉口(汗)。








★オマケ(その3): 鉄道模型趣味(TMS) 2024年8月号 Vol.991
来年2025年5月号で通巻1000号となるTMSの8月号がこの週末に発売になっています(IMONでは17日頃発売)。最新号の両国の花火と夥しい人々のいるミニチュアの表紙写真を見て思わず胸キュンとなり、気付けば本屋さんのレジの列に並んでいたという人も多いことと思います。


1/80サイズの橋や船の造り込みと大勢の人々が配置されたミニチュアはインパクトがあります。


何だか似たような表紙を見たような既視感があり調べてみると、ちょうど35年前の1989(平成)元年のTMS8月号(Vol.518・画像左)の表紙が隅田川の花火大会の写真でした。




★オマケ(その4): 第117回 ワンダーランドマーケット
2024年7月21日(日)は横浜産貿ホール1Fでワンダーランドマーケットがあり、1時間強程度の短時間でしたが駆け足で見て来ました。


モノも人も多い会場


ブリキ。バンダイのS4グロリアは売れずに残っています。


プラモデル


収穫。米澤玩具のレール付2台電車セットは箱がかなり傷んでいますが、中味は新品同様のデット状態で3000円。鉄道系のブリキが安価で多数並んでいるテーブルがありました。画像のカタログ等の紙モノは、日本GMの1935年ポンティアック(当時の表記は「ポンテアク」)の日本語版16頁フルカラーの本カタ、1948年トヨペットトラックの4つ折カタログ(消防車・救急車・ルートバン等のバリエーション掲載有)、1952年いすゞカレンダー(B5判近似サイズ・12頁)、ロボットのような角ばった造形の1962年ダイハツ・ライトバス(A4判・1枚物)の4点。


1935年ポンティアックは1934年秋発行のため今年で満90歳のカタログですが、クーペやカブリオレは現在の目で見ても非常にスタイリッシュです。


路面電車風2両連結レール付セット(箱サイズ:縦19×横31㎝)


箱絵と同様に「遊園地」の行先表示を付けた路面電車風2両がゼンマイを巻くとガラレールの上を快走します。電車は概ね1/80スケール16番程度の大きさです。






★オマケ(その5): 今日のビートルズ「Honey Pie」(1968)
ポールの創った1920年代ディキシー・ジャズ風の1曲。


私のテキトーピアノ・バージョン


★マスク装着率
2024年7月13日(土)朝日新聞/土曜版にコロナ5類移行から1年以上を経たマスク装着に関するアンケートの結果が掲載されていました。


「マスクをしていますか?」の質問に「はい」(=マスクをしている)が76%、「いいえ」(=マスクをしていない)が24%だったとのこと。しかし、現在の都内の路上や電車内での装着率はアンケート結果とは大きく印象が異なり体感的にはアンケートとは逆にマスクをしていない人が70%位に増えているようにも感じます。確かにこれだけの暑さであってもコロナ禍では誰もがマスクをしていたのは、今思うと信じられない感じがします。とは言え、コロナ禍前からマスク好きだった私の場合は現在も自転車や自動車に1人で乗っていてもマスクはしています。
マスクする派の人がマスクしない派についてどう思うかという設問の結果は、「個人の自由だから構わない」との回答が圧倒的に多く、「マスクをして欲しい」「マスクをしないのは無神経」といったマスクをしない人へのマイナス回答は僅か13%、一方、マスクしない派がマスクする派についてどう思うかという設問の結果も同様に「個人の自由だから構わない」との回答が圧倒的に多く、「持病がありそう」「神経質な感じ」といったマスクする人へのマイナス回答は僅か17%に留まったとのことです。しかし、「この暑さなのにどうしていまだにマスクしてるの?」と言いたげな「マスクしない派」の視線を街中で感じることは多いことから、このマスクしない派のマスクする派へのマイナス回答が少ないことは、ここはあえて怒らず波風立てないでおこう的な本音ではない回答をしている人が実は多いような印象を受けます。
まあ、そのうち、マスクする派とマスクしない派とが全面戦争になったりするのでしょうか~(笑)☆☆


★閑話休題
という訳で、今日はまた鉄道記事?と言われそうですが、先週、先々週に引き続き、鉄道関連のコレクションから、カワイモデルの修学旅行用電車等をご紹介しますne☆☆☆



・・・・・・・・・・・・・・・・・


★修学旅行用電車155系とリアルタイムの鉄道模型
国鉄の修学旅行用電車は1959(昭和34)年3月に82系電車としてデビューしています(運用は4月20日から)。同年6月の国鉄車両称号規程の改正により155系に改称され、東京から関西に向かう列車が「ひので」、関西から東京に向かう列車が「きぼう」と呼称されたことから俗に「ひので形電車」と呼ばれています。
155系電車の外観上の特徴は前面下部のスカートが付かないこと、中央東線での修学旅行以外での運用を考慮し低屋根としたこと、低屋根のため扇風機取付スペース確保のためルーフのベンチレーター間に突起が設けられていること等が挙げられ、橙と黄色の鮮やかなカラーリングと併せ模型化の題材としては打ってつけの存在だったと言えます。鉄道模型の購入層が修学旅行用電車に実際に乗車するジュニア層が多かったことも考慮すれば、鉄道模型として各社競作となってもおかしくはなかったにも関わらず、リアルタイムで市販された製品はカワイモデルの16.5㎜ 1/80スケール16番とカツミの32㎜1/45スケール0番と16番の各自由形車両のみという寂しいものでした(厳密には16番サイズではオリエンタルのプラモデルも存在します)。


【1959年 国鉄修学旅行電車クハ155 主要諸元】
全長19900㎜・全幅2900㎜・全高3514㎜・自重30トン・出力(1時間定格)775KW・歯車比1:4.21・最大運転速度95km/h・最大運転許容速度130km/h


★ひかりのくに年令別絵本2-4才「でんしゃ」表紙  (B5判・16頁)
1960年代初頭頃、ひかりのくに昭和出版刊。絵:梅本 恂 画伯。101系中央線と155系「ひので」が交差する場面が描かれています。
※手元にある155系が表紙に描かれた絵本の大半は、2022年4月3日の修学旅行用電車のブリキ玩具記事でご紹介済のため、今回は未紹介の絵本のみUPします。 



★ひかりのくに年令別絵本2-4才「あたらしいのりもの」中頁  (B5判・16頁)
1960年代初頭頃、ひかりのくに昭和出版刊。絵:木村 定男 画伯。富士山をバックに155系「ひので」が疾走する場面が描かれています。



★トッパンのこども絵本「でんしゃ」中頁  (B5判・20頁)
1960年代前半、フレーベル館発行。絵:木村 定男 画伯。「はやぶさ」のヘッドマークを付けたEF58や茶塗装のDD13と共に155系「きぼう」が佇む魅力的な車庫風景が描かれています。



★カワイモデルの修学旅行用電車
実車がデビューした1959(昭和34)年中に早くも製品化され、製品の元となった153系が高窓化されたため、カタログ落ちが早く1回生産のみで再生産されなかった旨の記載を見掛けますが、カワイの製品カタログには版が替わる度に小売価格を少しずつ上げながら掲載され続け、科学教材社発行の「工作ガイドブック」にも1970年代初頭に至るまで掲載されていることから、他のカワイ製の電車と比べ現存数は少ない印象ながら、少なくとも1959年の初回生産のみで終わったということはなさそうです。153系の前面及び車体断面のまま低屋根化せずに作られているのがウィークポイントですが、前面下部スカートの省略や狭い乗降用ドア、屋根の扇風機取付突起といった155系のみのディテールが再現されています。

カワイモデル・カタログNo.9(1965年4月発行)より。修学旅行用電車(カワイのカタログでは「修学旅行形電車」と記載)は、2等制御車クハ155、2等中間電動車パンタ付モハ154、2等附随車サハ155の3種で実車ではモハ154とペアを組んだモハ155(パンタなし)は製品化されなかったようです。


同上のカタログ掲載の価格表。組立済ボディ、台車、モーター、未塗装キット、ボディ塗装済キットの細かな価格が記載されていますが、完成品の価格の記載はありません。表中央の修学旅行形の塗装済キットの価格は、クハ155が1660円、モハ154が1885円(モーターL-3付)、サハ155が1220円と記載されています。


1968年 工作ガイドブック(1968年10月10日発行)より。完成品の価格は、クハ155が2400円、モハ154が2730円、サハ155が1820円と記載されています。


1971年 工作ガイドブック(1971年1月10日発行)より。完成品の価格は、クハ155が2800円、モハ154が3300円、サハ155が2100円と上掲の1968年版よりも値上げされています。




★カワイモデル1/80修学旅行用電車155系4連
クハ155、モハ154、モハ155、クハ155の4連。パンタなしの中間電動車モハ155(2モーター)はカワイのカタログのラインナップには記載が見られないものの床下が賑やかなため明らかにサハでなく、実車通りにモハ154と155のユニットとなっています。一定電圧以上では常点灯する室内灯が全車に付くなどフルレストアされており、細部まで色差しもある非常に綺麗な塗装も残念ながらオリジナルではなさそうです。完成品用ではなく車体専用の細箱が付きますが、クハ155等のスタンプがないものの箱の状態が良いことからモノを丁寧に扱う人の手元で長く受け継がれてきた個体のように見えます。


ヘッドライト点灯


テールライト点灯


屋根上のベンチレーター間の扇風機取付突起も再現されています。




クハ155










モハ154(パンタ付中間電動車)




モハ155(パンタなし中間電動車)






床下




★カツミ模型店の修学旅行用自由形電車
鉄道模型趣味(TMS)の1967年4月号(No.226)に1回だけ、「初・中級者向 修学旅行用電車ひので号2輌編成完成品 モーター付先頭車2500円、モーターなし先頭車1500円」と文字のみの広告がされた幻の製品と言われますが、カツミのカタログにも掲載されており、上掲のカワイモデルの155系よりも現存している数は多い印象があります。しかし、児童向け自由形電車の特性上、良い状態の個体は多くはないようです。

カツミ模型店 バインダー式製品カタログより


解説


1967年 カツミ赤ラベルの3両。左からモーター/パンタ付、モーター無/パンタ無、モーター/パンタ付。中間車は元々なく、モーター付とモーター無の2両編成で走らせる想定の製品です。1両だけ買うなら、まずはモーター付を選ぶことが多いためか中央のモーター無/パンタ無の現存個体は少ないように思います。






屋根上の扇風機取付突起の再現なし


床下の再現なし




★国鉄 修学旅行用電車 大集合!!
左から、1965年1/45カツミOゲージ自由形、1959年カワイモデル16番、1967年カツミ16番自由形、1995年カツミ16番、1972年?サクラHOショーティー、2010年代Nゲージ国産鉄道コレクション。










16番の3種。左から、1959年カワイ、1967年カツミ自由形、1995年8月カツミ。1995年のカツミ製品はつい最近と感じますが、もう30年落ちが秒読みとは時間が流れるのは早いものです。






【当鉄道の車庫風景】
上が16番、下が三線式Oゲージ。何れもスケール物よりも郷愁をそそる自由形が多く在籍しています。



●舟木一夫「修学旅行」
1963(昭和38)年8月リリース/日本コロンビア レコード規格番号SAS-97)作詞:丘灯至夫、作曲:遠藤実、編曲:福田正。何とも日本的な昭和30年代のムードを感じさせるノスタルジックな1曲。黄金の1963年式国産高級車御三家(クラウン40系、S4グロリア、H31横目のセドリック)が1962年秋にデビューし、まだ販売1年目の頃のヒット曲。







★オマケ(その1): タカラトミー100周年「チャンピオンレーサートミカ」2種
2024年7月13日(土)発売新製品。税込1台1320円。全長約8㎝。1953年の米澤玩具/富山の46㎝サイズのブリキと同じ赤/クリームとオリジナルにはないカラーリングの青/クリームの2種。小ぶりのTin Toyのような印象の魅力的なモデルと思います。オリジナルもノンスケールですが、仮に実車が全長3800㎜程度とすると、46㎝のオリジナルは1/8程度、今回の縮小復刻版は1/48程度となる計算です。箱の紙質が薄く、箱内側の空洞が大きいために箱が潰れ易いのがウィークポイントで量販店の店頭に山積みされている時点で既に皺が出来て少し潰れているなど箱が傷んでいるものが見られました。










2004年Schiffer Publishing発行コレクター向け資料本 The Big Book of TIN TOY CARS「Commercial and Racing Vehicles」より転載。この資料本によるとオリジナルにはプリント違いが2種あり、上が稀少バージョンで箱付ミント4000ドル(現在のレートで78万円位)、下は同2600ドル(同41万円位)と記載されています。




★オマケ(その2): タカラトミー100周年記念トミカセット(4台セット)
税込定価5500円。金メタの日産GT-R、ホンダNSX-R、トヨタ スープラMA70、ランボルギーニ カウンタックLP400の4台と各車専用の100周年ロゴ入りプラ製台座のセット。100周年を日本だけでなく世界を視野に入れたイベント商品とするのなら、日本車はGT-RかNSX-Rの何れか1台またはトヨタ2000GTだけとし、イタ車としてカウンタックは残し、ドイツ車のポルシェ911、英国車のミニの計4台といったラインナップの方が良かったのではと思います。日本車3台+カウンタックというラインナップは生産可能な金型がある車種から選択したということかもしれませんが、100周年セットとしては組合せが少々残念に感じます。










★オマケ(その3): 今日のビートルズ「Hey Jude」(1968)
ソラで歌えるビートルズの1曲。言わずと知れた、ジョンの長男ジュリアンに向けてポールが書いた名曲。



★オートマ車の坂道発進方法は?
自動車の運転免許を取ってから既に45年を超えていますが、オートマ車にはあまり乗っておらず、マニュアル車であれば鼻歌交じりに出来る急坂での発進がオートマ車ではどのようにして発進するのか手順が判らずまごつくことがあります。と言うより、発進しようとしても手順が判らず後ろにズリ下がってしまい、後続車からプープー鳴らされる事態になってしまうことがあります。オートマ車はクリープ現象もありアクセルに足を載せたままで基本大丈夫と聞きますが、急坂に於いては前にも後ろにも動かない程度に微妙にアクセルを踏んで同じ場所に待機することはなかなか難しく気を抜くとすぐ後ろへ下がってしまいます(大汗)。
これを防ぐにはマニュアル車と同様に急坂で止まったら、サイドブレーキを引き(踏み)、走り出す際はアクセルを踏んで動き出してからサイドブレーキを解除するといった手順を踏むのが良いのでしょうか。オートマ車の運転に慣れているという方に御教示頂ければ幸いです☆☆



★閑話休題
今回は先週に引き続き鉄道関連の記事としてカワイモデルをメインに国鉄70系電車の模型をご紹介します☆☆☆



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


★国鉄70系電車
1930(昭和5)年から20年間、横須賀線の王者として活躍してきた旧32系電車が老朽化したための代替車両として1951(昭和26)年~1957(昭和32)年にかけて新製されたのが「スカ形」こと70系電車でした。80系2次車と同じ2枚窓の所謂「湘南顔」の前面スタイルや基本設計は80系と同一でしたが、車体は3ドアで63系/73系との合の子のようなタイプとし戦前の51系の流れを汲むセミクロスシートにより乗車可能人数を確保していました。
塗色は80系が湘南色(緑/橙)と関西急行色(ベージュ/茶)の2種のみだったのに対し、70系は他形式と混結され併結する先行形式の車体色に合わせた影響もあり、濃青/クリームのスカ色以外に緑/クリームの阪和線色、赤/黄の新潟色、京阪神緩行線用の茶色1色の所謂「茶坊主」と塗色のバリエーションが豊富だったため模型の素材としては打ってつけと言えます。


●秋葉原/松住町架道橋を渡る関西急行色の70系電車
1950年代後半、鶴書房(千代田区富士見町1-8)発行の育児絵本「でんしゃ」(B5判・12頁)より。画家不詳(ランプのような赤い画家の印が絵の右下に押されています)。橋は明らかに1932(昭和7)年に架けられた秋葉原の松住町架道で橋の下には旧塗装の都電やアメ車、遠方の中央線にはEF58牽引の客車列車が描かれています。新潟色のようにも見えますが絵本の発行時期からすると明らかに関西急行色を模したものと思われます。関西急行色は基本的には80系のみの塗色で70系の関西急行色は中間車モハ70を除き存在しないため、画家がこの塗色を気に入り70系の編成に自由にアレンジして描いた1枚と思われます。



●1959年国鉄電車の並び
1960年1月発行/講談社の絵本ゴールド版「乗物画集(2)」より。80系は描かれた絵本が多いものの、70系が描かれた絵本は多くはありません。これは1959年の有名な国鉄の電車集合写真から起こされた絵。左から157系、153系、151系、155系、70系、更に後ろに80系の一部が描かれています。オリジナルの写真にはない157系の前の乗務員2名や上空のヘリコプターが描かれ、逆にオリジナルの写真に写っていた車両後方の給水タンクが省かれています。



ひかりのくに昭和出版ひかりのくに絵本「たのしいのりもの」より。絵:三浦けんじ画伯。これも明らかに上掲の絵と同じ写真にインスパイアされて描かれた絵。左から、70系・80系・151系・155系。この絵には元の写真に写っている給水タンクが描かれています。



●1959年国鉄電車せいぞろいオリジナル画像
1962年2月25日発行 ポプラ社の写真図鑑「電車・客貨車」巻頭カラー頁より転載。上掲2枚の絵の元となった写真。



●鉄道模型趣味(TMS)1951年6月号 No.33 表紙「新車回送する御茶ノ水-水道橋間の70系」
実車デビュー直後にTMSの表紙を飾った70系。高松吉太郎氏(1901年-1990年)撮影の有名な写真。



【1951年 日本国有鉄道クハ76 スカ形 制御車 実車 主要スペック】 (1951 Japanese National Railways Yokoska train typ. Kuha 76 Specification)
軌間1067mm・全長19,500mm・全幅2,805mm・全高3,650 mm・ 前後台車中心間隔13,600mm・台車TR45・電動発電機MH49-DM28(定格出力2kW)・座席定員60名。両数106両(クハ76001-76036・76037-76051の奇数・76052-76096・76097・76099・76101・76300-76315)


●模型と工作1965年11月号「特集:日本の鉄道車両・国鉄電車編」(B5判・116頁)
表紙は当時の16番国鉄電車達。最上段の70系クハ76は実車とは異なるもののPOPなカラーリングが魅力的なつぼみ堂製品。


101系・151系・153系等と共に70系の解説も掲載されています。


図面



●カワイモデルの国鉄70系
1957年のTMSに広告が掲載された後、1980年代には生産/販売休止期間が続いたものの半世紀後の21世紀初頭まで生産された製品。

鉄道模型趣味(TMS)1957年6月号 No.108 カワイモデル広告のクハ76。総真鍮製であることがアピールされています。


カワイモデル1957年版カタログNo.4に掲載されたクハ76とモハ70。クハ76の組立済ボディが380円、組立済/塗装済ボディが530円の他、紙製ボディキットにもクハ76があり95円と記載されています。下回りを含めた完全キットや完成品の記載はないことから、台車や床下機器等のパーツを自分で買い、自分で組み上げるのが一般的だったのでしょうか。


鉄道模型趣味(TMS)1998年12月号 No.648 カワイモデル広告の70系横須賀線色。クハ76の完成車体は上掲の1957年の530円の約30倍の1万5700円となり、完成車(完成品)は2万7000円(税抜?)と記載されています(モーター付モハ70の完成車は2万9800円)。


鉄道模型趣味(TMS)2003年1号 No.706 カワイモデル広告の70系各種。21世紀に入る頃から新潟色4連(完成品のみ11万5000円)を皮切りに阪和線色3連(完成品のみ8万4400円、モハTは2万5300円で別売)、茶坊主3連(完成品のみ8万4400円、モハ70Tを加えた4連は10万9700円)とスカ色以外の70系のバリエーションが3種も登場しています。長期間生産/販売されたスカ色以外の21世紀の追加バリエーションは生産期間も生産数も少ないと思われ殆ど現物を見掛けませんが、販売当時、カワイ製70系のバリエーション4種(色)を編成で全て買い集めた人もいるのでしょうか。


新潟色


阪和線色


茶坊主



カワイモデル1957年版カタログNo.4に掲載されたカワイモデル店舗外観。この時期はカメラ機材と鉄道模型の両者が看板に書かれ、DPE(写真現像)の文字も確認できます。



上掲の写真から20年の時を経た1977年のカワイモデル(プレスアイゼンバーン「とれいん」1977年11月号21頁より転載)。建物自体は大きくは変わっていません。この後、向かって左側にビル入口のある現在の建物に建て替わります。


川合社長(右)と長くカワイモデルに勤めていた方。この時期、オールドファンの語り草となっている「カワイのおねえさん」は既に居なくなっています。




●国鉄クハ76スカ形 各スケールの並び
大きい方から、1/45スケールOゲージ つぼみ堂ジュニア向け自由形(全長35㎝)、1/80スケールHOゲージ16番カワイモデル(全長25㎝)、1/150スケールNゲージ・アシェット・コレクションズ・ジャパン「国産鉄道コレクションVol.27」(全長13㎝)の各クハ76。つぼみ堂のクハ76フリーは、買うなら70系より上位ランクの80系を買ったということなのか同じつぼみ堂の大量に売られ現在でもよく見かけるクハ86に比べ数が少なく殆ど見かけませんが、よく70系の特徴を掴んだ自由形電車の傑作です。同じつぼみ堂の16番のクハ76等と同様に実車より明るくPOPな印象のカラーリングも魅力的です。








フロントビュー




リアビュー




左サイド


右サイド


RMライブラリー249号/250号 「横須賀線 70系時代」(上下巻)と。




●1/80カワイモデルと1/150国産鉄道コレクションのクハ76 横須賀線色と新潟色 2種の並び
カワイモデル製1/80のクハ76新潟色は2024年3月19日のカワイモデル営業最終日に店頭在庫として残っていたものを購入した新品ですが、前面向かって左側上部の運行番号表示窓を埋め補助タイフォンのカバーを付けた新潟色特有のディテールもきちんと再現されています。Nスケールの国産鉄道コレクションの方は、最初に出た横須賀色の単に色を替えた製品で前面ディテールの変更まではされていません。






●1/80カワイモデル 謎のモハ70「関西急行色」と横須賀色/新潟色 3種の並び
関西急行色の実物は基本的には80系のみでしたが、1950年代前半の一時期、車両不足を補うため関西急行色に塗られたモハ70が存在したようです。カワイ独特のメラミンラッカーの非常に美しい塗装が施された関西急行色のモハ70(右端)と横須賀線色(左端)と新潟色(中央)のモハ70の並び。カワイの関西急行色の70系は手元にあるモハ70以外は見たことがありませんが、実車では1953(昭和28)年にモハ70の関西急行色が実際に登場し、関西急行色のモハ70が組み込まれた編成の先頭車は戦前のクハ68が使用されたため、クハ76の関西急行色は存在しなかったようですので、カワイでは実車の編成通りにモハ70のみ関西急行色を製作したのではと思われます。







紙を基本に木製屋根や金属製ベンチレーターが封入されているカワイモデル製の珍しいペーパーKIT「モハ70」




組立説明書(モハ70/73/80の3形式共用)


版権所有複写禁ズの文字とカワイマーク





カワイモデル建替時に出てきたという稀少な関西急行色のクハ86のボディ(Webより借用/転載)。関西急行色のカワイ製80系中間車も存在するのでしょうか。




●つぼみ堂1/45スケール三線式Oゲージ 自由形電車クハ76とクハ86関西急行色の並び
珍しいつぼみ堂のOゲージ自由形電車2両の並び(何れも全長35㎝)。70系自由形は中間車も少数販売されていますが、関西急行色の80系自由形にも湘南色と同様に中間車が存在するのでしょうか。








●1/150国産鉄道コレクションのクハ76 のバリエーション4種の並び
左から、横須賀色・新潟色・茶坊主・阪和線色。書店での定価は2200~2500円しますが、近くのリサ店に1両800~1000円で山積みになっていたものを購入。Nゲージは蒐集対象外ながら、国産鉄道コレクションは安価なため16番で持っている車両を少しずつ集めています。これが一番簡単に出来る70系コレクションでしょう。









★オマケ(その1): タツヤ310ブルーバード鉛筆削り駄玩系プラモデル 未使用1ダースシート
台紙サイズ:縦43㎝×横21㎝。プラモデルのボディ全長約65㎜。小スケールサイズの駄菓子屋30円売りプラモデル。310ブルーバードは台紙ヘッダーの絵と個々のヘッダーの絵のみで、本体はどう見ても310ブルには見えません。恐らく1960年代前半あたりの商品と思われ、プラモのナンバープレートには「1963」の文字が見えますが、ヘッダーに描かれた310ブルのナンバーは何故か「1970」となっています。未使用のまま現存しているものは少ないと思われるため、勿体なくて開封できない状況ですが、パッキングされたビニール越しに見るとクルマの右サイドに丸い穴が開き鉛筆が差し込めるようになっており、シャシーには鉛筆を削る刃が付いていることが確認出来ます。


ヘッダーに30円の印字


格子柄の入ったフロントグリルなど割とよく出来ていますが、ブルーバードには見えません。




★オマケ(その2): マッチボックスM-6番1/54レーシングカートランスポーターとロータスとBRMのF-1
処分するモノの整理を進めていて出てきた子供の頃に購入したミニカー達。やはり想い出が詰まったミニカーは、惜しくてなかなか処分できません。F-1の中で赤いBRMはギフトセット専用色のため稀少と思います(オレンジのロータスはセット品以外に短命ながら単品売りもされたようです)。

マッチボックス19番ロータス レーシングカー(1966年日本語版カタログより)


マッチボックス52番B.R.M. レーシングカー(同上)


ロータスのオレンジ(短命ながら単品売りもあり)とBRMの赤に加えフォードGT40の黄色といったギフト専用色の入ったギフトセットG-4レーシングトラックセット(同上)。このギフト専用カラーは10年以上後のトミカのギフトセットが模倣しています。10台セットで2150円は現在の感覚では安く感じますが、当時、マッチボックスの定価は1台150円だったため正常な価格と言えます。


メジャーパックシリーズM-6番レーシングトランスポーター(同上)。このトランスポーターの実車のメーカーはどこでしょうか。


キングサイズK-5番レーシングトランスポーター(マッチボックス1967年版カタログより)。大きなメジャーパックシリーズは1967年にキングサイズシリーズに替わり品番も変更されています。


手許のコレクションから。箱無の緑色のレーシングトランスポーターは1970(昭和45)年に吉祥寺駅ビル・ロンロンにあった玩具店「ファンファン」で購入。ウインドパッケージで定価は480円に下げられた時期でした。






トランスポーターは今も昔も載せて遊びます♪




★オマケ(その3): 1971年6月発行 「コロナマークⅡイーグルマスク営業用車(タクシー)専用カタログ」高額
2024年7月6日(土)夜終了ヤフオク出品画像より転載。このカタログは持っていないため(と言うより、長年、自動車カタログを集めてきて初めて見ました)、あまり高くなければ入手したいと思って見ていたのですが、そうは問屋が卸さず(笑)、こうしたレアカタログは欲しい人は大勢いるようで3万1500円と高額になり手が出ませんでした。自動車のカタログは1部5万、10万、20万といった高値がつくこともあることを思えば、3万強はまだ安い方でしょうか。。






室内


名古屋トヨペットの印字入り




★オマケ(その4): 今日のビートルズ 「Dear Prudence」 1968
ジョンがインドで創った、ちょっと不思議な印象の美しい1曲。


私のテキトーピアノバージョン

★引続きコレクション整理のため委託出品中!!
手許のコレクションの中から不要なモノを2024(令和6)年7月1日(月)終了のヤフオクに色々委託出品していますので、オークション終了まであまり時間がありませんが是非ご覧ください(以下は抜粋・赤字クリックでヤフクオクに飛びます)☆☆



1)プラモデルABKアオシマ1/24チャパラル 未組立
子供の頃、プラモデルの箱の表記の影響でフェラーリをフェラリーと言っていたように、シャパラルのことはいつもチャパラルと言っていました。1965年発売のもう還暦に近いキットですが箱絵がそそる未組立品です。状態は良い方と思います。




組立説明書



2)ミニカーショップコジマオリジナルブランド「ルビコン」1/43 ルノー4CV 3本髭 海老茶 箱付
1970年代末、八丁堀のコジマが起こしたオリジナルブランドから出たルノー4CVの3本髭。海老茶・黄色・グレイと3色出たうち、整理をしたら海老茶が2台出てきたダブリ分を売却。リーンレプリカやこのルビコンは定価が3000円と少量生産のため当時としては高価で、このモデルもリアルタイムで購入したのは一番「らしい」カラーリングに思えた、この海老茶1台のみでした。








3)stater プロバンスムラージュ 1/43ファセルヴェガHK500 グレイメタ 箱付
昨年のイベントで衝動的に購入した1台ですが、冷静に考えるとファセルヴェガは当時物のミニカーも持っておらず、美しいクルマのため惹かれますが蒐集対象外と割り切り売却。







4)NEO 1/43イソ リボルタGT 赤 ワイパー欠品 箱付
これも蒐集対象外のため売却。中古で購入した1台でワイパーが欠品しています。







5)NEO1/43 デトマソ ドーヴィル 紺 右ミラー欠品 箱付
これも蒐集対象外のため売却。これも上掲のイソ リボルタGT他多数と纏めて中古で購入したモデルで右側ミラーが欠品しています。







6)ixo ミュージアム1/43デューセンバーグSSJ 1933年 赤/黒 箱付
これも蒐集対象外のため売却。この年式で320馬力・最高時速208kmというスペックは正に超弩級の高級スポーツモデル。







7)ixo ミュージアム1/43アルファロメオ8C 2900B 1938年 前輪車軸補修有 箱付
これも蒐集対象外のため売却することにしましたが、息をのむ程の美しさに売却を躊躇ってしまい、最終的には心を鬼にして(→ややオーバーながら売却を迷ったのは事実・・)手放すこととした1台。


何とも美しいヒップライン





8)英DINKY 255番1/43 ランドローバーMERSEY TUNNEL POLICE 小傷有 箱付
外国製のビンテージモデルも蒐集対象外にも関わらず衝動的に購入したものが多数あり、順次手放す予定です。これは、そんな蒐集対象外にも関わらず長いこと手元にあった1台。ただ、この顔のランドローバーは子供の頃にマッチボックス12番で散々遊んだ想い出があり馴染みがあります。








★閑話休題
今回は久々に鉄道ブリキコレクションの記事として、国産鉄道玩具の最高峰米澤玩具の国鉄クロ151パーラーカー「こだま」「つばめ」2種をご紹介します☆☆☆



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


★国鉄クロ151パーラーカー
日本の鉄道史に燦然と輝く名車中の名車クロ151形「パーラーカー」は、1960(昭和35)年6月1日のダイヤ改正で実施された国鉄・東海道本線の客車特急「つばめ」及び「はと」の電車化に伴い、電車特急「こだま」及び「つばめ」に新たに連結された車両で、客車特急時代の展望車に替わる役割を担った一等制御車です。1960年6月1日より大阪方の先頭に連結され、1964(昭和39)年秋に0系新幹線がデビューするまで、日本の鉄道車輛の最高峰(最高位)に君臨したのでした。


●国鉄クロ151の絵本/玩具/模型 (当時物)
クロ151形は当然、絵本や玩具・模型の題材になったものの、1958(昭和33)年にデビューした特急こだま登場時程の夥しい種類の絵本・玩具・模型のリリースはありませんでした。軽く50冊程度はあると思われるクハ151を表紙に描いた絵本やブリキ玩具のみでも把握できない程の種類がリリースされたクハ151のミニチュアと比べると、クロ151パーラーカーの場合、表紙に描かれた絵本は恐らく10冊程度、ブリキ玩具は巨大な米澤玩具製のみ、HO(16番)鉄道模型は天賞堂とカワイモデル(Nゲージは登場以前)、プラモデルは米澤玩具の1/80及び1/100スケールとオリエンタルの1/80スケールの計3種が出た程度でした。


●トッパンのえほん「走れ特急」(B5判・20頁)
梅本恂 画伯によるクロ151つばめの表紙


何とも魅力的なクロ151つばめと101系山手線の夜のランデブー



●栄光社チャイルド絵本「特急つばめ」(B5判・12頁)
クロ151つばめと153系低窓車が交差する表紙(画家不明)


この絵本は東京から大阪までの道のりで構成されており、表紙を捲ると東京駅の発車前の光景。右手前に駅構内で旅客の荷物を運ぶ赤帽さん(2006年の岡山駅での廃止を最後に消滅)が描かれています。



●フジヤのきんのえほん とっきゅう つばめ(B5判・16頁)
富士屋書店発行。絵:安井小弥太 画伯。鉄橋を渡るクロ151特急つばめの表紙。



●コーヨー社のノーブルえほん 走れ特急列車(B5判・12頁)
光洋出版発行。絵:安井敬造 画伯。トンネルの出口で20系寝台さくらと行き交う151系つばめが描かれた何とも魅力的な表紙。



●ポプラ社の写真図鑑「電車・客貨車」(B5判・134頁・黒岩保美 他著)
1962年2月25日発行。ジュニア向けながら貴重な写真も多い内容の濃い書籍。表紙はクロ151つばめの編成と名鉄パノラマカー7000系。


クロ151の一等特別席では自分の席から東京・名古屋・大阪に電話がかけられますと電話をする会社社長風の男性の写真と共に掲載されています。携帯電話の普及は30年以上後の1990年代であり、1960年代初頭はまだ一般家庭でも黒電話がない家も多かったため、電車の中の自分の席から電話が掛けられるという話は、この本を手に取った当時の少年や庶民にとっては夢のまた夢のような話だったと思います。




【1960年 日本国有鉄道クロ151パーラーカー 実車 主要スペック】 (1960 Japanese National Railways Express train typ. Kuro 151 Parlor Car Specification)
軌間1067mm・全長21,250mm・全幅2,949mm・全高4,210 mm・重量35.2 t・主電動機出力100 kW (MT46A型)・乗車定員18名・最高運転速度110km/h・製造両数12両・製造年1960(昭和35)年~1962(昭和37)年・製造会社3社:川崎車輛(1・2・7・8・12)・近畿車輛(3・4・11)・汽車会社(5・6・9・10)


【米澤玩具 1/32スケール 1960年 国鉄クロ151パーラーカー「こだま号」「つばめ号」 ブリキモデル 主要データ】 (1/32scale 1960 Japanese National Railways Express train typ. Kuro 151 Parlor Car「Kodama」「Tsubame」 by Yonezawa Toys Co.,LTD. Tinplate Model Toy KEY DATA)

・基本素材: ブリキ
・米澤玩具 品番(製品管理番号): No.356(こだま)、No.357(つばめ)
・製品名: 特急こだま号、特急つばめ号(外箱の表記・米澤製品カタログでは「特大つばめ」の記載もあり)
・発売時期: 1963(昭和38)年頃・・・米澤玩具1963年版カタログには掲載されておらず、1964年版カタログで初掲載されているため、1963年に入ってからの発売と推定。
・販売価格: 都内売価770円/全国売価850円
・軌間: 43㎜(実車比1/24.8)
・全長: 655㎜ (実車比1/32.7)
・全幅: 100㎜ (実車比1/29.5)  
・全高: 168㎜ (運転席上部ライトまで:実車比1/25.1) 
・スケール表記: なし
・本体形式表記: クロ151-3
・動力: フリクション(第4輪内蔵)
・箱サイズ: 縦175×横675×厚さ110mm
・バリエーション: 2種(こだま号/つばめ号)
・入手難易度: 10段階評価でレベル8程度
・2024年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額:12~18万円程度(箱付未使用美品の場合:ヤフオクでの未使用品の最高額は26万円)


●米澤玩具1965年版カタログに掲載されたクロ151
特急つばめ号の記載があるものの「こだま号」の画像が掲載されています。都内770円/全国850円の売価も記載されています。




●米澤玩具 1/32スケール 1960年 国鉄クロ151パーラーカー「こだま号」
全長65㎝を超える巨大な鉄道玩具。日本の鉄道車輛をモデルとしたブリキ玩具の文句なしの傑作。










1/80天賞堂、1/150国産鉄道コレクションのクロ151との大きさ比較


運転席


シートが造り込まれた客席






一番後ろ側の車輪にフリクションが内蔵されています。


工場出荷時の緩衝材入りデッドストック品




●米澤玩具 1/32スケール 1960年 国鉄クロ151パーラーカー「つばめ号」
上掲のこだま号のバリエーション。こだま、つばめ共に現存する数は似たようなもので、特にどちらかが少ないということはない印象です。










運転席


客席










●米澤玩具 1/32スケール 1960年 国鉄クロ151パーラーカー「こだま号」と「つばめ号」の並び




ほぼ同スケールのSSSインターナショナル商事製1960年セドリックとの並び






貴重な箱








●当時物 国鉄クロ151パーラーカー各種の並び
当時物のクロ151は、米澤玩具の1/32ブリキ以外にHO(16番1/80)がカワイモデルと天賞堂の2種、プラモデルが1/100と1/80の2種の米澤玩具(ダイヤモンド・プラスティックキットシリーズ)と1/80オリエンタルの計3種がリリースされています。




オリエンタルの1/80クロ151つばめと米澤玩具の1/100クロ151つばめ号のプラモデルもかなりのレア物です。



【参考】henry Collectionの国鉄151系プラモデル
何れも滅多にビンテージプラモ市場に現れない極めて希少な鉄道プラモ。左上:箱絵が非常に魅力的な米澤玩具1/80スケールのクロ151つばめ、右上:オリエンタル1/80クハ151こだま、左下:オリエンタル1/80スケールのクハ151こだま(箱違い)、右下:オリエンタル1/80スケールのクロ151富士(上掲クロ151つばめのバリエーション)。




※補足情報:今回の記事で殆どを再録していますが、クロ151が表紙の絵本や米澤製ブリキ玩具については、2016年4月24日の絵本「走れ特急」の記事をご参照ください。 






★オマケ(その1): 豪華本 カラー版「世界の鉄道模型 大図鑑」 (B4判近似・208頁)
1981年4月30日 角川書店 初版発行。アレン・レヴィ著(小池 滋/和久田康雄 訳)。ズッシリと重く、2.4㎏もあります。当時定価1万5000円の豪華本ですが、基本TMSが古書店では余程古い初期の号を除き買取りして貰えないのと同様の状況にあり、欲しい人がいないということか都内の古書店では1000円以下で売られていることも多いようです。タイトルには「世界の鉄道模型」とありますが、内容はほぼ欧州型の鉄道模型に限られ、残念ながら日本型車両は戦前/戦後共に掲載されていません。ところが、模型と玩具の境界もしくは模型よりも玩具寄りの20世紀初頭あたりのビンテージモデルを重視した編集がされているため、何とマルサン商店の傑作C62など日本製の鉄道ブリキ玩具が若干掲載されています。


カバーにはTMS山崎主筆の一文も掲載されています。




何とマルサン商店の傑作C62(←2022年10月15日の鉄道ブリキコレクション記事No.005参照)が掲載されています。




★オマケ(その2): 懐かしの商用車コレクションVol.84 1/43トヨタ パブリカ ピックアップKP37P型 1976年「ヨコハマタイヤ販売店仕様」
2024年6月26日(水)書店発売の新製品。税込定価2499円。spark/ダイキャスト製。パブリカピックアップはシリーズ3度目の登場ながら、ヨコハマタイヤのカラーリングが魅力的なモデル。














7月24日(水)発売の次号Vol.85はスバルサンバー灯油配達仕様。




★オマケ(その3): Solido新製品 1/18ポルシェ356Pre-Aクーペ 紺
京商発売の新製品。税込定価9900円。既発売の黒に次ぐカラバリ。赤、シルバーといったカラーのリリースも期待したいところです。この価格でドア開閉アクションが付き室内の造り込みもあるのは、1/43も小スケールも高額化した最近のミニカー新製品の中では割安感があります。










ドア開閉


室内も正確に再現


京商ラベル




★オマケ(その4): MINI GT 新製品1/64ポルシェ911(992) IMSA デイトナ24時間 Hrs セーフティカー
MINI GT品番699-L。税込定価2200円。ポルシェのコレクションについては、ノーマル仕様を基本としてゼッケン付モデルは際限がないため原則買わないようにしていますが、これはサーキット物ながらゼッケンが付かずカラーリングがなかなか魅力的で思わず手が出た1台。










★オマケ(その5): 今日のビートルズ「Norwegian Wood (This Bird Has Flown) 1965
東日本大震災の前年2010年12月11日に公開された映画「ノルウェイの森」を吉祥寺の映画館で観ていてこの曲のジョンの声が聴こえてきたところで思わず身震いしたことをことを思い出します。


映画「ノルウェイの森」予告編 (2010年)


私のテキトーピアノバージョン(インマイライフとのメドレー)


★TMS2024年7月号 No.990
通巻1000号まであと10号に迫ったTMS(鉄道模型趣味誌)の最新号(税込定価1000円)はこのティンバートレッスルの何とも感動的な画像に釘付けとなり思わず本屋さんで手にしたという向きも多いことと思います。3000本以上のケーディーのメタル製ナット ワッシャー&ボルトを植え込んで組み上げたというカーブに設置されたティンバートレッスルだけではなく、4410㎜×10715㎜の1/87スケール16.5㎜のアメリカ型レイアウトは全てハンドスパイクでダブルスリップに至るまで自作で作られているということに驚愕した読者も多いことと思います。この大レイアウトを1人で造り上げた(樹木類等の準備が進んでおり、まだまだ進化中とのこと)、鹿児島在住のT氏は今年77歳だそうですが終活とはいまだに無縁で現在も新製品を予約しているとの話にも勇気付けられますが、この大レイアウトを含め大量の鉄道模型なども引き継いでくれる後継者も居て、将来の心配もなく安心して趣味生活を謳歌できる環境にあるということなのかもしれません☆☆







★閑話休題
今回は、ビンテージプラモデルのコレクションから東京プラモの1/36スーパーデラックスはとバスをご紹介します☆☆☆



・・・・・・・・・・・・・・・・・



●1963年スーパーデラックスはとバス 本カタログ(A4判・日本語3つ折6面+)
SDXはとバスのB5判3色刷りの両面チラシはよく見掛けますが、この3つ折のカタログは非常に少なく本物はいまだに一度も見たことがありません(手許にある画像のカタログは残念ながら復刻版)。4代目社長・渡辺伊之輔氏の「皆様、ようこそおいで下さいました。」で始まる挨拶文からすると、1963(昭和38)年にSDXはとバスが完成した際に新車発表会の類が開催されたとの話は聞かないため、SDXはとバスが投入された際の初期の遊覧コースに乗車した人に配られたものなのでしょうか。はとバスに乗車した一般の人が貰っても、このカタログが有用とは思えないため、SDXはとバスが完成した際に営業所等で一般に配られたものという線が濃厚でしょうか。


渡辺社長の挨拶文


A・Bの2タイプ造られたうち、上が自動車史/自動車文化史研究の第一人者・五十嵐平達氏(1924年-2000年)がボディデザインを担当したことで有名なAタイプ:通称「月光仮面」、下はダイヤペット159番でミニカーファンには古くからよく知られたBタイプ:通称「金魚鉢」。


概説


各部解説


前面


外部側面


運転席


図面/スペック


Aタイプ月光仮面「図面」


スペック




●稼働中の1963年 三菱ふそうAR470SスーパーデラックスはとバスAタイプ「月光仮面」
1964年7月10日 講談社発行、講談社のカラー百科第5巻「じどうしゃ」16頁より転載。珍しいSDXはとバスAタイプの稼働中のカラー画像。今しも外国の老夫婦が乗り込もうとしています。




【1963年 三菱ふそうAR470Sスーパーデラックスはとバス 実車 主要スペック】 (1963 Mitsubishi Fuso Super Deluxe Hato Bus Type.AR470S)
全長10800㎜・全幅2480㎜・全高3000㎜・ホイールベース5400㎜・車両重量9800kg・エンジンDD34型ターボチャージャー8550cc・最高出力220ps/2300rpm・エアサス・冷暖房完備・4ヵ国語同時放送可能テープレコーダー搭載・乗車定員40名+乗員2名・ボディデザイン:五十嵐平達氏(Aタイプ)



●東京プラモ1/36スケール1963年三菱ふそうAR470Sスーパーデラックスはとバス 主要事項

・製品名: スーパーデラックスはとバス
・東京プラモ製品番号: キットNo.2000
・発売時期:1966(昭和41)年4月10日(1966年2月15日発行「東京プラモ ニュースNo.1」の記載)
・当時定価: 1500円(2000円バージョンもあり)
・全長: 300㎜(実車比1/36.0スケール)
・全幅: 70㎜ (実車比1/35.4スケール)
・部品総数: 264点(シャシー関係143点、ボディ関係121点)
・動力: 電動(単3電池4本使用)
・箱サイズ: 縦323×横413×厚さ60㎜
・入手難易度:10段階評価で8程度(ヤフオク出品数:年1個程度)
・2024年現在のビンテージプラモデル市場での評価額: 15万円程度(未組立美品の場合)



●1966年2月15日(火) 東京プラモ ニュースNo.1(B5判・白黒・両面印刷)
国産プラモデル史研究の第一人者・明石小五郎氏のプラモ史記事によると、木製ソリッドキットの栄工社~プラモデル黎明期の三和模型~三和倒産後の東京プラモ~東京プラモ倒産後のサンキットは全て社長は高橋英夫氏であり、日本模型新聞には1966(昭和41)年7月15日以降は東京プラモの広告は掲載されていないものの東京プラモの倒産時期は不明とのこと。このニュース第1号が2月発行で僅か5ヵ月後の7月発行の日本模型新聞が最終広告となると東京プラモが存在した期間は1年にも満たない短期間だった可能性があります。


はとバスは4月10日発売予定と記載されています。


裏面はスロット用モーター付シャシー入り自動車「ホンダF-1」等各種(小売価格200円は安過ぎるため誤記?)と家庭用スロットレーシングセット(4500円)の広告。




●2024年6月9日(日)終了ヤフオク 30万1000円で落札された東京プラモ1/36スケール1963年三菱ふそうAR470Sスーパーデラックスはとバス
このプラモは1980年代から2万円程度の高値が付いていたものの、これまでは高くても10万円を少し超えた程度だったのが、箱の状態が並以下にも関わらず一気に30万円超えとなり驚きました。


箱はかなり傷んでいます。。


輸出仕様箱(ヤフオク出品画像より転載)




●東京プラモ1/36スケール1963年三菱ふそうAR470Sスーパーデラックスはとバス
手許にあるキットは上掲の30万円超えで落札された個体よりは若干箱の状態は良いですが、箱は少なからず傷んでいます。このプラモは現存する個体の大半(稀に良い状態のモノもあり)は巨大な箱に傷みが見られる印象です。


プラモの大きさや部品点数が箱上面に記載されています。はとバスの箱絵にはK.Hashimotoのクレジットが見られます。


実車を正確にスケールダウンしている点等の「特徴」も箱上面に記載されています。


箱横の長辺には国会議事堂・東京タワー・二重橋・銀座という東京名所のカラー写真。


箱横の短辺


箱の中にはボディ等のパーツ以外に組立説明書とB5判のはとバスのカラーチラシが封入されています。はとバスのカラーチラシ入りということは、(株)はとバスのオフィシャル・プラモでもあったということなのかもしれません。


キットに封入された、はとバスのチラシ(B5判・両面1枚)


裏面は、はとバス営業所の案内




264点に及ぶパーツ。


前後グリル、バンパーのメッキパーツ


白成型のボディ


タイヤ6個(後輪ダブル)、セメダイン3個


モーター、エアーサスペンション用のスプリング等


組立説明書(B5判・4つ折・8面)












単3電池4本を入れて走らせます。




●サンキット1/32スケール高速ハイウェイバス「ブルーコメット」(箱サイズ:縦235×横420×厚さ65㎜)
東京プラモ倒産後の1967年頃に東京プラモのはとバスの金型を流用して販売されたキット。箱絵ではヘッドライトが格納式のように見えますが、はとバスと同じヘッドライトのパーツが入っています。キット名はこの頃、ブルーシャトーを大ヒットさせたジャッキー吉川とブルー・コメッツから取ったのでしょうか。当時、小2の私もブルーシャトーの替え歌をよく歌っていたことを思い出します。キットに付属するシールはブルーコメットではなくブルースター(BLUE STAR)となっており、はとバスの版権が使えず何とか別名のバスにデッチ上げて市販したという印象です。東京プラモのはとバスでは正確だったスケール表示1/36が何故か1/32に変わっています。


成型色は青系に替わっています。




箱に記載のブルーコメットではなくブルースターのシール入り


ヘッドライトやグリルは、はとバスのパーツのまま。


東京プラモのはとバスキットとの比較。箱の横幅はほぼ同じで縦方向は10㎝弱程度小さくなっています。




●1963年三菱ふそうAR470Sスーパーデラックスはとバス「月光仮面」のブリキ玩具3種との並び
3社で競作されたブリキの月光仮面と東京プラモの並び。ブリキは大きい順に1/23米澤玩具(全長約47㎝)、1/27マルサン商店(全長約40㎝)、1/31野村トーイ(全長約35㎝)。何れも現存数の少ない稀少モデル。最も出来が良いのはマルサン製で、月光仮面をデザインした五十嵐平達氏もリアルタイムでマルサン製を購入され、五十嵐氏のカタログ等のコレクションと共にかつては山中湖高村美術館(2004年秋閉館)に展示されていました。













●1963年SDXはとバス月光仮面のブリキ3台のトミカとの大きさ比較

米澤玩具(全長約47㎝)


マルサン商店(全長約40㎝)


野村トーイ





※1963年スーパーデラックスはとバスの実車カタログについては2013年3月16日の自動車カタログ棚からシリーズ第121回記事をご参照ください。






★オマケ(その1): 鉄道ピクトリアル7月号別冊 国鉄形車両の記録「キハ17系気動車」(B5判・197頁)
株式会社電気 鉄道図書刊行会 発行の新刊。税込定価2550円。キハ17と言うと、小学生の頃に買ったエンドウの16番鉄道模型キハユニ18が現在も手元にあり、懐かしさもあって迷わず購入。ゆっくり熟読します。


八ヶ岳をバックに有名な撮影名所を走るカラーがそそります。


奥付


エンドウの16番キハ17・キハ18(中間車)・キハユニ18との並び。自由型以外で最初に買った16番は、何を隠そう1969年・小4の時に買ったキハユニ18で今年2024年で既に55年も手元にあることになります。





★オマケ(その2): MINT GT新製品 1/64ポルシェ911GT3RS 左ハンドル(白/赤ストライプ)
税込定価2200円。品番630。TLVより安価ながら、よく出来ています。個人的には911はこのようなリアウイングの付いた派手なGT3やターボよりもシンプルなノーマル・グレードの方が好みです。








★オマケ(その3):今日のビートルズ「Nowhere Man」 1966
気付けば口ずさんでいる、ソラで唄えるビートルズの1曲。


1966年武道館公演の演奏☆