顕子(斉藤由貴)は美月(波瑠)を部屋に閉じ込
め自分の元に戻ってくるように説得するが、美
月は拒否する。しかし、それなら「自分を殺して」
とまで言う顕子を見て、美月はいったん家に帰
ることにする。浩司(寺脇康文)はそんな二人を
見て、結局元に戻っただけかと落胆する。一方、
松島(柳楽優弥)は美月と顕子の前に突然現れ、
美月を強引に連れ出す。そして、二人は長年会
っていなかった松島の母親に会いに行く。
め自分の元に戻ってくるように説得するが、美
月は拒否する。しかし、それなら「自分を殺して」
とまで言う顕子を見て、美月はいったん家に帰
ることにする。浩司(寺脇康文)はそんな二人を
見て、結局元に戻っただけかと落胆する。一方、
松島(柳楽優弥)は美月と顕子の前に突然現れ、
美月を強引に連れ出す。そして、二人は長年会
っていなかった松島の母親に会いに行く。
**********
美月) ママ…。やめていい?
みっちゃんの手で…。
みっちゃんにいらないって言われる
ぐらいなら、死んだ方がいい。
お願い…。ママを殺して…。
**********
顕子) 何してるの。早く殺して!
**********
美月) 分かったよ、ママ…。
顕子) みっちゃん…。
**********
浩司) 何があった?
美月) ママ…。やめていい?
あなたの娘を、やめていいですか?
顕子) だったら…殺して。みっちゃんの手で…。
みっちゃんにいらないって言われる
ぐらいなら、死んだ方がいい。
お願い…。ママを殺して…。
**********
顕子) 何してるの。早く殺して!
美月) ママ…やめて!
顕子) お願い、みっちゃん!
美月) 嫌!顕子) お願い、みっちゃん!
**********
美月) 分かったよ、ママ…。
顕子) みっちゃん…。
**********
浩司) 何があった?
美月) パパ…。私、戻る。
浩司) 戻る?
美月) ここに…戻る。
それで、またママと一緒の暮らす。
浩司) 何を言ってる。ママの事はパパが
引き受けるって言ったろ。お前は
好きなようにすればいいんだ。
美月) もういいの。それでいい…。
ただ…眠かった。
**********
松島) これからどうするつもり?
そんなにママと離れるのが怖いの?
美月) 私がいないとほんとに死んじゃう
かもしれない。そんな親を放ってお
けないでしょう。
松島) 僕とはどうしたいの?
美月) えっ?
松島) もう会いたくないならはっきり
そう言ってよ。お母さんのそばに
いる限り、君は自分の気持ちな
んか後回しにするんだよ。
美月) お母さんを拒否した、
あなたの方が正しいの?
ママを悲しませたくない、
私の方が間違ってるの?
松島) どっちが正しいかなんて分かん
ないよ。ただ、僕は母がいなくても
なんて事なかったし。母だってきっ
と、僕の事なんか忘れて楽しく男と
暮らしてるよ。そんなもんだよ。
それでいいんだよ。
美月) 私はそんな風に思えない。
そんな簡単じゃない!
松島) じゃ、確かめに行こう。
**********
宏美) 太一…よね? すっかり大人になって。
松島) ああ…。
宏美) 驚いた。遠かったでしょう?
松島) 早瀬美月さん。
美月) はじめまして。
宏美) 太一が、お世話になっています。
美月) いえ…こちらこそ。
宏美) 結婚するの?
松島) いや…そういう訳じゃない。
宏美) じゃあどうして急に…?
松島) ずっと会ってなかったから。俺の事、
分かんないかと思ってたけど…。
宏美) (泣)
松島) ごめん…
一度もちゃんと返事しなくて。
宏美) ううん…あれでよかったのよ。
あんたに相手にされなくて、当たり前
だって…。自分のやった事をね、思い
知った。それで…こんなんじゃいけな
いって。男の人の言うとおりになって
ばかりじゃ、いけないって。
今はね、ひとりなの。ひとりだけど…
なんとかね、やってるの。
松島) そう…。
宏美) だから、もう会いにこなくていい。
あんたに、甘えたくないから。
ありがとう、太一。元気でね。
**********
松島) 俺…ほんとは怖かったのかもな。
(松島の手を握る美月)
(美月の手を握り返す松島)
(りんごをかじる美月)
これが毒りんごなら、
私は、死ぬのかな。
**********
美月) ママ。
顕子) うん?
美月) スムージーはいい。
顕子) えっ? どうして? あっ…小松菜が
嫌だった? だったら、レタスで…。
美月) そうじゃなくて…。
もうスムージー飲みたくないの。
行かなきゃ。
**********
浩司) 突然だが…
インドネシアに行こうと思う。
顕子) えっ…何を言ってるの?
浩司) 実は、俺より前に会社を辞めて向こうへ
行った先輩に、現地の工場を手伝わないか
と、誘われた。最初は給料は高くないが、
俺の経験を生かせるらしい。
顕子) あなた自分がいくちか分かってるの?
浩司) 一緒に行ってくれないか?
顕子) 美月を放っていくの?
新しい家はどうするの…?
浩司) 無茶を言ってるのは、分かってる。
でももう一度、一から、お前と、
やってみたいんだ。頼む!
顕子) 無理よ…そんな…。
**********
礼美) 私…決めたんだ。弟と一緒に、
おばあちゃんの家に行く。
美月) 転校するって事?
礼美) 学校はやめる。一緒にいない方が、
お互い楽になるよ。多分。
でも、お母さんはそう言えない。
だから、私が先に決めたの。
別れて暮らそうって。
美月) そう…。ごめんなさい…
力になれなくて。
礼美) 先生さ、もっと適当にやれば?
母親の期待なんて、
私裏切った事しかないよ。
**********
私が好きなものって…。
ママの好きなものなら、
すぐに分かるのに…。
私が、本当に好きなもの…
**********
顕子) みっちゃん。
ママね、パパと別れようと思う。
パパね、インドネシア行くんだって。
そんな事勝手に決めてきて、ついて
こいって言われたって…。そんな事
できる訳ないじゃないねぇ。
美月) 私の事だったら、
気にしなくていいよ。
顕子) それって…。それって、みっちゃん、
ママに、ついていった方がいいって
言ってるの? ママは行かないわ。
だって、ママは、みっちゃんと一緒に
新しい家に引っ越して、毎日、お揃い
のティーカップでお茶を飲むのが夢な
んだもん。
美月) 分かった。
じゃあ、一緒に引っ越そう。でも…
私はそのティーカップは、使わない。
顕子) えっ? どうしたの? それ。
美月) 私、ほんとは
こういうのが好きなの。
顕子) ウソ~!
美月) 新しい家のカーテンとか照明も、
ママと選んだのよりもっとシンプル
な方が好き。
顕子) そんなはずない。
美月) どうして分かるの?
顕子) そりゃだって、みっちゃんの事は
ママが、全部分かってるからよ。
美月) 私が、ほんとはワンピースなんか
着たくなかったのも?
私ね、破れたジーンズとか履いて、
汚れるのも気にしないでそこら辺に
座ってアイスとか食べたかったの!
顕子) なに言いだすの?
美月) ママのお人形も、かわいいって喜ん
でたけど、ほんとは時々怖かったの。
顕子) そんな事聞きたくない!
美月) 待ってママ! 聞いて!
ここ、見て。10円ハゲがあるの。
顕子) 変な冗談言うのやめなさい。
美月) ほんとだよ。見て。
顕子) やめて!
美月) どうして見てくれないの?
顕子) みっちゃんに…みっちゃんに
ハゲなんかある訳ない!
美月) 私はママじゃない。
ママは私じゃない!
私は、臆病でずるくて、ママに嫌われ
たくないから、ママの顔色ばっかり気
にして…。ママの気に入る事だけして。
うまくいかない事があったら、ママの
せいにして自分をごまかして…。自分
の好きなものも分かんなくて。平気で
嫌いなスムージー飲んで、ワンピース
着て、ニコニコ教壇に立って。でも、
それでいいんだって…。私ってこんな
もんだからって…!
顕子) もうやめて!
(美月をたたく顕子)
美月) 痛い!
(顕子を叩き返す美月)
(つかみ合う二人)
顕子) ママね…ほんとはスムージー、
そんなに好きじゃないの。
**********
浩司) 父親としても、夫としても、
失格だったな。
顕子) いえ…。
浩司) でも…俺はずっと君を、
必要としていた。それだけは本当だ。
**********
美月) いつ決めたの?
顕子) さっき。
美月) 驚いた。
顕子) 私も。
**********
顕子) 大事に大事に育ててきたのに、
離れた方が喜ばれる。
母親なんてばかばかしいものね。
もうや~めた。
みっちゃんが娘をやめる前に、
ママがママをやめるわ。
美月) えっ…? ママ…ずるい。
**********
礼美) 何も言う事ないけど、ひと言だけ。
あんたたち全員、大っ嫌いだった。
生徒) 私たちも大っ嫌いだった。
生徒) そうそう。
生徒) 大嫌い!
生徒) 嫌~い。
美月) 先生は、どっちも好きでしたよ。
(笑い声)
生徒) 私も!
**********
行ってらっしゃい。
元気で…顕子さん。
浩司) 戻る?
美月) ここに…戻る。
それで、またママと一緒の暮らす。
浩司) 何を言ってる。ママの事はパパが
引き受けるって言ったろ。お前は
好きなようにすればいいんだ。
美月) もういいの。それでいい…。
ただ…眠かった。
**********
松島) これからどうするつもり?
そんなにママと離れるのが怖いの?
美月) 私がいないとほんとに死んじゃう
かもしれない。そんな親を放ってお
けないでしょう。
松島) 僕とはどうしたいの?
美月) えっ?
松島) もう会いたくないならはっきり
そう言ってよ。お母さんのそばに
いる限り、君は自分の気持ちな
んか後回しにするんだよ。
美月) お母さんを拒否した、
あなたの方が正しいの?
ママを悲しませたくない、
私の方が間違ってるの?
松島) どっちが正しいかなんて分かん
ないよ。ただ、僕は母がいなくても
なんて事なかったし。母だってきっ
と、僕の事なんか忘れて楽しく男と
暮らしてるよ。そんなもんだよ。
それでいいんだよ。
美月) 私はそんな風に思えない。
そんな簡単じゃない!
松島) じゃ、確かめに行こう。
**********
宏美) 太一…よね? すっかり大人になって。
松島) ああ…。
宏美) 驚いた。遠かったでしょう?
松島) 早瀬美月さん。
美月) はじめまして。
宏美) 太一が、お世話になっています。
美月) いえ…こちらこそ。
宏美) 結婚するの?
松島) いや…そういう訳じゃない。
宏美) じゃあどうして急に…?
松島) ずっと会ってなかったから。俺の事、
分かんないかと思ってたけど…。
宏美) (泣)
松島) ごめん…
一度もちゃんと返事しなくて。
宏美) ううん…あれでよかったのよ。
あんたに相手にされなくて、当たり前
だって…。自分のやった事をね、思い
知った。それで…こんなんじゃいけな
いって。男の人の言うとおりになって
ばかりじゃ、いけないって。
今はね、ひとりなの。ひとりだけど…
なんとかね、やってるの。
松島) そう…。
宏美) だから、もう会いにこなくていい。
あんたに、甘えたくないから。
ありがとう、太一。元気でね。
**********
松島) 俺…ほんとは怖かったのかもな。
(松島の手を握る美月)
(美月の手を握り返す松島)
**********
(りんごをかじる美月)
これが毒りんごなら、
私は、死ぬのかな。
**********
美月) ママ。
顕子) うん?
美月) スムージーはいい。
顕子) えっ? どうして? あっ…小松菜が
嫌だった? だったら、レタスで…。
美月) そうじゃなくて…。
もうスムージー飲みたくないの。
行かなきゃ。
**********
浩司) 突然だが…
インドネシアに行こうと思う。
顕子) えっ…何を言ってるの?
浩司) 実は、俺より前に会社を辞めて向こうへ
行った先輩に、現地の工場を手伝わないか
と、誘われた。最初は給料は高くないが、
俺の経験を生かせるらしい。
顕子) あなた自分がいくちか分かってるの?
浩司) 一緒に行ってくれないか?
顕子) 美月を放っていくの?
新しい家はどうするの…?
浩司) 無茶を言ってるのは、分かってる。
でももう一度、一から、お前と、
やってみたいんだ。頼む!
顕子) 無理よ…そんな…。
**********
礼美) 私…決めたんだ。弟と一緒に、
おばあちゃんの家に行く。
美月) 転校するって事?
礼美) 学校はやめる。一緒にいない方が、
お互い楽になるよ。多分。
でも、お母さんはそう言えない。
だから、私が先に決めたの。
別れて暮らそうって。
美月) そう…。ごめんなさい…
力になれなくて。
礼美) 先生さ、もっと適当にやれば?
母親の期待なんて、
私裏切った事しかないよ。
**********
私が好きなものって…。
ママの好きなものなら、
すぐに分かるのに…。
私が、本当に好きなもの…
**********
顕子) みっちゃん。
ママね、パパと別れようと思う。
パパね、インドネシア行くんだって。
そんな事勝手に決めてきて、ついて
こいって言われたって…。そんな事
できる訳ないじゃないねぇ。
美月) 私の事だったら、
気にしなくていいよ。
顕子) それって…。それって、みっちゃん、
ママに、ついていった方がいいって
言ってるの? ママは行かないわ。
だって、ママは、みっちゃんと一緒に
新しい家に引っ越して、毎日、お揃い
のティーカップでお茶を飲むのが夢な
んだもん。
美月) 分かった。
じゃあ、一緒に引っ越そう。でも…
私はそのティーカップは、使わない。
顕子) えっ? どうしたの? それ。
美月) 私、ほんとは
こういうのが好きなの。
顕子) ウソ~!
美月) 新しい家のカーテンとか照明も、
ママと選んだのよりもっとシンプル
な方が好き。
顕子) そんなはずない。
美月) どうして分かるの?
顕子) そりゃだって、みっちゃんの事は
ママが、全部分かってるからよ。
美月) 私が、ほんとはワンピースなんか
着たくなかったのも?
私ね、破れたジーンズとか履いて、
汚れるのも気にしないでそこら辺に
座ってアイスとか食べたかったの!
顕子) なに言いだすの?
美月) ママのお人形も、かわいいって喜ん
でたけど、ほんとは時々怖かったの。
顕子) そんな事聞きたくない!
美月) 待ってママ! 聞いて!
ここ、見て。10円ハゲがあるの。
顕子) 変な冗談言うのやめなさい。
美月) ほんとだよ。見て。
顕子) やめて!
美月) どうして見てくれないの?
顕子) みっちゃんに…みっちゃんに
ハゲなんかある訳ない!
美月) 私はママじゃない。
ママは私じゃない!
私は、臆病でずるくて、ママに嫌われ
たくないから、ママの顔色ばっかり気
にして…。ママの気に入る事だけして。
うまくいかない事があったら、ママの
せいにして自分をごまかして…。自分
の好きなものも分かんなくて。平気で
嫌いなスムージー飲んで、ワンピース
着て、ニコニコ教壇に立って。でも、
それでいいんだって…。私ってこんな
もんだからって…!
顕子) もうやめて!
(美月をたたく顕子)
美月) 痛い!
(顕子を叩き返す美月)
(つかみ合う二人)
顕子) ママね…ほんとはスムージー、
そんなに好きじゃないの。
**********
浩司) 父親としても、夫としても、
失格だったな。
顕子) いえ…。
浩司) でも…俺はずっと君を、
必要としていた。それだけは本当だ。
**********
美月) いつ決めたの?
顕子) さっき。
美月) 驚いた。
顕子) 私も。
**********
顕子) 大事に大事に育ててきたのに、
離れた方が喜ばれる。
母親なんてばかばかしいものね。
もうや~めた。
みっちゃんが娘をやめる前に、
ママがママをやめるわ。
美月) えっ…? ママ…ずるい。
**********
礼美) 何も言う事ないけど、ひと言だけ。
あんたたち全員、大っ嫌いだった。
生徒) 私たちも大っ嫌いだった。
生徒) そうそう。
生徒) 大嫌い!
生徒) 嫌~い。
美月) 先生は、どっちも好きでしたよ。
(笑い声)
生徒) 私も!
**********
行ってらっしゃい。
元気で…顕子さん。
**********
いや~ホント怖かった。ゾンビのような母親の
愛情から逃げまくる娘の、ホラードラマだった。
少女のように甘ったるい母親の、娘への執着
がスライムのようにドロドロねばねばまとわり
つく様子が、見えないのに見えるようで、本当
に恐ろしかった。これは母親を斉藤由貴にキ
ャスティングした勝利だと思う。ただ…その恐
ろしさがリアル過ぎて、期待していたはずのハ
ッピーエンドの結末が嘘っぽくみえてしまった。
父親の存在感があまりに薄すぎたというか…
彼の関わり方があまりにも遅すぎたというか。
残念ながら、顕子自身が抱える心の闇を解決
できたようには見えなかったし、無理やり終わ
らせた感じがちょっと…。とはいえ、ドラマとし
ては、救いがないよりは希望がある方がいい。
親が、自ら己の毒を自覚して、娘を解放する
気になってくれれば、それに越したことはない。
でも、リアルでは、顕子のような母親は、あん
なに簡単には娘を手放してはくれないと思う。
ドラマを見て、美月の立場に共感もしくは、親
子関係に気付きがあった人は、できれば、な
るべく速やかに親から離れた方がいい。とに
かくまず離れてからなら、それぞれの親子な
りのハッピーエンドを模索する事も可能かも。
ドラマはドラマとして、リアル美月ちゃんたち
には、油断せずに逃げ切ってと祈るばかり…。
●「お母さん、娘をやめていいですか?」HP
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第4回~甘い罠
第5回~裏切り
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つく様子が、見えないのに見えるようで、本当
に恐ろしかった。これは母親を斉藤由貴にキ
ャスティングした勝利だと思う。ただ…その恐
ろしさがリアル過ぎて、期待していたはずのハ
ッピーエンドの結末が嘘っぽくみえてしまった。
父親の存在感があまりに薄すぎたというか…
彼の関わり方があまりにも遅すぎたというか。
残念ながら、顕子自身が抱える心の闇を解決
できたようには見えなかったし、無理やり終わ
らせた感じがちょっと…。とはいえ、ドラマとし
ては、救いがないよりは希望がある方がいい。
親が、自ら己の毒を自覚して、娘を解放する
気になってくれれば、それに越したことはない。
でも、リアルでは、顕子のような母親は、あん
なに簡単には娘を手放してはくれないと思う。
ドラマを見て、美月の立場に共感もしくは、親
子関係に気付きがあった人は、できれば、な
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