卑弥呼の時代の豊かな営み 〜川口由一さんの自然農園 | かんながら

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旅の記録です

明日から九州某所へ行くツアーを予約していたが、相談を何件かして、元のパートナーにメールをしていたら朝方「纒向の川口さんの畑に行くなら今日だ!」と思いたった。

まあ、いつものことである。

 

コロナパニックのおかげで新幹線がら空き。

 

明日のことは考えず新幹線に飛び乗る。

奇数月第一日曜日(1月を除く)11時10分巻向駅集合。

 

それだけの情報をたよりに。

しかも纒向駅って乗り換え案内にでない(笑)

でも桜井駅の時刻表を持っていたという不思議。

 


新幹線からの富士山が神奈川あたりからみえた。

吉兆!

 

 

 

 

乗り換えて天理駅着。

はじめてJRにのった。

もはや、天理教の駅である。

 

おぢばっていうんだよね。

たまたま行ったことはあるけど、本殿には入ったことがない。まだ縁がないのよね。

 

そうだよ、三島は、そういう場所を見つけるのが得意だったはず。

八坂神社をもともと見つけて祀っていたのが、大阪の今宮戎の神人(じにん)だったように、三島にも「かきべ」っていう職能集団がいたっていうから。

 

 

もとは三島の土地で、今は天理教の街。

ここにくるのは大嘗祭前日にあった、石上神宮の鎮魂祭以来だ。

 

 

 

巻向駅には川口由一さんが自転車で迎えにきてくれていた。

そうか、巻向駅ってこう書くんだ(と今気づく)。

 

こういう草ぼうぼう(といっても刈るんだけど)の畑で、肥料も必要ない豊かな野菜たちが育つ。

虫と折りあいながら、自然の力を伸ばして、生かして。

みながそれぞれの命を精一杯生きて、自然のバランスの中で生きている。

 

みみずだって おけらだって あめんぼだってー♬

 

あのうたとおりに、田んぼにも大きなタニシがいっぱい(笑)。

 

 

キャベツが生き生き育ってる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とうが立って、花がさいて、タネがおちる。

落ちた種は強いんだって。

そういうのもありながら、命をつないでいく。

神様がつくったとおりの営みのようすがそこにある。

 

 

 

 

 

 

「今日どうすんの?」と川口さんに朝駅できかれて

「え?決めてないけど、遅くなったら寝袋あるんでその辺にとまります」っていって

 

 
終わったのが夜の8時半で、
「どうするのん?」ってまた聞かれて
 
「ここに泊めてください〜」って言ったら
「スタッフのまきさんと一緒に夕食しますんで、ご一緒してそこに寝ていいですよ」
って言っていただき、あつかましくご相伴にあずかる。
 
しかも、おみやげまでもらう。
 
そして、皆が彼の体調をとてもとても心配しているというのに、わたしは今のうちに聞けることは聞きたいと、質問ぜめの夜は更けていった。
 
 
(つづく)