安曇の庭に誘われて(安曇野から丹後へその4) 〜 なぜか白山へ | かんながら

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旅の記録です

 
 
この旅の最終目的地は丹後。
なんとなく、丹後まで行ったら、翌日(24日)に鎮魂祭のある石見國一宮物部神社が気になる。
 
なんといっても、「よみがえり」体験をすることになった(I Love You 〜くくりの旅の前に)旅の出発地点。
でも、同行させてもらうことになってるから、メンバーの皆さんが帰る三重県に戻ることになる。
丹後で離脱して、石見に抜けたいが、クルマもないし、誰かが「行こう」といってくれない限りは行けなさそうである。
仕方ないが、今回は時期が違うのであろう。
 
待ち合わせの駅にきた、が何やらおかしい。
白山のサルタヒコと電話で話しながら、動きやすそうな町の中心部に移動。
 

 

諏訪神社があった。

諏訪なのか。安曇から、諏訪。

完璧に、これはサインだ。

諏訪はわたしには、「アスワ=阿波と諏訪」。

そのさきはアスワンでエジプト(謎)。

 

 

この段階で丹後ゆきがなくなったことがわかったので、もともと行こうかと思っていた、白山のサルタヒコの今年最後のツアーに行ってみようかと思い始める。

 

 

 

金沢のホテルは検索した瞬間には開いていたが、一瞬迷っている間になくなってしまった。

すると次検索したら、福井県出身の女性社長が広告塔をしている●パホテルが28000円(2800円ではない)もする。

 

そんな金額を出して、泊まる気になれない。

サルタヒコのツアーは、午後だというし、一晩ゆっくり寝て考えよう。

他に行きたいところができるかもしれないし。

 

わたしは約束に縛られるのが嫌なのだ。

 

 

 

ということで名古屋泊。

8割方、白山のサルタヒコのところに行こうと思っていたが、決め手になったのは、

 

「あなたの分も、資料一部コピーしといたよ!」

 

というサルタヒコのメッセージ。

 

 

 

こうして現実は創られていくのだ。意思を示したものの思いによって。

 

 

 

ということで、朝その気になって、みどりの窓口に切符を買いに。

 



 

 

明らかに、「鉄道が好きだから、職員になりました」って感じの人が窓口担当で、

 

「金沢行ってから帰ろうと思うんだけど」

 

ってメッセージしたら、瞬時に

 

 

「名古屋から、金沢を通って、同日で東京に帰ったら、特急券割引になるよ!」

 

って返してきた鉄道マニアの友人のお勧め通り切符購入。

 

 

その切符の買い方から、シンパシーを感じてくれたのか、窓口のお兄ちゃんは、ちゃんと窓側の席で階段に近い号車の券を取ってくれた。しかも、乗り継ぎ案内にはなぜか出てこなかった電車を案内してくれ、1時間早く金沢につける列車が取れたのだ。

 

 

そのおかげでサルタヒコの運転する車の中で買ってくれた弁当を食べながらサルタヒコのレクチャーを聞く時間が取れたのだから、ありがたい。

上手く調ってるってこういうことである

 

 

 

切符を買って部屋に戻ったら、陛下がテレビに。

 

 

 

みられなかった立皇嗣の礼の様子がテレビでやっていた。

しかも6時9分。

平成5(1993)年6月9日に陛下と雅子さまはご結婚されたのである。

 

当時はまだテレビっ子だったわたしなのでよく覚えているのだ。

 

皇室の御用と関係あるな、やっぱり。

 

 

 

 

待ち合わせは「カミーノ」。

 

駅前に喫茶店ひとつなく、交番にも人がいない寂しい駅で心細くなったわたしは、ちょうどなにわの審神者(さにわ)が怒ったみたいに(都をつなぐ旅 〜オーサカからトーキョーへ 西の猛霊松尾の神は、東にもいた!(その1))サルタヒコに騒いだが、サルタヒコは、平然と「待ってるから大丈夫よー」とカミーノに来るようにいった。

 

 

そして、待ち合わせ場所の隣には、この後行くことになる物部神社の御神紋ににたデザインの絵馬が奉納されている神社があった。

サルタヒコの運転する車で、買ってもらった弁当を食べながら移動。

 

 

「金劔宮(きんけんぐう)に寄って亀石に話しかけろとなにわの審神者(さにわ)が言うんだけど。」

 

 

で、亀石。

 

 

 

やはり晴れる。

 

 
狛犬さんは笑ってた。
ここの恵比寿社はなにわの審神者(さにわ)の情報によると、大阪の今宮戎から勧請。
 
と言うことは、「アースダイバー中沢新一著」によると、八坂神社のお地場を見つけた人たちの本拠地とつながってくる。
「今宮戎の神人が、京都八坂神社を見つけた」らしいから。
 

 

 

サルタヒコのツアーはいい人が集まるツアーである。

 

 

 

和やかなムードの中、サルタヒコ喋る喋る。

しかし、わたしは、メンバーの女の子となぜか意気投合してしまい、彼女の話を聞きながら、なんかこれって昔やってた魔法使いの学校みたいだなーって思って懐かしく思ったり。

 

 

 

ついていくの遅すぎ。

「資料に書いてありますから」

ってサルタヒコが言うから、もう一緒に歩いただけ。

 

ごめんね、サルタヒコ。

 

それでも。


サルタヒコは、バラバラの属性の人たちそれぞれに満足してもらえるガイドを目指すと言っている。


そんな意味では彼は私たちを完璧に満足させてくれた素晴らしいガイドである。




私たちはサルタヒコの案内するお地場をかんじ、お互いの神さまについての考えをよろこびとともに、交わしあった。



サルタヒコの案内する場所は、わたしたちが確認しあった神と人とが遊ぶ斎庭(ゆにわ)であり、わたしたちは、ツアーの他の参加者のみなさんのツアーを損なうことなく、わたしたちの得たい時間を楽しむことができたのだ。


 


最終の新幹線までの時間、アフターをよろしくと頼んでおいて、サルタヒコのとんかつ人生を変えたとんかつ屋さんへ。

とんかつ人生って。


おかしいでしょ、サルタヒコ。面白すぎ。

さて明日は、名古屋からの列車の中で思い立った場所へと旅は続くことになる。

(つづく)


 
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