- 若い時に産んだ娘。
- 娘への愛情のかけ方がわからないどころか、自分のことで精一杯。
- 母親との関係が原因とされている【摂食障害】を娘も発症。
- 壮絶な数年間の記録。
- 現在は克服。けれど、今後何が起きても責任はわたしにある、と思っている。
続き。
【娘の摂食障害】
⑮今。そして、思うこと。
落ち着いてきた娘は、
その頃から少しずつ前を向きだした。
体型は気になるけど、
以前ほどこだわりがない。
当時の写真を見返してみたら、
そこには、少しふっくらとしてる娘の笑った顔。
ふざけてる娘や、
大笑いしてる娘の写真があった。
徐々に、自分を受け入れられたんだなぁ。
と思う。
当時のわたしの心境としては、
とにかく、笑ってる娘が愛おしかった。
そして、もう心配はしなかった。
それは、娘を完全に信頼していたから。
この子は大丈夫。
何をしたって、
わたしの可愛い娘だ。
何をしたっていい。
わたしは、応援するだけ。
親だからって、なんだかんだ言う必要ってない。
応援して、見守って、
わたしも彼女の見る世界を見せてもらいたい。
そんな風に思っていた。
それから、娘は、
やりたいことをドンドンやり始めた。
以前、
フェスに行く人のことをよく思っていなかった娘。
なんなの、、、
あんなバカ騒ぎして、、
お酒飲みながら、、、
ホントにバカみたい!!
と、嫌悪感たっぷりに言っていた時があった。
けれど、
音楽好きの娘に、
イヤだろうけど、一回行ってみたら?と。
わたしには興味があるのがわかっていたから。
一歩踏み出す。
そこには、葛藤があったようだけど、
チケットを取った。
すると、
目の前の世界が広がった。
こんなに楽しい世界があったのか!ってね。
娘は本当は行きたかった。
行きたいのに、
なんだか、行く勇気がなくて文句言ってたんだね。
すると、その頃から、
あんなこともこんなことも、
遠慮せずにやり出した。
誰にも、何も文句を言われない世界。
そのことをわかり始めたんだよね。
本来、わたしたちは自由なのだ。
それから、
仕事にしても、
きちんとした信念を持ち、
納得いかないことは伝えられる人になっていった。
それは、なぜか。
自分は受け入れられているという自信を持ったから。
たとえ、反対意見があろうとも、
それは、『自分を否定されていること』だなんて思わない。
もともと備わっていた、自己効力感。
(その歳相応のね。特にライオンさんだったからね)
そこに、めちゃ低かった自尊心と、自己受容感が強化された。
ナリくんのブログがわかりやすい。
わたしが、小さい頃にへし折ってしまった、
自尊心と、自己受容感。
そのため、とても苦しい思いをさせてしまったけれど、
わたしは覚悟を持って向き合った。
あなたがあなたで素晴らしいと、何度も伝えた。
その結果、
自分のやりたい仕事に貪欲で、
バリバリ仕事に責任を持って、
休みの日は趣味のために、すぐ海外に飛んでいってしまう
そんな趣味を共に出来るパートナーも見つけて、
まー、楽しそうにやってる。
娘曰く、
すごく自分は愛されているそうだ
もう、アラサーの娘。
今は、好きなことをとことんやって、
この人生楽しんでるなーーーって見える。
それが、わたしにとってもしあわせ。
確かに、悲しみは連鎖した。
けれど、
もちろんその連鎖を無視なんか出来るわけない。
だから、全力で向き合った。
そして、今。がある。
これから何が起こるかわからない。
また、気持ち的にスランプもあるかもしれない。
でも、どうであっても、
わたしのかわいい娘だ。
欠けてるところなんて一つもないわ。
心からそう思える。
今日、彼女が見てる海。
✴︎あとがき✴︎
これまで、お読みいただき本当にありがとうございました。
15話になった今回のシリーズ。
娘のこととなると、
どこまで伝えていいか迷うところがあり、
そして、
思い出すとツラいこともあり、
長い期間お付き合いいただくことになってしまいました。
今、
子育てされている方、
もしくは、もう、だいぶ大きいお子さんがいる方。
わたしが伝えたかったのは、
今からでも大丈夫だから。
ということ。
娘の場合。
摂食障害になってしまったのは、20歳になる時。
小さい頃からの精神の不安定さが、
摂食障害という形で現れた。
そこから、全力で向き合って、
彼女の怒りや悲しみを受け止めた。
それが、わたしの責任だったし、
受け止めてあげたかったから。
そんな彼女は、今、自分の人生を謳歌しています。
わたしに気なんか遣わない。
そして、あれから、摂食障害は出ていません。
めちゃくちゃよく食べるけど、ほっそりしてます。
それは、仕事もハードにしているし、
よく歩くから。
あんなに食べるのを怖がっていた子が、
こうして好きなものを好きなだけ食べてる姿を見ると、本当に嬉しくなります。
わたしたちは、変われる。と思う。
もちろん病気のことは、医者ではないので簡単に『治る』とは言えませんが。
わたしが、伝えたいこと。
ずっと寂しかった子供の寂しさは、
幾つになってもずっとあります。
だから、幾つになっても、
母親が、寄り添ってあげることが大事だと思います。
覚悟をもってお子さんと向き合う。
この覚悟は必要。
自分のためじゃない。
今度こそ、この子どものために。
この後に及んでコントロールなんて絶対にダメ。
とにかくたくさん話を聞いてあげてほしい。
諦めないで欲しい。
もし、あなたがまだ、お子さんを受け入れられなければ、
それは、あなたが自分のお母さんと向き合う必要があるんだと思います。
わたしは、
そんなあなたも応援しています。
いま、母親と向き合っている方、
お子さんと向き合っている方、
わたしの経験からお話し出来ることもあります。
メッセージしてくださいね。
頑張っていこうね。
本当にここまで読んでくださってありがとうございました
感想などいただけたら嬉しいです
どうぞ、よろしくお願いします
アンジーって?
・ナリ心理学認定心理アドバイザー
・夫、娘(成人)、息子(大学生)、猫4人
・東京出身、長崎在住
*アンジーのLINE・対面セッションは毎回即満席
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