エレキトリックギター、とりわけストラトキャスターにおいては、シングルコイルピックアップの構造からノイズが多く、悩まれている方も多いと思います。


 こうしたノイズの対策の一つに、アルミシールをピックガード裏に貼ることで、外来ノイズを減らす方法(シールディング)があります。今回はピックガード裏へのアルミシールの貼り方について紹介します。

 

1.用意するもの

(1)アルミシール×1枚

 今回はモントルーのアルミシールを使います。フェンダージャパンのポット部分についてるアルミシールはコシがありますが、こちらはフニャッとしており薄いです。

 

 

(2)定規×1枚

 採寸するための定規を用意しましょう。

 

(3)デザインナイフ×1本

 細いカッターでもできますが、デザインナイフの方が小回りが利いてやり易いです。プラモ用でOKです。

 

(4)カットボード(厚紙でも可)×1枚

 刃物を使いますので、机を傷つけないように保護するものを用意してください。

 

2.アルミシール切り出し

(1)位置取り

 今回、用意したアルミシールですが、口コミではストラト2本分に使えるとありました。私の場合、ピックガード全面に貼る必要が無いため、必要な範囲だけ切り出し、もう少し節約します。これによりギリギリ3本分使うことが可能になりました。

 アルミシールを全面に貼ると問題があるわけではないのですが、シールを貼り付けたことによって、ピックガードの振動しやすさが変わります。これにより、ピックアップ自身の振動しやすさが変わるので、最終的に出音にも影響します。この影響を少なくしたい場合、シールの厚みや、貼付け範囲は必要最小限にするのがベターと思います。

 

(2)鉛筆でなぞる

 位置が決まったら台紙部分にピックガードを重ねて、外周と穴の位置を鉛筆でなぞります。

 

(3)切り出し

 なぞった外周に沿って切っていきます。切ったシールをギターのザグリに合わせてみて、余分なシール部分がないかを確認し、適宜切っていきます。最後は、シールがピックガード内に収まるよう、外枠の内側1mm程を切っていきます。※この時点で穴部分は切りません。

 

 

3.アルミシール貼り付け

 切ったアルミシールを貼り付けます。貼り付け後、穴部分はデザインナイフでなぞって切り取りましょう。今回、穴部分を最初に切ってしまったので穴位置が若干ズレて仕上がりが若干荒くなりました。穴部分は最後に切ったほうがキレイに仕上がります。

 

 最近はアルミシートが最初から貼ってあるピックガードも売っておりますので、貼るのが面倒くさい方はそっちを買っても良さそうです。

 

おしまい☆