こんにちは。
プラネット整形外科代表院長のシン・ドンウです。
一度くらいは鏡を見ながら、たるんだ顔を上に引き上げてみたことがあるのではないでしょうか。
年齢を重ねるにつれて顔がたるみ、顔全体の印象そのものが変わってくるため、この部分に悩まれている方は本当に多くいらっしゃいます。
そのためか、カウンセリングをしていると、すでにさまざまな施術について調べたうえで来院される方も少なくありません。
実際、最近ではリフティングレーザー、糸リフト、ボリューム施術、脂肪減少施術まで、選択肢が非常に多様になっています。
しかし問題は、選択肢が増えた分、ご自身に合わない施術を受けてしまう可能性も高くなったということです。
例えば、脂肪が問題ではないにもかかわらず、むやみに脂肪を除去する施術を行うと、かえって顔がこけたり、くぼんで見えてしまうこともあります。
そこで今回は、顔のたるみ治療にはどのような種類があり、それぞれがどのような原理で作用するのかを整理してご紹介したいと思います。
普段から顔のたるみやリフティングに関心をお持ちの方にとって、今回の記事が良い判断基準になれば幸いです。
<プラネット フェイスリフト 術前・術後>

(左)手術前
(右)フェイスリフト+前頬・側頬・二重あご脂肪吸引 術後5か月
目次
顔のたるみ治療は、種類と原理を知ることで適切な選択ができます
顔のたるみ治療では解決できないタイミングがあります
顔のたるみ治療は、種類と原理を知ることで適切な選択ができます
1. 顔のたるみ治療は、種類と原理を知ることで適切な選択ができます
多くの方は、顔のたるみ治療と聞くと、単純に「引き上げること」をイメージされます。
しかし実際には、たるみの原因や程度によって適した治療法は異なります。
皮膚の弾力低下が原因なのか、脂肪の移動が原因なのか、あるいは筋膜層そのものが下垂しているのかによって、アプローチの方法が変わるためです。
ここからは、代表的な顔のたるみ治療について、その原理ごとにご紹介します。
1. リフティングレーザー(超音波・高周波)
最もよく知られている顔のたるみ治療です。代表的なものとして、ウルセラ、シュリンク、サーマクールなどがあります。
皮膚の特定の層に熱エネルギーを伝えることで、コラーゲンの再生を促し、伸びた組織を収縮させる仕組みです。
このうち、超音波リフティングであるウルセラやシュリンクは、皮膚の深い層であるSMAS層までエネルギーを届けることができるのが特徴です。
一方、高周波リフティングであるサーマクールは、広い範囲に均一に熱エネルギーを与えることで、肌のハリやキメの改善に優れた効果を発揮します。
ただし、これらの機器はあくまでも「弾力の低下した組織を収縮させる」という考え方に基づく治療です。
すでに皮膚のたるみが大きく進行している場合には、余剰皮膚を物理的に取り除くわけではないため、改善には限界があることもあります。
2. 糸リフト
糸リフトは、溶ける医療用の糸を皮膚の下に挿入し、たるんだ組織を物理的に引き上げて固定する治療法です。
施術直後からリフトアップ効果を実感しやすいことが、最大のメリットといえます。
しかし、皮膚のたるみ自体が強い場合や、支持靭帯のゆるみが大きい場合には、効果の持続に限界が生じることがあります。
特に、皮膚が厚く重い方では、時間の経過とともに再びたるみが目立ってくるケースが少なくありません。
3. ボリューム治療(ヒアルロン酸・コラーゲンブースター)
顔は年齢を重ねるにつれて、単にたるむだけではありません。
脂肪やコラーゲンが減少することで、ボリュームの低下やくぼみも生じるようになります。
このような場合には、ヒアルロン酸やコラーゲンブースターなどでボリュームを補うことで、相対的にたるみが目立ちにくくなる効果が期待できます。
ただし、たるみが主な原因であるにもかかわらず、無理にボリュームだけを補ってしまうと、顔がむくんだように見えたり、かえって重たい印象になってしまうことがあるため注意が必要です。
4. 脂肪減少治療(インモード・輪郭注射・脂肪吸引)
顔の脂肪量が多く、フェイスラインがぼやけて見える場合には、脂肪を減らす治療が選択肢となることがあります。
代表的なものとして、インモード、輪郭注射、二重あご脂肪吸引などが挙げられます。
ここで重要なのは、「とにかく脂肪を減らせばよいというわけではない」ということです。
特に中年以降では、脂肪が減少することで、かえって老化がより目立って見えてしまうケースも少なくありません。
つまり、単純に脂肪を減らす方向だけでアプローチすると、顔がこけたり、くぼんで見えたりする逆効果を招く可能性があります。
そのため、ご自身の顔の状態に合わせて適切に判断することが何より重要です。
2.顔のたるみ治療では改善が難しいケースもあります
これまでご紹介した治療法はいずれも有効な方法ですが、共通する限界もあります。
コラーゲンの再生を促したり、糸で組織を引き上げたりする方法であるため、たるみがそれほど進行していない初期段階では効果が期待できます。
しかし、筋膜層そのものが下垂している場合には、期待するほどの改善を得ることが難しいケースがあります。
そのような場合に検討されるのが、フェイスリフト(切開リフト)です。
フェイスリフトは、下垂した筋膜層(SMAS)と軟部組織を直接引き上げ、本来あるべき位置へ再配置したうえで、しっかりと固定する手術です。
たるみの原因となっている構造そのものを元の状態に近づけることができるため、施術だけでは改善が難しかった方でも、十分な改善効果が期待できます。
もちろん、フェイスリフトがすべての方に必要というわけではありません。
たるみがそれほど進行していない初期段階であれば、施術だけでも十分に満足のいく結果が得られることがあります。
実際に私はカウンセリングの際、フェイスリフトが必要ではない方には、施術のみで十分であると率直にお伝えしています。
重要なのは、現在のご自身の状態が施術で改善できる段階なのか、それとも構造的なアプローチが必要な段階なのかを正確に見極めることです。
施術で十分な方に手術を勧めることも問題ですが、本来手術が必要な方に対して施術だけを繰り返すことも、時間と費用の両面で無駄になってしまうからです。
<超ミニリフト 前後>
今回は、顔のたるみ治療の種類やそれぞれの原理、そして施術だけでは改善が難しい場合のアプローチについてご紹介しました。
施術だけで十分な改善が期待できる段階であれば、今回ご説明した内容を参考に、ご自身に適した方法を見つけていただければと思います。
ただし、ご自身の状態が施術で改善できる段階なのか、それとも手術によるアプローチが必要な段階なのか判断が難しい場合には、専門医の診察を受けることをおすすめします。
また、ご不明な点や、ご自身に合ったリフティング方法について気になることがございましたら、コメント欄またはプラネット整形外科までお気軽にお問い合わせください。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以上、プラネット整形外科代表院長のシン・ドンウでした。


















