サワディクラップ!!
本日もKAZのブログにお越し下さいまして有難う御座います!!
日本では九州地方北部を中心に大変な状況のようですが…これ以上の被害が出ない事、また不幸にも被災された方々に於かれましては一日も早く復興が進まれますことを遠方の地より願っております。
又、まだまだ日本中で「大雨」「強風」「洪水」「雷」等々の警報出ている様子、くれぐれもお気を付け下さい!!
さて北海道車中泊の旅、其の拾です!!
この日は北海道9日目、6月26日、水曜日です。
天候は快晴続き!!この頃は本当に北海道には梅雨が無いと思っていたのですが…(汗)
この日の予定は…
こんな感じでした!!
前日までとは打って変わって少々行動範囲が広がって居ます。
まずは…
「直線道路日本一」です!!
国道12号線、美唄市から滝川市迄その距離は何と驚きの29.2km!!
その歴史には悲しく辛い影が有るようですが…(涙)
続いて向かいましたのは…
広大な葡萄畑!!
北海道にいくつか有りますワイナリーの一つ「鶴沼ワイナリー」です。
此方は工場のようです。
此方は直営ショップ!!
もう少し大きなお店を想像していましたが…(汗)
店員さんもあまり売る気が無いような…(涙)
一応お勧め品(此方のショップ限定品)を購入、横浜に戻った後に女房が呑んでみましたが「自分の好みではないけれど少し甘めで美味しい」との事でした(笑)
次は予定には無かったのですが…
駅のホームです!!(爆)
来年2020年、5月7日を持ちまして廃線となります「札沼線」(別名「学園都市線」)の「鶴沼駅」です。
今現在でも…
1日で上り線、下り線其々が1本ずつと云う路線です(滝汗)
現在の維持管理費用、将来の老朽化に対する費用どころか現在運行の燃料費、人件費さえも賄う事が出来ないほどの利用率だそうですが…
木造のホームが良い感じですよね!!
此方は木製の電柱!!
丁度新十津川行きの列車が来ましたので動画を…
鉄ちゃん?で満員!!(爆笑)
このまま来年の5月までこんな状況なら廃線は中止とか?な訳ありませんよね~(笑)
次に向かいましたのは…
「月形刑務所」です!!
現役の刑務所!!しかも再犯者や反社会的組織の方々が多く収監されている刑務所だそうでして…(驚)
事前に見学を申し込んでおけば入れるようですが…(まあ~観光じゃあ無理でしょうが…汗)
正門の写真を撮ろうとしただけで看守さんが近付いてきまして「ダメですよ~」って(アセアセ)
「月形樺戸博物館」です。
元の樺戸集治監(今で言えば監獄)です。
それまで(江戸時代)は罪を犯した者は肉体的、精神的に苦痛を与えて反省させるか殺すか…でしたが明治の時代になりそれではいけないと罪悪に応じて懲役を与えると云う懲罰方式に。
特に北海道では当時は開拓と云う作業や炭鉱作業等労働者不足が深刻、更には懲役が済んだ者がそのまま北海道に居ついて欲しいとの願いもあり多くの集治監が建設されたようですがその一番最初に開設されたのがこの樺戸集治監だそうです。
重しの付いた足枷を嵌められて歩いたのですり減った階段…と言われているようですが…
実際には囚人の出入り口は別の処ですので長年の往来ですり減っただけかと(笑)
本庁舎(現在の博物館)と一緒に残る当時の建物は石油庫だそうです。
博物館内部は残念ながら撮影禁止なのですが興味深い資料が沢山展示されていました。
今の北海道があるのはこれら集治監に収容されて強制労働に就き命を削って作業をさせられていた囚人達の名も無き偉業なんですね(驚)
昔の月形町はこの樺戸集治監のお陰で人が集まり当時は北海道と言えば札幌か月形か?と言われたほど栄えた町とか。
今でもその繁栄ぶりを示すような建物が残っています。
そして次に向かいましたのは…
美唄までひと走りしまして…「炭鉱メモリアル森林公園」です!!
土地勘のある方は「三笠に泊まっていたなら朝一に此処に行けば良かったのでは?」と思われるでしょうが…(笑)
一日1本だけの学園都市線の生の姿を見たいが為に…(爆笑)
決して「鉄ちゃん」ではないのですがやはり近々「廃」になるモノ、生きている内に一目見たいかな~と、言う訳での行ったり来たりです(汗)
此方は旧三菱美唄炭鉱の廃墟です!!
太平洋戦争当時は180万トンmの石炭を産出した夕張炭鉱と並ぶ大産出炭鉱でこの周囲だけでも3万人もの方々が生活されていたと言う場所ですが今ではその面影は殆ど無く此処が栄えていたとは信じられない気持ち(汗)
此方は原炭ポケット跡
採掘された石炭を一時的に保管しておく場所だそうで約1300トンもの石炭を溜めておけたとか…
前面の道路状の部分は…
三菱鉱業美唄鉄道線の廃線跡です。
この附近は終点常盤台駅構内で支線が相当数有ったのではないかと思いますが…
更に歩を進めまして(訪れる人も少ないのでしょう雑草が生い茂り何処を歩いて良いのかも判らないほどです)
此方のシンボル「竪坑櫓」に向かおうとしたところ…
遥か彼方から…「お父ちゃん~熊だよ!!」の叫び声が!!(驚)
実は女房は廃墟にはあまり興味が有りません(実は怖いのですが…汗)
特にこの場所は我々以外には誰も居ないですし雑草が生い茂り歩き回るのも大変な様子でしたので車内で待たせて居た訳で…
それで車内で待っていたところ…車のすぐ横を熊が通り抜けたと云う訳なんです(滝汗)
何度かKAZの携帯を鳴らしたようですがこんな処ですので電波が無くて…
で、熊が車から少し離れたのを見計らって窓を開けて…「熊だよ!!」と叫んだと(汗)
KAZ的には…「熊は昼間は出て来ない」と思って居ましたし一応熊鈴も持って居ましたし…で「きっと鹿でも見間違えたんだろう」と(爆)
でも相変わらず何処からあれだけの声を?と思う程の大声で叫んでいますので「判ったよ~!」と呑気に車の方に戻ってみますと…
鉢合わせです(滝汗)
画像中央、少し白っぽい葉の木の左側です。
熊との距離は…ゴルフで言えば約50ヤードくらい?(約45メートル)
向こうも気付いて此方を見て居まして…目と目が(滝汗)
正直なところ…ビビりました(汗)
でも意外と冷静でして…目を逸らしたり急に背中を見せて逃げようとすると追い掛けてくると聞いていましたのでまずはガッツリ睨み返す!!
そして手をゆっくりと上げて…此方の姿を大きく見せる!!(爆)
相手は頭の部分が金色、まだ若い熊のようでそれほど大きくはない感じ!!万が一殴り合いになった場合でも勝てる可能性が有るかな~なんてくだらない事を考えたりして(笑)
そうした時間は実際には恐らく1分も無かったのでしょうが自分的には5分以上経っていたような気がします。
熊と睨み合っているKAZに気付いた女房は車のクラクションを鳴らすのですが…熊は動じず(汗)
そして例の何処からその声が…と思うような大声で「熊~!!あっち行け~!!」って
そして熊は車の方向とKAZの方向と交互に睨んだ後にのっそのっそとゆっくりと森の中に消えて行きました(嬉)
流石にその後に見て居ない竪坑櫓を見に行く勇気は有りませんでした(爆)
因みに女房は…その後三日間ほど声が出ませんでした(汗)
必死だったのでしょうね~
その後にこの森林公園を出ますと道路の拡幅工事の予定が有るとかで測量中の若い男性二人を発見!!
「すぐそこで熊に遭遇しました!!」と伝えましたら…「ひえ~此処で三か月以上仕事をしてますが見た事無かったので居ないのかと思っていました」って直ぐに撤収作業に取り掛かっていました(笑)
此方は「沼東中学校体育館跡」
この道路の奥には廃墟好きには超~有名な「沼東小学校」の円形校舎跡が有るのですがまさかの「クマ~」が怖くてこれ以上は…(滝汗)
これは廃線跡ではなく廃道ですかね?
「沼東中学校」跡は廃墟も残っておらず一応公園らしきものになって居ました。
公園内に建ちます「三菱美唄記念館」
開館時間が13時からなのですがその時の時計の針は…まだ12時前(汗)
後ろ髪を引かれる思いですが…この何も無い処で一時間以上の暇潰しは無理と判断し先へ進みました。
此方は「旧落合会館」です。
別名栄町会館とも呼ばれた当時としてはかなりの規模の800名を収容可能な映画館でした。
現在は民間企業で再利用中、残念ですが中を伺い見る事も不可能です。
此方は炭鉱都市我路の街並み…
郵便局の大きさから考えても当時は相当に栄えた町なのでしょうが完全に廃墟の街となっています。
此方にも小学校の廃校跡とか有るようですが…道路が消滅しており近付くことさえ不可能でした(汗)
三菱鉱業美唄鉄道線の鉄橋跡!!
此方は現役で石炭を採掘(露天掘りらしいです)しております「北菱美唄炭鉱」
そして…
三菱鉱業美唄鉄道廃線跡に唯一残る「東明駅」です。
廃線跡はサイクリング道路として整備はされているようですが使っているのかな~(笑)
ホーム跡もしっかり残っています。
結構貴重な車体みたいですね。
観光客が少ない?割にはかなり凄い整備状況!!
勿論静態保存ですが今からでも動かせるのでは?と思えるほどの良好な状態でした。
偶然ですが此方で以前この街に住まわれて居たという方とお逢いしました。
年齢は70歳位でしょうか?息子さんに「元気な内にもう一度!」と札幌から車で来られたそうですが約40年振りに訪れた街は余りにも変わり果てていたそうで「来ない方が良かった」と(涙)
KAZ…「私らは廃墟を見るのが好きで此方に…」とは言えませんでしたね~(滝汗)
と言う事で美唄を後にしまして国道12号線に戻って…
国道沿いにありました手造りパン屋さんで昼食!!
因みにKAZが1個で女房が2個なんですよ(汗)
此方は別腹のおやつ!!(爆)
そして次に向かいましたのは…
新十津川です!!
まずは…
ローカルな博物館ですが…
此方は「出雲大社分院」です。
先ほどの博物館と云い、此方の分院と云い奈良県吉野の十津川から此方に移住されてきました方々は先ほどの樺戸集治監の囚人達の協力もありこの新十津川に入植、開拓をされたそうですがなかなか興味深い資料もあり勉強になりました。
そして…
此方は来年5月を持ちまして廃線となります札沼線(別名学園都市線)の終点であります「新十津川駅」です。
ラストランまであと315日の表示が悲しげ(涙)
1日1本ですので終電と云えるのか?どうか判りませんが…日本一終電が早いとの事(笑)
札幌まで1640円は超~赤字のようです。
此処でも木製電柱が現役!!
近くの病院に併設されております幼稚園の園児さん達が毎日その終電の見送りをして下さるそうです(驚)
最近は「盗り鉄」と云うとんでもない輩も居るそうでこのような看板が被害に遭うのかと…(汗)
昔はこの先、留萌本線の石狩沼田駅まで伸びていたのですが昭和47年にそちらは一足先に廃線。
既に廃線跡には建物が建っていて痕跡は無し!!
錆びて真っ赤な線路が痛々しいですね(涙)
そして次に向かいましたのは…
「上砂川駅」です!!
改めて言わせて頂きますが…KAZは「鉄ちゃん」ではありません(爆笑)
此方はKAZと同年代頃の方ですと記憶に残っているかと思いますが…
日本テレビ系で放送されました倉本聰さんのドラマ「昨日、悲別で」のロケで使われた駅です。
ロケ時のスチール写真とかも展示されていましたがいや~皆さん若い!!
個人的には…「斉藤慶子さん」が好きでしたので…(汗)
駅には列車が2両展示されていました。
駅の方向が??と思っていたら現役時代とは違う場所に移設、方向も90度変えられているようです。
駅前のシャッター商店街…と言うより半分は廃墟(汗)
そして…
此方の建物は「上砂川炭鉱館」です。
興味深い展示物が有るようなのですが…
残念ながら土日しか開館していません(涙)
此方は「敢闘像」(抗夫の像)
戦時中炭鉱で働いていた炭鉱夫達も「我々も職場にて挺身敢闘する」との象徴だったそうです。
炭鉱内で使われていた機械の数々。
自社にて研究開発された機械も多かったみたいですね。
遠くに見えるのはボタ山と炭鉱住宅…
そして…
此方の竪坑櫓は「旧三井砂川炭鉱中央立坑櫓」
まるで現役で稼働しているかのようです!!
1987年(昭和62年)に閉山後財団法人宇宙環境利用促進センターにより地下無重力実験施設として再利用されていましたがそれも2003年には中止、今は廃墟状態のようです。
附近には炭鉱住宅が彼方此方に残っていまして一部は現役で居住中。
此方は上砂川線の廃線跡でしょう。
山の中腹に残るトンネル跡は…砂川駅から分岐して歌志内と結んでいました「歌志内線」の廃線跡です。
そして今夜の宿に到着!!
「道の駅・うたしないチロルの湯」です。
道の駅駅舎は少しスイスっぽいデザイン?(笑)
此方は併設されています「チロルの湯」です。
道の駅と温泉との間にあるサイクリング道路は「歌志内線」の廃線跡(驚)
温泉の後は…
因みに高級ビールは女房殿の方です(汗)
此方の道の駅はガラ空きでしたので駐車場の端っこでつまみ用の焼肉!!
まあ~本来は駐車場内での火気使用はマナー違反ですがガラ空きでしたので…(汗)
この日の行動は…
ほぼ予定通り!!
走行距離は178㎞!!この日は少し走りましたね!!(笑)
続きます!!