1.改造するギター
今回改造することとなったギターはFUJIGENのNCST-M10Mというミディアムスケールのストラトです。音のバランスはフラットで扱い易いんですが、ハードロック用途で利用するには少しパンチに欠けるため低音域、中音域を強化していきたいと思います。
2.パーツの選定
今回はサドルを交換します。デジマート地下実験室で比較を行っているサドルから選定しました。 KTS PR-11とGOTOH S102で迷いましたが、より低音が出ていて、まとまりのあるKTS PR-11を選定しました。
3.購入時の注意
このサドル、ブロックがインチサイズなので弦高調整のイモネジもインチサイズとなっています。そのため、インチサイズの六角レンチが必要となりますが、付属品としてついてきます。私は別で買ってしまい無駄な買い物をしてしまいましたのでお気を付けください。
4.レビュー
デジマート地下実験室の室長の感想と概ね同じですが、以下のような印象です。
・ローミッドの押し出しが強くなった
・ハイミッドの倍音が多くなった
・各弦の音が整理され明瞭度が増し、歪みのノリが良くなった
・1弦、2弦の音のチリチリ、キンキンとしたハイの暴れが低減した
一番驚いたのが、地下実験室の比較音源と全く同じ音がしたことです。このサドル付けたらどんなギターも同じ音になるんじゃないかと思うくらい。あと、倍音って増えると音がぼやけるイメージがあるんですけど、非常にキレイに音が出ます。キレイすぎて若干嘘くさい音と思う人もいるかもしれません。音にに厚みを出し、明瞭度を高ることが出来たので結果良好です。キレイな音なので、好き嫌いがハッキリ分かれるように思います。
おしまい☆
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