帰省ついでの旅行で、噂のバンジージャンプスポットを見に、旦那のお姉さん夫婦に連れて行ってもらいました。



バラエティ番組でお馴染みの、新旅足橋。

バンジーの落差は215メートル。


写真の矢印の場所が、バンジーで飛び出すための準備エリア。

目測1.5メートル四方くらいの金属製の網が足場です。

これで見ると、バンジーエリアが小さく見えてわかりにくく、大した高さがないように感じるかもしれません。

バンジーエリアの横から見たところはこんな感じ。
準備中の人が写らないように撮影したので、手前側の奥行きは半分くらいに写っています。

この地点から下を見るとこんな感じ。
文字通り谷間。
川の流れははるか下に見えます。

森の木々が小さく見えるので、いっそ現実感がありません。


風が斜め下から吹き上げてきているので、お姉さんは
「前は欄干の上の金属ネットがなくって、ワイヤーが渡してあるだけだったんよ。
おかしなことも多くて、自殺者も多かったんだって。
私も当時は見張らしも風も気持ち良くて、ここからなら飛んでみたいって思ったわ。
遠くの山を見ていたら、飛べそうな気がするやろ?」
と言っていました。

お姉さん、なんか変なものに呼ばれていませんか?キョロキョロアセアセ
とは思いつつも、あまりにも高過ぎて現実感がないし、吹き上げてくるいい風があるので、気持ちは理解できました。

パラグライダーとかハングライダーとかの技術があれば、是非飛び出してみたいです。



しかし実際にここに設置されているのは、バンジー。

ムササビのようなバンジースーツを着用して飛び出すのですが、両腕を羽のように広げて飛び出したお兄さんの軌道を見ていたところ、風を受けて前方に飛び出すように見えたのは一瞬。

あっという間に頭を下にして、風を両腕の翼で切り裂くように、下方に突っ込んでいきました。

どうも、風を受けて落下速度を緩めるとか、飛行機のように進行するのは、姿勢や腕の維持が難しそうです。

ミステリマンガなどで、犯人が華麗にムササビスーツとかで飛び去るには、かなりの訓練が必要っぽいという感想を抱きました。

それ以前にまず、バンジーエリアの足下丸見え金属ネットに乗ること自体が、非常に恐ろしいと思いますけどね。

ちなみにこの日は、大学生風のグループが何組か来ていて、4、5人跳ぶのを見ていましたが、みんなすんなり最初のカウントダウンで飛び出していました。

バラエティは、怖がりな人とか、そういうリアクションを大げさにする人を敢えて出しているんだよね、と改めて思います。


昔、飛び降り自殺は落下中に気絶すると聞いていましたが、215メートルもあっても意識晴明で跳んでいたので、やはり飛び降り自殺は最後まで怖くて痛いものだろうという結論に達した私です。


さて、郡上八幡城にも寄りました。
ここは日本最古の木造再建城だそう。


耐震性を高めるために鉄骨を近年になって入れたそうですが、歩いている時の床のギィギィ音が半端ない。

先日、姫路城にも行った時にも思ったのですが、三半規管が繊細な車酔い体質の私には、きっちり水平ではない建物は気持ちが悪く、恐ろしい。

なんなら新旅足橋の高さの方が怖くないのです。

ここは、山内一豊の妻、千代の出身地の可能性が高い城。
千代の母親がこの地域の東氏という領主の娘、千代の父親はこの城の初代城主であるという遠藤氏。

なお、遠藤氏は東氏の家臣でしたが、親族が暗殺されたことを機に両氏は戦い、その際に八幡山に築城されたのが郡上八幡城の始まりだそう。

郡上八幡では郡上おどりの徹夜踊りの期間でもあったので、お城の駐車場もいっぱいでした。

なお、郡上八幡の町は魚の形とされています。
お城からみた町並みはこちら。
山が途中で張り出しているのと川の流れで、魚の尾の形になっていますね。


この後、我が家は下呂温泉に日帰り入浴して帰りました。

途中、線状降水帯が発生したらしく、ほとんど前が見えないほどの豪雨に見舞われました。

朝の長良川の晴天が嘘のようでした。
天候が崩れる予報は知っていたものの、まさに豹変ですね。