宿泊した宿は、犬吠埼温泉「ぎょうけい館」さん。
明治7年に開業した老舗旅館で、大正天皇・昭和天皇も宿泊した宿。
「智恵子抄」で有名な詩人高村光太郎が、智恵子さんと出会い愛をはぐくんだ宿としても有名です。
玄関を入ると、ロビーからは太平洋が一望出来ます。
昼夜押し寄せる荒波に削られた岩が、海の力強さを物語っています。
上の写真中央にある小さめの岩。近くまで接近し撮影してきました。
そうです!!
東映のオープニングに登場する初代「荒磯に波」の岩。現在はCGを使っているとか・・・。
ロビーの正面の海に普通に佇む岩で、旅館の方に聞かなければわかりませんでした。
旅館の中には、歴史を物語る数々の品々が。
3階建ての建物は海岸に沿うように建っており、
今回お世話になった1階の部屋からは常時雄大な太平洋を望むことが出来ました。
もちろん大浴場からも、海を眼下に入浴が出来ます。
2000年に入り1300mものボーリングを行い、天然温泉を満喫できるようになりました。
「塩化物強塩温泉」でミネラルも多く、なめてみると塩味を帯びていました。
露天風呂もあり、潮風を受けながら入る熱めのお湯がたまりません。
夏場には海も眺望でしながらプールで泳ぐことも出来るとか。
他のお客さんは部屋だしの夕食を頂いている模様でしたが、
私達は会議が終了後、宴会場での夕食開始。地元の魚を使った銚子ならではの料理に舌鼓を。
先付け なめろう 前菜 海老さより手綱巻・筍木の芽和えなど・・
お造り 鮪・伊勢海老・生雲丹・牡丹海老など 焼き物 かさごロースト温野菜添え
揚げ物 おこぜの唐揚げべっこう餡かけ 酢の物 春野菜の薬膳サラダ 黒酢ドレッシング
こちらに千葉県優良銘柄米 多古米のご飯と、つみれ汁の味噌仕立てが。
水菓子 林檎の赤ワイン煮
仕事の話で熱く語り合い、有意義な時間となりました。
銚子は本州一早い日の出が拝める場所。
海から出る日の出を見るために、4時30分に起床。
5時の日の出を待ちかまえていました。
犬吠埼灯台の明りが徐々に弱まり、周囲がピンク色に染まってきました。
でたー!!
丸い太陽ではなく、四角い太陽。
気温と海水温の温度差により生じる蜃気楼現象の一種だとか。幻想的です。
いやー素晴らしい朝を迎えられました。
その後は朝風呂を楽しんだりしながら、朝食開始の7時を待つことに。
朝食もとろろが用意されていたりと、ご飯がすすむメニューでした。
旅館から見える犬吠埼灯台をしっかり目に納め、帰路に。
帰る前に「犬吠埼マリーナ」に立ち寄り、日本のドーバーと言われる「屏風ヶ浦」へ。
約10kmに及ぶ高さ40m~50mの絶壁が続きます。
う~ん、迫力が伝わらない角度からの写真になってしまいましたね・・・。
この周辺には「地球の丸く見える丘展望館」や「ヤマサ醤油」「ヒゲタ醤油」の工場見学なども楽しめるとか。
子供達に太平洋の荒波を見せに、ぜひ家族でまた銚子に訪れたいです。
旅館の前から、日の出前の犬吠埼灯台を望む
○「ぎょうけい館」
公式HP:http://www.viewhotels.co.jp/gyoukeikan/
○「銚子観光協会」