冥王星移住計画 -2ページ目

あごひげ

いま顎髭を生やしている。髭がないと、ちょっと貫禄不足な観があるためだ。それどころか、世間知らずで、どこか間が抜けていて、いかにも「つい最近までひきこもっていました」的な感じにも見えかねない。接する相手にあたえる印象は、たぶん髭がない場合よりは髭がある現状のほうがいいはず。

ここの右下の自己紹介欄にある自画像めいたイラストはほぼ実像を反映している。髪がもじゃもじゃというかふにゃふにゃで、眼鏡をかけていて、顎には髭がある。

事業の運営資金を捻出するために、アルバイトをしようという段になって、髭が邪魔になってきた。髪型・服装自由というアルバイトはなかなか多くない。まあ、剃ればいいだけなんだけど、なるべくなら剃りたくない。弱った。

白いズボン

このところ、自分のファッションセンスにすっかり自信を失ってしまっている。今日も出がけに洗面所で妹@22歳と鉢合わせた際に、助言を請うた。

「このズボンに合うシャツって、何色だと思う。

なにやら胡散くさげな目で私の下半身を見やる妹。

「いまどき白いズボンはいてるひとなんてほとんどいないよ。へんなひとだけだよ」

そうか、白いズボンはいてると、へんなひとだと思われるのか。

ファッションセンス

今日の昼ごろ、出かける前に食卓で飯を食っていたら、妹がやってきて私の姿を見るなり、「そのハーフパンツはありえない。いま2010年だよ?」的なことをいった。うーん、自分的にはふつうにまとまってると思っていたんだが。
そういう妹は今年の春に大学を卒業したばかり。御年22歳。ちょうど私とひとまわり、十二歳離れている。見た目的にはまだ余裕で女子大生で通じる。この日はなにやらおしゃれな格好をしていた。まあ、ふつうの女子大生風。どうにもファッション・アイテムの名称には疎いので、ああいうのを何と呼ぶのかわからないが、ちょっとおしゃれな女子大生とかが着ていそうな感じのを着ていた。けばいこともなく、地味でもなく、いい意味でふつうにおしゃれな感じだった。

そんな服装の妹に言われれば、まあ、たぶんそうなのだろう、と思わざるを得ない。

昨日だったか、美術館にいった話をして、ちょっとえらそうに能書きなどを述べてみたが、美術鑑賞の趣味があるくせに、ファッション・センスはからっきしだ。自分にそういうセンスがないことは自覚している。昔から全然駄目だった。昔はかなり派手な格好もしていたが、最近はひたすら無難にいこうとしている。不思議なことに、それでもなぜか難が生じる。

服そのものの善し悪しは判断できるつもりだ。ちなみに、美術品だけでなく、昔、女性用の服飾品の鑑賞にも凝っていたことがある。有名なブランドなら大概わかる。なので、服そのものを見る目はたぶんあるはずだと思ってる。が、その服を自分の像に脳内で重ねてみることができない。それが自分に似合うのかどうかが脳内で判断できない。「目の前にある服を着た自分の姿」を頭の中に思い描けない。これはたぶん脳の機能的な問題なのだと思う。

どうもそういう方面が弱い。高校生のころ、数学の図形問題は大の苦手だった。どうも形状や色を脳内で再現する能力が弱いっぽい。そういえば、将棋でも長い手数の詰め将棋は苦手だ。駒の動きを映像として頭の中に描くことがうまくできない。短い手数ならできるので、これは単に短期記憶の問題なのかもしれないが。

その後、妹は自分の部屋にいき、かいがいしくも、自分の持っているアイテムの中から私に着せられそうなものを探してくれた。これを着てみろ、といくつか渡された。元ひきこもり/ニートという経歴からお察しいただけるかと思うが、大方の例にもれず、私はやせている。腹には年齢相応にちょっぴり余分な肉がついてしまっているが、まあ、腰回りは細い。なので、妹が渡してくれたわりと余裕のあるパンツ類は穿くことができた。が、シャツ類はちょっとむりだった。やせ型で肩幅もべつに広くはないが、やはり男と女では体格に差がある。

結局、どれも微妙ということで、以前自分で買っていたハーフパンツを穿くことになった。「いちばんましなもの」を妹に選んでもらった。

「金くれたら、今度どっかで似合いそうなの買ってきてあげるよ」
そんなふうにいってくれる優しい妹に返す言葉がなかった。

兄はいま金がありません。

タイ料理

昨日、ふらふらっと無作為に選んだどこかのだれかのブログをながめてまわっていたら、タイ料理に関する記事が書かれていた。

ああ、そういえば、自分、タイ料理好きだったんだ、と思い出した。

外国料理の中ではタイ料理がいちばん好きだ。スパイスのハーモニーがよい。カレーもやはり本場のものがいい。日本風のカレーはどうも味も舌触りものっぺりしていていけない。とかいいつつ、そういえば、昨日は上野で昔ながらの洋食屋さん風の店で、日本風のカツカレーを食ったんだった。大盛りで六百円。料金に釣られた。金があれば、本場のを食ってた。というか、金がないない言っておきながら、外食しすぎだ。いっそのこと、貧乏ったらしいが、外出して食事時をまたぎそうなときは弁当もっていくべきか。たとえ600円でも十回食えば、6,000円にもなる。いまの自分には6,000円はでかい。

タイ料理は大好きだが、和食とくらべると難しい。味噌汁はトム・ヤムなんちゃらで置き換えても自分的に一向に差し支えないので滅びてくれてもいいが、寿司と刺身は捨てられない。ほかにもいろいろ捨てられないものはありそうだ。

半年以上前、まだアルバイトをしていたころに一度だけ池袋に食べにいった。たいして金もなかったころだが、どうにも抑えきれず、ひとりで突撃して、2,000円分くらい食った。

今日はさいわい新宿まで出る。途中、高田馬場のタイ料理屋で食べようと思う。名前は忘れたが、駅近くの地下にある店。なかば学生街だからか、あそこは安くていい。ミニサイズのトム・ヤムとかがあって、いろいろ食べれるのもいい。狭苦しいが、店内の雰囲気も悪くない。あんまり金はないが、ここはけちらずに、いろいろ食べようと思う。

ひとりで店に入ったりするのはいまはもう全然平気だ。回転寿司にいって一皿だけ食べて帰ることだってできる。まだやったことはないが、そのうちたぶんやるだろう。もっとも、店に入ったら入ったで、二つ三つ食いたくなりそうだが。

夏休みの宿題

夏休みの宿題は最後のころに一気に片づけるタイプだった。片づかないまま新学期がはじまってしまったこともあった。

要は、嫌なこと、面倒なことは先延ばしにするタイプだった。その後、ひきこもり/ニートになったのも、そういう性格が災いした結果かもしれない。ひょっとすると、これは多くのひきこもり/ニートに当てはまる共通の性格なのかもしれない。

もしそうだとすると、夏休みの宿題を最後のころまでやらなかったひとは要注意なのかもしれない。もちろん、そういうひとがぜんぶがぜんぶひきこもり/ニートになるということはないが、夏休みの宿題をしっかりと最初のころに片づけていた「しっかりさん」よりはなりやすい、といっていいのだろう。「煙草を吸うと~」というのといっしょだ。あくまで確率/可能性の問題。

いまちょっと同様の状況で困っている。明日までに作成しなければいけない書類がやたらとたくさんある。ついついあとまわしにしていたものがひとつあったんだが、よくよく考えてみると、ほかにも必要なものがあった。まじやばい状況。「絶対に明日まで」というわけではないのだけど、もういいかげん延ばし延ばしにするのはやめようと思う。三つ子の魂なんとやらで、そう簡単には改まらないかもしれないが、とりあえず今回はやめる。徹夜してでも明日までに仕上げようと決めた。

シャガール展

どうやら芸大の最寄り駅は、上野・鶯谷・日暮里っぽい。どの駅からもおおむね等距離にある。つまり、山手線の内側のけっこういいところにあるということだ。強いていえば、鶯谷が最寄りっぽいが、あいにく鶯谷付近の地理はよく知らない。iPhoneのマップを参照しながら進めば道に迷うことはないが、それもだるいので、上野からいくことにした。

そんなわけで昨日は自転車で通った道を、今日は徒歩で通ることになった。ちょうど雨上がりで地面や木々の葉が湿っていたせいか、園内はなかなかいい感じに見えた。昨日の日記では「上野公園って見た目的にしょぼい」的なことを書いたが、アスファルトの色が気にくわなかったのかもしれない。

で、シャガール展。

いやはや、昨日躊躇して、入るのを断念したのが馬鹿だった。よく情報を確認したりもせずに、「シャガール展っていっても、シャガールの大きめのが一枚と小さめのが二枚くらいで、あとはどうせほかの作家なんだろ」なんて予想していたんだが、なんというか、おれがまちがっていた。シャガールがたっぷりあった。でかいのも、ちいさいのも。これで1,500円はありえんほど安い。これほどC/Pの高い展覧会ってなかなかないと思う。シャガール好きなら、いかなきゃ損だ。

美術館ではいつもかなり時間をかけて作品をながめる。通ぶって、遠いとこからながめてみたり、近づいて細部をながめてみたりする。以前、美術を学んでいた子とつきあっていたことがあり、その影響を受けたっぽい。自分自身は美術を専門に学んだことはなく、美学や美術史にも疎いが、もともと哲学専攻で、分野はちがえど芸術家志望でもあったから、審美眼や観察力の多寡はともかくとして、すくなくとも、「作品」と呼ばれるものを分析的に見るような癖はついている。それに、時間をかけてじっくりと見れば、素人なら素人なりに、見えてくるものは何かしらある。

べつにのろけたいわけではないが、以前は美術館は上記の女の子といつもふたりでいっていた。いっしょにならんで見てまわるのではなく、各自好き勝手に見てまわり、途中、キリのいいところで何度か合流して感想を述べ合う、というかたちをとっていた。それがとてもおもしろかった。相手は専門家のようなものなので、それなりに深い議論もできた。

そういうスタイルを長いこととっていたので、ひとりで見てまわるのはなんだかとても味気なかった。感想をいいたいのにいえない。自分なりの解釈を開陳したいのにそれができない。やっぱり、美術館はふたりで来るものだ、と思った。べつに異性でなくてもいい。同性でもいいから、その場で感想を言い合える相手がほしい。

美術館にはけっこうすてきなひとが多い。途中、気の強そうなギャルっぽい子がにらむような目つきでじっと彫刻を見つめている姿が目に入った。妙に印象的な光景だった。ギャル系は苦手だが、こういう子ならいいな、と思った。
そんなこんなで、いずれ恋人を探すなら、美術館にしよう、と心に決めた。「美術館で出会った」って、二人のなれそめとして、なんだか素敵じゃん? もっとも、相手がおれでは、相手にとってはステキじゃないかもしれないが。

しかたなく、ひとりで作品を見てまわりながら、作品にひとつひとつ点数をつけていってみた。入り口でもらった作品リストにひとつひとつボールペンで記入していった。くだらぬ一人遊び。しっかりと評価しようと意識することによって、ふだんよりもしっかりと作品を見ることができたっぽいので、これは結果的に成功だったかもしれない。

『赤い馬』と『イカルスの墜落』が特によかった。
当初、『赤い馬』は9.5点としていたが、のちに見方を変え、10点にした。表題である赤い馬を中心に見るのではなく、下に描かれているカップルの男のほうを主人公と仮定して見ると、すばらしくいい作品であるように思えた。これはおそらく正統的な解釈なんじゃないかと思う。
『イカルスの墜落』はトリをつとめるにふさわしい作品だった。この作品がここにあるのは当然、と思えた。
10点としたのはこのふたつと、舞台劇用に描かれた小品のうちのひとつ、『怪物』の計三点。
『怪物』はヘビみたいな感じだった。細長い胴体がいかにもシャガールっぽい色で塗り分けられていて、なんというか、まさにシャガールという感じがした。ヘビさえ「自分の色」にしてしまう、シャガール作品以外のなにものでもないと思えるほどにしてしまう、その力に脱帽した。

途中、何度か引き返して、気に入った作品をあらためてながめたりしていたので、全部を見てまわるのに、かれこれ一時間半くらいはかかった。あと三十分くらい居座るつもりだったが、電話がかかってきて、早急に折り返しの電話を入れなければならなかったので、外に出た。ちょうど全部見終わって、十分に堪能していたので、タイミングがよかったといえば、よかった。

オフィス決定

起業家を集めたインキュベーション・オフィスに申し込んでいたんだけど、ようやく審査を通過した。予定では、明日契約、明後日から使用開始となる。

・元ひきこもり/ニート。
・会社勤めの経験なし。
・八ヶ月間警備員のアルバイトをしたのが最長の職歴。
・事業計画はそこそこ練られているが、初期の収支予測はかなりやばげ(それどころか、じつはその予測すらすでに破綻している)。

これらの負の条件が揃っているため、場合によっては蹴られるかもしれないと思っていたが、どうにか利用を認めてもらえたようで、ほっとしている。蹴られた場合に備えて、いちおうほかの候補も見つけてはいたが、第一志望に決まってよかった。

というわけで、新宿高島屋付近に居を構えることになる。といっても、一種のシェア型なので、賃料は安い。いや、うちにとっては十二分に高いが、ふつうの会社にとってはたぶん安いはず。

ちなみに、第二候補はたしか日本橋あたりだったんだけど、首都圏の人口分布とかを考えると、たぶん日本橋よりは新宿のほうが訪問者にとって便がいいはず。自分自身にとってはちょっと遠い。だいたい一時間というところか。まあ、机仕事は自宅ですればいいので、新宿で面談でもおこなうのでないかぎり、あんまりいくこともないだろうけど、気分転換にノートパソコンもっていって、MMORPGでもしてみるってのもいいかもしれない。いや、さすがに常識あるので、美少女ゲームとかはしない。

最初はオフィス構えるならやっぱり銀座だろと思ってたんだけど、銀座にはなかなかいいところがなかった。金に糸目をつけなければいくらでもあるんだろうけど、零細NPOにとって手ごろなところはなかった。

借りる予定のところは、たしか365日・24時間出入り自由ということだったと思うので、その気になれば、住み着ける。自宅ではなく、オフィスにこもるひきこもり。これはちょっと新しいかもしれない。自宅警備員ならぬオフィス警備員(無給。それどころか賃料払ってる)。ちなみに、最近、自分の部屋のエアコンが調子悪い。もちろん買い換えたり修理したりするような金はない。ある意味、ちょうどいい。

冗談はさておき、たまにはオフィスで徹夜で仕事をしてみたりするのもいいかもしれない。会社勤め経験がないので、そういうのはちょっとやってみたい。あくまでちょっとでいい。たくさんはいらない。もっとも、徹夜でなにかやらなきゃいけないほど忙しくはないというのが現状なのだけど、やろうと思えばやれることはいくらでもある。というか、やるべきなのに放置していることがいくつもある。

新宿か。新宿からなら原宿や渋谷にも自転車で悠々といける。六本木あたりまで足を伸ばすのも難しくはない。歌舞伎町あたりで夜中に人間観察してみるのもおもしろいかもしれない。たのしそうな未来図だ。いつになくちょっとわくわくしている。

半年ぶりの電車

半年ぶりに電車に乗った。半年間、再ひきこもり化していたのにくわえて、自転車がおもな移動手段になっていて、片道一時間程度のところなら自転車でいっていたので、なかなか電車に乗る機会はなかった。

半年ぶりのSuica。使おうとしたら、エラーが出て使えなかった。残高は2,000円以上と表示されていたが、なぜか改札機はおれを通すのをかたくなに拒んだ。「きみ、NPO代表とか名乗りつつ、親元にパラサイトしてるでしょ? 家に一円も入れてないでしょ?」「貯金はあるんだけど、事業運営が厳しくなることが予想されるため・・・」「それに、その髪型はなに?」「これはこれでおしゃれしてるつもりなんだよ。ほっとけ」数秒間見つめ合いながら、改札機とそんな問答をしたのち、どうもこちらに分が悪そうなのであきらめた。

あいにく、最寄り駅は無人駅だ。どっかに隠れていたりするのかもしれないが、ぱっと見、見あたらない(そういえば、天井を見るのは忘れていた。そこにはいたかもしれない)。仕方ないので、切符を買い、改札を通り抜けた。

近くのターミナル駅で、緑の窓口にいった。「ぼくのSuica使えなくなっちゃったの・・・。2000円以上入ってるのに・・・」指をくわえ、うつむきながらそういうと、窓口のほうでは処理できないので、改札のほうで聞いてくれといわれ、そっちにいってみると、手早く処理してくれた。長いあいだ使われてなかったのでロックされていたらしい。ロックを解除してもらうと、無事に改札機を通ることができた。

2,000円あまりの臨時収入。自分でチャージして忘れていただけだが、なんかちょっと得した気分だ。これで今日か明日にいく予定のシャガール展の入場料1,500円がまるまる浮くことになる。

七時台前半の山手線に乗車。なるほど、最近の会社員の夏場のネクタイ着用率はこれほどまでに下がっているのか、けっこうなことだ、と思う。右へならえ的な日本人的な性質がここでは功を奏したということだろうか。だとすれば、あまりけっこうなことでもないか。すくなくとも、一種の進歩ではあるが。

途中、どこかの駅でシャガール展のポスターを見た。なるほど、けっこう宣伝はされているのか。ふだん駅を使わず、繁華な場所を出歩くこともまれな自分には知るよしもなかったが。

それにしても、電車はらくでいい。いずれ、職業柄、移動手段は車中心にせざるを得ない。昔は車の運転は好きで、ドライブも好きだったけど、そのうちハンドルに噛みついて、ラバーを食いちぎったりしたくなるかもしれない(もちろん革じゃありません)。

今日はたくさん歩いた。電車で出かけると、歩く距離が増える。ある意味、自転車よりも疲れるかもしれない。自転車だと、自転車で入り込めないような場所(建物内など)以外はすべて自転車に乗ったままいくようなかたちになるから、歩く距離はあまり多くならない。へたをすると、ある程度遠距離でも、自転車のほうが疲労度がちいさかったりするかもしれない。

歩くのは大嫌いだ。「椅子の上にも十年」的な生活をしてきた元ひきこもり/ニートとしては、どうにも歩くという行為にはなじめない。時間さえ許せば、片道一時間半くらいのところでも、自転車でいきたい。駅まで歩いたり、駅から歩いたりするのがだるい。

まあ、でも、この時季だけは簡便。電車はいいね、らくで。涼しくて。

First Page Bid

First Page Bidに関しては、このページ(英語)がわかりやすい。

というか、First Page Bidで検索すると、そこが一位に表示される。内容がなかなかよいので、支持されててリンクもけっこう貼られてるってことだろう。

前置きは読み飛ばして、中央にある三つのリストのうち、上二つ、"Ad Creative"と"Landing Pages"だけでも読んでおくといいと思う。三つ目の項目はECサイト向けなので、それ以外のサイトにとっては関係ない。

要約すると、

Ad Creative : 広告のヘッドラインと本文が重要。検索語句との関連性が高ければ高いほど、Googleの説明でいうところの「品質スコア」が上がり、First Page Bidが下がる。

Landing Pages : 直訳すれば、「着陸用ページ」。目的の検索語句に対応した、玄関的なページ。これを作るのが重要だそうな。

前者に関しては実行してみた。たしかにそのとおり、First Page Bidが下がった気がする(こまかいところてきとうなので、はっきりおぼえてない。なにせ数十円単位の額だし)。

後者に関してはこれからやらなきゃいけないと考えてるが、あんまりあからさまなのも考え物だと思う。古典的な「背景色とおなじ色で関連語句を羅列する」ってのと、やってることはたいして変わらないわけだし、倫理的にどうかと思う。ページを追加するからにはそれなりに内容のあるものにするべきだろう。むろん、そのほうがインデックス的にも有利になる。とすると、ちょっと時間がかかってしまう。「目的の検索語句をタイトルとして、それに見合った内容のページを作る」——これはけっこうな手間だ。すでにその事業なり何なりの要点をある程度押さえているサイトの場合、内容的に重複する部分も出てきかねない。

うちの場合でいえば、たとえば目的とする語句が「ひきこもり支援」だとして、そんなページを作ったとしたら、どうしたって内容的に重複してしまう。そもそも、ひきこもり支援団体なのだから、当たり前だ。十分に存在意義があり、Landing Pageとしても機能するようなページを作るのは至難の業だ。

はてさて、どうしたものか。

上野公園〜芸大前〜谷中霊園

自転車で出かけ、なんとなく南下していたら、上野にたどりついた。そこから木場にある現代美術館まで足を伸ばしてみようかと思ったが、そういえば、あそこは月曜が休館日だったはずだと思い出し、念のため、iPhoneで調べてみると、思ったとおり休館日だった。まあ、上野にいるんだし、ほかの美術館という手もあるかと思い、上野の森美術館などについて調べてみたが、どうもぱっとしなかったのでやめておいた。西洋美術館はそういえばまだいったことがなかったはずだが、基本的に現代美術にしか興味ないので、例によってスルーした。

上野公園で一服。一服後、公園を抜けていった際、上野公園って、ただでかいだけで、どうにもみすぼらしいな、と感じる。木々の生え方、地面の質感がどうもよくない。恩賜の名に恥じないように、もうちょっと見栄えがするような感じにしてもらいたい。

上野公園を出て、芸大前を通り、日暮里方面へ抜けていこうとすると、ちょうど芸大でシャガール展をやっていた。いったん自転車を止めてポスターをながめてみた。芸大でやってるくらいなので安いはずだ、と期待しつつ見てみると、一般1,500円。まあ安い。安いが・・・。結局、断念した。シャガールは好きだけど、前に箱根かどこかでなんとかという代表作のひとつを見たことがあるし、まあいいや、と自分を納得させた。1,500円すらけちらざるをえない現状がとても悲しい。そこそこの貯金はあるんだけど、運転資金のことがあるので、4桁の出費となると躊躇してしまう。このあいだは香水を買うのを断念した。吝嗇にもほどがある。でも、やっぱりシャガール1,500円はどう考えても安いよなぁ・・・。非常に悩ましい。

まあ、代わりにほかの出費を抑えればいいのか。むだな出費を抑えることとして、やっぱりいっておこう。明日はちょっと用があるので、明後日くらいに。

芸大前から谷中霊園へ。そして、日暮里駅南口へ。このルートは、小中学生のころ、アメ横にエアーガンやら何やらを買いにいくときによく自転車で通っていた。地元民しか知らんような道。まあ、地元っていっても、うちからはちょっと遠いが。

あれからもう二十年も経つのか。