娘の高校の今年の入試結果はここ数年と比べて良くなかったのですが、実は私的には
『妥当じゃない?』
と思ったのも事実です 娘の高1からの全国模試の校内順位等を見ても、今までの入試結果が
『そんなにいいの??高校で知り合いは出来たけれど、うちの子だけ〇〇大とかだったりするのかなぁ...』
と先輩方の合格実績に逆にプレッシャーを感じてしまっていました。なので今年の残念な結果は納得感があり、少し安堵...。
そもそも出口が入口よりもよいという高校がもてはやされたりもしますが、個人的には大学入試は個人の能力で決まるので高校が足を引っ張ることはあっても、能力を伸ばしてくれることはないと思っています。人口割合で賢い層というものはそんなに増えたり減ったりするものではないので、賢い人がどこの高校に入学するかで合格実績の良し悪しは決まるのだと思うのです。結局はパイの奪い合い?
ただ、同じくらい、もしくは、下の偏差値帯の高校の方が実績が良かったりすることは確かにあります。しかし、それは入試結果をMARCHや早慶のくくりにしていることで早慶の中の推薦割合は隠されていたり、MARCHの中の偏差値差は隠されています。それは入試結果を合格者でなく入学者で書いている正直な高校でもいえます。
また高校が個人の能力を伸ばすことはできなくても、戦略で入試結果を押し上げることはできると思います。
例えば
●出願数を増やして合格者確率を上げる
●学校の評定をとりやすくする
●入試で有利な科目を履修できるようにする、または有利な科目のアドバイスをする
娘の高校はこのような指導がありません。これ全てやれば、もっと実績は上がると思いました。
出願数を増やして合格確率を上げる
「ボーダーにいる人こそ多く出願すべき」とは受験では常識です。しかし資金や立地の問題もあり、「行きたくない大学に出願したくない」という親子の心理が反映されているのでしょうか、出願を渋ってしまう人は多いようです。
学校の評定をとりやすくする
評定が厳しい高校は推薦入試に挑戦できない人が多くなります。娘の高校は本当に厳しくて「5」を付けていないのではと言われる科目(先生?)もいるようなので、はっきりいって4.0以上をとれる人は普通に国立に受かりますし、私立を目指す人は評定は諦めた方が効率的だったりします。入試のトレンドが推薦になりつつあるのに高校が非協力的なのはいかがなものでしょうか。
私の卒業した高校は「みんなで4.3を取ろうね」が目標の自称進学校でした。評定の付け方は明確に示されていて、体育でも出席さえしていれば最低でも4をとれるようになっていました。そのおかげで最大限に国立の推薦を利用して進学していきました。当時はセンター試験後に出願するお手軽な推薦が多かったです。面接等もなかったような...。
それに比べると娘の高校はトップ点をとっても「3」だったりと、なんで高校側が生徒に意地悪するのかイミフです
入試で有利な科目を履修できるようにする、有利な科目のアドバイスをする
娘の高校では、コース選択によっては履修できない社会科目が多く、自学している人も多いそうなのです。そもそもアドバイスがあまりないのでそこも問題です。これに関しては塾もあまりなかったのでなんともいえません
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そもそも『出口が良い学校』というものは戦略の他にも入学者の偏差値をちゃんと測れているのかも疑問です...。都立高校等、内申点比率が高い学校は怪しいです。つまり、『出口が良い』とされる高校は入口偏差値は実際はもっと高かったのではないか、と思うのです...
...あ、はい、全てやっかみです