4月は人間関係がリセットされる月。娘も私も新しい環境に悪戦苦闘しております。
職場の上司も業務内容も変わってしまいました。前年度は最高評価をいただいていたのにそれもリセットだな...
面談では、上司は私の履歴書を確認していました...職務評価だけで良くない?
しかし就職して何年経っても経歴はチェックされてしまうものなのですね...。とくに自慢できる学歴ではないのですが、今年の私の出身高校の進学実績を見てみたら...とんでもなく上がっていました
母校の進学実績に驚く
わたしの母校は緩い公立進学校でした。
私が学生の頃は現役進学が1/2、その中で地元国立に合格する子は1/4。そんな中で旧帝に合格する人は浪人で数人いるかいないか?というレベルだったのが、今年はなんと
旧帝の現役が10人以上 割合にして5~10%くらい?
国公立の合格は推薦に頼ってるんじゃないの?
なんて疑惑を書いていましたが...さすがにこんなに推薦で合格できるとは思えないです。国公立の併願となりそうな関関同立の合格者も増えていたし...。地元国立が少なめになり、県外の偏差値55以上の国立大学が増えていました。前年の実績で目についた
「そこ行くなら地元国公立じゃだめなのか??」
と突っ込みたくなる公立大学も減っていました。
公立が選ばれたのか?
私の地元は中学受験がさかんな地域で学力上位層の大部分が私立中学に抜けていきます。なので公立トップといっても首都圏の一般的な公立中学の上位3割くらいの子でも入れるレベルでした。
少子化が進んで、高校受験は緩くなったと思っていたのですがなぜにこんなに進学実績が上がったのか??
一体何があったのでしょうか...
私は高校が本気を出して入試に取り組んだ、というよりも、よい人材に恵まれた世代なのかな、という説を考えてしまうのです
前にも書きましたが、大学入試は個人の能力で決まるので高校が足を引っ張ることはあっても、能力を伸ばしてくれることはないし、人口割合で賢い層というものはそんなに増えたり減ったりするものではないので、賢い層がどこの高校に入学するかで合格実績の良し悪しは決まると思っています。
とすると賢い層が「公立高校」を選んだということなのでしょうか??
1つの要因?
最近の高校受験は私の頃と大きく違っていました。それは私立高校入試の変化。少子化に苦しむ私立高校では一時期名門私立までもが推薦入試で囲い込みを行っていたのです。私の時代は公立トップよりも上レベルの高校だったので衝撃的でした。さすがに最近では取りやめたようですが、やはり合格の安売りは賢い層には受けなかったのでしょう。
そして、最近知った入試制度の変更点で「公立優位」になる入試制度を見つけました。難関私立高校は専願入試と併願入試を明確に分けて行うようになっていたのです。私の頃は、難関私立で合格を貰えば、辞退してはいけないという明確な規定はありませんでしたが、中学の方で辞退することを嫌がられました。なので、公立トップの併願先としては中堅私立か公立二次募集に挑むしかなかったのです。
併願が可能になるとどうなるか?
難関私立高校の問題は難易度が高いので、公立第一志望の子のレベルも自然と上がっていきます。私立向けの勉強をしっかりして、難関私立の滑り止めを確保した上で公立トップを受けるようになるからです。
それでも賢い層が私立よりも公立を選んだ理由は分かりませんもしかしたら、私立高校が明確に「専願」と「併願」を分けたことで賢い層がより難易度の高い「併願」に挑戦したくなったから...だったりするのでしょうか??
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他にもいろいろと考えられるかもしれませんが、公立トップ高の進学実績の向上には難関私立の入試制度変更は大きいと思います。高校に入るまでの学力の積み上げは大学入試には大事だと思うからです。また、私の時代にはいなかった「難関私立蹴って公立に入っりました~ドヤ」みたいな人がたくさんいると活気が出るのかな
地元は良い方に転んだ例ですが、国が入試制度に口を出してくる事態にもなっていますし、この先どうなるのか不安もつきないですね...