昨年、緊急事態宣言が出たとき、
「お金はいらないから、もう働きません!!」
ってみんなが言うと思った。
店が閉まってバイトが突然なくなって、
「自分がコミットしていたほど、会社や社会は自分にコミットしてくれてなかった」って気づいたら、自分を犠牲にして働くのはアホらしいと思うと思ったのだ。
でも予想に反して、緊急事態宣言が解除されて、前の生活が戻る方を希望した。
そして、今年もまた、そうなっている。
イヌイットの村に「経済(正しくはお金)」がやってきて、狩にでて旅をし続けていた民族は、定住が義務付けられ、その波に乗れないものは、薬物やアルコールに依存して、精神を患い、自殺者もでるようになった。
アメリカのインディアンの村でも、アイヌの人たちも、世界中いろんなところで同じ問題が起きている。
わたしたちは、経世済民という本当の経済がなされていない社会の中で、それにしがみついて生きている。
コロナは私たちを正気に戻してくれるとわたしは信じる。