先日、長男に「(次男)はどうやったら(長男)みたいに算数が好きで得意になるかな?」と質問してみたら、
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「パパが教えれば大丈夫だよ」と言われました。
長男の場合には、私の方針や日能研という塾が、長男の性格や気質にフィットしたという側面もかなりあると感じています。
性格も気質もだいぶ違う次男の時には、また反応を見ながらカスタマイズが必要でしょうが、現時点の考えを整理しておこうと思います。
私の方針は、小2の終わりに長男の算数を見てあげ始めた頃から一貫していますので、内容としては過去にも書いてきた話ばかりかと思いますが、学年が上がるごとにその思いが強くなった部分も多いです。
異論は大いにあるでしょうが、個人の一意見ですのでご容赦下さい。
①計算力をしっかり鍛えておく
これは一番の土台となる部分です。計算にストレスを感じるようでは思考に脳のリソースを割けず、楽しめるようにはならないでしょう。
中受算数は、計算力だけをとってもかなりのレベルを求められます。
「電卓を使ってよければやる気になるんだけど・・・」とか「やってもやっても途中で計算ミスをして答えが合わない・・・」ということだと、それだけで算数の勉強が苦行になってしまいそうです。
とにかく、計算は「息を吐くように」できなければなりません。
計算力が高いと、先生が言ったことなど、色々なことを頭の中で瞬時に自分で試せるので、授業の理解や定着も早くなります。
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ということで、計算力を入塾前に鍛えておくことは極めて大事です。
計算の訓練的なことをやるよりも思考力系のドリルに取り組む方が「なんか頭が良くなりそう」「高尚な教育をしてあげている感じがする」と感じてしまうのは確かですが、低学年でできる思考力のトレーニングなんて、後で5、6年生がやること、やれることと比べたら本当にたかが知れています(よくも悪くも、後でどうにでもなります)。
これは脳の発達段階によるところが大きいので、「だから少しでも先取りを」ではなく、「だから後ろにいくほど頑張れるような、楽しく続けられるペース配分を」ということが大事だと思います。そして計算力次第でかかる勉強時間も大きく変わってきますから、5、6年で効率よく頑張れるためにもまずは確固たる計算力!
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計算力の鍛え方としては、そろばんでも公文でも百ます計算でも山本塾ドリルでもその他の市販ドリルでも、何でもいいでしょう。
それぞれ、少しずつ鍛えられる領域がずれているので、
複数の方法で鍛える方がより強いかも知れません。
我が家は長男
も次男
もそろばんと公文の両方です。
過去に何度も書いてきましたが、
そろばんはあるレベルまでやり切れるならとても良いです。
計算力にとどまらず、集中力や処理能力なども一緒に鍛えられます。
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②分からないことは徹底的につぶす
理科や社会ではある程度単元ごとに独立性があり、「生物は苦手だけど物理は得意」とか「近現代史は苦手だけど戦国時代は得意」などということがあり得ますが、算数では各単元の考え方が密接に相互に関わってきます。ですので、分からない部分を残さずに下から隙間なく積み上げていかないと、なかなか高く積み上がりません。
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そして「よく分からないから“解き方”を暗記しちゃおう」という方法に安易に流されず、しっかりと腹落ちするところまで落とし込めるかも大事だと思っています。
入試が近づいてきたら「解き方を覚える」ようなことも必要になるでしょうが、早い段階でこういう姿勢を習慣にしてしまうと、せっかくの中学受験が大学受験まで見据えた時にむしろデメリットになることも考えられます。
最難関国立大学で求められる数学の力は、"解法の単純暗記"の延長線上にはないですし、何よりその方法では本質から離れていき、「面白さ」を感じにくい勉強になっていくからです。
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3、4年生の少し時間があるうちは、自分の頭で試行錯誤してみることも大事にしつつ、いかに納得感をもって土台をきっちりと積み上げるか。それが後で算数を楽しめるかどうかに効いてきます。この面において、導入が丁寧かつ本質をついている日能研の教材は、我が家の方針ととても相性が良かったと感じています。
ここまでは前提のような部分で、本題はむしろここからなのですが、
長くなってしまったので、今日はここまでにします。
書き切るには、あと2回くらいの連載になりそうです(笑)
お付き合いいただける方だけお願いします。