【タイトル】
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(原題:Mission: Impossible - Ghost Protocol)
【Podcast】
Podcastでは、作品の概要、感想などについて話しています。
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【概要】
2011年のアメリカ映画
上映時間は132分
【あらすじ】
IMFのエージェントがコードネーム「コバルト」に渡す予定だった秘密ファイルを殺し屋サビーヌに奪われてしまう。そのころロシアの刑務所にいたイーサン・ハントはIMFによって脱獄し、「コバルト」の正体を掴むためロシアのクレムリン潜入調査を始めることになる。
【スタッフ】
監督はブラッド・バード
製作はトム・クルーズ/J・J・エイブラムス
音楽はマイケル・ジアッキーノ
撮影はロバート・エルスウィット
【キャスト】
トム・クルーズ(イーサン・ハント)
ジェレミ・レナー(ブラント)
サイモン・ペッグ(ベンジー)
ポーラ・パットン(ジェーン)
ミカエル・ニクヴィスト(ヘンドリクス)
レア・セドゥ(サビーヌ)
トム・ウィルキンソン(IMF長官)
ヴィング・レイムス(ルーサー)
ミシェル・モナハン(ジュリア)
【感想】
「Mr.インクレディブル(2004)」などアニメーション映画を手掛けるブラッド・バードが初めて実写映画を監督を務めたシリーズ4作目は、シリーズ史上最高の売り上げを記録した(後に「フォールアウト」が塗り替えた)。
前作からチーム戦をより意識した展開になっていたが、チーム員の紹介がなかったり(特にジョナサン・リース=マイヤーズが演じたデクランは存在感がほとんどなかった)、ラストのアクション前にチーム員全員が帰国したりとやや物足りない部分もあった。その点、本作はそこを大きく改善させている。前作からの続投組であるサイモン・ペッグ演じたベンジーは、試験にパスして現場任務となり役柄は大きくなり、以降の本シリーズにおけるコメディ要素を担う重要キャラクターとなった。そしてポーラ・パットン演じたジェーンは、武器や格闘に長け、何よりその鍛えられた体がそれを物語っていた。そして、ジェレミ・レナー演じた分析官のブラントは、序盤こそキャラクター紹介は控えめだが、その戦闘能力の高さからただの分析官ではないと周囲に感づかれ、実は過去にイーサンの妻を守れなかった過去を持つ男だったと明かされることになる。新キャラクターの紹介がただのセリフだけでなく、仕草やアクション、演技で表現されており、チーム員の紹介がなかった前作から大きく改善している。
また、そのチーム戦は世界で最も高い建物であるブルジュ・ハリファでのアクションで集約され、ここで行われる一連のシークエンスは間違いなくシリーズでも屈指の名場面となっていると言える。さらに前作のラストでチーム戦がなかったのに対し、本作ではチーム員全員がそれぞれの役割を全うして最終的にそれが実るという形を取っており、本作のラストにしてようやくこのシリーズがチーム戦であることが示されていると感じる。ただ、ブルジュ・ハリファの一連のシークエンスに比べると、ラストは圧倒的に力不足で、画的にもやや地味だったことは惜しまれる。なので本作は映画としてのピークが中盤となり、以降はやや尻すぼみになっていったことになる。
そして、ラストはチーム員全員が集結するという前作のラストを踏襲するものとなっている。それぞれが次回の任務への参加を決め、シリーズ皆勤のルーサーと、死んだと思われていた妻のジュリアが登場して映画は幕を閉じる。
アニメーション映画の監督を抜擢し、シリーズでも屈指のアクションシーンを作り上げ、シリーズの肝と言えるチーム戦の面白さを表現できたことが、シリーズの売り上げ更新に繋がったのは間違いないだろう。終盤の尻すぼみはやや残念ではあるが、間違いなく4作目までの時点で一番の出来。
【関連作品】
「ミッション:インポッシブル」…シリーズ1作目
「M:I-2(2000)」…シリーズ2作目
「M:i:Ⅲ(2006)」…シリーズ3作目
「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011)」…シリーズ4作目
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015)」…シリーズ5作目
「ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)」…シリーズ6作目
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE(2023)」…シリーズ7作目
取り上げた作品の一覧はこちら
【予告編】
【配信関連】
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(英語/ロシア語/フランス語/アラビア語/スウェーデン語)
<Amazon Prime Video>
言語
├日本語吹き替え
【ソフト関連】
<BD+DVD>
言語
├オリジナル(英語/ロシア語/フランス語/アラビア語/スウェーデン語)
├日本語吹き替え
映像特典
├製作の舞台裏
├ドバイ撮影の舞台裏
├バンクーバー撮影の舞台裏
├ミッションの数々
├砂嵐のシーン
├小道具の紹介
├削除シーン(ブラッド・バード監督の音声解説付き)
├もう1つのオープニング:演説を練習するヘンドリクス
├車内でモメる3人
├クレムリンで捕まりそうになるベンジー
<4K Ultra HD+BD>
収録内容
├上記BD+DVDと同様
【グッズ関連】
<ポスター>
サイズ
├68.5㎝×101.5cm
<ポスター>
サイズ
├68.5㎝×101.5cm