さらなるレンタカートラブルからの、直会 ~魂のふるさとを探す旅 その6 | かんながら

かんながら

旅の記録です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

からの、つづき。

 

一度見たからいいかなと思ったけど、今日7月17日剣山の例大祭に参集している日本にいるお友だちに敬意を表してもう一度アララト山。

やっぱり美しい。

アルメニアの富士山も、アルメニアの八ヶ岳も。

 

昨日より出発が遅かったので道も明るい。

で、気づいた。写真撮り忘れたけど、修道院の手前は墓地。

なんかどどっと自分に乗りかかってきたって感じた。

 

こんな赤い場所だったんだね、ここは。

 

この色からして完璧に、モンセラットじゃん。

セドナもこの色。

行ったことはないけど、ウルルもそうだろう。

赤い石の場所にはパワーがある。

 

 

 

この写真が鉄板の修道院とアララト山。

ちょうど早朝に来たらしきグループが帰るとこで、入れ替わりでわたしは貸し切り。

 

美しい。

何度見ても。

岩の上に横になって山を眺める。

そして今日は寒くないように上着ももってきたのでそのまま眠る。

 

 

 

 

 

夜明け。

 

赤く焼けてきたよ。

 

 

こちらも。

 

 

 

 

7時を過ぎてそろそろ帰ろうかと思い聖堂へ。

まだ鍵がかかってたので、写真を撮って帰ろうと思ったらちょうど開けてくれてイコンに挨拶して帰路に。

 

 

街を走っていたら、タクシー運ちゃんに、手を振られる。

なんで?って思ったらもう一台。

そして、クルマを停める路地でも。

 

で、「パンクしてるよ」って教えてもらう。

さっきから手を振られていたのは、わたしへの好意のアピールじゃなかった。

 

 

 

なんで二日連続。

っていうか昨日すでに車みたとき、この車大丈夫かなって思ったけど、他に選択肢がなかったのよね。

まさかの2回連続デポジットが返ってこない事態ってどうよ?

 

1回のデポジットがわたしの1か月の生活費なんですけど??

 

 

これってパンクなのかな。みんなが右前っていってたからそうみたいなんだけどさ。

 

で、レセプションのお兄さんに頼んで、電話して説明してくれる?って頼む。

通訳をタダでしてもらうミシマ。

依存体質丸出し。

 

「ハーツに電話したら、パンクは自分の責任でなおすことになってるらしいから、ガソリンスタンドきいてあげようか?」

「お願いします!」

 

で、ガソリンスタンドのお兄ちゃんが出張してくれることに。

しかし、アンダーガードが壊れてるらしくて、修理できないから、Hertzに相談しな、って言われて、またレセプションのお兄さんの世話に。

 

 

もう自分でなにかしようとしてもムダだから、すべてが「プリーズ」。

 

「40分ほどでくるから」って言ってもらって、紅茶を飲みながら待つ。

30分ほどして、「現金持ってる?」

「もってないです。ユーロしか」

「両替してきて?」

「いくらくらい?」

「マキシマムで14000AMDかな」

「1,4,000!」

「ありがとう。ところで両替所は」

「角を曲がった先にスーパーあるから。そこ手数料無料だから」

 

至れり尽くせり。

 

パンクしたタイヤを変えてもらうのに5000AMD。

出張してもらったから仕方がない。

 

結局Hertzに引き上げられるなら一緒だったんだけどさ。

それを自力でやったらすごいストレスだったから2000円ほどで済ませてもらって感謝しかない。

しかもレセプションのお兄ちゃんには仕事が増えただけである。

本当に申し訳ない。

 

 

 

すべてをオーガナイズしてもらってHertzの事務所から車の引き上げに。

そして事務所で、「もうお貸しするクルマがないので、夜の飛行機の時間にあわせて空港に迎えを用意しますから、それでいいですか。」ってオファーをもらう。

 

もともと、クルマがあるからお酒ものめないって残念だったけど、これで酒が飲める!

レッツゴー アララトブランデーファクトリー!

 

ってことでレセプションのお兄ちゃんに、バスでいける?って聞いて、

 

 

バス5番にのる。

またしても降りる所を教わりそびれてたくさん歩く。

 

英語ツアーは14時半と17時って言われて、あと2時間近くあったので、他のは?ってきいたら、次は14時半です!って言われた。

 

わたしには英語ツアーもロシア語ツアーも「わかんないから一緒」なんだけどさ。

のむことしか目的ないから。

でも先方は、言葉がわかる人かそうでない人かで不安がなくなるのかもしれないね

 

 

 

ツアー代金は12000AMD。

けっこうお高い。

たぶん、日本でだったら絶対に行かない。

 

でもまあ、一生に一度の記念ってとこで。

 

ここ、ARARAT BRANDY FACTORYは日本でも賞をとっているらしい。

 

 

ブランデーはワインから作る。

コニャックとの違いを語ってたと思うが、よくわからず。

たぶん、ロシア語でも同じくらいは理解したはず。

だって、ブランデー、コニャック、ワインくらいの単語はわかるからね。

 

 

変な怪物。

 

 

試飲したブランデー3種。全部10年物。右奥が50度。

わたしはブランデーは高いのじゃなくていい人かもしれない。

 

で、なんかふとこの味飲んだことがあるような、って思い出した。

オークはなかったけど、30年物のワインをもらったのがこんな味だった。

糖度の高いワインで熟成したらほどよくドライになってておいしかった。

 

飲んだらまたあげるって言われたから飲んだけど、まだもらってない。

 

 

ホテルに戻って昼寝して、入り玄米と鶏飯雑炊のご飯をすませて近くのワインバーにワインを飲みにいくことに。

ロゼと白を飲んだけど、微妙に渋みがあってドライだけど少々甘い。特徴あるワイン。880AMD(税込)。

 

 

 

最初にのぞいたワインショップで、ティピカルなワインは?って聞いたらザクロのワインって言われてミニボトルを買った。

でもこれは機内に持ち込めないので飲むしかない。

(ミシマは機動力確保のため荷物は預けない)

 

で、おなかはいっぱいだったが、キョフテみたいなビーフハンバーグの長いやつをピタで巻いたやつをTO GOで購入(1350AMD)。

 

パクチーが効いてておいしかった。5個で400AMDの巨大水餃子の方がお買い得だと思ったが。

 

image

ということで帰ります。

 

しかしなんで、最後のページに押すのか、、、。わかりやすくていいけどさ。

飛行機でSADAKHLO(グルジア)に入り、トビリシから陸路ででて、アルメニアにクルマで入り、飛行機で出た、っていうのも。

 

 

最終ページってことは、今回の旅がぼっちの終わりの旅って、考えていいのかしら。

ひとり海外を再開することになったのは2022年の春。コロナ禍のイスタンブール。

 

籠から出て向かう先なんて書いてるけど、わたしは籠から出たんだろうか?

新たなカゴを発見したような気がするんだけどね。

世界は日本の妄想でできてるんじゃないかって思っちゃう。

 

とりあえず、速報終わり。