ドラマ10「お母さん、娘をやめていいですか?」第3回~暴走 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

ドラマ10
「お母さん、娘をやめていいですか?」




第3回 「暴走」

美月(波瑠)は顕子(斉藤由貴)に反発し、松島
(柳楽優弥)とつき合うことにする。
すると、顕子
が突然倒れてしまう。美月は顕子を気遣い、い
ったんは松島と距離を取ろうとする。しかし、顕
子が回復すると、再び美月は松島に会いにい
こうとする。その美月を顕子が尾行していた。
気づいた美月は走って顕子を振り切り、松島の
元にたどりつく。
取り残された顕子は、建築中
の早瀬家の美月の部屋に、夜一人で忍び込む。

**********

母が悲しそうな顔をすると、
私は何にも言えなくなる。
身動きできなくなる。
小さい時から、ずっとそうだった。

**********

怖かった。
ママが、怖かった…。


**********

ママ…私達の事、
本当に、許してくれるの?


**********

玲子) よかった…。みっちゃんがしっかり
    育ってくれてほんとによかった…。
    おばあちゃんうれしいよ。(泣)
美月) そんな…泣くほど?
玲子) おばあちゃんね、
    ママを育て間違ったから…。
美月) えっ…?


**********

顕子) 育て間違ったねぇ…。

**********

玲子) 期待しすぎたのかもしれない。私は学校
    出てないから、せめて娘にはって…。それ
    で思いどおりにならないからついイライラ
    して叱っちゃったりして…。ああ…もっとマ
    マには、したいようにさせてあげればよか
    った。みっちゃにしか言えないけど。ママ
    にはかわいそうな事をしたわ。ああいつか
    ちゃんと、謝らなくちゃね。
美月) ママはかわいそうなんかじゃないよ。
玲子) ありがとう。優しいのね。


**********

ママが、消えた…。
どこに行ったの?
やっぱり、私に怒ってるの?
ねえ、ママ…どこにいるの?
どうして、いちばん答えてほしい時には、
いつも答えてくれないの?
ママ…。ママ。ママ。何か言ってよ。


**********

見事に、娘の親を慕う気持ちを、愛情を、搾取
していく母親の、真綿で首を締めるようなやり
口が怖い。「母親が思う、「いい子」で、母親の
思うとおりの娘でなければ愛さない」よと、常に
脅されているような娘。しかも自分の命を使っ
て(とりあえずは、まだ具合が悪くなるぐらいで
済んでいるけれど、そのうち自殺を仄めかしそ
う…)娘を自分から離さない勢いなのが怖い。

けれども、毒になる親もまた、その親から毒を
受けている場合が多いという例に、顕子も当
てはまっているようで…。負の連鎖が恐ろしい。

育て間違ったとは、親の言い分。つまりは、子
供が自分の思い通りにならなかったということ。
思い通りにならないのが当り前のはずなのに。

昔、知人が自分が産んだのだから、その命は
自分が好きにしていいのよと言った事があっ
て(もちろん冗談なのだけれど)…気持ちの中
に、嘘でも自分のもの意識があるんだなぁと、
ちょっと怖くなったことがあった。実際には、束
縛をすることもなく、肝っ玉母さんだったけど。
ただ、十月十日自分のお腹に生命が存在した
としたら…細胞の一部、分身のように感じてし
まっても不思議ではないと思う。だから…怖い。

まずは顕子が救われないと…。玲子の言葉が
顕子の心を溶かしてくれればいいのだけれど。


●「お母さん、娘をやめていいですか?」HP

「お母さん、娘をやめていいですか?」関連ブログ↓
第2回~三角関係
第3回~暴走
第4回~甘い罠
第5回~裏切り
第6回~毒りんご
第7回~出口なし
第8回~人形の家

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