最近もらったコメントに返信した内容が、コロナ真っ最中の時にも書いていた内容だったので、ついに日本でもアフターコロナが始まるこのタイミングで振り返っておこうと思う。
インターネットの世界は名前も知らない人達と感じあえる究極のワンネスの世界だと思います。
前にも書いたことがありますが、インターネットができた当時は、本当にそうだったんですよ。
その世界にいる人は名がある人もない人も対等で世界のどこにいても時間と空間を超えて同じ感情を共有できた。価値観の合う人とつながり、合わない人は遠ざけることができる、都合のいいワンワールド。
わたしは現実世界もそうなると単純に思ってました。
まさかインターネットやSNSが炎上したりで、人を傷つけたり傷ついたり対立や不幸のツールになるとは新鮮な驚きでした。
でも使う人の民度によってはそうですね。
ずっと遠い将来かもしれませんが為替もなくなりますよ。
(もし神がいたとしたら)神にはもう十分にお金がありますし、お金がなくても生きていけるでしょうから、差益で小銭を儲ける必要もありません。
神が人間をしあわせにしてあげたいって思う気持ちに人間の民度がついていかなかったための混乱じゃないでしょうか✨✨✨
インターネットだけじゃなくて、お金も。
わたしもコロナ前は、「権力者がお金の力で私たちを支配しようとしている」、って思ってたけど、
コロナで緊急事態宣言になって、仕事がなくなったとき、
私たち庶民までもが、
「お金がないのは困るから経済を回してほしい」
って言っているのを聞いて、
もはやみんなは、お金を神のように頼りにしているんだなってわかって、お金の神様に反対するのはやめた。
DSだか闇の勢力だか知らないけど、お金を作った神様は、物々交換じゃ大変だろうからって通貨ってものを作ったんだと思うけど、インターネットがそうなってしまったように、わたしたちの民度がついていかなくて人をしあわせにするツールでなくなってしまったのだと思う。
緊急事態宣言中に伊勢平氏おじさんと一緒にみた、わたしの世界は地獄絵図だった。
経済的弱者に対して厳しい現実、
自分さえよければ、という買い占め、
自粛というルールのもとには、避難や通院さえ許されない思いやりのない社会、
ワクチンの問題もまあいろいろ。
でもそれって、経済の問題なのだろうか?それとも政治の問題なのだろうか?
わたしたちの意識が生み出した問題である。
わたしたちは今まで考えることもなく、社会のせいに、経済のせいにしてきたのだ。
それがコロナ自粛のおかげで、多くの人が働けなくなった。
それは裏を返すと「働かなくていい」初めての体験なのであった。
その人の置かれている立場で、
お給料をもらって休めた人もいれば、
変わらなかった人も、
仕事だけが増えてきつかった人も、
いきなり仕事をうしなった人も、
すごく得した人も、
いた。
わたしは、非常事態宣言が出たとき、
「お金はいらないから、もう働きません!!」
ってみんなが言うと思った。
だって、こんなに会社や社会にコミットして自分を犠牲にして働いてきたのに、
突然「明日から仕事なくなったからごめんね」って困るじゃないか。
「自分がコミットしていたほど、会社や社会は自分にコミットしてくれてなかった」って気づいたら、自分を犠牲にして働くのはアホらしいと思うと思ったのだ。
わたしがそうだから。
そして不安定でも自分の好きな仕事を選んだから。
しかし、予想に反して、豊かでない人たちもまた、緊急事態宣言が解除されて、前の生活が戻る方を希望した。
せっかくのチャンスだったのに。
働き方を見直すための。
お金持ちの人たちは、さらに豊かになった人もいるくらいで、コロナ自粛で大して困っていないのだ。
2016年に世界一貧しい大統領として有名になったムヒカ大統領がスピーチで
「貧しい人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限に欲があって、いくらあっても満足しない人だ」
と言っている。
わたしたちの中に棲む、「もっと欲しい」が、地球を破滅させるのだ。
この、「もっと欲しい」すなわち、「お金が欲しい病」が収束しないことの方が、コロナが収束しないより、よほど深刻である。
この緊急事態宣言期間に、コロナよりよっぽど地球環境にとって深刻な影響のある「お金が欲しい病」が収束してほしいと願っている。
そして、自粛のせいで大変な思いをしている方々には本当に申し訳ないが、このコロナ自粛でかえってきた静かな日常にほっとしている。
わたしはバブルの前、ケータイもインターネットも、パソコンもなかった時代を知っている。
そして恵まれた環境にいたので、パソコンも、ケータイもインターネットもできた当時から使っている。
それらが登場したとき、きっとこれらが導入されることで画期的に仕事が楽になり、豊かになり、暇になると思っていた。
でも、30年ほどを振り返ってみて結果は逆である。
パソコンがなかった時代の方が労働時間は短かったし、
ケータイがない時代の方がコミュニケーションは豊かで、
インターネットがない時代の方が、情報は正確で、仕事は暇だった。
大好きな友人である、自然農の実践者の川口由一さん(卑弥呼の時代の豊かな営み 〜川口由一さんの自然農園)は、耕さない、農薬を使わない、虫や動物を敵にしない、自然農を実践してとても豊かな田畑を作っているが、
耕さない、農薬を使わない、というのは、必要以上のお金をかけない、ということでもある。
楽になるはずだから、農薬やトラクターを使っていたのに、なぜか働いても働いても豊かにならなかった、と言っていた。
だから、川口さんは、「自立」のための学びの場を、漢方や自然農というテーマでつくっているのだと思う。
多くの人は、自然農や漢方を学びに来ているんだけど、彼が本当に伝えたいことは、自立だろうなって思う。
わたしも結局そこに落ち着く。
自立。
自分の身に起きていることを、自分以外のせいにしない、覚悟。
でも、まだまだ私たちの民度は遠く及んでないように思う。
きっとAIもインターネットやSNS、お金と同じようになっていくと思う。
わたしはチャット相談や電話相談という「リモート」の仕事を長らくやっているから、はじめたときから、
自分の仕事はいずれAIにとってかわられると知っていた。
みんなLINEやメールの返信のあるなしで人生が終わるか天国かぐらいの感情の浮き沈みを体験するけど(自分も含めて)、
こんなの、いくらでもなりすましができるし、自動化できる。
AI彼女の衝撃って記事を前に書いたけど、彼女はAIがいいって最先端の技術者の男たちが複数いるのをまのあたりにして、確かにそうだって思った。
だからわたしは自分の仕事はAIを教育するつもりでやってきたつもり。
自分が将来世話になるときのために。
いずれ私を名乗るAIが今の私の何倍も稼ぐようになるだろうからね。
リアルなわたしは同じ時間に一人の顧客しか相手をできないが、AIはすべての依頼を受けられるわけだし、眠らなくても遊びにいかなくてもよい。
きっと今の自分のステイタスからして、自分はAIを持てなさそうだけど、AIは間違いなく人間を超えている。
わたしはもともと自分が世話になりたいコーチを自身で演じているので、コーチとしての自分のコピーができるのは大歓迎である。AIにセッション料チャージされるのは困るけど、著作権はフリーでかまわない。
わたしは基本Yuriel先生でいいけど、恋愛相談は参考にならなさそうだから、松田聖子ちゃんとか、銀座のやり手ママやキャバ譲とか、美輪明宏さんとか、バリバリやりたいときにはアンソニーロビンスとか、アドラーとか、ユングとか、梅原先生とか、選べるといいよね。亡くなった人も含めて。いずれそうなると思うよ。
ふと記事を読み返してて思い出したんだけど、神武天皇は金星から来たっていう話があるんだよね。
等彌神社の土偶の話のときにきいたんだけど。
当時はばかげた話としか思わなかったけど、「金星は赤星」とか、宮古島の歌にでてくる「赤星」とか、神武天皇は沖縄で生まれたなんて話が聞こえてくると、なんか、ほーぅと思うこともある。
一番ヤマトから遠いって思われている沖縄が、意外なシンボルで密につながっている、っていうのも、すごく興味深い。