★1957年発売 萬代屋(現バンダイ)マレー型蒸気機関車 ~ 鉄道ブリキコレクションから008 | ポルシェ356Aカレラ

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★引続きコレクション整理のため委託出品中!!
手許のコレクションの中から不要なモノを2024(令和6)年8月21日(水)終了のヤフオクに色々委託出品していますので、是非ご覧ください(以下は抜粋・赤字クリックでヤフクオクに飛びます)☆☆



1)ブリキ イチコー1/14.5スケール 1963年 トヨペット クラウン約32㎝ 箱無ジャンク
欠品・錆傷み大のジャンクです。レストアベースとするにも欠品が多いため大変かもしれません。



2)ブリキ メーカー不明 約13㎝ VWマイクロバス タイプ2 T1 箱無ジャンク
先日、この場でメーカー名を皆さんに伺ったブリキですが、誰も知らないようでしたので珍品なのかもしれません。ホイールキャップ全て欠品のジャンクですが、小ぶりながら細部までよく出来ています。



3)ブリキ/プラ混合 関東トイズ ゴールデンジープ 約16㎝ 箱付
1950年代からの古い歴史のある関東トイズのブリキシャシー/プラボディのジープ。箱内の緩衝材まで残っているデッド品。





4)POLITOYS 1/43フェラーリP-5日本市場向けブリスター未開封
480円と印字された珍しい日本市場向けブリスター入りの未開封品。



5)POLITOYS 1/43マクラーレンM8F日本市場向けブリスター未開封
上掲のフェラーリと同じ480円定価の印字の入った珍しい日本市場向けブリスター未開封品。



6)POLITOYS 1/43ポルシェ917日本市場向けブリスター
これも日本市場向けの珍しいブリスター付ながら裏面に開封跡があります。



7)香港プレイアート シボレーアストロ 増田屋ポケッター黒箱付
プレイアートの中でも小ぶりなモデル。状態は良いと思います。英CORGIの1/43スケールのアストロと並べて飾ると最高です。



8)香港プレイアート ランボルギーニミウラ 増田屋ポケッター黒箱付
上掲のミウラと同じ増田屋ポケッター黒箱で売られたプレイアートの1台。これも状態は良いと思います。



9)香港プレイアート アルファカラボ ベルトーネ 箱付
日本語箱付の1台。これも状態は良いと思います。これは1/43の仏ソリドの1/43の同モデルと並べて飾ると最高です。



10)英DINKY 1/43 デ・トマソ マングスタ
スーパーカーブーム以前に売られていたマングスタのミニカー。



11)伊POLISTIL 1/25ポルシェ911S MARTINI WALDEGAARD 箱付
ノーマル、複数のポリス仕様、スキー積、ラリー仕様「ジタン」など多数リリースされたバリエーションの中の1台。



12)トミカ2018年ワンダーランド100回記念パーティー限定ランボルギーニ 寿オレンジ 箱付
パーティー会場で3台セット1万円で100セット限定販売されたモデル。



13)トミカ2018年ワンダーランド100回記念パーティー限定ランボルギーニ 闘牛エンブレム オレンジ 箱付
これも3台セット1万円で100セットが限定販売されたモデル。上掲のオレンジとはルーフのタンポが異なります。



14)トミカ2018年ワンダーランド100回記念パーティー限定ランボルギーニ 寿 イエロー 箱付
これも3台セット1万円で100セットのみ限定販売されたモデル。



15)トミカ2018年ワンダーランド100回記念 シビック タイプR 箱付
これはワンダー100回の会場限定50台程度と言われる稀少品。



16)トミカ2018年石和温泉旧車イベント限定シビックタイプR 専用箱付
石和のイベント会場のみで販売された稀少トミカ。




★閑話休題
今回は鉄道ブリキコレクションの第8回記事として、1950年代後半に萬代屋(現バンダイ)がリリースした傑作「マレー型蒸気機関車」をメインにオマケとして第23回国際鉄道模型コンベンションについても駆け足でご紹介します☆☆☆



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★マレー式蒸気機関車
マレー式機関車(英: Mallet locomotive)は、関節式機関車の一様式で、一方の走り装置は車体の下に固定されており、もう一方の前側の走り装置が進行方向に沿って首を振るようにした構造のものである。スイスの技師アナトール・マレー(Jules T. Anatole Mallet、1837年5月23日-1919年10月10日)によって発明された。
日本においては、1903年(明治36年)にドイツのマッファイ社が0-4-4-0(B+B)形のタンク機(後の鉄道院4500形)を持ち込んだが、元々メーターゲージ用を改軌したもので、当時の日本でも国鉄規模では非力で幹線の実用にならず普及はしなかった。その後、東海道本線や東北本線などの輸送量は増大していたが、箱根越えなど長距離にわたって20‰の勾配が連続する区間があり、輸送上のネックとなっていた。そこで考えられたのが、電化あるいは軌道を強化してより大型の蒸気機関車を導入するかであったが、いずれも多額の費用が必要であった。そのような状況下でアメリカン・ロコモティブ(アルコ)社の日本における代理店である三井物産が強力でも軸重が軽いという触れ込みでマレー式機関車を売り込んできたため、1911年に試験的に6両を輸入し9020形とされたが、アメリカではこれまでないレベルの小型機で日本基準でも使い勝手が悪くマレー式の訓練用にのみ使用された。翌1912年にアルコ社製の9750形、アメリカ・ボールドウィン社製の9800形、ドイツ・ヘンシェル社製の9850形など0-6-6-0が一気に計54両も輸入され、東海道本線(現・御殿場線)山北 - 沼津間などの急勾配区間で使用されたが、先輪がないためフランジの摩耗が激しく、これ以後マレー式の増備はされなかった。残された54両も過熱器装備の9600形や9900形などの国産の固定台枠式の蒸気機関車でこの急勾配区間が十分越えられるようになったこともあって逐次置き換えられ、1933年までにマレー式機関車は全廃された。この山北 - 沼津間が日本で唯一のマレー式機関車の本格運用例で僅か15年ほどの期間であった。(以上、Wikipediaより抜粋、再構成)

1911年鉄道院9020形マレー型蒸気機関車(1943年7月・鉄道省発行「蒸気機関車の変遷」より転載)



【萬代屋 1/35ケール程度1911年9020形 マレー型 蒸気機関車 ブリキモデル 主要データ】 (1/35scale 1911 Japanese National Railways Mallet locomotive typ. 9020 by Bandai-ya Tinplate Model Toy KEY DATA)

・基本素材: ブリキ
・萬代屋 品番(製品管理番号): No.547
・製品名: マレー型 蒸気機関車。
・発売時期: 1957(昭和32)年・・・業界誌「東京玩具商報」の写真入り広告掲載が1958年1月号であることから、1957年のクリスマスシーズン前には発売されたものと推定。
・販売価格: 都内売価600円(?)/地方売価660円・・・業界誌「東京玩具商報」の写真入り広告には地方売価のみ掲載されており、通常、都内売価より地方売価が1割程度高かったことから都内売価は記載がないものの600円と推定。
・軌間: 42㎜(実車比1/25.4)
・全長: 475㎜ (実車比1/39.9)
・機関車全長: 380㎜ (実車比1/33.6)
・全幅: 75㎜ (実車比1/34.9)  
・全高: 115㎜ (実車比1/33.1) 
・スケール表記: なし
・本体形式表記: D-547
・動力: フリクション(第4動輪内蔵)
・箱サイズ: 縦101×横491×厚さ118mm
・カラーバリエーション: 黒・小豆色 等
・入手難易度: 10段階評価でレベル8程度
・2024年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額:4.5~10万円程度(箱付未使用美品の場合)
・特記事項:
1)迫力あるサイズ、リベットまで型抜きされた細密感のある造り、走行時のメカニカルなロッドの動きなどマルサン商店のC62と並ぶ日本製ブリキ蒸気機関車の最高峰。
2)本稿では萬代屋製品の軸配置「1BB」から便宜上、モデルとした実機を軸配置の同じ9020形としていますが、箱絵の機関車のテンダーには「LIONEL LINE」の文字があり、アメリカ型カブースを牽引する姿も箱に描かれていることから、既に廃車後の長い年数を経ていた9020形をモデルにした訳ではなく、製品発売当時、現役だった米国のマレー型蒸気を参考にモデル化した製品だったのかもしれません。


●東京玩具商報1958年1月号「萬代屋広告」に掲載された「マレー型蒸気機関車」(国立国会図書館の蔵書より複写)
「保証玩具、動力(=フリクション内臓)、長さ(=全長)50㎝、地方売価660円」と記載されています。





●萬代屋 1/35ケール程度1911年9020形 マレー型 蒸気機関車 小豆色(箱付・美品)
全長50cmに迫る巨大な鉄道玩具。日本製ブリキの蒸気機関車としてはマルサンのC62と双璧を為す傑作モデル。










日本型蒸機ではヘッドライトが付く位置にベルが紐で吊るされています。






テンダー後部の形式プレートには「あかばこの じょうぶな ビーシーのおもちゃ」の文字がプリントされています。




ロングトミカD51(全長157㎜)との大きさ比較




キャブの形式プレートには「D-547」のプリント


上箱右下に萬代屋BCロゴ


箱横のイラストにはアメリカ型カブースも描かれています。




裏側。第4動輪の中央にフリクション機構を逃す出っ張り。




●萬代屋 1/35ケール程度1911年9020形 マレー型 蒸気機関車とマルサン商店1/45スケール C62蒸気機関車の並び
1950年代の日本製ブリキ玩具黄金時代の傑作蒸気機関車2機の並び。










※マルサン商店のC62蒸気機関車については、2022年10月15日の鉄道ブリキコレクションから第5回記事をご参照ください。 






★オマケ(その1): 第23回国際鉄道模型コンベンション レポート
会 期: 2024年8月16日(金)17日(土)18日(日)10時~18時(最終日17時迄)
会 場: 東京ビッグサイト東1ホール
入場料: 当日券1500円、3日間通し券3500円(前売券1200円、前売り3日間通し券3000円)他
歴 史:第1回開催は2000年(平成12年)

事前に300円お得な前売券を購入しました。トミカ博もビッグサイト近くの会場で開催されていましたが、トミカにはあまり関心がなくなった上にイベント限定品には欲しい車種もなかったため今年は行きませんでした。


会場入口


凄い人です。


TMSブース


一足早くTMS2024年9月号(通巻992号)が販売されていました。


9月号で一番目を引いたのはコロナ禍以後に造り始めて16番の旧型国電を既に80両以上も自作したとの記事


カツミ・ブース。懐かしのEB58を描いたロゴマーク。


カツミ製 OゲージEB50も展示されていました。


エンドウ・ブース


JR九州787系が編成で定価98万円強。


沙流内鉄道のDCC自動運転


自動運転 動画


零番 三線式の会。個人的にはこのブースを見るだけでも行った価値あり。


1960年代半ばのOゲージ末期のカツミ製電車群とつぼみ堂の80系ショーティー






右端の山手線は顔が異なる2種






珍しいつぼみ堂の80系ショーティー関西急行色のパンタ付とパンタ無


つぼみ堂のモハ81とモユニ改造車


これは改造品


カツミB56とC62。機関庫はエンドウ製。






この信号所もエンドウ製?


かなりのスピードで快走



松本吉之コレクション


名著「鉄道模型考古学」を遺した松本吉之氏のコレクション展示「解説」


Oゲージつぼみ堂80系ショーティーの珍しい中間車他と著書


宮沢模型 新幹線試作A編成


カワイモデル「ペンシルバニア0-1」


鉄道模型社のE10他 蒸機群




★オマケ(その2): 2024年8月トミカ新製品
8月17日(土)はトミカ新車発売日でしたが、基本的にトミカの新製品は興味のある車種のみ買う方針に変えたため、今月は76番1/55ダイハツハイゼットJAFロードサービスカーとトミカプレミアム13番1/62三菱スタリオンの2台のみ購入。ランボルギーニは全く興味がないため1台も買わず。スタリオンは芸風ではないため買うべきか少々迷った末に購入(汗)。




スタリオンはライトアップ+ドア開閉、ハイゼットもリアゲート開閉。




★オマケ(その5): 今日のビートルズ「Revolution」 1968
このレボリューション演奏シーンのビートルズが好きで、このポスター(A1サイズ)はもう随分長く(30年以上)部屋に飾ってあります。