完全に時代遅れなのかもしれないけれど、
未だにFocusriteのLiquid Mixが好きだったりします。
演算ではなくコンボリューションで動くコンプやEQは
高度な演算とはまた違うリアルさや質感を持っています。
IEEEドライバーをレガシードライバーにダウングレードすれば
WIN7_64bitでも使えますし、
j-brigeなどのラッパーソフトで64bit変換すれば
64bitのVSTとしてもまだ使えるのですが、
微妙に動作が安定仕切らないこともあり、
いい加減そろそろ次のメインとなる機材が欲しかったりします。
Liquid Mixは本体自体が壊れているわけではなく、
単純にFocusrite社が64bitのドライバを出してくれさえすれば
昔のように大活躍なのですが、
既にディスコンとなった今は新しいメインとなるコンプやイコライザーを
探さなければなりません。
今でもprotools10では使っていますし、
まだまだ使えないこともないのですが…
UAD-2とはまた違うけれど、
アナログ機器のエミュレーションは秀逸で
APIやSSL、1176やFairchild670、LA-2A、Avalon_vt737など
色々なヴィンテージ機器がコンボリューションで動き、
特にイコライザーは凄い好きで
ブーストした時の感じは割合ハードウェアに近しいものを感じていました。
アウトボードを完全に除外して考えるならば
10年くらい前までは外部DSP(UAD-2やLiquid mixやPower Core)と
ネイティブ(PCのCPUパワーで演算)には明確な差があり、
だからこそUAD-2が今でも強気な価格設定で売れているのだと思いますが、
昨今はネイティブでもすごい優秀なプラグインが珍しくなくなってきました。
日本に代理店のあるPlugin AllianceやSlate Digitalを始めとして
日本に代理店のない海外メーカーにも
素晴らしいプラグインがたくさんあって、
音楽家を取り巻く状況は変わってきているのですが、
Liquid MixのコンボリューションコンプとEQがあまりにも素晴らしかったせいか
またLiquid Mixのコストパフォーマンが異様に良すぎたせいもあり、
なかなかLiquid Mixの代替えになるような道具が見つかりません。
プラグインに求める効果は人それぞれであり、
個人の好みもあるのですが、
コンボリューションで得るEQのリアルさが
なかなかほかのプラグインだと微妙・いまいちに感じてしまい
これだ!というのとまだ出会えません。
私がEQに求める効果は2つあり、
1つは細かい融通の利くデジタルならではの使い勝手の良さ、
もう一つがアナログ感です。
前者はいくらでもなんとかなりますが、
アナログエミュレーションはなかなか「これだ」というのが
なかったりします。
Focusrite RED2
DBX 576
自宅で出番が多いFocusriteのRED2ですが、
(別にこれでなくても良いのですが、)
なかなかプラグインで同じような質感を出せるようなものがなく、
プラグインが完全に実機に追いつくのはまだまだ何年も掛るのだと思います。
DBX576についている簡易的な3バンドのEQでも
プラグインとは全然違ったりします。
アナログエミュレーションはUAD-2が現状では一番強いので
Liquid MixからUAD-2に乗り換えが一番ベターな選択と考えていますが、
どうせ買うならOCTO+使い勝手の良いプラグイン複数ということになるので、
(UAD-2を持っていないのです)
それまでの繋ぎとして、
あるいはUAD-2のパワーにも限りがありますし、
またUAD-2のプラグイン=最高とも思っていないので、
自分にしっくりくるプラグインを色々試しながら探しています。
elysia Museq
iZotope OZONE7 Vintage EQ
Slate Digital Custom Series EQ
エフェクターは、特にコンプとイコライザーはどう考えてもプラグインよりも
アウトボードの方が良いに決まっているのですが、
通すのに時間が掛るし、面倒くさくもあるので、
結局はその部分をどう考えるか?だと思います。
高額になればなるほどアウトボードはたしかに音が良いですが、
これからDTMを始める方、あるいはステップアップなさる方が
アウトボードの方が音がいいならアウトボードを買おう!となるとき、
実時間ですべてを録音し直さなければならない面倒さや
リコールが基本的に出来ないこと、
あるいは微調整ややり直しもプラグインのように行かないことを考えるなら
やはり優秀な、自分好みのプラグインを
主軸として作業したほうが良いのかも?と思います。
ここぞというパートにアウトボードは便利ですし、
持っていたほうが選択肢が広がるので良いに決まっているのですが、
正直全トラックをリアンプするだけでも結構大変なので、
はやくプラグインの性能が実機と同等になって欲しいなぁなんて
妄想していたりします。
20年か30年かあるいは50年、100年先か、
それとももっと先かもしれませんが、
極度にデジタル技術が発達すれば
実機と同等の性能をプラグインで得られる時代がくるかもしれません。
私にとっては
今のDTM環境も20年前は考えもしなかった状況であり、
20年後はもっと変わっていると思います。
現時点でもかなり良い感じではありますが、
やはり欲目が出てきて、もっと良く、もっと良くとなってしまうのが
人間心です。
プラグインとアウトボードの壁みたいなものが感じられると
最近はメーカーの宣伝に乗せられたりせずに、
組み合わせや使い方をよく研究して、
手持ちのものを良く研究して
より良い効果を出すことに
意識を向けようという気持ちが最近は強くなってきました。
メーカーとしては新作をどんどん買って欲しいですし、
現在のようにあらゆるメーカーの新作の情報をネットなどで見れば
「あれは良いみたいだ」「これも欲しい」「それもいいな~」となってしまうのですが、
正直本当に良いと思えるものが2つ、3つくらいあれば
それをメインとして十分に戦えるのではないかと思います。
たくさん持っていても使ってるのはほんとんど「これ」と「これ」だけみたいな
状態になってしまうこともありますが、
宣伝に乗せられず、道具を使う技術を向上させることで
Liquid mixに変わるプラグインを探して行けたらと思っています。
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作曲・DTMの個人レッスンの生徒を募集しています。
このブログの書き主の自宅&skypeでマンツーマンレッスンをしています。
(専門学校での講師経験があります)
詳しくはこちらをどうぞ。
DTMマスタリングのやり方
DTMミキシングのやり方
作曲基礎理論~専門学校のカリキュラムに基づいて~
(作曲の基礎理論を専門学校レベルで学べる本です)
パソコンで始める日本一簡単なDTM作曲本
(初心者向けの作曲導入本です)
未だにFocusriteのLiquid Mixが好きだったりします。
演算ではなくコンボリューションで動くコンプやEQは
高度な演算とはまた違うリアルさや質感を持っています。
IEEEドライバーをレガシードライバーにダウングレードすれば
WIN7_64bitでも使えますし、
j-brigeなどのラッパーソフトで64bit変換すれば
64bitのVSTとしてもまだ使えるのですが、
微妙に動作が安定仕切らないこともあり、
いい加減そろそろ次のメインとなる機材が欲しかったりします。
MANLEY SLAM! 9 ELOP (Optical) Limiter
Avalon vt737sp
などなどほかにもたくさん使えます。
Liquid Mixは本体自体が壊れているわけではなく、
単純にFocusrite社が64bitのドライバを出してくれさえすれば
昔のように大活躍なのですが、
既にディスコンとなった今は新しいメインとなるコンプやイコライザーを
探さなければなりません。
今でもprotools10では使っていますし、
まだまだ使えないこともないのですが…
UAD-2とはまた違うけれど、
アナログ機器のエミュレーションは秀逸で
APIやSSL、1176やFairchild670、LA-2A、Avalon_vt737など
色々なヴィンテージ機器がコンボリューションで動き、
特にイコライザーは凄い好きで
ブーストした時の感じは割合ハードウェアに近しいものを感じていました。
アウトボードを完全に除外して考えるならば
10年くらい前までは外部DSP(UAD-2やLiquid mixやPower Core)と
ネイティブ(PCのCPUパワーで演算)には明確な差があり、
だからこそUAD-2が今でも強気な価格設定で売れているのだと思いますが、
昨今はネイティブでもすごい優秀なプラグインが珍しくなくなってきました。
日本に代理店のあるPlugin AllianceやSlate Digitalを始めとして
日本に代理店のない海外メーカーにも
素晴らしいプラグインがたくさんあって、
音楽家を取り巻く状況は変わってきているのですが、
Liquid MixのコンボリューションコンプとEQがあまりにも素晴らしかったせいか
またLiquid Mixのコストパフォーマンが異様に良すぎたせいもあり、
なかなかLiquid Mixの代替えになるような道具が見つかりません。
プラグインに求める効果は人それぞれであり、
個人の好みもあるのですが、
コンボリューションで得るEQのリアルさが
なかなかほかのプラグインだと微妙・いまいちに感じてしまい
これだ!というのとまだ出会えません。
私がEQに求める効果は2つあり、
1つは細かい融通の利くデジタルならではの使い勝手の良さ、
もう一つがアナログ感です。
前者はいくらでもなんとかなりますが、
アナログエミュレーションはなかなか「これだ」というのが
なかったりします。
Focusrite RED2
DBX 576
自宅で出番が多いFocusriteのRED2ですが、
(別にこれでなくても良いのですが、)
なかなかプラグインで同じような質感を出せるようなものがなく、
プラグインが完全に実機に追いつくのはまだまだ何年も掛るのだと思います。
DBX576についている簡易的な3バンドのEQでも
プラグインとは全然違ったりします。
アナログエミュレーションはUAD-2が現状では一番強いので
Liquid MixからUAD-2に乗り換えが一番ベターな選択と考えていますが、
どうせ買うならOCTO+使い勝手の良いプラグイン複数ということになるので、
(UAD-2を持っていないのです)
それまでの繋ぎとして、
あるいはUAD-2のパワーにも限りがありますし、
またUAD-2のプラグイン=最高とも思っていないので、
自分にしっくりくるプラグインを色々試しながら探しています。
elysia Museq
iZotope OZONE7 Vintage EQ
Slate Digital Custom Series EQ
エフェクターは、特にコンプとイコライザーはどう考えてもプラグインよりも
アウトボードの方が良いに決まっているのですが、
通すのに時間が掛るし、面倒くさくもあるので、
結局はその部分をどう考えるか?だと思います。
高額になればなるほどアウトボードはたしかに音が良いですが、
これからDTMを始める方、あるいはステップアップなさる方が
アウトボードの方が音がいいならアウトボードを買おう!となるとき、
実時間ですべてを録音し直さなければならない面倒さや
リコールが基本的に出来ないこと、
あるいは微調整ややり直しもプラグインのように行かないことを考えるなら
やはり優秀な、自分好みのプラグインを
主軸として作業したほうが良いのかも?と思います。
ここぞというパートにアウトボードは便利ですし、
持っていたほうが選択肢が広がるので良いに決まっているのですが、
正直全トラックをリアンプするだけでも結構大変なので、
はやくプラグインの性能が実機と同等になって欲しいなぁなんて
妄想していたりします。
20年か30年かあるいは50年、100年先か、
それとももっと先かもしれませんが、
極度にデジタル技術が発達すれば
実機と同等の性能をプラグインで得られる時代がくるかもしれません。
私にとっては
今のDTM環境も20年前は考えもしなかった状況であり、
20年後はもっと変わっていると思います。
現時点でもかなり良い感じではありますが、
やはり欲目が出てきて、もっと良く、もっと良くとなってしまうのが
人間心です。
プラグインとアウトボードの壁みたいなものが感じられると
最近はメーカーの宣伝に乗せられたりせずに、
組み合わせや使い方をよく研究して、
手持ちのものを良く研究して
より良い効果を出すことに
意識を向けようという気持ちが最近は強くなってきました。
メーカーとしては新作をどんどん買って欲しいですし、
現在のようにあらゆるメーカーの新作の情報をネットなどで見れば
「あれは良いみたいだ」「これも欲しい」「それもいいな~」となってしまうのですが、
正直本当に良いと思えるものが2つ、3つくらいあれば
それをメインとして十分に戦えるのではないかと思います。
たくさん持っていても使ってるのはほんとんど「これ」と「これ」だけみたいな
状態になってしまうこともありますが、
宣伝に乗せられず、道具を使う技術を向上させることで
Liquid mixに変わるプラグインを探して行けたらと思っています。
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作曲・DTMの個人レッスンの生徒を募集しています。
このブログの書き主の自宅&skypeでマンツーマンレッスンをしています。
(専門学校での講師経験があります)
詳しくはこちらをどうぞ。
電子書籍ですが作曲・DTM関連の書籍も書いています。
宜しければどうぞ。
DTMミキシングのやり方
作曲基礎理論~専門学校のカリキュラムに基づいて~
(作曲の基礎理論を専門学校レベルで学べる本です)
パソコンで始める日本一簡単なDTM作曲本
(初心者向けの作曲導入本です)