さて、算数を楽しめるようなるにはどうしたらいいか。
今回がこの連載中で一番書きたかった内容かも知れません。
↑最近②というのも出ました!
「少し易しめの級を与えたら」というところにポイントがあり、楽しく取り組めるには自力で7〜9割解けるくらいの「適度な難易度の問題を与えること」が何よりも大事です。自力で解ける問題がほとんどない難し過ぎる問題集も、逆にあまりにも簡単過ぎる内容(難関中学受験生にとっての多くの公立小学校の算数の授業のような・・・)も、どちらも苦行になります。
そしていきなり立ち向かうと難し過ぎる問題でも、間に丁寧なステップをはさんで少しずつ難しくなっていけば自力で乗り越えられるものです(←公文のコンセプト)。本当は、そんなふうに自分が楽しく学べる「自分のペース」で下から積み上げていくというのが、一番楽しく学べる方法だと思います。
(しかし5年になってから算数ではかなり自立し、最近ではかなり手が離れてきたと感じています。)
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とは言え、この「楽しめるペース」は発達段階の影響(←個人差大!)がかなり大きいと感じています。「中学受験のかなり速いペース」と「楽しめるペース」の乖離が大き過ぎて、早めの準備とかだけではどうにもならないことも往々にしてあるでしょう。
我が家ではまだ、長男に続いて下に次男、三男もいますので、この先いろいろな受験を経験することになりそうです。「楽しめるペース」と塾のペースの乖離が大き過ぎる場合は、大事にすることに優先順位をつけて、何かを選択をしていかなければなりません。
私は、先を見据えると本人が楽しく継続的に頑張れるペースで頑張っていくことが何より大事という確信を持っていますので、その場合は楽しく頑張れることを優先した中学受験や、中学受験を見送って高校受験ということも普通に選択肢にすると思います。
私自身は中学受験を経験せず、小学生の頃には机での勉強なんてほぼゼロで、生活の中で極めてマイペースに楽しく学んできました。
むしろそのことが高校生の頃に自分の意志で頑張れて、その後も今に至るまで前向きに努力を続けられていることにつながっていると感じています。
そのため、「中学受験をしなければ××(何かマイナス的なこと)になってしまう」というような脅迫観念はありません。
今後も、子どもたちが楽しく学べることを何より大事にしたいです。
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さて、最近では「問題選び」をサポートの中心にしていますが、問題を選ぶ際には難易度だけでなく、問題の質にも気を配っています。
その当たりも含め、もう1回分くらいこの連載は続きます。
お付き合いいただける方だけ引き続きよろしくお願いします。