播磨峠と城跡めぐり 白旗城 上月城 万の乢
夏から始めた播磨の峠めぐりも大分進んできたのですが、このあたりを回っているとあちこちに山城跡があることに気が付きます。この辺りは戦国時代に多数の武将が割拠して争いが絶えなかったらしく、全国でも有数の城密集地帯らしいです。兵庫県ではその中から「兵庫の100城」を選んでいます。特に播磨地域は100のうち46城があります。筆頭は当然姫路城なのですが、19の山城跡もあります。Sea to Summitの登山セクションのトレーニングもかねて山城登山と峠めぐりサイクリングを組み合わせてみることにしました。
9/22、4連休最終日です。まず、JR山陽本線の上郡駅まで輪行。この駅は鳥取方面にいく智頭急行線との乗り換え駅で「特急はくと」とかで何回か通過したことありますが、降りたのは初めて。「円心モロどん」という地元の武将、赤松円心と名産のモロヘイヤを強引にくっつけた食べ物を宣伝するポスターが駅正面に。

自転車を組み立てるとなぜか変速機が動きません。どうもDi2が「エマージェンシーモード」に入ってしまったようです。最近、この変速機トラブルが多いのでまた壊れたかと思いましたがボタン長押しで復帰しました。

上郡駅から千種川ぞいに北上していきます。川沿いに見えるのが「白旗城跡」のある山です。
登山口近くのフェンスに自転車は固定して、登山開始。
ここは赤松円心が籠城して、大軍勢に責められても落城しなかった、という山城です。それで「落ちない城」として受験生に売込中。奥にある動物除けのゲートを開けて登ります。
最初は、歩きやすいハイキングコースです。
途中のトイレのところに「落ちない城」の絵馬をうる販売機がありました。

ここから尾根道までのかなり長い区間が、大きな石と倒木のある谷を登る道で、登りにくいです。この石は赤松円心が防戦のために上から石を投げ落とした作戦の痕跡らしいです。この山は頂上付近でも採石できるらしく無限に石が掘りだせたそうです。ということは、この石の下には今でも色々埋まっているのかも!
この谷を登り切ったあたりに「堀切」の跡が、色々仕掛けがあったのです。
山頂には二の丸と本丸がありました。ここまで約1時間かかりました。
記念写真。今回も靴はトレランの靴です。ペダルは当然フラットペダル。トレランシューズは万能シューズですね。下りはちょっと小走りできるところはそうしたので35分ぐらいで下れました。

近くの智頭急行「河野原円心駅」前の顔はめ。残念ながら連休なのに、登山ですれちがった人は3人しかいませんでしたが。
さらに北上しますが、お腹が減ってきたので、謎のエナジードリンク補給。
上月というところにくるとやっとこのお店があったので入ってみます。突然、アメリカンな感じの建物が国道からちょっと入ったところにあります。
カレーうどんのお店でした。大盛りのカレーうどんをサザンオールスターズのBGMと60年代アメリカンのグッズに囲まれていただきます。
続いて、この「上月城」に登ります。
ここは低い山なので、登りやすい道で20分ぐらいで登れます。
山頂で空中浮遊の実験をしました。
JR姫新線の「上月駅」です。駅というより「道の駅」みたいな感じなんですが「特産物直売所」です。JR駅を「道の駅」というのも変なのですが。(そういう「道の駅」もありますが。) ここから姫新線に沿って岡山県との国境の峠を目指します。国道179号が姫新線とほぼ並走していて美作(みまさか)に出るのですが、県境のところだけちょっと離れています。線路に沿って、もう地図にもでていない旧道があると「播磨の峠ものがたり」に書いてあったので、それを信じて細いダート道を進みます。
その道の入口はこんな感じ。「出雲街道」という標識があります。作業用の軽トラならなんとか通れそうな道が続きます。かなり路面は荒れているので、ほぼ押し歩きです。
姫新線が右側の擁壁の下を走っている切りとおしの道です。ここが峠かとおもったら甘かった。
しばらく行くとまた「出雲街道」の標識が。左側の平らな道がそうかと思ったら方角が違います。
標識の右側は単なる山の斜面かと思ったら、一応道路だった痕跡があります。こっちが旧道でした。草、岩、倒木などで自転車は全くのれないので、無理やり押して登ります。
登り切ったところに道標がありました。「万の乢(たわ)」という国境の峠です。どうも岡山県側は旧街道として整備しようとしてるようですが、兵庫県側は全然やる気なさそうです。
またリモコンシャッターで遊んでみました。峠を押し登ってきたところを再現。
岡山県側に下っていくと、姫新線の踏切がありました。遮断機も警音器もなし。結局、国道を離れた旧道ダート区間は2キロほどでした。
当初の予定ではここから30キロほど下り基調の道を進んで津山まで出る予定だったのですが。途中の「湯郷温泉」に入ろうかと行ってみたら、温泉から最寄り駅まで結構離れていて、温泉街で一杯やってしまうと簡単に帰れないということがわかったので、ウロウロしたあげくにこの寂しい「林野駅」でサイクリング終了。
とても温泉街の最寄り駅とは思えない寂しい駅です。4連休の最終日なんですが。ここから姫路駅まで、途中の佐用で「特急はくと」に乗り換えていきました。自由席はほぼ満席でした。満席の列車に乗ったのはコロナ以後初めてです。
姫路駅近くで「姫路おでん」で反省しました。
今回の自転車コース。走行距離は42キロ(うち2キロは旧道を押した区間)、獲得標高は271メートル。走行ログは このGarmin Connect に。
自転車乗りとしてはたいしたコースではなかったのですが、途中で山城のぼり2つと旧道探しがあって楽しかったです。このパターンで播磨サイクリングまた行こうと思います。
東近江 Sea to Summit 試走
去年、四万十川でカヤック体験してから、カヤックに興味が出てきて、カヤック、自転車、登山の3種連続の"Sea to Summit"という大会に参加しようと思っています。今年はコロナで全大会中止になったので、今年の内にカヤックと登山の練習をしようとあちこち行ってみています。
カヤックは三田の千乗寺湖、芦屋浜、竜野市の室津海岸などでカヤックレッスンを受けて、大体の基礎はわかってきました。登山はちょっと近所の六甲山の一部を登ってみたりしました。
大会はカヤックが 5-8キロ、自転車は40キロ前後、登山は標高差1000メートル程度です。自転車セクションはロングライド大会に比べると簡単です。一応、登山口まで登るコースですが、ヒルクライムというほどではなさそう。各セクション、2時間ぐらいで、合計6時間前後になるようです。
ただ、各種目ひとつづつは簡単でも連続だと疲労もたまってきて、そう簡単ではなさそう。先日も芦屋浜でカヤックを1時間半ぐらい漕いでから、自転車に乗ったら、思いのほか疲れていてヘロヘロで予定のコースにいけなかったです。
ということで、実際の大会のコースの一部を走ってみて、どんな感じか試してみました。
試したのは「東近江 Sea to Summit」という大会のコースです。最初のカヤックのセクションは、能登川というところの琵琶湖にながれこむ運河のような水路を往復するものですが、今回は自転車で川沿いを走るだけにしておきます。その後の自転車と登山は実際の大会コース通りに走って登りました。
JRで琵琶湖線「能登川」駅まで輪行。このあたりは「水車」推しなので、駅舎まで水車型。
水車のある、公園「能登川水車とカヌーランド」に到着。ここが Sea to Summit 東近江のスタート地点です。
広い運河のような川を琵琶湖にむけて往復8キロ漕ぐのがカヤックのコースです。
この水門を通って、琵琶湖に出たところでターンするようです。通常はこの水門は船で通ってはいけないようです。
公園にはレンタルカヤックがありました。今度、これを借りてカヤックの練習もしよう。大会では主催者がレンタルカヤックをどこからか集めてきて借りられるようです。
カヤックコースの見学が終わったので、自転車コースの試走に。愛知川(えちがわ)という川沿いに東の鈴鹿山脈方面に向かいます。川沿いにサイクリングロードのような道があるのですが藪が茂っていて左側にあるはずの川が見えません。
やっと川が見えるところに出てきました。
ちょっと山の中に入ってきて「永源寺」というお寺の前の橋の上から。なんか有名なお寺みたいです。
ちょっと登るとダムがあります。ここからダム湖沿いにさらに上流に。
奥永源寺の道の駅到着。ここが自転車セクションの終わり。登山セクションのスタートです。
38キロを2時間丁度ぐらいでした。前回大会のリザルトの「個人男子シングル」のタイムを見ると、まあまあ速い方のタイムです。
道の駅で親子丼で腹ごしらえ。実際の大会ではこんな余裕がないかも。おにぎりパクついて終わりですね。
道の駅からちょっと歩いて登山道入り口。「日本コバ」という変な名前の山です。「日本一の木場」という意味だという説もあるようですが、詳細不明。
登山届のある山なんか登ったことないです。ここは「鈴鹿十座」という鈴鹿山脈の入口みたいで、本格的な登山で色々回る人もいるようです。「クマに注意」の張り紙にびびります。鈴とかラジオ持ってくるべきだったかも。
最初はこんな感じの一般的なハイキングコースっぽいのですが....

川沿いに谷の両側を登っていくので、こんな感じに川を越すところが何カ所もあります。
急斜面かつ、岩、苔、倒木などで歩きにくいです。コースも分かりにくい。
こういう赤いテープなどが手掛かりです。ゲームみたい。
最近の台風のせいか折れたばかりの木が多かったです。
厳しい登り。ほとんど人に会いません。結局、全工程ですれ違った人は3人だけ。
一カ所だけ、こういうロープにつかまって岩登りするところがありました。
何とか山頂到着。喜びのあまりジャンプしてみました。リモコンシャッターの威力!足元はトレイルランニング用のシューズで、荒れた路面でもあまり滑らなくてよかったです。自転車もフラットペダルでこのシューズです。万能シューズだと思いました。Hoka ONEONEの製品です。
登ったコースです。5.3キロ、2時間38分でした。獲得標高は750メートルぐらい。これを去年の参加者リザルトと比べると遅いほうですね。一番早いひとは1時間半ぐらいで登ってる。ほとんど走ってますね。 くわしいログは このGarmin Connect に。
くだりは、足元が良いところは小走りに行ったので、1時間半で下山。ただ、Sea to Summitは山頂がゴールなので、帰りは関係ないのです。つまり、大会ゴール後に山を歩いて下り、自転車も駅か車のところまで走らないと帰れないのです。
登山4時間の疲労を永源寺の温泉で癒します。気持ちよかった!
温泉でのんびりしていたら夜になってしまい、久しぶりにナイトライド。田舎の道路は夜は真っ暗です。協力なVOLT400ライトで良かった。
スタート地点より近い八日市駅前でサイクリング終了。以前はなかったこの「野球小僧」という駅前の焼き鳥屋で反省会。
美味しい炭火焼きで満足しました。
本日の自転車の走行距離は73キロ、獲得標高は331メートルです。ログは三つにわかれてる下記です。
カヤックコース試走。
奥永源寺まで登り
これで、自転車と登山の連続はなんとか行けそうなことは分かったのですが、問題はこの前にカヤック2時間弱漕いでいけるかです。
播磨峠めぐり 多可町 旧道峠めぐり (播州峠、舟坂峠)
8/23はまた播磨の峠めぐりサイクリングに行ってきました。
この日は暑い中でもちょっと気温低めの予報でした。
福知山線 石生(いそう)駅まで輪行。ここは最近、キャンプツーリングで通過した「日本一低い分水嶺」の街です。今回はここから北西方面に向かいます。
駅の近くに見慣れたロゴの工場が。自転車タイヤのPanareacerの本社だそうです。パナソニックの自転車本体とは別の企業です。
しばらく加古川沿いに進みます。加古川もこの辺りまでくるとささやかな川です。
「道の駅あおがき」で休憩。美味しそうなあんころ餅を売っていたのでつい買ってしまいました。これ、餡子ときな粉で2個入りかと思えば、2個づつ計4個ぎっちり詰まっていて朝10時代なのに満腹に。この日は結局、夕方まで固形物は食べなかったです。
ちょっと見にくいですが、空にパラグライダーが沢山舞ってました。名所のようです。
国道427号の坂を上っていきます。「播州トンネル」の右側に旧道の登り口があります。簡単な車止めが設置されていて一応車両通行止め、という雰囲気になっています。特に標識は無かったです。
登っていくと、結構、路面は荒れています。この場所では割と新しい土砂崩れで路肩が崩壊してました。ここは自転車を降りて通ります。
全体に落ち葉が堆積していて廃道っぽい雰囲気を出してます。
峠のピーク近くでは倒木も多く、4輪の通過は困難な感じです。
トンネルができる前はこれが国道だったらしく、峠には町の境界の標識がありました。トンネルは1993年に出来たそうで、それまではこの車1台ギリギリの道が国道427号だったんですね。まさに「酷道」です。
また、リモコンシャッターで自撮り遊びしました。大分、手際が良くなってきました。
反対側に下ったところには、がっちりしたゲートがありました。「播州峠」という小さな標識がついています。ハイキングや2輪で来る人は結構いるようです。
旧道は播州トンネルの横で国道に合流します。
国道を下っていく途中にまた道の駅がありました。「杉原紙の里 多可」です。和紙の産地のようです。川では子供が水遊び。
ここから国道をずっと南に下っていきます。多可町の中心みたいなところから、ちょっと東にむかって次の峠にちょっと登っていきます。
県道86号、小野尻峠です。ここには旧道のトンネル跡があるはずなのですが。
なにか円形広場の中央に朽ち木とお地蔵様という変な組み合わせが。
トンネル横にかつて道路であったのではないかと思われる谷がありましたが、ちょっと歩いていくのもためらわれる感じなので、旧トンネルはあきらめました。雷が鳴って、天気も不穏なのでここでUターンします。
丁度、この昭和レトロな喫茶店のところで雨が強く降ってきたので、ここで雨宿り。30分ぐらい休憩すると雨はやみました。
南西方向に八千代という地区にいく峠(名称不明)です。ここもトンネルの横に旧道があるはずだったのですが、厳重に閉鎖されています。多分、近年の豪雨で危険な状態になったのでしょうね。
八千代から県道34号で市川町への抜ける峠を登っていきます。ここも県道はトンネルなのですが、旧道が残っています。右に行くのが旧道です。
ここは交通規制もない現役の林道のようで、路面はちゃんとしています。雨上がりの杉林はさわやか。
途中で「基幹林道 笠形線」というのと交差します。
全長、34キロの南北の長い林道で、兵庫県で2番目に長い林道だそうです。いつか全線、走破したいです。現在、舟坂峠から北の区間は工事中のようです。自転車が通過できるかどうが不明なので、来年に取っておきましょう。

峠で休んでいたらオフロードバイク10台ぐらいの集団が市川町側から現れました。ここから笠形林道の南側の区間のツーリングに来たようです。
峠はこんな感じで岩を開削した切りとおしになっています。トンネルができたのが1998年だそうなので、それまではこの細い道を地域の人は使っていたのです。
また自撮り遊び。
趣向を変えて、側面からも。
旧道を下るとトンネル出口で県道に合流します。
県道に合流したあたりに登山マップの看板がありました。笠形山はハイキングコースのようです。
県道をしばらく下ると立派な温泉がありました。まだ時間は早かったので、ここで汗を流してすさっぱりしました。
そろそろ夕方に。岡部川と鉄塔。このあたりの地形は大体どこも南北に低い山脈と川が順番に走っていて、川沿いの盆地はどこも米どころです。酒米の山田錦の産地です。
ゴールの播但線福崎駅です。おどろくようなピカピカの立派な駅でした。最近、柳田国男の出身地だということで妖怪で町おこししてるらしいです。
駅近くに一軒しかない居酒屋 "ARAKEN"でビールと気の利いた突き出しセット。
二杯目はなぜか「琉球ハブボール」!
この日の走行ルート。走行距離は85キロ、獲得標高は686メートル。走行ログは この Garmin Connect に。
5月から兵庫県内を出ないサイクリングとして始めた播磨峠めぐりも9回目です。
「播磨の峠ものがたり」という本に出ていた66の峠のうち36ヵ所に行きました。
この地図でチェックがついてるのが行った峠です。近くの峠から始めたので、残ってるのは北の方の山奥が多いです。赤は舗装路かどうかよくわからない地点です。いくつかは徒歩でしかいけない山奥のようです。























































































