ポルシェ356Aカレラ -2ページ目

ポルシェ356Aカレラ

★20世紀の自動車カタログ、鉄道車輛カタログ、玩具・模型カタログ、ビートルズ、ショパン、ヴィンテージ・ポルシェ、草軽電鉄 etc


★引続きコレクション整理のため委託出品中!!
手許のコレクションの中から不要なモノを2024(令和6)年8月28日(水)終了のヤフオクに色々(大半はランボルギーニ等の最近のトミカと2000年前後のいすゞビッグホーン等のカタログ)と委託出品していますので、是非ご覧ください(以下は抜粋・赤字クリックでヤフクオクに飛びます)☆☆



1)ブリキ野村トーイ1/11 初代ハイエース中サイズ約40㎝ 箱無
大中小と3サイズある野村トーイの初代ハイエース・トラックのブリキの中で最も出来の良い中サイズ。全体には遊ばれた形跡のない美品で購入価格は6桁超えだった品物ですが、経年劣化なのかプラ製の鳥居が一部破損しています。破損個所が小さいため工作に慣れている人ならパテ等で簡単に補修/修復出来そうです。





2)アポロ社 1955年観音クラウン コンバーチブル ピクチュアパズル 未使用
縦21×横26㎝。実車には存在しない初代クラウンRS型のコンバーチブルがメインに描かれた珍しいパズル。色焼け等の若干の経年劣化はあるものの帯が外されていない未使用品。



★閑話休題
今回はブリキ自動車コレクションの第227回記事として、萬代屋(現バンダイ)フェラーリ410スーパーアメリカser.Ⅲをご紹介します☆☆☆



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萬代屋がリリースした1958年フェラーリ410スーパーアメリカ シリーズⅢ
フェラーリ410スーパーアメリカ(=通称SA)は、折しも日本ではクラウンRSとダットサン110セダンがデビューした1955年(昭和30年)に大排気量・大馬力が持て囃されるアメリカ市場向けにデビューしています。生産が軌道に乗った1956年(昭和31年)の生産台数14台、日本で萬代屋(現バンダイ)がモデル化した1958年の最終型シリーズⅢの生産台数は12台という数字はアメリカ国内価格1万6800ドルという異例の高価格を考慮すれば決して悪くはない成績だったと言われます。SAは生産台数の少ない手造り生産車だったため、エクステリアデザインは1台ずつ微妙に異なり全く同一の車両は存在しないとも言われます。萬代屋製品のリリース時期は1960年(昭和35年)の夏で実車デビューから2年遅れということになりますが、外車輸入自由化前の当時の自動車事情を考慮すれば、2年落ちはまだ新車の範疇だったとも言えます。JMACの故 朝田隆也氏が萬代屋に足を運びモデル化すべき車種についてアドバイスをされ、その結果、シトロエンDSやフィアット600等の萬代屋製品が世に出た経緯について朝田氏自身がモデル・カーズ第8号に書かれていますが、この萬代屋製フェラーリSAについても朝田氏のアドバイスによるリリースだったか否かは不明です。

実車画像







【1958年 フェラーリ410スーパーアメリカ シリーズⅢ クーペ 実車 主要データ】(1958 Ferrari 410 Super America series Ⅲ Specifications)
全長4775㎜・全幅1727㎜・全高1372㎜・ホイールベース2598㎜・車重1090kg・V12/4949cc・最高出力400ps/6200rpm・最大トルク47㎏-m/4700rpm・変速機4速フロアMT・燃料タンク容量100ℓ・最高速度262km/h・アメリカ国内価格1万6800ドル


【萬代屋1/16スケール 1958年フェラーリ410スーパーアメリカ シリーズⅢ クーペ主要データ】(1/16scale 1958 Ferrari 410 Super America series Ⅲ Tinplate Model Toy by Bandai-ya KEY DATA)
・製品名: 「フェラリー クーペ」(輸出向け製品名:「Ferrari Super America coupé」)
・基本素材: ブリキ
・萬代屋 品番(管理番号): 756(コンバーチブル:757)
・発売時期: 1960年7月
・販売価格: 都内価格290円、地方最低小売価格320円(地方価格は発売翌月330円に変更)
・全長:285㎜ (実車比:1/16.8スケール)
・全幅:100㎜ (実車比:1/17.3スケール)
・ホイールベース: 161㎜ (実車比:1/16.1スケール)
・ボディカラーバリエーション: 白/赤、白/赤メタ、白/濃青メタ、オレンジ/クリーム、シルバー(コンバーチブル)、薄水色(コンバーチブル)、赤(鉄腕アトム、ケロヨン乗車仕様) 等
・動力: 前輪内臓フリクション
・シャシー再現: 1stモデルではフレーム、エンジン・デフの浮彫あり。
・入手難易度: 10段階評価でレベル6程度(鉄腕アトム乗車バージョンはレベル9~10)
・2024年現在のアンティークトイ市場の推定評価額: 4~6万円程度 (箱付ミントコンディションの場合。鉄腕アトム乗車バージョンは70万円~)


●東京玩具商報1960年7月号 萬代屋 広告(国立国会図書館の蔵書より複写)


新型製品 フェラリー クーペ 地方最低売価320円と記載されています。



●東京玩具商報1960年8月号 萬代屋 広告(同上)
地方最低売価330円(価格訂正させて頂きます。)と記載され、前月号より10円高い価格となっています。



1960年 萬代屋「世界の自動車を集めましょう」カタログに掲載されたフェラーリ。縮尺は製品の箱には印字が見られないものの1/16と記載されています。


新宿 伊勢丹発行、1960年萬代屋自動車玩具発売スケジュール表に1960年7月発売と記載されています。


1960年萬代屋輸出向け自動車カタログに掲載された品番表にはクーペ756、コンバーチブル757と記載されています。


バンダイ1964年版カタログに掲載されたアトム フェラリー


バンダイ1964年版カタログに掲載された電動リモコン スライディングルーフ可動バージョン 。




●萬代屋1/16スケール 1958年フェラーリ410スーパーアメリカ シリーズⅢ クーペ 白/濃青メタ (1stモデル・箱付・極美品)
サイドのエアインテーク、ボンネット中央の2本のメッキライン、ハンドルの台座、ドア等の室内トリムの付く、造りの丁寧な1stモデル。
















跳ね馬のフェラーリ・エンブレム










1/18スケール250SWBより一回り大きい1/16スケール


マッチボックス・トミカプレミアムのフェラーリとの大きさ比較




室内プリント。ハンドルには台座が付き、ドア内側のトリムもブリキで再現されています。




シャシー裏


Ferrari Super America と萬代屋BC商標の浮彫




●萬代屋1/16スケール 1958年フェラーリ410スーパーアメリカ シリーズⅢ クーペ オレンジ/クリーム (2ndモデル・箱無・極美品)
1stモデルには付いていたサイドのエアインテーク、ボンネット中央の2本のメッキライン、ハンドルの台座、ドア等の室内トリムが省かれ、大幅にコストダウンされた2ndモデル。














マッチボックス、トミカのフェラーリとの大きさ比較




1stモデルには付いていたハンドルの台座、ドア内貼りが省略されています。


シャシー裏。1stモデルのエンジンやフレームの浮彫が消えています。


このカラーリングは同じバンダイの観音クラウン最終RS31にも採用されています。フェラーリ、クラウン共に実車には存在しない、バンダイ・オリジナルのカラーリングと思われます。




●萬代屋1/16スケール 1958年フェラーリ410スーパーアメリカ シリーズⅢ クーペ 1stモデル(左)と2ndモデル(右)の並び








●萬代屋1/16スケール 1958年フェラーリ410スーパーアメリカ シリーズⅢ クーペ と同時代の1/43フェラーリの並び
ミニカーは全て近年のもの。












●ヤフオク等に見る萬代屋1/16スケール 1958年フェラーリ410スーパーアメリカ シリーズⅢ のバリエーション
ヤフオク出品画像及びコレクター向け洋書からバンダイ410SA金型使用の膨大なバリエーションの一部を以下にご紹介します。

車輪も欠品有の遊び倒されたスーパージャンク状態で13万3000円。箱付未使用完品が市場に出れば7桁超えでしょうか。






ツクダに金型が流れて製造されたケロヨン乗車バージョン


日本語箱付電動スライディングルーフ仕様


輸出用英字箱付の初期リモコン仕様コンバーチブル


電動クーペ・スライディングルーフ輸出向け英字箱付


ギアシフトアクション電動コンバーチブル輸出向け英字箱付


コンバーチブル・フリクション仕様(箱は電動輸出向け英字仕様)


スタントカー仕様





電動クーペ・プラホイール英字箱付


電動コンバーチブル・ドライバーフィギュア付


電動コンバーチブル・ドライバーフィギュア付の色違い


電動コンバーチブル・子供フィギュア付


1969年モンテカルロラリー仕様ゼッケン12クーペ







★オマケ(その1): 懐かしの商用車コレクションVol.86 1/43スケール1958年ホープスターSU型 製糸業仕様
2024年8月21日(水)発売新製品。spark/ダイキャスト製。国産旧車マニア狂喜乱舞の今回のホープスターは何故か一般受けもしたということなのか?都内では品薄です。ホープスターが出たということから、更なるレア車のモデル化を期待したいところです。














スタジオKAN製1/43スケール1961年ホープスターST型との並び






ホープスター軽三輪カタログ・コレクションと懐かしの商用車コレクション新製品1958年ホープスターSU型




★オマケ(その2):ダイアクロン 超高額
1980年~1984年に発売されたダイアクロンのパワードコンボイDXセットを400万円で買取るとのチラシがまん●らけで配布されています。


ホントにそんなに高く売れるのか?と思い検索してみると、同じモノをブック●●がヤフオクに出品し、何と659万2555円で落札されていて2度ビックリ。ブック●●が幾らで買い取ったのか不明ですが(そもそもディープなマニアさんがブック●●に売るのでしょうか・・)、まん●らけのチラシにある400万で買い取ったら259万も儲かる計算です。調べてみると、ダイアクロンのラインナップにはポルシェもあるようです。




★オマケ(その3): 今日のビートルズ「Yes It Is」 1965
ジョージのペダルトーン・ギターが印象的なジョンの隠れた名曲。

★引続きコレクション整理のため委託出品中!!
手許のコレクションの中から不要なモノを2024(令和6)年8月21日(水)終了のヤフオクに色々委託出品していますので、是非ご覧ください(以下は抜粋・赤字クリックでヤフクオクに飛びます)☆☆



1)ブリキ イチコー1/14.5スケール 1963年 トヨペット クラウン約32㎝ 箱無ジャンク
欠品・錆傷み大のジャンクです。レストアベースとするにも欠品が多いため大変かもしれません。



2)ブリキ メーカー不明 約13㎝ VWマイクロバス タイプ2 T1 箱無ジャンク
先日、この場でメーカー名を皆さんに伺ったブリキですが、誰も知らないようでしたので珍品なのかもしれません。ホイールキャップ全て欠品のジャンクですが、小ぶりながら細部までよく出来ています。



3)ブリキ/プラ混合 関東トイズ ゴールデンジープ 約16㎝ 箱付
1950年代からの古い歴史のある関東トイズのブリキシャシー/プラボディのジープ。箱内の緩衝材まで残っているデッド品。





4)POLITOYS 1/43フェラーリP-5日本市場向けブリスター未開封
480円と印字された珍しい日本市場向けブリスター入りの未開封品。



5)POLITOYS 1/43マクラーレンM8F日本市場向けブリスター未開封
上掲のフェラーリと同じ480円定価の印字の入った珍しい日本市場向けブリスター未開封品。



6)POLITOYS 1/43ポルシェ917日本市場向けブリスター
これも日本市場向けの珍しいブリスター付ながら裏面に開封跡があります。



7)香港プレイアート シボレーアストロ 増田屋ポケッター黒箱付
プレイアートの中でも小ぶりなモデル。状態は良いと思います。英CORGIの1/43スケールのアストロと並べて飾ると最高です。



8)香港プレイアート ランボルギーニミウラ 増田屋ポケッター黒箱付
上掲のミウラと同じ増田屋ポケッター黒箱で売られたプレイアートの1台。これも状態は良いと思います。



9)香港プレイアート アルファカラボ ベルトーネ 箱付
日本語箱付の1台。これも状態は良いと思います。これは1/43の仏ソリドの1/43の同モデルと並べて飾ると最高です。



10)英DINKY 1/43 デ・トマソ マングスタ
スーパーカーブーム以前に売られていたマングスタのミニカー。



11)伊POLISTIL 1/25ポルシェ911S MARTINI WALDEGAARD 箱付
ノーマル、複数のポリス仕様、スキー積、ラリー仕様「ジタン」など多数リリースされたバリエーションの中の1台。



12)トミカ2018年ワンダーランド100回記念パーティー限定ランボルギーニ 寿オレンジ 箱付
パーティー会場で3台セット1万円で100セット限定販売されたモデル。



13)トミカ2018年ワンダーランド100回記念パーティー限定ランボルギーニ 闘牛エンブレム オレンジ 箱付
これも3台セット1万円で100セットが限定販売されたモデル。上掲のオレンジとはルーフのタンポが異なります。



14)トミカ2018年ワンダーランド100回記念パーティー限定ランボルギーニ 寿 イエロー 箱付
これも3台セット1万円で100セットのみ限定販売されたモデル。



15)トミカ2018年ワンダーランド100回記念 シビック タイプR 箱付
これはワンダー100回の会場限定50台程度と言われる稀少品。



16)トミカ2018年石和温泉旧車イベント限定シビックタイプR 専用箱付
石和のイベント会場のみで販売された稀少トミカ。




★閑話休題
今回は鉄道ブリキコレクションの第8回記事として、1950年代後半に萬代屋(現バンダイ)がリリースした傑作「マレー型蒸気機関車」をメインにオマケとして第23回国際鉄道模型コンベンションについても駆け足でご紹介します☆☆☆



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★マレー式蒸気機関車
マレー式機関車(英: Mallet locomotive)は、関節式機関車の一様式で、一方の走り装置は車体の下に固定されており、もう一方の前側の走り装置が進行方向に沿って首を振るようにした構造のものである。スイスの技師アナトール・マレー(Jules T. Anatole Mallet、1837年5月23日-1919年10月10日)によって発明された。
日本においては、1903年(明治36年)にドイツのマッファイ社が0-4-4-0(B+B)形のタンク機(後の鉄道院4500形)を持ち込んだが、元々メーターゲージ用を改軌したもので、当時の日本でも国鉄規模では非力で幹線の実用にならず普及はしなかった。その後、東海道本線や東北本線などの輸送量は増大していたが、箱根越えなど長距離にわたって20‰の勾配が連続する区間があり、輸送上のネックとなっていた。そこで考えられたのが、電化あるいは軌道を強化してより大型の蒸気機関車を導入するかであったが、いずれも多額の費用が必要であった。そのような状況下でアメリカン・ロコモティブ(アルコ)社の日本における代理店である三井物産が強力でも軸重が軽いという触れ込みでマレー式機関車を売り込んできたため、1911年に試験的に6両を輸入し9020形とされたが、アメリカではこれまでないレベルの小型機で日本基準でも使い勝手が悪くマレー式の訓練用にのみ使用された。翌1912年にアルコ社製の9750形、アメリカ・ボールドウィン社製の9800形、ドイツ・ヘンシェル社製の9850形など0-6-6-0が一気に計54両も輸入され、東海道本線(現・御殿場線)山北 - 沼津間などの急勾配区間で使用されたが、先輪がないためフランジの摩耗が激しく、これ以後マレー式の増備はされなかった。残された54両も過熱器装備の9600形や9900形などの国産の固定台枠式の蒸気機関車でこの急勾配区間が十分越えられるようになったこともあって逐次置き換えられ、1933年までにマレー式機関車は全廃された。この山北 - 沼津間が日本で唯一のマレー式機関車の本格運用例で僅か15年ほどの期間であった。(以上、Wikipediaより抜粋、再構成)

1911年鉄道院9020形マレー型蒸気機関車(1943年7月・鉄道省発行「蒸気機関車の変遷」より転載)



【萬代屋 1/35ケール程度1911年9020形 マレー型 蒸気機関車 ブリキモデル 主要データ】 (1/35scale 1911 Japanese National Railways Mallet locomotive typ. 9020 by Bandai-ya Tinplate Model Toy KEY DATA)

・基本素材: ブリキ
・萬代屋 品番(製品管理番号): No.547
・製品名: マレー型 蒸気機関車。
・発売時期: 1957(昭和32)年・・・業界誌「東京玩具商報」の写真入り広告掲載が1958年1月号であることから、1957年のクリスマスシーズン前には発売されたものと推定。
・販売価格: 都内売価600円(?)/地方売価660円・・・業界誌「東京玩具商報」の写真入り広告には地方売価のみ掲載されており、通常、都内売価より地方売価が1割程度高かったことから都内売価は記載がないものの600円と推定。
・軌間: 42㎜(実車比1/25.4)
・全長: 475㎜ (実車比1/39.9)
・機関車全長: 380㎜ (実車比1/33.6)
・全幅: 75㎜ (実車比1/34.9)  
・全高: 115㎜ (実車比1/33.1) 
・スケール表記: なし
・本体形式表記: D-547
・動力: フリクション(第4動輪内蔵)
・箱サイズ: 縦101×横491×厚さ118mm
・カラーバリエーション: 黒・小豆色 等
・入手難易度: 10段階評価でレベル8程度
・2024年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額:4.5~10万円程度(箱付未使用美品の場合)
・特記事項:
1)迫力あるサイズ、リベットまで型抜きされた細密感のある造り、走行時のメカニカルなロッドの動きなどマルサン商店のC62と並ぶ日本製ブリキ蒸気機関車の最高峰。
2)本稿では萬代屋製品の軸配置「1BB」から便宜上、モデルとした実機を軸配置の同じ9020形としていますが、箱絵の機関車のテンダーには「LIONEL LINE」の文字があり、アメリカ型カブースを牽引する姿も箱に描かれていることから、既に廃車後の長い年数を経ていた9020形をモデルにした訳ではなく、製品発売当時、現役だった米国のマレー型蒸気を参考にモデル化した製品だったのかもしれません。


●東京玩具商報1958年1月号「萬代屋広告」に掲載された「マレー型蒸気機関車」(国立国会図書館の蔵書より複写)
「保証玩具、動力(=フリクション内臓)、長さ(=全長)50㎝、地方売価660円」と記載されています。





●萬代屋 1/35ケール程度1911年9020形 マレー型 蒸気機関車 小豆色(箱付・美品)
全長50cmに迫る巨大な鉄道玩具。日本製ブリキの蒸気機関車としてはマルサンのC62と双璧を為す傑作モデル。










日本型蒸機ではヘッドライトが付く位置にベルが紐で吊るされています。






テンダー後部の形式プレートには「あかばこの じょうぶな ビーシーのおもちゃ」の文字がプリントされています。




ロングトミカD51(全長157㎜)との大きさ比較




キャブの形式プレートには「D-547」のプリント


上箱右下に萬代屋BCロゴ


箱横のイラストにはアメリカ型カブースも描かれています。




裏側。第4動輪の中央にフリクション機構を逃す出っ張り。




●萬代屋 1/35ケール程度1911年9020形 マレー型 蒸気機関車とマルサン商店1/45スケール C62蒸気機関車の並び
1950年代の日本製ブリキ玩具黄金時代の傑作蒸気機関車2機の並び。










※マルサン商店のC62蒸気機関車については、2022年10月15日の鉄道ブリキコレクションから第5回記事をご参照ください。 






★オマケ(その1): 第23回国際鉄道模型コンベンション レポート
会 期: 2024年8月16日(金)17日(土)18日(日)10時~18時(最終日17時迄)
会 場: 東京ビッグサイト東1ホール
入場料: 当日券1500円、3日間通し券3500円(前売券1200円、前売り3日間通し券3000円)他
歴 史:第1回開催は2000年(平成12年)

事前に300円お得な前売券を購入しました。トミカ博もビッグサイト近くの会場で開催されていましたが、トミカにはあまり関心がなくなった上にイベント限定品には欲しい車種もなかったため今年は行きませんでした。


会場入口


凄い人です。


TMSブース


一足早くTMS2024年9月号(通巻992号)が販売されていました。


9月号で一番目を引いたのはコロナ禍以後に造り始めて16番の旧型国電を既に80両以上も自作したとの記事


カツミ・ブース。懐かしのEB58を描いたロゴマーク。


カツミ製 OゲージEB50も展示されていました。


エンドウ・ブース


JR九州787系が編成で定価98万円強。


沙流内鉄道のDCC自動運転


自動運転 動画


零番 三線式の会。個人的にはこのブースを見るだけでも行った価値あり。


1960年代半ばのOゲージ末期のカツミ製電車群とつぼみ堂の80系ショーティー






右端の山手線は顔が異なる2種






珍しいつぼみ堂の80系ショーティー関西急行色のパンタ付とパンタ無


つぼみ堂のモハ81とモユニ改造車


これは改造品


カツミB56とC62。機関庫はエンドウ製。






この信号所もエンドウ製?


かなりのスピードで快走



松本吉之コレクション


名著「鉄道模型考古学」を遺した松本吉之氏のコレクション展示「解説」


Oゲージつぼみ堂80系ショーティーの珍しい中間車他と著書


宮沢模型 新幹線試作A編成


カワイモデル「ペンシルバニア0-1」


鉄道模型社のE10他 蒸機群




★オマケ(その2): 2024年8月トミカ新製品
8月17日(土)はトミカ新車発売日でしたが、基本的にトミカの新製品は興味のある車種のみ買う方針に変えたため、今月は76番1/55ダイハツハイゼットJAFロードサービスカーとトミカプレミアム13番1/62三菱スタリオンの2台のみ購入。ランボルギーニは全く興味がないため1台も買わず。スタリオンは芸風ではないため買うべきか少々迷った末に購入(汗)。




スタリオンはライトアップ+ドア開閉、ハイゼットもリアゲート開閉。




★オマケ(その5): 今日のビートルズ「Revolution」 1968
このレボリューション演奏シーンのビートルズが好きで、このポスター(A1サイズ)はもう随分長く(30年以上)部屋に飾ってあります。



★南海トラフ大地震
2024年8月8日(木)、気象庁は宮崎で発生した地震のデータから南海トラフで巨大地震が発生する可能性が通常よりも高くなっているとし、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。「平常通りの生活を送りながら、次の地震があった場合の備えや避難の方法を再確認するようにしましょう。」とのことですが、大地震が来る可能性は従来から言われていたことで、運用が変わっただけという認識で良いのでしょうか。今回の気象庁発の広報を受けて、懐中電灯、ペットボトルの水、携帯トイレ等の防災グッズを購入したり、停電した時にエアコンの効く車内で長時間過ごせるようクルマのガソリンを満タンにしたりといったことをしている人が多いようです。
南海トラフと聞いて個人的に連想するのは、1966(昭和41)年12月、小1のクリスマスシーズンに公開された東宝映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』で、「南海」という言葉には行ったことのない遠い世界に行く時の妙なトキメキと共に「恐ろしい」という言葉を思わず連想してしまいます。しかし、考えてみれば、関西には南海電鉄という有名な私鉄があり、「南海」の言葉で連想するのは一番に鉄道だという関西在住の人が多いのでしょうか☆☆





★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」の第226回記事として萬代屋(現バンダイ)の1958~1959年ダットサン1000をご紹介します。ダットサン1000については、未入手の桜号を入手してから御紹介とずっと考えていたのですが、よく考えてみると桜号専用の紙帯の付いた箱付は殆ど市場に現れないことから生きているうちに入手できないかもしれません。それならば、バリエーションの一つである桜号についてはヤフオクに出品された箱無の画像を借用し、今回の萬代屋ダットサン1000の記事をアップすることとしました☆☆☆ 



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ダットサン1000
1957(昭和32)年10月、1955(昭和30)年1月にデビューした110型セダンのボディに新開発されたOHV 988cc 34馬力のC型エンジンを搭載した210型「ダットサン1000セダン」がデビュー。210型は、当時の需要の大半を占めていた小型タクシーの料金体系の排気量上限が1000ccに拡大されたこと及び1957年7月に初代トヨペット・コロナ(ST10型)が1000ccエンジンでデビューしたことへの日産の回答でした。
新しいC型1000ccエンジンは、当時の日産がライセンス生産していたオースチンA50ケンブリッジのエンジンのストロークを縮めて開発され、当時の日本製エンジンとしては異例とも言えるショートストロークの高回転型でしたが、低速域の弱いトルクは、ファイナルギア比の適正化等により補われ、電装系は従来の6Vが12Vに改められていました。

1978(昭和53)年2月、高校生だった筆者が都内で撮影した、とあるガレージから顔を出した1958年ダットサン1000(210型)。20年落ちの当時、既に街中から姿を消して久しく旧車としての貫禄は十分でした。この写真の撮影から2024年で既に46年、このダットサンはその後どうなったのでしょうか。



ダットサン1000の国際ラリー参戦とマイナーチェンジ
1958(昭和33)年6月には日産乗用車としては初の対米輸出が210型ダットサンで始められ、また、同年9月に開催されたオーストラリア・モービルガス・トライアルには、宣伝課長(当時の資料では業務部次長)であった片山豊氏(1909-2015年)の発案で1000cc以下のAクラスに富士号、桜号の2台が出場し、富士号がAクラス優勝(総合では完走車34台中25位)、桜号がAクラス4位(総合では完走34台中34位のブービー賞)の快挙を遂げた。出場車両数67台中、完走車は概ね半分であり、日本から同時に参加した初代トヨペットクラウンRS型3台は何れもリタイアしたため、日産はAクラス優勝のパレードを東京で行うなど宣伝に前例がない程に力を入れ、萬代屋に富士号・桜号の特別仕様のブリキ玩具を特注し優勝記念ノベルティとして配布しています。
1958(昭和33)年10月にはフロントグリルをシンプルかつ完成度の高いデザインに変更すると共にウインカーをフロントフェンダー上からフロントパネル下に移し、更にリアウインドウも拡大した最終進化型 211型 にマイナーチェンジします。
ところが、僅か9ヵ月後の翌1959年(昭和34年)7月、初代ブルーバード310型のデビューによりダットサン小型乗用車のバトンを211型から310型へ渡し生産を終了しています。


【1958年 ダットサン1000セダン(210型) 実車 主要データ】(1958 DATSUN 1000 Typ.210 Specifications)
全長3,860㎜・全幅1,466㎜・全高1,535㎜・ホイールベース2,220㎜・最小回転半径5000㎜・車重925kg・C型SV4気筒988㏄・最高出力34ps/4400rpm・最大トルク6.6kgm/2400rpm・変速機4速コラムMT(1速ノンシンクロ)・電装系12V・乗車定員4名・タイヤサイズ5.00-15-4P・最高速度95km/h・販売価格67万5000円


★ます美の幼児保育絵本「のりもの」表紙(B5判・12頁)
ます美書房、1960年頃発行。当時定価30円。絵:寺田ひろし 画伯。子供とお母さんを後席に乗せてドライブする帽子を被った紳士的なお父さんと白ルーフ/ピンクボディのダットサン1000最終211型をメインに後方には日産580~582トラックが描かれています。1950年代後半の日本の乗用車では観音開きのクラウンについては絵本の表紙となった例が多数ありますが、小型タクシーとして日本中に溢れていたダットサン110~210系が表紙に描かれた絵本は少なく、この絵本以外は見たことがありません。




●1958~1959年ダットサン1000 実車カタログ/広報誌より抜粋
1957年10月、210型デビュー


210型本カタログ(A4判・12頁)


210型ではフロントフェンダー上に左右ウインカーが載り、テールライトはシンプルな片側1灯火。


運転席


スピードメーターは120kmまで


図面


スペック


210型 英文カタログ(A4判・2つ折4面)。掲載車両は右ハンドル。


210L型 英文カタログ(A4判・2つ折4面)。掲載車両は左ハンドル。


1958年210L型カード式カタログ(A4判近似サイズ)。米ニューヨークのダットサン・ディーラーが発行した挨拶状や図面・スペック等6枚のカードからなるカタログ及び専用封筒。


1958オーストラリア モービルガス トライアル「ダットサン国際レースにA級優勝」パンフレット(B5判・フルカラー24頁)。ディーラーでの配布以外にどのような形で配布されたのか不明。フルカラーでふんだんにコストを掛けた印象のパンフレットです。


フジ号:A級優勝、サクラ号:A級4位(と言っても、1000cc以下のAクラスはダットサン2台とモーリス2台の計4台のみの出場)




オーストラリアから羽田に帰国した片山豊氏(当時48歳)を中心としたダットサンチーム。このまま都内の繁華街でダットサン100数十台の大パレードを行った旨が記載されています。4台だけ出場した1000cc以下のAクラスでは優勝でも、総合では完走車34台中25位という成績で大パレード実施は違和感ありですが、まだライセンス生産車が多かった技術的に立ち遅れた当時の国産車でオーストラリアの悪路1万6600キロを完走したことは立派なことであり、宿敵トヨタのトヨペットクラウン3台はリタイアしたこともあり、日産としてはこの成果は十分宣伝に使えると読んだのではないでしょうか。


片山氏を中心としたダットサン・チームのイラスト


1958年10月MC、外観をモダナイズさせた211型本カタログ(A4判・12頁)。


写真中心の211型簡易カタログ(A4判・4つ折8面)


211型のテールは2灯火に変更されています。


1959年輸出専用P211-U型カタログ(A4判・2つ折4面)。国内では310ブルーバードに搭載された1200ccエンジンが搭載された210系輸出仕様の最終型ダットサン1200セダン。オーバーライダーを付けて印象が変わっています。


なかなか魅力的なカタログ収載画像。どこの湖でしょうか。




★ダットサン1000の立体造形物
当時物は、萬代屋の1/27スケール・ブリキ(全長145㎜・萬代屋のカタログでは何故か1/23と記載されています)、和工樹脂/マルサン商店の1/25スケール・プラモデル(全長155㎜)、1/24スケールの日産ノベルティのアンチモニー製煙草入れ(全長162㎜)の3種がありますが、木製ソリッドキットも出ている可能性があります。当時物以外では1978年リリースのリーンレプリカ1/43スケールのホワイトメタル製ミニカー、2001年リリースのインターアイライド1/43スケール 富士号・桜号のメクラ窓モデルがある程度です。ダットサン1000(210系)以前のモデルでは、113型等の木製キットが複数ある他、近年、エブロがダットサン112型を1/43スケールでリリースしています。


萬代屋(現バンダイ)のブリキ
1959~1960年と思われるカタログには都内価格80円/地方価格90円、全長14.5㎝、縮尺1/23と記載がありますが、スケールは実測値で1/27位であり明らかに記載が誤っています(1/28の誤植であるなら判るのですが)。


東京玩具商報等の業界誌に広告が見当たらずダットサン1000の発売時期が特定できませんが、恐らく萬代屋製ダットサンの発売は1958年で実車のMCを受けて発売当初の1958年型が1959年型にきっちり真面目に萬代屋製もMCされています。小ぶりながら萬代屋らしいカッチリとした造りで好感は持てるものの、フロントの印象把握がイマイチで残念ながら出来の良い傑作ブリキとは言えません。ノーマルの色違いは、黒・赤・薄水色・うぐいすの4色があり(恐らく、うぐいすは輸出専用)、他に日産特注の富士号/桜号のバリエーションが出ています(富士号/桜号の何れもレース前後のゼッケン違いあり)。富士号/桜号は日産ノベルティの非売品と言われてきましたが、その割に市場に出て来る数がノーマルと同じ程度にはあり、当時大量に造られ日産が買い取ったノベルティ用途品以外に普通に市販もされたのかもしれません。



【萬代屋1/27スケール 1958年ダットサン1000 主要データ】(1/27scale 1958 DATSUN 1000 Tinplate Model Toy by Bandai-ya KEY DATA)
・製品名: 「ダットサン1000セダン」(輸出向け製品名:「MINI-CAR DATSUN」)
・基本素材: ブリキ
・萬代屋 品番(管理番号): 593
・発売時期: 1958年発売月不明(生産販売終了は1960年)
・販売価格: 都内価格80円、地方最低小売価格90円
・全長:145㎜ (実車比:1/26.6スケール)
・全幅:55㎜ (実車比:1/26.7スケール)
・ホイールベース: 82㎜ (実車比:1/27.0スケール)
・ボディカラーバリエーション: 黒、薄水色、赤、うぐいす(輸出向け専用)、明赤(富士号プリント#19+四桁#1000番台)、卵黄(桜号プリント#14+四桁#1000番台)
・動力: 後輪フリクション
・シャシー再現: エンジン・プロペラシャフト・デフのプリント表現あり。
・入手難易度: 10段階評価でレベル7~8程度(ノーマルは1stモデルの1958年型より2ndモデルの1959年型の方が稀少で入手難易度は高い)
・2024年現在のアンティークトイ市場の推定評価額: 10~20万円程度 (箱付ミントコンディションの場合、富士号/桜号も同評価。ノーマルの場合は本体のルーフの工場出荷時のシール付やタグ付である場合、富士号/桜号では専用帯付の完品の場合には高額となる傾向あり)



●萬代屋1/27スケール 1958年ダットサン1000 薄水色 (箱付・ルーフシール付・極美品)
1990年代初頭に都内のアンティークトイ・ショップで6桁以上の高値で購入。2024年で購入から30年以上が経過していますが、このような箱付・ルーフシール付は滅多に市場に出て来ない印象です。










工場出荷時にルーフに貼られたダットサン1000乗用車のシールは、残念ながら中央部がスレて文字が若干薄れています。




室内の運転席廻りも実車に忠実にプリントされていますが、肝心のメーターはブリキのハンドルパーツに隠れてよく見えません。


デフ等がプリント表現されたシャシー裏


1950年代後半の萬代屋製品に共通する、BC商標と「あかばこの じょうぶな ビーシーのおもちゃ」の文字プリント。



●萬代屋1/27スケール 1958年ダットサン1000 黒 (箱無・美品)
2000年以降に安価で購入した個体。出来の良いブリキとは言えないため、箱やシール/タグがないと大幅に価格が下がります。












シャシー裏




●萬代屋1/27スケール 1958年ダットサン1000 黒 (箱付・ルーフシール付・極美品)
ヤフオク画像より転載。2021年1月12日、20万10円とルーフシールと箱の付いた完品だけに高額で落札されています。




●萬代屋1/27スケール 1958年ダットサン1000 輸出仕様 うぐいす色 (箱付・美品)
ヤフオク画像より転載。2018年4月8日、7万8010円で落札されています。国内向けと同じ品番593ながら、箱は輸出向け専用のものとなっています。




●萬代屋1/27スケール 1959年ダットサン1000 薄水色 (箱無・専用タグ付・まずまずの美品)
フロントグリルの意匠を替え、テールライトを片側2灯火に替えたMC後の211型モデル。この2ndモデルの方が数は少ないと思います。












211型専用タグ






●萬代屋1/27スケール 1959年ダットサン1000 赤 (箱無・錆傷有)
2000年以降に都内のアンティークトイ・ショップで安価(とは言え、5桁以上)で購入した稀少なMC後の211型。この位、遊ばれた状態となると、この未再生原形のまま保存するか、リペイントやメッキの補修をして見た目を綺麗にすべきか迷うところです。














●萬代屋1/27スケール 1958年と1959年ダットサン1000の差異比較
左:1958年210型、右:1959年211型。フロントグリルの意匠変更以外に210型ではフロントフェンダー上の左右にピョコンと飛び出ていたターンシグナル(ウインカー)が211型では前面ヘッドライト下に移り、テールライトは片側1灯火から2灯火に変わり、更にボディの前半分だけだったサイドモールが後端まで伸びる等の実車の変更が萬代屋製モデルにもきちんと反映されています。








●萬代屋1/27スケール 1958年ダットサン1000 「富士号」#19 (専用帯付き箱付・美品)
箱に富士号専用の青帯が付いた完品。帯に1958年の印字があり、この帯が残っていれば、今後、数百年あるいは数千年といった長い時を経ても後世の人が一目で造られた時代を正確に特定できると思います。












通常品の箱に「ダットサン フジ号 1958年 オーストラリヤ モービルガスラリー 16,000キロ完走 A級有償 外国参加賞3等受賞」という文字が印字された「富士号」専用の帯が貼られています。








シャシー裏




●萬代屋1/27スケール 1958年ダットサン1000 「桜号」#14 (箱無・錆傷有ながら、まずまずの美品)
ヤフオク画像より転載。2021年10月21日、8万2000円で落札されています。












リアバンパーに錆が出ています。








シャシー裏




●萬代屋1/27スケール をメインとしたダットサン1000 大集合!!





1959年型ダットサン1000(211型) 4種の並び。左から、1/24日産特注煙草入れ、1/25和工樹脂プラモデル(素組完成品)、1/27萬代屋ブリキ、1/43リーンレプリカ ミニカー。





和光樹脂1/25スケール1958年ダットサン1000プラモデル素組完成品。このプラモデル、マルサン版を含め箱違いが計6種もあるようです。1958年10月発売の国産初の自動車プラモデル。何と素組本体は1958年12月発行の黄色く変色した新聞に包まれて出てきました。




マルサン版等の箱違い4種(画像提供:henry collection)



日産自動車ノベルティ 全長162㎜1/24スケール アンチモニー製煙草入れ。左:1958年210型、右:1959年211型。310ブルーバード以降の煙草入れは沢山出てきますが、211以前のダットサンの煙草入れは元々の数が少なかったのか滅多に市場に現れません。











JMAC 故 佐久間達次氏によるブランド「リーンレプリカ」より1978年にリリースされた、1/43スケール1959年ダットサン1000(211型)。定価は3000円と当時としては高価でリアルタイムで購入したのは、個人的に一番「らしい」カラーと思えた紺1台のみ。茶色と薄水色は後年入手しています。








※ダットサン110型セダン~211型セダンの実車カタログについては2013年2月11日の自動車カタログ棚からシリーズ第110回記事をご参照ください。






★オマケ(その1): 野村トーイ 外輪船「グレイト スワニー(GREAT SWANEE)」ブリキ玩具
全長約27㎝。煙突1本欠品、箱無、まあまあの状態。1950年代後半から1960年代初頭あたりの製品と推定。フリクションで走行させると外輪が回転し、船体中央上の透明ドーム内のピンポン玉が反対側へ移動するというなかなか見ていて楽しい動作を繰り返します。このブリキのバリエーションとして、船体中央がエンジンのピストン部品が上下するギミックが付き、船首側1階の半円形の舞踏会の男女のプリント箇所が回転するバージョンも出ています。船の玩具は小学生の頃にマブチ水中モーターで走らせて遊んだ想い出がありますが、現在は基本、船は蒐集対象外です。しかし、これは妙に惹かれるものがあって手元にある一隻。






舞踏会で踊る正装した男女がプリントされています。








船底にタイヤが付いていて走行します。


箱絵(Webより借用画像)




★オマケ(その2): ホットウィール新製品 ポルシェ904&911カレラRS 2.7赤
8月10日発売のイトーヨーカドートミカはトミカコレクションを整理する方針から購入対象とはなりませんでしたが、税込440円とトミカ通常品より2割安価なホットウィールの方が車種的には遥かに魅力的に見えます。定価440円でも2割引のお店もあり、904は3台買って1000円程度、カレラRSも同程度の価格帯で入手しています。


73カレラRSの以前に出た黄色とニューカラーの赤








★オマケ(その3): 今日のビートルズ「We Can Work It Out」 1965
邦題:「恋を抱きしめよう」 気付くと思わず口ずさんでいることのあるビートルズの1曲。仕事で疲れている時など、この曲を聴くと妙に元気が出る感じがします。

★トミカ断捨離
「断捨離」なら取捨選択せずにドバっとトミカ全てを処分すべきと思いますので、「コレクション整理」と言った方が正確なのかもしれません。ここ10年強程度、惰性で何となく新製品を買い続けてきたトミカのうち、私の人生には全く縁がなく惹かれるものがない以下のような車種については全て手放すこととしました。その他、ポルシェ、バス、警視庁等の国内仕様のパトカー以外のトミカは基本的には手放す方針とし、既に300台程度を処分しました。


1)ランボルギーニ各種(1970年代以前のミウラ/イオタ及びカウンタックを除く)
ムルシェラゴ、ガヤルド、ウラカン、ヴェネーノ、アヴェンタドール、チェンテナリオ等、近年のランボルギーニは舌を噛みそうな車名と直線で構成された丸味のないデザインがどうにも好きにはなれず、恥ずかしながら車種の判別さえ出来ないにも関わらずトミカのランボルギーニの新製品を真面目にコツコツと買ってきたことを後悔しています(大汗)。
そこで、これまでに購入した近年の実車をモデル化したランボルギーニは全て手放すこととしました。勿論、2024年8月発売のNo.107 ランボルギーニ レヴエルトは購入しない予定です。ちなみに、今月のトミカでは、No.76 ダイハツ ハイゼット JAF ロードサービスカーとエディオン オリジナル マツダ コスモスポーツの2台は是非購入したいのですが、後者は既に予約完売しているため2000円程度は覚悟しないと入手出来ないかもしれません。

2018年6月17日の横浜ローズホテルで開催されたワンダーランド100回記念パーティーの受付にて100セット限定で3台1万円で販売されたランボルギーニのセットも真面目に大枚叩いて買っていますが、無論、手放すことにしました。しかし、これは基本的に2次加工品のためか残念ながらあまり人気はないようです。








2)ランエボとWRX
歴代のランエボもWRXも実車カタログは真面目に集めていましたが、スポーツカー=2ドアクーペという個人的な図式から外れるクルマであり、かつ時代が1990年代以降と新しく郷愁をそそられないため(410/510ブルのSSSセダンは時代が古いためスポーツカーの範疇でOK)、ランエボとWRXのトミカは潔く全て手放すこととしました☆

3)ミニバン各種
アルファード、エルグランド等の近年の国産ミニバンは、その強面のグリルがどう見ても美しいとは思えず、収容能力で選ぶならハイエースあたりの方がシンプルで美しく余程良いクルマに思えます。と言う訳でミニバンのトミカも全て手放すこととしました。ミニバンについては持っている方が気持ちが悪い程に嫌いなクルマのため手放すと嬉しくスッキリした気分になります☆☆



★閑話休題
今回は久々の自動車記事となりますが、ブリキ自動車コレクションの第225回記事として幻のマルサン プリンスマイクロバスをご紹介します☆
記事のタイトルはブリキ自動車をご紹介するシリーズ名の「コレクションから」としてありますが、残念ながら現物を持ってはいません。叶うならば、いつかは入手したいモデル、入手することは無理でも現物を一度は見てみたいモデルということになります☆☆



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●幻のマルサン・プリンスマイクロバス
1958(昭和33)年10月にデビューした初代クリッパーをベースとしたマイクロバスは大盛屋フリクションシリーズF-14が有名ですが、マルサン商店製のブリキモデルも存在します。もしかすると大盛屋が1961(昭和36)年9月にリリースしたマイクロバスに触発されてマルサンも製品化したのかもしれません。但し、マルサン製は大盛屋製のようなスケールモデルとは言えない、グリルだけプリンスで妙に細長いプロポーションとなっています。現物未確認の幻のモデルですが、マイクロバスの金型を流用した郵便車仕様の現物が確認されていることから、マイクロバスも実際に市販されたものと思われます。発行時期不記載ながら1962年と思われるマルサンのカタログには「マイクロバス」の製品名と大きさ31㎝、地方最低売価330円の記載があります(画像参照)。恐らくプリンスの名称は箱/本体共に印字されていなかったと思われます。マルサンの1963年版カタログでは掲載されておらず極く短期間の製造/販売だった可能性があります。個人的にはこれまで一度も見ていないレアモデルのため、市場評価額は「時価」としか言えません。妙に細長いプロポーションで正確なスケールダウンが為されていないモデルですが、スケールは大略1/15(全長比)~1/17(全幅比)といったあたりと思います。


上下2段に3個ずつの楕円が並んだフロントグリルは明らかに初代クリッパーをモチーフとしています。




●マルサン1/17スケール程度プリンス郵便車ライトバン(A-Collection)
箱には「郵便車ライトバン」と印字があり、「プリンス」の車名の印字はないようです。箱絵も本体のグリルもプリンス・クリッパー以外には見えません。


郵便局員が車を停めてポストから郵便物を取り出す場面が描かれています。


円形にSAN文字のマルサン商標の左に並んだ商標が製造会社と思われます。
















ルーフ部には天窓のような造形


リアエンジンバスのようなプリント


ボロボロながら貴重な箱



●大盛屋フリクションシリーズF-14番 1/47プリンス・マイクロバス (画像提供:henry collection)


実車カタログ(簡易版)と大盛屋




●プリンス クリッパーベースのマイクロバス等の実車カタログ
今回のテーマであるマイクロバス及びクリッパーベースの特装車を中心に珍しい実車カタログをご紹介します。基本的なボディサイズは当時の小型車枠一杯の全長4690㎜、全幅1695㎜、1484ccエンジンは70psを発生します。

1961年?プリンス マイクロバス本カタログ(A4判・8頁)








1961年?プリンス マイクロバス簡易カタログ(A4判・2つ折4面)




ルートバン


輸出向けリーフレット。マイクロバスもクリッパーを名乗っています。


輸出向け裏面


1963年MCの4灯モデル(マイクロバス)


1963年MCの4灯モデル(ルートバン)


1962~1963年加除式「プリンス特装車」バインダーカタログより初代クリッパー関連をピックアップしてご紹介します。


5500㎜ロングボディ深荷台


冷凍車


ゴミ収集車


バキュームカー


ダンプ


タンクローリー。GSのサインが何とプリンス石油になっています。


ミキサー車


ボトルカー






●1969(昭和44)年9月 小4の私と初代クリッパー後期型4灯
私が小学生の頃の写真に写り込んだ2段楕円グリルの初代クリッパー(恐らくバキュームカー)。三輪車等を紐で繋げて連結電車遊びをしています。2024年現在、既に撮影から55年の時を経ていますが、左右の幼馴染2人は個人情報保護のため青色で消去してあります。これでは、怪奇大作戦に出てきた怪人みたいですが(大汗)


フロントバンパー向かって右側は黒く塗ってあるように見えます。







★オマケ(その1): ブリキ 謎の1/32スケール VWタイプ2 T1 マイクロバス
コレクション整理で処分予定の箱無ジャンクのVWタイプ2T1マイクロバスですが、メーカー不明です。全長130㎜×全幅53㎜。実車の全長4100㎜×全幅1700㎜で割ると丁度1/32スケールです。ホイールキャップは残念ながら全て欠品しています。1つだけでも残っていれば複製可能なため全て欠品は残念です。ブリキとしては小さいサイズ。その割によく出来ています。ナンバープレートや室内ハンドルのプリント表現などSSSインターナショナル商事の造り/雰囲気ありですが、製造メーカーはどこでしょうか。もし御存知の方が居られましたら、是非ご教示ください。






天窓の造形も正確です。


観音開きドアも正確に造形。右リアタイヤは欠品しているように見えますが奥に引っ込んで付いています。


室内後端にMADE IN JAPANのプリント




★オマケ(その2): ダイヤペット非売品 1/64スケールいすゞエルガ日枝神社バス
サンバーとの生活 Season 2様の2024年1月10日付記事で「東京都千代田区にある『山王日枝神社』にて七五三を詣り、ご祈祷料を1万円を奉納すると貰える記念品モデル」として御紹介されて是非入手したいと思っていたモデルですが、フリマサイトで送料込み1000円台半ばで出品されていた未開封品を購入しました。

箱の左上に「非売品」の印字




前後ドア開閉。同じ1/64スケールのTLVのバスにはない楽しみ。


協賛・清水建設のシール


反対側には協賛・ピザーラのシール




★オマケ(その3): 今日のビートルズ「I Feel Fine」 1964
この曲のリリースから2024年で丸60年とは早いものです。1966年の武道館公演でも演奏されています。


★パリオリンピック2024
何とパリでオリンピックが開催されるのは1924(大正13)年以来、ちょうど100年ぶりとのことですから、東京オリンピックについては1964年の次が57年後の2021年開催となったのは特段インターバルが長くもなかったことになります。東京オリンピックについては、1964年と2021年の2回共に開催時点で存命だった日本人は私を含めて大勢いますが、パリの場合は前回の1924年パリオリンピック開催時に0才だったとしても現在は100歳になる訳ですから、パリオリンピックが2回目というフランス人は少ないでしょう。
しかし、今回のパリでは開会式でジョンのイマジンがリリースから半世紀以上の時を経て唄われたことで、現在の世界情勢に思いを馳せ、思わず涙腺も緩み、胸が熱くなったという向きも多いことと思います☆☆



★閑話休題
という訳で、今日はまたまた鉄道記事?と言われそうですが、5周連続で鉄道関連のコレクションから、米澤玩具(ヨネザワ)の巨大な丸の内線のブリキ玩具と併せて、現在、地下鉄博物館で開催されている丸ノ内線開通70周年展を観てきましたので簡単にレポートしますne☆☆☆



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★地下鉄博物館「丸ノ内線開通70周年展」
地下鉄「丸ノ内線」は、日本初の地下鉄「銀座線」が1927(昭和2)年12月30日に開業した後、約26年を経た1954(昭和29)年1月20日に都内で日本で2番目に開業した地下鉄です。1954年1月の開業当初は池袋~御茶ノ水間のみでしたが、順次延伸され中野富士見町~方南町間の分岐線も含めた現在の路線が完成したのは、開業から8年後の1962(昭和37)年3月23日でした。
1954年の池袋~御茶ノ水間の開業から今年2024年で満70年となることから、2024(令和6)年6月4日(火)~9月1日(日)まで、東京都江戸川区の東京メトロ東西線葛西駅の高架下にある「地下鉄博物館」にて特別展「丸ノ内線開通70周年展」が開催されています。

東西線葛西駅から直結している地下鉄博物館・入口。入館料は、大人220円、4歳以上~中学生まで100円。


常設展示されている丸ノ内線300形




300形は車内にも入れます。何とも懐かしいピンクの内装に赤いモケットシート。


70周年展は博物館中央の小じんまりしたスペースで開催。特別展の追加入場料はなし。


300形解説


400形解説


500形解説


300~500形及び中間車900形の付番についての解説


ヘッドライト等のパーツ


前部方向幕の左右に付いていた方向標識灯。来場者がボタンを押すと点灯動作が確認できます。


記念切符等の古い紙モノの展示。残念ながら営団が丸ノ内線の開業時及び延伸時に多数発行したパンフレットの類や実車カタログの展示はなし。


営団OBの金子元昭氏による開業当初等の古い画像が多数展示されています。


開業5日目の1954年1月24日は何と大雪(後楽園にて)。


巨大な1/20の300形模型




常設展示されているHO模型




丸ノ内線開通70周年展パンフレット(上)と来場記念300形クリアファイル(下右:簡単なアンケートに回答すると貰えます)、地下鉄博物館案内パンフレット日本語版(下左:各国語版有)


丸ノ内線開通70周年展パンフレット中面の3世代の車両解説




★光文社「とかいののりもの」表紙「地下鉄丸の内線443」  (B5判・16頁)
1960年代初頭頃、ひかりのくに昭和出版刊。絵:小山泰治 画伯。丸の内線は1950年代半ばから1960年代にかけて東京の斬新な乗物の代表的な存在として度々絵本の題材となっています。



★たのしい幼稚園1957年10月号付録「のりものえほん」中頁「地下鉄丸の内線335」  (B5判・12頁)
絵:木村 定男 画伯。



★ひかりのくに昭和出版 年令別絵本「でんしゃ」中頁「地下鉄丸の内線441と都営トロリーバス223」  (B5判・12頁)
絵:梅本 恂 画伯。東京を代表する乗物として両者が描かれています。トロバスの横に茶色のいすゞヒルマン、トロバスの後ろには観音クラウンが描かれています。




【地下鉄 丸の内線 300形主要スペック】
全長18000㎜・全幅2790㎜・全高3500㎜・自重40t・乗車定員140名・主電動機75KW×4・最高速度75㎞/h・製作所:川崎車輛/近畿車輛/汽車製造/日本車両・製造初年:1953(昭和28)年


●米澤玩具1965年製品カタログに掲載された地下鉄電車No.7「丸の内線」
米澤玩具は丸ノ内線を数種類出しており、最も大きな全長52㎝のNo.7は1965年版カタログにのみ掲載されています。基本的な金型は国電のモノを流用しているものの、前面の意匠は丸の内線に即して金型変更されています。




売価は都内670円/全国740円と大きいだけにフリクション玩具としては高額です。




●1965年 米澤玩具1/24スケール 地下鉄丸の内線「1095」(美品・箱は傷み/補修有)
米澤玩具品番:No.10891。当時定価:都内670円/全国740円・本体全長520㎜・全幅120㎜・箱サイズ:縦180㎜×横535㎜×厚さ120㎜・車番:1095(実物には存在しない)・行先表示:東京・2024年現在のアンティークトイ市場での推定評価額:2.5~3.5万円前後(箱付美品の場合)。
地下鉄丸の内線をモチーフとしたブリキ玩具は多数リリースされていますが、大多数は国電等の他の電車の金型を流用し、「赤い塗装に白い帯の丸の内線のカラーリングにすれば子供には丸の内線に見えるだろう」位の安易な考え方で造られている中でこの米澤製品は国電の金型を流用しつつも前面は丸の内線らしい意匠に金型変更されており、良心的な製品だったと言えます。








国電の金型を大幅に改修し丸の内線らしく造られた前面


全長52㎝と巨大。POPな丸の内線のカラーリングもあり飾り映えします。




乗務員室ドア下部に桜に「Y」の字のお馴染み米澤商標とMADE IN JAPANのプリント。
 

上箱右下に米澤商標と品番の印字


車両裏面。非パンタ側前部車輪にフリクションが内蔵されており、電車を想起させる走行音と共に快走します。






●丸の内線ブリキ玩具各種の並び
左から、米澤玩具1/24(全長52㎝×全幅12㎝)、サクラ1/35(全長58㎝×全幅8㎝)、野村トーイ1/40(全長41㎝×全幅7㎝)、ツクダオリジナル1/80(全長21㎝×全幅3.5㎝×2両組)、HOPE 1/56(全長18.5㎝×全幅5㎝×2両組)、サクラ小1/56(全長18.5㎝×全幅5㎝)。
※米澤の小サイズ(全長36㎝)のブリキを写し忘れましたが、撮り直すのは手間と時間が掛かるため、とりあえずこの画像をアップします。




左端の米澤製以外は丸の内線とは全く違う顔をしています。


サクラ58㎝サイズ。箱絵はなかなか魅力的です。


野村トーイ初版。これも箱絵が魅力的です。


野村トーイの窓が抜けた初版(左)と窓を乗客のプリントに替えてコストダウンした再版(右)。


野村トーイ初版(左)は行先表示が「西銀座」、再販品(右)では行先表示が実際の駅名の変更に合わせ「銀座」に変わっています。




※丸の内線300形の車両カタログについては2019年2月11日の鉄道車輛カタログからシリーズ第10回記事をご参照ください。


※米澤玩具52㎝サイズ丸の内線の元となった国鉄山手線クモハ101については2022年8月7日の鉄道ブリキコレクションからシリーズ第4回記事をご参照ください。






★オマケ(その1):懐かしの商用車コレクションVol.85 1/43スバルサンバー1985年灯油配達仕様「スバルローリー」
2024年7月24日(水)発売新製品。税込2499円。spark/ダイキャスト製。4代目サンバーで富士重工の正式な特装車となったスバルローリーのモデル化。自然なホースの配置など、なかなかよく出来ています。














8月21日(水)発売の次号Vol.86は何とまさかのホープスターSU型「製糸業仕様」。これまでホープスターはスタジオKANのガレージモデル以外は存在せず、まさか量産モデルとしてリリースされるとは思いもよらず、ディープな国産旧車ファンが狂喜乱舞するレベルの快挙と言えます。




★オマケ(その2): TCNオリジナルトミカ 1/110程度 日野プロフィア「トミカレーシングトラック」
2024年7月27日(土)発売のTCN(=全国まちのおもちゃ屋の会)オリジナルトミカ新製品。税込定価825円。AEONオリジナルトミカNO.75のトヨタ ヴォクシー フランス警察デザイン仕様も発売されましたが、警視庁等の国内警察仕様ならパトカーコレクションの1台として確保しても良いのですが、フランス警察仕様のヴォクシーでは全く個人的に縁のないクルマのため購入を取りやめ、TCNトミカのトラックシリーズはこれまで全て購入しているため今回も購入。しかし、荷台の開閉アクションなどもなく、単にカラーリングを飾って楽しむモデルとなっているのが少々残念です。このTCNトミカのシリーズもそろそろ購入を取りやめないと惰性でずっと買い続けることになりそうです(汗)。








★オマケ(その3): 今日のビートルズ「Sun King」(1969)
アビイ・ロードB面収録のジョン作の曲。Here Comes the Sun King~というフレーズは気付くと無意識に口ずさんでいることがあります。思いっきりリバーブを掛けたジョンとジョージのギターもいい味出しています。