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怪盗グルーのミニオン大脱走

 

 午前中仕事して、午後から夏休み中の娘と、渋谷のTOHOにて「怪盗グルーのミニオン大脱走」を観てきました。以前、このシリーズで最初に観た「ミニオンズ」では、開始30分で怖くて映画館を出ちゃった娘ですが、今ではミニオン大好きになってます。笑

 

 今回サブタイトルが「ミニオン大脱走」ですが、ミニオン達はほとんど本筋と関係ない感じで、タイトルには納得できない!最近のブログで良くあるタイトルだけインパクトがある系みたいで、客引きにはいいかもしれないけど、後々残ることを考えるとマイナスだと思うんだけどな。僕はミニオン達のワチャワチャも好きですが、グルーとライバル怪盗の勝負シーンが好きなので、そこはそれで楽しみましたw。

 

黒川哲志建築設計事務所HP:https://www.kurokawadesign.com

 

 

 

 

 

ウルトラマン商店街

 

 

 住宅の改修工事の打合せで、小田急線の祖師ヶ谷大蔵駅を利用。駅を降りてまず気づいたのは、電車の接近メロディがウルトラマンでした。懐かしいなー。でもなんでだろう?と思いながらエスカレーターでホームから改札に降りると、構内の柱にウルトラマンのポスター、改札を出ると駅前にウルトラマンの銅像、そして駅前商店街の名前は「ウルトラマン商店街」、外灯のデザインは、ウルトラセブンのメガネ。

 元々ウルトラマンを産んだ円谷プロの本社が砧にあり(今は渋谷に移転)、「ウルトラマン発祥の地」と呼ばれているそうです。他にも色々とウルトラマンのモチーフが散在しているそうなので、今度探してみようw。

 

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パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊

 

 娘を連れて、府中のTOHOシネマズへ。「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」を観ました。ここの所テレビで全四作を放映されていたのを観て、予習もバッチリ。

 

 今回で五作目、主人公のジャック・スパロウは相変わらず、というかダメさ加減がドンドン増して行っていますw。ヒーローにはウィル・ターナーの息子ヘンリー・ターナー、彼が父にかけられた呪いを解くために「ポセイドンの槍」をジャックと一緒に探しに行くというストーリー。「魔の三角海域」とか、小学生の時「ドラえもんのび太の海底鬼岩城」で知ったミステリースポットに不死の軍団が現れたりと、相変わらずの強引でご都合主義なストーリーですが、映像は迫力があり引き込まれました。

 

 英語でのサブタイトルは「Dead men no tales」。「死人に口なし」と訳せそうですが、海賊の世界では「秘密を知るものは殺しのが安全」という意味で理解されているそうです。相変わらず生き残ったジャック・スパロウ、復活したデイヴィ・ジョーンズ、ジョニーデップは第六作の契約書にサイン済との話もありますが、次回作が楽しみです。

 

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【本】動的平衡2 ~生命は自由になれるのか~

 

今年の28冊目。

「動的平衡2~生命は自由になれるのか~」著:福岡伸一

 

 福岡ハカセの本はこれまで何冊か読んできましたが、生物科学の話を美術や音楽と絡めて説明する感性が好きです。この本は前著「動的平衡」と同じテーマで書かれたものですが、「生命は自由になれるのか」というサブタイトルの通り、ある種の自由さ、ルーズさ、遊びがあるからこそ生命は生き延びて行くことが出来る、恒常性が保たれるという仮説を説明されています。

 これを自分の専門である建築インテリアデザインに寄せて考えてみると、どんなに美しい空間でも変化に対応することの出来ない空間は生き延びることが出来ません。住宅であればライフスタイルやステージの変化に伴い必要な家具や道具も使い方も変わってくるし、オフィスであれば従業員数や仕事の形態に柔軟に対応することが求められます。店舗であれば客に飽きられないよう小さな変化を常に続けることが大切な要件でもあります。そのような包容力のある空間をどう作ることが出来るか、これから「動的平衡」という言葉を使って考えてみよう。笑

 

 

 

 

 

 

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AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲展

 

 

 パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲」展を観ました。深澤直人は言わずと知れた現代の日本を代表するプロダクトデザイナーの一人で、国内外のメーカーから沢山の作品を出されています。なんと今回が国内初の個展だそう。

 

本展覧会タイトルである「Ambient」とは直訳すると「環境」ですが、深澤はこの言葉を「周囲」や「雰囲気」と捉えています。深澤は、環境からものの輪郭を導き出していますが、それはつまり、その環境が要請したもの、そこにあるべきものを生み出すことなのです。そのようにして生み出されたものがその場所に投じられることによって、ものと空間が相互に作用し、はじめて「いい雰囲気」が醸し出されるのです。本展覧会では、その「いい雰囲気」を醸し出すことを実践しています。深澤がデザインした「もの」は、生活の中で使用されることにより、さらにその周囲の空気をもデザインすることになるのです。

公式HP展覧会概要より)

 

 

 会場の最初においてあるのが、マルニ木工から販売されている椅子「HIROSHIMA」。Yチェアに比肩するようなスタンダードを目指す、と販売当初語っておられたが、「生活のスタンダードを目指す」ということが深澤さんのものづくりに対するスタンスなのだと思います。

 

 

 パナソニックから発売されている「モディファイ スフィア」。球形の照明器具を考えた人は、きっとまん丸の物体が発行している状態を創造したに違いない。でもこれまでの製品は口金の部分だけは発光するのが難しかった。その思いを継承しつつ「modify=修正する、(少し)変更する」ことにより定番を作っていく。これもまた深澤直人のデザインの在り方を示しているようです。

 

 

 B&B Italiaより出されているshelf。人造大理石による薄い板による造形。中央の縦板が僅かに斜めに振れているのが普通さの中にゆらぎを生み出しています。

 

 

 パナソニックのシステムキッチン「リビングステーション」。人が囲める幸せなキッチン。

 

 

 無印良品のトースター。商品説明ではなく深澤さんの思いが書かれているのが良かった。

 

 

 携帯電話などなど。auのinfobarは昔流行ったな〜。

 

 

 最後にLAMYのボールペン「NOTO」。会場を出てから銀座伊東屋まで歩き、買って帰りました。先日サーキュレーターを購入したときも、いくつかある中から深澤さんがデザインしているプラスマイナスゼロのものを選びました。プロダクトを選ぶ時に家の中に置きたいと思えるもの、置くことで空間と調和するデザインをしなくてはと日々の仕事でモヤモヤした頭の中がすっきりとした気がしました。

 

 

 

 

 

 

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