糸リフト?フェイスリフト?この違いを知らなければ、10回受けても効果が得られないかもしれません。 | プラネット整形外科

 

 

 

こんにちは。プラネット美容外科代表院長のシン・ドンウです。

最近はリフトアップに関心を持たれる方が増え、糸リフトを受ける方もかなり多くなりました。

カウンセリングをしていると、糸リフトについてご質問をいただくことが本当に多いのですが、

糸リフトは間違いなくメリットのある施術であり、適した方が受ければ十分な効果を期待できます。

しかし問題なのは、本来ご自身に適していない施術であるにもかかわらず受け続けてしまい、時間と費用だけを無駄にしてしまうケースが思っている以上に多いということです。

先日、当院プラネットを訪れた患者様もまさにそのようなケースでした。

数年前から継続的に糸リフトを受けていたものの、インターネットの口コミとは異なり、ご自身では全く効果を感じられなかったとのことでした。

そこで何度か追加で施術を受けてみたものの、やはり変化を感じることができず、最終的にフェイスリフトの相談のため当院を受診されたのです。

実際にお肌の状態を拝見すると、最初から糸リフトではなくフェイスリフトが必要なケースでした。

もっと早く知っていれば、不必要な施術を何度も繰り返さずに済んだのにと、医師としてとても残念な気持ちになりました。

そこで今日は、

「どのような方に糸リフトが適しているのか」

「どのような方にはフェイスリフトが必要なのか」

についてお話ししたいと思います。

これを知っているだけでも、不必要な時間や費用の浪費を十分に減らすことができますので、ぜひ最後までお読みください。


<プラネット プラスアップリフティング 術前/術後>


(左)手術前 (右)プラスアップリフティング 術後1か月

 

目次
1.糸リフトとフェイスリフト、何が違うのでしょうか?
2.糸リフト後はなぜフェイスリフトの難易度が高くなるのでしょうか?

 

 

 

1.糸リフトとフェイスリフト、何が違うのでしょうか?

 

この2つの施術の最も根本的な違いは、

「皮膚を切除するかどうか」と「筋膜をどのように扱うか」

にあります。

糸リフトは、皮膚を切開せずに糸を挿入し、皮膚や筋膜を引き上げる施術です。

切開を伴わないため回復が早く、比較的手軽に繰り返し施術を受けられるというメリットがあります。

ただし、筋膜のある位置に糸を配置してタイトニング効果を与える方法であるため、

伸びてしまった皮膚そのものを取り除くことはできません。

つまり、皮膚を引き上げることはできても、余った皮膚自体はそのまま残るということです。

 

 



一方、フェイスリフトは、ヘアラインと耳周囲を切開し、SMAS層を十分に剥離して、たるみが生じる前の位置まで引き上げた後、余分な皮膚を直接切除する手術です。

構造そのものを矯正する方法であるため、効果は確実であり、5年以上、長い場合には10年近く維持されます。

もちろん、ある程度の回復期間は必要ですが、繰り返し施術を受けなくても、一度の手術で長期間維持される結果を期待することができます。

 



では、どのような方に糸リフトが適していて、どのような方にはフェイスリフトが必要なのでしょうか。

切除すべき余剰皮膚が少なく、たるみも軽度な方、つまり初期の老化が始まった比較的若い年代であれば、糸リフトでも十分な効果が期待できます。

一方で、老化が進行して皮膚のたるみが強く、脂肪が減少して皮膚自体が薄くなっている状態では、糸リフトだけでは限界があります。

つまり、

余った皮膚が多く、皮膚の弾力が大きく低下しているほど、フェイスリフトを検討するべきだと言えます。

先ほどご紹介した患者様もまさにこのケースでした。

たるみがかなり進行した状態で、糸リフトを繰り返し受けていたのです。

糸リフトは皮膚を引き上げることはできても、伸びてしまった皮膚そのものをなくすことはできないため、

たるみが強い場合には、いくら繰り返しても希望する結果を得ることは難しくなります。

だからこそ、最初からご自身の肌状態に合った施術を選択することが重要なのです。

 

 

 

 

2.糸リフト後はなぜフェイスリフトの難易度が高くなるのでしょうか?

 

 

フェイスリフトの最も重要なポイントは、SMAS、つまり筋膜です。

この筋膜を十分に剥離し、しっかり固定することで、良い結果を期待することができます。

問題は、糸リフトもまた、この筋膜をターゲットとして行われる施術であるという点です。

糸を挿入する過程で、筋膜の上下に複数の糸が入ることになります。

施術を繰り返すほど筋膜周囲に癒着が生じ、組織が徐々に絡み合っていきます

さらに、筋膜自体も繰り返し刺激を受けることで弱くなる可能性があります。

 

 



特に、太い糸や溶けない糸が残っている場合、それらの糸が維持靭帯のような役割をしてしまいます。

本来は皮膚を上方に引き上げなければならない場面で、糸が逆に組織を骨に固定してしまい、リフトアップ効果を妨げてしまうのです。

そのため、このような糸は手術前に除去する必要があります。

しかし、その除去の過程で筋膜が薄くなったり損傷を受けたりすることがあり、これが手術難易度を高くする直接的な原因となります。

さらに、手術を行うタイミングも重要なポイントです。

糸リフト直後は筋膜が刺激を受けている状態であるため、手術が困難になることがあります。

そのため一般的には、

糸リフトから最低6か月以上経過した後にフェイスリフトを行うことを推奨しています。

(糸の種類や状態によっては、カウンセリングを通じて時期を調整する場合もあります。)

 



実際に手術で取り出した溶けない糸です。

先ほどご紹介した患者様も、糸リフトを何度も受けていたケースであったため、手術の難易度は高いものでした。

しかし、手術計画の段階から筋膜へのダメージを最小限に抑えるよう慎重に準備を進めたことで、良い結果を得ることができました。

医師としてやりがいを感じる一方で、この記事を読んでくださっている皆様には、そのような遠回りをしてほしくないと思っています。


<フェイスリフト 術前/術後>

 


(左)手術前 (右)フェイスリフト+前頬脂肪吸引 術後1か月

 

 

糸リフトとフェイスリフトは、どちらが良くてどちらが悪いというものではありません。

求める効果や持続期間、そして現在のたるみの状態によって、ご自身に合った選択が変わるだけです。

そして、その選択が最初から正しく行われれば、不必要な時間や費用を減らすことができます。

今回の記事が、後悔のない選択をするための一助となれば幸いです。

もし糸リフトやフェイスリフトについてさらに気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

本日も長文をお読みいただきありがとうございました。

以上、プラネット美容外科代表院長 シン・ドンウでした。

 

 

 

 

 

 

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