四国遍路自転車旅(4-2)高知県東部激坂寺三連星!
前日(5/31)に徳島県境から室戸岬まで御朱印もなしに走ってきたのですが、翌日 (6/1)は室戸から遍路巡りスタート。まずは室戸岬先端の最御崎寺(ほつみさきじ)を目指します。
朝食はない室戸の宿を朝7時前にチェックアウト。近くのコンビニで高知名物「ぼうしパン」で朝食。ホイップクリーム入り!
最御崎寺は岬の先端にあり、簡単なルートは岬まで国道55号で行って、お寺までの坂を上るコースですが、岬の裏山の展望台などを通過する室戸スカイラインという道路があるのでそっちから行ってみました。
室戸市役所の裏から地味に裏山に登っていきます。8%から10%ぐらいですが、短いです。
一つピークを越えたあたりになぜか「相撲場」への曲がり角が。ちょっと曲がっていくとテレビ塔の丘があって、さらに下っていたので引き返します。「ライダーズイン」という公的施設もあるようです。(休館中)
さらに進むと植物に侵食されつつある建物と倉庫の廃墟がありました。建設会社の施設だったようです。
その横にはこんな古代遺跡っぽいセメント工場の廃墟が!
この道、数回、ここが最後の登り!、と誤解させるピークが何回かあります。親切に勾配標識まであります。
やっと「山頂展望台」に到着。
なんかガラ悪い野良猫が集団でたむろしてます。近くに「ペットを捨てないで」という看板がありますが、誰かが餌をやっているような形跡もあります。

展望台にカメラ台があったので自撮りしてみました。今回、初めてこの「四国一周1000キロチャレンジ」の公式ジャージを着てみました。サイズがちょっときついです。
ところで、室戸市はやたらとこの「恋人の聖地」看板を設置しないように。
展望台の西側の眼下にまた植物に侵食されている建物が。これは元「国民宿舎むろと」という廃墟物件らしいです。ここの隣に「夕陽丘キャンプ場」というのがあって、連休の天気が良かったらそこでキャンプする予定でした。
展望台のとなりにまたも廃墟が。外壁が完全に倒壊していて展望台のように見えますが「スカイレストニューむろと」というレストランだったそうです。岬の上で風雨がきつそうな場所なので劣化は速そうです。
どうもこの「室戸スカイライン」が観光有料道路としてできたころに色々な施設ができたのに、なかなか観光客が集まらず放棄されたようです。現在、この岬付近の宿泊はキャンプ場と宿坊しかないようです。
このスカイラインが岬の先端に到達する直前に、最御崎寺と灯台があります。
灯台も勿論「恋人の聖地」です。とほほ。
そして最御崎寺山門。ここは真の聖地!廃墟でもない!
ツアー2日目でやっと御朱印をいただきました。
ここはNHKの除夜の鐘中継の場所だったようです。
お寺の前から海岸に下りるスカイラインが絶景ポイントです。ここは下ったほうが気持ちよいですよね。結構きついので登りだと景色を見る余裕無いです。
普通、岬の先端は断崖絶壁が多いのですが、ここは浜辺とまん丸な小山という珍しいパターンです。頂上にさっきの灯台が見えます。
海岸の奇岩怪石。このあたりの海岸は「室戸世界ジオパーク」ということになっています。
室戸スカイラインの登り口を下からみたところ。3回曲がる九十九折りで、回転部分がループ橋になっています。
ここから、また国道55号で、海岸沿いに西に向かいます。
途中の「海の駅とろむ」という所でみた珍しいテトラポッド製造現場。このように設置場所の近くで、鉄筋を組んで、鉄製の型枠にいれてからコンクリート流しこむのですね。知らなかったです。
昨夜の宿のそばにある次のお寺「津照寺」です。ここは平地で楽です。
と、思ったらお約束の石段があった。途中にコンクリートの門のような鐘楼がありました。本堂もコンクリート。
御朱印いただきました!
次のお寺はここからすこし海岸沿いに進んだところで内陸部に少し入ったところです。
山への登り口に車道と登山道(へんろ道)の分岐点があります。
車道は激坂らしいので、迷わず、自転車を一時放棄。
こんな登山道を1キロぐらい登ります。
やはりお約束の石段が最後に。
金剛頂寺、御朱印いただきました!
山を下りて、また自転車に乗って、さらに国道で西へ。そろそろ昼飯どき。
「キラメッセ室戸」という道の駅があり、そこに鯨料理のレストランがあったので入ります。丁度12時ごろで数組待ちました。道の駅は田舎ではファミレスでもありスーパーでもあるのです。
鯨御膳です!さえずりのぬた、刺身、たたき、唐揚げの4点セット!
隣には鯨ミュージアムも。 VRとかもあって面白いです。
さらにすすむと吉良川(きらがわ)という町があり、古い蔵造りの住宅が並んでました。土佐備長炭の産地だそうです。白壁に「水切り瓦」という雨除けが付いているのが珍しいです。この辺りの強い風雨から漆喰を守るためだそうです。
ここから奈半利という鉄道の終点の町をすこし通りすぎたところに、この日の最難関「神峯寺」(こうのみねじ)があります。遍路ころがしの激坂で有名です。
登りの前半は新しい広域農道が使えるのでなんとか登れます。昔からの遍路道と合流したところから激坂になります。通称「真っ縦」と呼ばれるまっすぐ上る激坂です。
迷わずここでも自転車にはお休みしていただきます。
「マムシ注意」の看板にびびりながら遍路道を上ります。
へんろ道はまさに真っ直ぐ登っていくのですが、車道のほうはこんな恐ろしい闇峠か子の権現かという九十九折りになっていてへんろ道と交差していきます。
ここは山上にお寺と神社の両方があってそれぞれ石段があります。幸いお寺のほうが少し標高が低いです。
ちょっとキッチュな山門の仁王様。
やはり、最後にはお約束の長い石段が。
ついに本堂到達!1.7キロ、平均斜度 17%の登りでした。

下をみるとこんな感じ。結構、山奥感あります。
足元を見ると、なんと今回は自転車ではなくてランニングシューズがサイドカットパンク!5年ぐらい使ってたのでしょうがないですね。
階段下の納経所で御朱印をいただきました!これで、この日の巡礼活動は終了。
帰りは車道を走って下りてみました。
ここから、この日の宿の安芸市を目指してまた国道55号。
安芸の手前の「大山岬」というところで休憩。この日は晴れで海岸の道は気持ちよかったです。
ここでもガラの悪い猫たちににらまれました。この猫たちは翌朝も同じところに居たので飼い猫かもしれません。
この日のお宿「ホテル TAMAI」に到着。ここは以前「安芸室戸パシフィックライド」に参加した時にも泊まった宿です。11階建てで、安芸市で一番高い建物です。一階はパチンコ屋、その上が駐車場、さらにその上がホテルという構造です。 TAMAIというのはこの辺でパチンコ屋さんを幅広くやっている会社みたいです。

夕食はここも以前と同じ居酒屋「白牡丹」で。
地鶏の腿焼きで、反省!
この日の走行距離は65キロ、獲得標高は540メートル。自転車での登りは早朝の室戸スカイラインの方が大きいです。途中の2寺は徒歩で合計360メートル登ってました。 自転車の走行ルートはこの Garimin Connect に。このコースはお寺とスカイライン以外は以前走った「安芸室戸パシフィックライド」の後半とほぼ同じです。
四国遍路自転車旅(4-1)絶景室戸岬一直線
連休に悪天候で行けなかった、室戸岬と高知県のお遍路巡りに 5/31-6/2の三日間で行ってきました。
今回はキャンプではないし、激坂のお寺もあるので、カーボン車の方で来る予定でしたが、ホイールの不調が発覚したので、こっちのクロモリ車にでかいサドルバグを付けて行ってきました。このバッグに着替え、朱印帳、輪行袋、自転車のパーツ、ツール類全部入っていて、手ぶらで乗れます。背中に荷物がないのは気持ちいいです。お寺に行くときは朱印帳、貴重品などだけをいれたサコッシュを出して持っていきます。
今回も四国へは、和歌山港からフェリーで行きました。南海電車の割引切符で、大阪市内から、和歌山港までの鉄道と、徳島港までのフェリーのパックで2000円です。多分、四国に行く一番安いルートだと思います。
フェリーが徳島港についたところ。ここから、徳島駅までは自転車を一回組み立てて走れば15分ぐらいですが、面倒なのでタクシー乗ってしまいました。1000円。市バスもあります。
徳島駅から各駅停車で前回キャンプした日和佐まで行きます。家を朝5時にでたのに、日和佐についたのは午後1時。遠い。
戻ってきました。日和佐駅。お遍路巡りと四国一周一筆書きを同時にしているので、前回終了した駅からスタートしないといけないのです。
この日はここから室戸岬までひたすら走るだけです。次のお寺は室戸岬先端の最御崎寺ですが、門限の5時までにつくのは難しいので、明るいうちに室戸市の宿まで行きます。
道は一つしかなくて、海岸沿いに徳島県の「右下」から高知市までつながっている国道55号を行きます。この日は曇りで景色はあまりよくなかったですが、暑くはなく走りやすかったです。ときどき小雨が降りました。
徳島県内の日和佐から海部までは国道は山間部を通ります。海岸沿いの景色のよいアップダウンの激しい南阿波サンラインという道もあるのですが、天気悪いので国道の方を行きます。このあたりは以前「四国の右下ロードライド」というイベントで走ったことがあるので、土地勘はあります。
途中に「鯖大師」という別格霊場のお寺が道路わきにあったので寄ってみました。お遍路巡りの八十八か所に含まれてないので、別に寄らなくてもいいのですが、走ってばかりでは疲れるので。
こんな感じのよくあるお寺に見えます。残念ながらお寺の人が誰もいなくて御朱印はもらえなかったのですが、
「観音洞」というのがあったので入ってみると、こんな斬新なコンクリートのトンネルに八十八個所の石仏が飾ってあるというものでした。つきあたりには涅槃がありそうですが、地下の本堂みたいなのがありました。比較的新しい施設のようです。これは一見の価値があると思いました。
海部を過ぎると、県境があって高知県に入ります。高知県最初の町が「東洋町」で、隣接する徳島県の町が「海洋町」です。紛らわしいです。
「海の駅」で休憩。
地元の名物「こけら寿司」です。柚子の香りがします。ここも以前来たことがあります。
この東洋町から、室戸岬までの間、国道55号以外ほとんど何もありません。道路はほぼ海岸沿いを通っていて、人家もまばらです。鉄道も、ここで終わり。高速道路なんかもありません。大体30キロぐらいの区間で、途中「佐喜浜」という町があるだけです。歩き遍路の人にとっては試練の区間だそうです。自転車乗りにとっては絶景続きで車は少ないし、半島地形にありがちな岬を越えるたびのアップダウンもほとんどない、という最高の区間です。
こんな感じの道が30キロぐらい続くのです。ここは暑くても快晴の日に来たかった!
室戸岬に近づくと「室戸世界ジオパーク」と呼ばれる区域に入り、このような珍しい岩の景色が続きます。
「夫婦岩」の前で一枚。
ちょっと晴れ間が見えました。
室戸岬先端まで数キロのところで、半島の反対側の室戸市街に曲がる交差点があります。もう遅いので、先端は明日に回して右折します。
山越えの坂を上がっていくと三津坂トンネルというのがあります。狭く歩道がないトンネルで危険だったらしく、歩道トンネルが横にありました。このトンネルの中がちょっと独特の景観で昔のSFドラマ「タイムトンネル」みたいです。この日はさっきの鯖大師「涅槃トンネル」に続きトンネルに恵まれてます。
室戸市の室津漁港についたら夕方に近づいて空が綺麗でした。この日は大体曇りだったのですが。
夕食は宿のそばの地元の寿司屋さんで。
宿のそばには何軒か居酒屋やスナックがあったのですが、基本的には静かな町です。観光客はあまり泊まらないようです。
東洋町から室戸岬は以前「安芸室戸パシフィックライド(第一回)」で走ったコースですが、あらためて素晴らしいルートだと思いました。いつかまた快晴の時に走ってみたいです。
この日の走行不能は75キロ、獲得標高は477メートル。走行ログは このGarmin Connect に。
次の日は、いよいよ高知県東部の激坂寺院に挑みました。
大和川 分水嶺探索 柳生の里
今日(5/26)もサイクリング!奈良方面に。
JR王寺駅まで輪行。ここはJRと近鉄の駅があるのにあまり知られてないですね。「雪丸」推しらしいです。人間の言葉を理解できる犬だったらしく、最近、AI雪丸というのが設置されたそうです。
今日の最初の目的は大和川の源流です。大和川は大阪市で大阪湾に流れ込んでますが、途中はJR大和路線に沿ってます。JRからこの川を眺めていて、なんとなくこれをさかのぼってみたくなりました。本来なら大阪湾からスタートですが、あまり面白くない大阪市内はパスして王寺駅からスタート。
王寺のあたりは川幅も広く、あたりも奈良盆地の平地です。
四万十川みたいな沈下橋がありました。
桜井市に入って大きなお寺が見えたので前まで行ってみたら天理教のお寺でした。さすが地元。
ちょっとお腹が減ってきたので、まだ11時ですが、桜井市街によってこのパン屋さんを見つけました。
大和川をみながらいただきます。山に近づいてきて川幅が狭くなってきてます。
長谷寺に行く途中に奇妙な煉瓦の廃墟みたいなものがあったのですが、これは何?
長谷寺です。ここは去年の三十三所巡りできました。
ここから山に入り登り坂に。
初瀬ダムです。
このダム湖は「まほろば湖」というそうです。
湖畔の鉄橋がいい感じに錆びてます。
ダム湖から先も大和川沿いに道路は続いていて、こういう山間の田園地帯を通ります。大和高原と呼ばれる地域のようです。
そろそろ川が小川になり、消えそうなところに須佐之男命の石碑が。どういういわれなのでしょう。奈良ですから、ありとあらゆるところに伝説がありそうです。
この峠が分水嶺かな。
この先が大和川の源流なのでしょうか?
道路のピークはこの交差点でした。ここが大和川水系と淀川水系の分水嶺なのか?
北の方に道を下っていくと、「針テラス」という高速インターに隣接する巨大な道の駅が。道の駅というより高速のサービスエリアですね。インターの外ですが。ここはオートバイの集合場所らしく、愛車自慢の人が集まってました。周りは山の奥なのにここだけうるさいです。
おやつに天ぷらを。
ここからは布目川という川に沿う道を川下に向かいます。布目川は木津川に合流し、木津川は山崎で淀川に合流するので、ここは淀川水系なのです。道路の脇にこんな謎の看板が。

入ってみるとこんな登山道が。どれぐらい先に目的地があるかわからなかったので、ここで引き返しました。この先には謎の巨石遺跡があるそうです。行けばよかった!
本日、2ダム目の「布目ダム」到着。ここは以前、逆方向から来たことがあります。
展望台の謎のオブジェ。
ダムカードありマス。別に集めてないので、もらってません。
林の向こうに見える布目川。
途中で川から離れて、柳生の里へ。最近、2回も近くにきたのに時間が遅くて寄れなかったのですが、今日は時間たっぷり。
この立派な石垣はお城ではなく家老屋敷です。
建物が残っているのはこれだけのようです。
いかにもの門構え。入場料を払って見学します。他に誰もいません。奈良市内からここまでの古い「柳生街道」をハイキングコースとして宣伝しているようですが、熊野古道のようにはいかないようです。
元々計画したルートでは、ここから笠置まで出て、木津川沿いに西に向かい、奈良駅に行く予定だったのですが、「国道369号 奈良公園」という標識を見てついそっちに行ってしましました。山一つ越えると奈良公園かと思ったらそんなことではなく、何回も峠越えがあり疲れました。元の計画のルートは10キロほど長いですが、ほぼ平坦だったはずです。
もうこれが最後、かと思うとまたあるのです。結局、10キロぐらいアップダウンして標高は200メートルぐらい上がったところがピークです。そこからは奈良市内に向けて下りです。
東大寺転害門(てがいもん)です。鹿がいます。この門は、東大寺の建物で一番古く松永弾正に燃やされなかったでそうです。
奈良公園到着で、サイクリング終了です。

JR奈良駅前の外国人向けホステルの1回のバーでクラフトビール。混んでるし、ちょっと高かったので、
隣の「大阪王将」で餃子と生ビールで反省!
駅には「しかまろくん」がいました「せんとくん」の立場は!
今日の走行距離は91キロ、獲得標高は867メートル。走行ログは このGarmin Connect に。
以前から気になっていた柳生の里を見れて良かったです。まあ、一回行けばいいかな。
そういえば、柳生の近くにこんなのありました。やっぱり子孫がいるのでしょうか?


































































































