半年ぶりの電車 | 冥王星移住計画

半年ぶりの電車

半年ぶりに電車に乗った。半年間、再ひきこもり化していたのにくわえて、自転車がおもな移動手段になっていて、片道一時間程度のところなら自転車でいっていたので、なかなか電車に乗る機会はなかった。

半年ぶりのSuica。使おうとしたら、エラーが出て使えなかった。残高は2,000円以上と表示されていたが、なぜか改札機はおれを通すのをかたくなに拒んだ。「きみ、NPO代表とか名乗りつつ、親元にパラサイトしてるでしょ? 家に一円も入れてないでしょ?」「貯金はあるんだけど、事業運営が厳しくなることが予想されるため・・・」「それに、その髪型はなに?」「これはこれでおしゃれしてるつもりなんだよ。ほっとけ」数秒間見つめ合いながら、改札機とそんな問答をしたのち、どうもこちらに分が悪そうなのであきらめた。

あいにく、最寄り駅は無人駅だ。どっかに隠れていたりするのかもしれないが、ぱっと見、見あたらない(そういえば、天井を見るのは忘れていた。そこにはいたかもしれない)。仕方ないので、切符を買い、改札を通り抜けた。

近くのターミナル駅で、緑の窓口にいった。「ぼくのSuica使えなくなっちゃったの・・・。2000円以上入ってるのに・・・」指をくわえ、うつむきながらそういうと、窓口のほうでは処理できないので、改札のほうで聞いてくれといわれ、そっちにいってみると、手早く処理してくれた。長いあいだ使われてなかったのでロックされていたらしい。ロックを解除してもらうと、無事に改札機を通ることができた。

2,000円あまりの臨時収入。自分でチャージして忘れていただけだが、なんかちょっと得した気分だ。これで今日か明日にいく予定のシャガール展の入場料1,500円がまるまる浮くことになる。

七時台前半の山手線に乗車。なるほど、最近の会社員の夏場のネクタイ着用率はこれほどまでに下がっているのか、けっこうなことだ、と思う。右へならえ的な日本人的な性質がここでは功を奏したということだろうか。だとすれば、あまりけっこうなことでもないか。すくなくとも、一種の進歩ではあるが。

途中、どこかの駅でシャガール展のポスターを見た。なるほど、けっこう宣伝はされているのか。ふだん駅を使わず、繁華な場所を出歩くこともまれな自分には知るよしもなかったが。

それにしても、電車はらくでいい。いずれ、職業柄、移動手段は車中心にせざるを得ない。昔は車の運転は好きで、ドライブも好きだったけど、そのうちハンドルに噛みついて、ラバーを食いちぎったりしたくなるかもしれない(もちろん革じゃありません)。

今日はたくさん歩いた。電車で出かけると、歩く距離が増える。ある意味、自転車よりも疲れるかもしれない。自転車だと、自転車で入り込めないような場所(建物内など)以外はすべて自転車に乗ったままいくようなかたちになるから、歩く距離はあまり多くならない。へたをすると、ある程度遠距離でも、自転車のほうが疲労度がちいさかったりするかもしれない。

歩くのは大嫌いだ。「椅子の上にも十年」的な生活をしてきた元ひきこもり/ニートとしては、どうにも歩くという行為にはなじめない。時間さえ許せば、片道一時間半くらいのところでも、自転車でいきたい。駅まで歩いたり、駅から歩いたりするのがだるい。

まあ、でも、この時季だけは簡便。電車はいいね、らくで。涼しくて。