四国一周完結ツアー (day 1 しまなみキャンプ編)
去年、開始した四国遍路八十八所自転車巡りは、今年、3月に完了したのですが、同時にやっていた四国一周一筆書きサイクリングが一カ所抜けていたのでつなぎに行ってきました。
11/13、早朝の山陽新幹線で新神戸から福山まで。初めて「特大荷物スペース付き席」を予約しました。いつも列車最後尾を予約していたので、やってることに変わりはないです。無事、自転車をこのスペースに置いて、その前に座ります。
福山で乗り換えて尾道駅に。しまなみ海道に行くのですが、いつもと違い、向島への渡船ではなくて、ちゃんとしたフェリーに乗ります。
生口島の瀬戸田港までいく連絡船です。週末は自転車を沢山つめる新型船ですが、この日は金曜なので、黄色い従来型。
それでも客室やデッキに自転車は持ち込めます。私は乗り換え時間が短かったので、輪行袋のまま乗せました。輪行でもしっかり自転車料金 500円は取られましたが。
今回はキャンプ装備、しかも冬装備で2泊なので、やや荷物多いです。新しく小型のチェア買ったし、薪加工用の鉈と鋸も入ってるし。この重装備があとで問題に。
走り出してすぐ、大三島へ渡る橋に。レモン畑の中のスロープを上がっていきます。
途中にレモン畑グッズのガチャがありました。確かにこの機械は電源がいらないので、こういう使い方できますね。缶バッジがあたりました。
今回は、余裕たっぷりの日程なので、普通は行かない、大三島側の「多田羅展望台」に登ってみました。
この日はどこかの中学校の旅行か何かで、団体サイクリングしてました。道の駅のたびに集まって人数確認とかしてるようです。引率は大変そう。生徒は楽しそうでした。

定番の記念撮影スポットで人型ラックを使って撮影。実はこのとき密かに異変が。サドルの後ろからホイールにかかるように荷物ラックを支えるステーが伸びてるのですが、角度がおかしくなってます。

そんな事には気が付かないまま、お友達が最近行ったというできたばかりのサイクリストホテル・カフェの「WAKKA」というところに来てみました。ここは自転車の修理や運搬もしてくれるそうです。しまなみ海道のなかなら、緊急事態に呼び出すと修理もしてくれるらしい。
カフェはこんな絶景ポイントです。
おしゃれなベーグルサンドイッチのランチをいただきます。
食事を終えて、伯方島方面に向かいます。途中に、こういう看板がありました。最近、城跡に興味あるので、チェックしてみます。
海岸から見える、この小島が城跡なんだそうです。この辺りは村上水軍のこういう海城があちこちにあったようです。
伯方島に橋を越えて渡ったところで、後輪に摩擦音があり停まってしまいました。なんと、キャンプ道具の入った巨大サドルバッグがタイヤに接触してるではありませんか!現場では何が起こったか把握できてなかったのですが、この写真を見ると、ラックと溶接されていたはずのステー受け金具が完全に破断してます。
しばらく、シートポストを長くしてみたりして、なんとか走行できないか試しながら少し進んだら、ちょうど伯方島の道の駅の前で、ラックのパイプが完全に折れてしまいました。もう、これではこの荷物を載せたままでは走行できません!
道の駅でソフトクリームを食べて心を落ち着かせて対策を考えました。幸いなことに、この日の目的地のキャンプ場はもう見えるところにあります。とりあえず、キャンプ道具の入ったサドルバッグは輪行用についているショルダーベルトで肩からぶらさげて、自転車を押していくことにします。翌日も同じようにここまでもどってくればキャンプ装備だけ宅急便で家に送れます。
ということで、荷物をぶら下げて自転車を押して、伯方島から大島に行く橋へのスロープを上ります。幸い、ここのスロープは短いです。
無事「身近島野営場」に到着。ここは、伯方島と大島をつなぐ橋の自転車歩道から直接下りたところにある珍しいキャンプ場です。車道がつながっていないので、徒歩、自転車、原付でしかくることができません。無料で予約不要です。落ち葉が積もってる木の下にとりあえず設営。
身軽になった自転車で伯方島に戻って、道の駅の向かいにある「コーナン」で箱入りの薪を買って、こういう時のためにある大口フロントキャリアに無理やり固定します。ついでに隣の「ローソン」で缶ビールとおつまみも調達。ホームセンターとコンビニが近くにあるのに「無人島キャンプ場」なのです。
特殊な条件のキャンプ場なので、利用者はほぼ男性のソロキャンプで、原付が7割、自転車が3割ぐらいです。この金曜午後で、大体20組ぐらい利用者はいました。何人か常連仲間みたいな人もいたようですが、大変静かな感じでした。
最近、出番の多い BE-PAL鉄板で明治屋の缶詰ソーセージを炒めながらビールを。
メインは3分パスタとレトルトのカニクリームソースを鍋ひとつで作ってそのまま食べます。
食後は「コーナン」薪と周りに無尽蔵にある落ち葉で焚火しながら、アイラ・ウィスキーを。この日はよるになっても寒くならず快適でした。海岸や周囲の林で薪が拾えることもある、ということだったので、鉈と鋸もってきたのですが、いらなかったですね。コーナンのヒノキを切りそろえた薪はそのままでも使えたと思いますが、ヒマだったので、鉈で何本かは小口に割ってみました。
この日の走行距離は24キロぐらいです。なぜか、Garminのログが取れてなかったのですが、ほぼこの予定コースのとおり走ったはずです。(最後の2キロぐらいの区間で、ラックを治そうとしたり、荷物持って歩いたりしたのですが。)
機材トラブルはあったものの、余裕たっぷりの日程だったので、なんとか一泊は無事にキャンプできました。今回で Bike Packingでのキャンプは17泊目です。しまなみ海道では2018年夏にキャンプを始めた頃にツアーで弓削島のキャンプ場でキャンプして以来です。弓削島のキャンプ場はその頃は無料のキャンプ場だったのですが、最近、高規格のファミリーキャンプ場に変わったそうです。
(Day 2につづく)
Carradise リアキャリア崩壊!
しまなみ海道の見近島キャンプ場にキャンプしにいったら、キャンプ場の1キロ手前で、超大型サドルバッグをささえるキャリアが崩壊してしまい、サドルバッグが使えなくなってしまいました。バッグを肩からぶらさげてキャンプ場までは自転車を押していってキャンプはできたのですが。
帰ってきてから、どこがどう壊れたか調べてみました。
これが問題のキャリアです。Carrdaise という英国のバッグメーカーの専用品で、同社のSuper Cという大型バッグと同時に2013年に購入取り付けして、泊りがけツーリングや最近はキャンプツーリングに愛用してました。
サドルバッグはまず、サドルのレールにつけてある金具にベルトをひっかけて固定して、それを下からL字型のアルミのラックで支え、そのラックをさらに補強用のステーでシートポストに固定する、という構造になっています。通常のリアキャリアと違って、私のロードバイクのようにキャリア用のダボ穴が無くても取り付けできるのが特徴です。

これが、問題がおこる直前に大三島の有名な記念写真スポットで撮影した自転車の状態です。すでに、このときに異変は起こっていて、ラックをささえるステーの角度が最初の状態から変わっています。ステーをシートポストの固定するリング状のパーツの内側のゴムのスペーサーが劣化してずれてしまったようです。その結果、ステーとラックの角度が変わってしまったようです。この時は気が付いてなかったのですが。
その結果、ステーとラックをつなぐ金具がまず破断してしまい、ラックだけではバッグを支えられなくなり、タイヤに接触。

ステーを外して、サドルを高くすればタイヤに触らないかと思ってちょっと走ったのですが。
結局、ラックのほうが根元で折れてしましました。ここでサドルバッグを乗せることが不可能に。幸い、キャンプ場も道の駅も近くだったので、なんとかなりましたが。
一番の原因はこの写真にも写っているシートポストを挟む金具のゴムのスペーサーが劣化しているのに放置したことなんでしょうね。わかっていたのですが、面倒くさそうなので放置してました。
あとは荷物がいつもよりちょっと重かったかも。通常の寝袋、テントなどの基本セットに薪割りようの鉈と、買ったばかりのモンベルの小型チェアが追加されてました。
あと、縦型輪行をすると、このキャリアが自転車の荷重を受けてしまうので、それも良くなかったかも。横型に変えた方がいいようです。
直さないとキャンプに行けないので、同じ Carradiseのラックの新型を注文しました。

カタログの写真です。ラックの素材がアルミから鉄に変更されたようです。ステーの固定方法も変わっています。強度が向上してることを期待したいです。英国のCarradiseに直接注文したのでしばらくかかると思います。
このキャンプ用に使ってるBasso Viperはもう10年ぐらい乗っていて、フレーム以外のパーツはほぼ交換されてるのですが、次は何が壊れるのか。リアのスプロケットがすり減っているのはわかったので、交換予定です。
播磨の峠巡り 佐用町キャンプ編 (2) 行き止まり、猿、紅葉、廃線
その1から続きます。
雨で寒い夜は明けると、雨は止んでところどころに青空が見えました。
夜の間に雨を降らした雲の名残りでしょうか、低い霧が山にかかっていて幻想的です。

缶詰のホタテ燻製というおつまみみたいな朝食。アルコールストーブで加熱しました。これとアルファ米の炊き込みご飯という登山の人のような朝食です。
そして忘れてはいけない朝のコーヒー。湯気の水蒸気が逆光に光ってます。
キャンプ場の横の千種川を散策。
洗い場で食器類を洗ったついでに棚卸写真。これが最近使ってる調理食事道具のすべてです。熱源は中央にある手のひらサイズのアルコールストーブのみです。目の細かい網は火にかけると赤熱して赤外線グリルになります。その上にもう一枚のあらい網を乗せて焼き物ができます。最近は、手前のマイクロ鉄板の方が出番多いです。

網と鉄板以外は全部、コッヘルの中にスタッキングで入ってしまい便利です。そういうセット物ではないのですが、うまくはまりました。
このキャンプ場はちょっと変わっていて、このような「自然観察小屋付き」キャンプサイトや、ツリーハウス付きサイトがありました。多分、小中学生とかの林間学校とかで利用するような場所なんだと思います。集会所やステージやキャンプファイヤー広場とかもありました。
裏の林との間には動物除けのフェンスがありましたが、このあたりの山には猿がいるらしく、夜中に猿の声らしきものが聞こえました。猿はフェンスとか簡単に超えてきそうです。
こっちはツリーハウスの区域。子供の時にこんなところでキャンプしたらワクワクしますね。
着替えた冬物衣類などを袋に詰めてフロントキャリアに乗せます。このキャリアはPortland Design Worksの会社の Gear Bellyという製品で、大阪のBeckonで買ったものです。普通のフロントキャリアと違って両端がオープンで、前もベルトで自由に拡がるのでかなり大きなものでも運べます。薪の束でも短距離なら運べるかも。あまり重い物のせるとハンドルを取られそうで怖いですが。

今回の目的の一つは播磨の旧峠「塩地峠」に行くことです。「播磨の峠ものがたり」によれば、登山道の旧道があるはずです。「道の駅ちくさ」のちょっと先のこのお堂の近くに入口があります。
これがその入口です。説明の看板があるので間違いないです。荒いコンクリート舗装が一応あるので自転車を押して登ってみます。
相当、荒れてるのですが一応通れます。山側にはお墓などがあります。
路面に石や倒木が増えてきたので、自転車は置いて、徒歩に切り替え。
さらに進むと道は藪で覆われてしまい、それをかき分けていくとこんなフェンスが。害獣除けのフェンスのようで、開閉式かと思えばガッチリ固定されているのでこれは「立ち入り禁止」のようです。どうもこの先の道路は崩壊とかしてるようです。本が書かれたのは10年ぐらい前なので状況は変わりますね。
あきらめて引き返すところをリモコン自撮りしました。
道の駅に引き返して、昼飯に。「恋するカツ丼」だそうです。美味しい豚肉です。この辺りに食事できる店はここと、キャンプ場の前の「ひまわり館」しかありません。
前日、ビールを買った酒屋さんはこの「瑠璃寺」の前です。お寺にも行ってみます。
お寺の駐車場までちょっとヒルクライムで、そこから徒歩でお寺の裏山に「モンキーパーク」というものがあるらしいので行ってみました。
坂道を10分ほど歩いていくといきなり大きな廃屋があって盛り上がります。
なんとここは「猿山」で、山全体でニホンザルが餌付けされているところに人間が入っていくという形式でした。エサをやるときは人間のほうがこの檻に入って金網の外にエサをだすようです。
とりあえず代表者に話をきいてみました。
エサをたっぷりもらっているようで、特に人間にたかったり、いたずらしたりはしないで、みんな大体平和に過ごしてます。
赤ちゃん猿とお母さんですね。
一匹だけ突然変異の毛が黄色いのがいて「ゴールデンモンキー」としてここの目玉らしいです。
しばらく猿の写真ばっかり取ってました。全部で50匹ぐらいあたりに居るようです。こんなに沢山の猿に囲まれることはあまりないですね。九州の高崎山がこんな感じでしょうか?大阪の箕面にも猿はいますが、あそこのはガラが悪いです。
「瑠璃寺」のお寺のほうもちょと見て行きました。ところどころ紅葉が始まってます。
この日もよい天気の中、千種川沿いに下っていきます。ゆるい下り道なので重いキャンプ装備付きでも快適です。
35キロほど下ったところにある「清林寺」という紅葉の名所にきてみました。大イチョウは見ごろでしたがモミジはまだちょっと早かったようです。来週「もみじ祭り」があるそうです。
お寺の裏山がモミジの庭園になっていました。
この石碑によると昭和51年にこのお寺は裏山が崩れて完全に壊れてしまったのを再建したようです。そういえば、お寺のすぐ裏に砂防ダムがあって奇妙だなあ、と思ったら再建したときに砂防ダムを作り。あたりにモミジを植えたのでしょうね。
ここから最寄り駅は山陽本線「上郡」なのですが、まだ時間は早いので川沿いに赤穂市まで行くことにします。
赤穂市に入って「有年」(うね)というところに来ました。ここは以前の峠めぐりでも通ったのですが、その時、この辺りに「赤穂鉄道」という廃線の説明の看板があったのを思い出したのでその道に来てみました。千種川沿いの東側のちょっと高いところの林の中を通っています。幅が一定で、カーブや勾配がゆるい、という廃線らしい道路です。
もう夕方なので薄暗く、ミステリアスな感じで異世界につながってそうです。人通りはほとんどなく、軽自動車1台とすれ違っただけです。
駅跡の標識があるので間違いないです。
山陽新幹線の近くで、林から出てきました。この後、赤穂鉄道は赤穂駅までつながっていたようですが、ここから先は普通の道路に紛れてしまったようです。この有年駅から6キロほどの区間は独特の雰囲気があったので、また違う時期にでも来てみたいです。
ここから牡蠣の水揚げがある坂越(さこし)が近いので海岸の牡蠣を食べるところまで行こうかと近くまで行ってみたのですが、結構、駅から遠いのでビール飲むと2キロぐらい押して帰らないといけなくなることが分かったので断念します。
赤穂市街に近づいたころにはもう日没でした。
赤穂駅前のお店で反省。
餃子と、
牡蠣ですが、チェーン店なので地元産ではなく広島産のようです。ちょっと残念。
この日は千種川沿いにくだるコースで走行距離は67キロ、逸失標高は397メートル、走行ログは このGarmin Connectに。
この日は行き止まりの旧道峠、日本猿集団、紅葉のお寺、廃線跡と盛りだくさんな晩秋の一日でした。自転車キャンプは今回で15泊目でした。今までのところ全部違うキャンプ場です。





























































