★1955年マルサン商店 C62蒸気機関車 ブログ11周年 ~ 鉄道ブリキコレクションから005 | ポルシェ356Aカレラ

ポルシェ356Aカレラ

★20世紀の自動車カタログ、鉄道車輛カタログ、玩具・模型カタログ、ビートルズ、ショパン、ヴィンテージ・ポルシェ、草軽電鉄 etc


★ブログ11周年
東日本大震災の発生した2011(平成23)年10月15日に開始した本ブログが今日で満11歳となりました。本ブログへのアクセスの概ね9割は車名等による検索によるものなどアメーバ以外からのもので、ブログ管理内の「アクセス解析」を見ると、現在、訪問者数は1日300~400人台で推移しています。大勢の人に御覧いただき、本当に感謝しています。
本ブログで発信した自動車カタログやブリキ自動車等の画像はいつの間にか誰かがPinterest(ピンタレスト)に保存しているものが沢山あり、ブログにUPした画像に著作権を設けて転載使用する場合には使用料を貰うといったことが簡単に出来るのかよく判りませんが、無収益であっても本ブログで発信した画像を含む情報が世の中に拡散することはとても良いことと思っています。今後、いつまで本ブログが続くか判りませんが、元気でいる限り長く続けたいと思いますので、これからも宜しくお願いいたしますne☆☆


★引続きコレクション縮小のため委託出品中!!
手許のコレクションでダブって持っているモノや不要なモノなどを10月20日(木)夜終了のヤフオクに色々委託出品していますので、是非ご覧ください (以下は抜粋。赤字クリックでヤフオクに飛びます)☆☆


1)ブリキ バンダイ1959年スバル360 デメキン 水色 20cm1/15箱付・専用カード付 美品 ・・・・・現在、バンダイのスバル360は遊ばれたジャンクを含めると手元に10台程度あり、うち重複している水色を放出。国旗箱とスバル専用カード付は貴重と思います。・・・・・ところが、10月20日のオークション結果は何と元々の買い値25万円の3分の1程度の8万4600円(´;ω;`)ウゥゥ・・・もう1台手元にある水色も2台並べてみると褪色等ではなく色味が明らかに異なるため、引き続きコレクションとして手元に置き、売らなければ良かったと後悔。ヤフオクに出す場合には開始価格を1000円ではなく、15~20万程度として出品し、例え時間が掛かっても悔いのない価格で売れるのをじっくり待つという方が得策だったなと思います(;´∀`)



2)イトーヨーカドーオリジナルトミカ・いすゞエルフ「ネットスーパー配送車」 箱付未使用 他トミカ多数・・・・・10月20日(木)終了分では、画像に写っている以外にもJAF特注品やトミカプレミアム発売記念仕様など最近のトミカ重複分を30台以上、全て100円スタートで出しています。ヤフオクで落札する人は送料も勘案するため、残念ながら落札額が購入価格より高くなるものは少ない感じがします。



★閑話休題
ブログ開設11周年となった今日は昨日2022年10月14日が日本の鉄道150周年の記念日となったことに因み自動車ではなく鉄道関連記事とし、「鉄道ブリキコレクションから」シリーズ第4回記事としてマルサン商店の1/45程度 C62タイプ蒸気機関車をご紹介しますne☆☆☆
 



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


★10月14日が鉄道記念日である理由
1872年(明治5年)9月12日(新暦10月14日)に、新橋駅(後の汐留貨物駅、現在は廃止)と横浜駅(現在の桜木町駅)とを結んだ日本初の鉄道(現在の東海道本線の一部)が開業したこと並びに、1921年(大正10年)10月14日に鉄道開業50周年を記念して東京駅丸の内北口に鉄道博物館(初代)が開館したことを記念したもので翌1922年(大正11年)から鉄道記念日として当時の鉄道省により制定された。
戦後、1949年(昭和24年)には日本国有鉄道(国鉄)の記念日となり、1987年(昭和62年)4月1日の分割民営化後も引き続きJRグループの記念日としてJRグループ内で祝われていた。
しかし、1994年(平成6年)に当時の運輸省(現・国土交通省)が「鉄道記念日のままではJRグループ色が強い」という提案をしたことから「鉄道の日」と改称し、JRのみならず全ての鉄道事業者が日本の鉄道発祥を祝う記念日となった。
(以上、Wikipediaより転載)


★戦前鉄道雑誌「鉄道趣味 1933年5月号」(創刊号)(B5判・日本語50頁・定価40銭)
1872年の日本の鉄道開業から60年を超えたばかりの1933(昭和8)年5月1日に創刊された鉄道趣味雑誌。創刊に至った経緯や編集方針が冒頭に記載され、川合模型製作所(現カワイモデル)など鉄道模型の広告も掲載されています。表紙は1929(昭和4)年製のC53形65号機ですが撮影場所や撮影者等の記載は見当たりません。創刊号には何とあの草軽電鉄の昭和初期の情況が7頁に亘り写真入りで紹介されており、草軽ファン/軽便ファンなら必読とも言える内容です。


平野平四郎・牧野俊彦・鈴木金次郎の鉄道趣味社3名による創刊に際しての言葉


目次


草軽電鉄記事


現在の須田町ではなく浅草が所在地だった初期の川合模型製作所(現カワイモデル)の表2広告




★戦前書籍1943年「蒸気機関車の変遷」(B5判ハードカバー・日本語268頁・価格不詳)
1943(昭和18)年7月、鉄道省発行。奥付の記載は、編纂者:鉄道技術研究所、発行者:鉄道大臣官房鉄道博物館。定価の印字がないため、一般の書店で売られた書籍ではなく、発行者である鉄道博物館(旧万世橋駅跡地に1936年4月~2006年5月まで存在した後の交通博物館)の館内のみで販売された書籍だったのでしょうか。総アート紙使用で1872年の日本の鉄道開業から70年を経過した時点までの日本の蒸気機関車が制式写真を中心に掲載された蒸機ファン必携の書。終戦2年前の戦局も危うくなりつつあった時期の発行にしては紙質も良質です。本書発行時点でD52やC62はまだデビューしていないため非掲載。


扉頁


C51形


C58形


C57形


奥付




★東海道線を走った特急つばめ
1930年(昭和5年)10月から1943年(昭和18年)10月までは鉄道省、第二次世界大戦を挟んで1950年(昭和25年)10月から1964年(昭和39年)10月の東海道新幹線開業までは日本国有鉄道(国鉄)が、それぞれ東海道本線で運行していた特急列車「燕」ならびに「つばめ」は、日本を代表する名門特急列車であった。
なお、新幹線の陰に隠れたものの厳密には東海道新幹線の開業後も1975年(昭和50年)3月まで東海道本線および山陽本線の特急列車として新幹線の伸展とともに運転区間を西へ移動させつつ運行され、最終的には西鹿児島駅まで到達したが、山陽新幹線博多駅開業に伴い一旦廃止され、それ以降20年近く定期列車としての「つばめ」は運行されなかったが、国鉄分割民営化後の1992年(平成4年)7月にJR九州が鹿児島本線に特急「つばめ」を運行し、更に2004年(平成16年)3月には九州新幹線が「つばめ」の名称を引き継いだ。
(以上、Wikipediaより抜粋および一部加筆)


★1950年代から1960年代初頭の「特急つばめ」牽引機等の変遷(以下は筆者Web調査データ。誤り等は、御指摘ください)

◎C62形蒸気機関車: 1950年(昭和25年)1月1日~1956(昭和31)年11月18日(東海道線全線電化の前日までの浜松以西)

◎EF57形電気機関車: 1950年(昭和25年)4月10日~1956(昭和31)年11月18日(東海道線全線電化の前日までの浜松以東)

◎EF58形電気機関車(青大将): 1956年(昭和31年)11月19日~1960年(昭和35年)5月31日

◎151系クロ151パーラーカー連結こだま形特急電車12連: 1960年(昭和35年)6月1日~1964年(昭和39年)9月30日(東海道新幹線開業前日まで)



●絵本に見る特急つばめ(その1)富士屋書店 乗物絵本「EF57形つばめ表紙」(B5判・12頁・定価30円)
富士屋書店発行(1950年代初頭頃)。絵:今野 明 画伯。EF57形5号機牽引つばめの表紙。EF58が表紙の絵本は夥しい種類がありますが、EF57が表紙に描かれた絵本は珍しいと思います。


この絵本は中味が秀逸で、これは品川行き京王帝都の日野トレーラーバスを描いた頁



●絵本に見る特急つばめ(その2)ひかりのくに乗物絵本「C62つばめ表紙」(B5判・12頁・定価35円)
ひかりのくに昭和出版発行(1950年代前半頃)。絵:安井小弥太 画伯。C62形41号機牽引つばめの表紙。



●絵本に見る特急つばめ(その3)小学館のよいこ絵本 ゆかいなのりもの「EF58つばめ表紙」(B5判・12頁・定価50円)
小学館発行(1958年:裏表紙に発行年の印字有)。絵:小山泰治 画伯。EF58形89号機 牽引つばめ青大将の表紙。



●絵本に見る特急つばめ(その4)フジヤのきんのえほん とっきゅう つばめ「クロ151つばめ表紙」(B5判・16頁・定価80円)
富士屋書店発行(1960年代前半)。絵:安井小弥太 画伯。151系の登場の翌々年、1960年6月にパーラーカーを加えて登場した電車特急つばめの表紙。



●絵本に見る特急つばめ(その5)コーヨー社のノーブルえほん 走れ特急列車「クロ151つばめ表紙」(B5判・12頁・定価60円)
光洋出版発行(1960年代前半)。絵:安井敬造 画伯。トンネルの出口で20系寝台さくらと行き交う151系つばめが描かれた魅力的な表紙。



●鉄道ピクトリアル誌に見る特急つばめ(その1)1956年1月号「C62牽引つばめ表紙」(B5判・66頁・本号に限り特価130円)
通巻54号。この表紙写真は1955年11月28日に東海道線宮原にて西尾克三郎氏撮影との説明が目次頁に記載されています。



●鉄道ピクトリアル誌に見る特急つばめ(その2)1960年10月号「クロ151を先頭にした151系電車特急つばめ表紙」(B5判・76頁・定価130円)
151系つばめ投入の年に発行されたピクトリアルの表紙を飾った国鉄名車中の名車クロ151。1960年6月12日、由比~興津間、撮影:久保 敏氏。




【1948年 日本国有鉄道C62形蒸気機関車 実機 主要スペック】 (1948 Japanese National Railways Steam Locomotive typ.C62 Specification)
軸配置2C2・軌間1067mm・全長全長21,475 mm・全幅2,880mm・全高3,980 mm・動輪径1,750 mm・機関車重量88.83 t・炭水車重量56.34 t・総重量145.17 t・最高出力2,163 ps・最高運転速度129km・製造数49両・製造年1948(昭和23)年~1949(昭和24)年


【マルサン商店 1/45スケール C62タイプ蒸気機関車 ブリキモデル 主要データ】 (1/45scale 1948 Japanese National Railways Steam Locomotive typ.C62 by Marusan Shoten,LTD.  Tinplate Model Toy KEY DATA)

・基本素材: ブリキ
・マルサン品番(管理番号): 艶消し黒:No.3270、緑メタ:No.3338、青メタ:不詳
・製品名: セントラルトレイン/Express NEW YORK CENTRAL/C6221
・発売時期: 1955(昭和30)年10月頃
・販売価格: 不明
・軌間: 32㎜
・全長: 470㎜ (実車比1/45.7)
・全幅: 70㎜ (実車比1/41.1)  
・全高: 102㎜ (実車比1/39.0) 
・スケール表記: なし
・本体形式表記:7103
・動力: フリクション(第2動輪内蔵)
・箱サイズ: 縦120×横480×厚さ78mm
・カラーバリエーション: 艶消し黒、青メタ、緑メタ 等
・入手難易度: 10段階評価でレベル7~8程度
・2022年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額: 4~12万円程度(箱付未使用美品の場合)


●東京玩具商報1955年12月号 マルサン商店 広告(国立国会図書館の蔵書より複写)
有名な1951年キャデラックと共にC62タイプの蒸気機関車の製品画像も掲載されています。キャデラックの発売はこの広告よりもずっと前と思われますが、C62については、この広告が掲載された1955(昭和30)年のクリマス商戦向けに投入された製品だったと思われます。当時、鉄道模型の主流だった軌間32mmのOゲージスケールで製作されています。明らかにC62をモチーフとしながら、プリント仕様ではない黒塗装も市販されたものの、黒塗装では地味過ぎて対米輸出も子供向けの国内販売も難しいとの判断からか、「NEW YORK CENTRAL 」の文字とカラフルなプリントを入れた仕様が掲載されています。





●東京玩具商報1955年12月号 新製品紹介欄に掲載されたマルサン商店セントラルトレイン(同上)
この号の優秀製品(新製品)紹介欄に掲載されているということは、1955(昭和30)年のクリマス商戦向けに投入された製品だったと推定できます。






●マルサン商店 1/45スケール C62タイプ蒸気機関車 黒艶消し塗装 (箱付・欠品無)
蒸気機関車の日本製ブリキ玩具は玩具然とした製品が大半であった中で殆ど唯一と言えるC62形をモチーフとしたスケールモデル的な傑作。この最もスケールモデル的な黒塗装版は「NEW YORK CENTRAL 」のプリント版よりパーツ点数が多く実感的な仕上がりとなっています。しかし、子供には受けなかったためか市場に出た製品の大半はプリント仕様だったようです。




プレートは残念ながらC62ではなく、全製品がマルサン商標+7103となっています。






やや上から


上箱右下にマルサン商標とストックNo.3270の印字




手前は1950年代前半に日産自動車がノックダウン生産したオースチンA40サマーセットサルーン(英DINKY製1/43ダイキャストミニカー)。Oゲージの軌間32㎜レールがピタリと合い、レール上をスムースに走行します。








車両底面


第2動輪にフリクション機構が組み込まれています。




●マルサン商店 1/45スケール C62タイプ蒸気機関車 緑塗装 (箱付・ヘッドライト欠品・ロッド破損有)










上箱左下にマルサン商標とストックNo.3338の印字。上掲の黒の箱とは色もナンバーも異なります。






●マルサン商店 1/45スケール C62タイプ蒸気機関車 青塗装 (箱無・ヘッドライト欠品)
箱無ながら全体の状態からすると、恐らく子供の手に渡らないまま生き延びてきた個体と思われます。










●三共HOスケール1/80 C62形1号機 蒸気機関車 プラモデル
箱サイズ:縦14.5×横42×厚さ4.3cm。組立後(画像手前)の本体全長26.5cm。1960年代に国産乗用車プラモの傑作を多数リリースした三共が1960年代前半にリリースしたC62の出来の良いHOスケールプラモ。オリエンタルやヨネザワの1960年代の鉄道プラモと同様にレア度は高目です。


手前の完成品とは別に箱の中身は途中まで作ってある仕掛け品。




●マルサン商店1/45スケールC62形蒸気機関車と三共HOスケール1/80スケールC62形 蒸気機関車 プラモデルの並び




手前から、艶消し黒、青、緑






貴重な元箱2種






★オマケ(その1): 2022年10月トミカ新製品
2022年10月15日(土)はトミカ新車発売の第3土曜日ということで、以下の製品を購入してきました。現在、過去に重複して購入した初回限定は複数持っていると有難みが薄れるということもあり、今回からは初回・発売記念仕様も1台のみ入手するつもりだったのですが、自転車で行かれる近所の家電量販店に行くとトミカ基本32%offセールとなっていたこともあり、またしても限定品は2台購入してしまいました(大汗)。現在、トミカはポルシェを除き基本1台のみの所有とすべく複数持っているモノを順次売却していますが、またしても同じモノを2台買ってどうするの??って感じですyone(大汗)。最近、初回のダブリ分を売却していてよく分かったのですが、初回だから必ず価値が上がるということはなく車種によっては以前の定価360円でも売れないものも多々あり、今月のアクアなども間違いなく初回限定品であっても価値は上がりそうにはない1台という感じがします。

1)No.34 1/59トヨタ アクア(通常品:シルバーメタ、初回:黒メタ・税込定価550円)

2)No.77 1/80日立建機 マカダムローラZC125M-5 (税込定価550円)

3)TOYOTA86/GR86 10th アニバーサリーコレクション セット (1/60トヨタ86前期の白・同後期の緑・トヨタGR86のオレンジの3台セット:税込定価2200円:1台当り約733円×3)

4)トミカプレミアム14番1/62スケール1981年A60型トヨタセリカXX2800GT (通常品:グレイ/黒、発売記念仕様:白/黒・税込定価935円)・・・・・左右ドア及びリトラクタブルライト開閉アクション付 





16番日本型鉄道模型レイアウトに使える1/80スケールが嬉しい77番 日立建機 マカダムローラZC125M-5が、やはり今月のイチオシ新製品!




★オマケ(その2): 今日のビートルズ「All You Need Is Love」 1967
「えーっ!また、この曲?もう耳タコだよ~ww」と言われそうですが、やはり節目の回にはこの1960年代のアイコン的な曲が一番ですよね♪♡
2011年10月15日の本ブログの最初の記事1960年代という時代でもこの曲について触れています☆☆


私のテキトーピアノ・バージョン☆