WEB柔整国師対策ブログ 【寺子屋】 -193ページ目
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8月17日 柔道整復学

今日は骨盤骨折についての問題でした


まずは解説
解説 腸骨への直達外力で骨折が起こり、骨折した腸骨翼骨片は内・外腹斜筋、腰方形筋によって上方へ転位する


骨盤の骨折の要約点


1)腸骨翼単独骨折(Duverney骨折=デュベルニー骨折)
  内・外腹斜筋腰方形筋の作用で外上方へ転位
  棘果長は延長(転子果長は正常)


2)恥骨単独骨折
  腫張や皮下出血は恥骨上枝骨折では鼠径部にあらわれる(男は陰嚢にも現れる)
  合併症
   恥骨結合離解、尿道損傷


3)坐骨単独骨折
  ハムストリングスの作用により下方へ転位


4)仙骨単独骨折
  単独骨折・・・横骨折 (骨折線は発生から考えて横になる=前方骨盤腔に転位することが多い)
  骨環骨折・・・縦骨折


5)尾骨単独骨折
  前方へ転位が多い(入り込む=直腸損傷に注意)


剥離骨折の部ではこちらを覚える!


1)腸骨稜剥離骨折 ⇒ 身体をねじる(外腹斜筋)⇒ 野球の素振り

2)上前腸骨棘剥離骨折  ⇒ 股関節最大伸展から股・膝の同時屈曲がおこった(縫工筋、大腿筋膜張筋) ⇒ 短距離のスタート

3)下前腸骨棘剥離骨折 ⇒ 大腿直筋の急激な収縮(大腿直筋) ⇒ サッカーのキック

4)坐骨結節剥離骨折 ⇒ 体幹前傾から急に股・膝を伸展(ハムストリングス) ⇒ 両下肢の急激な外転(大内転筋) ⇒ ハードル・チアリーダー

5)恥骨結合部剥離骨折 ⇒ *恥骨炎・骨膜炎との鑑別が必要


8月17日 生理学

今日は遠位尿細管についての問題でした。


解説
1-3:レニンはアンジオテンシノーゲン(体の中に塩分と水分を貯めこむ働きをする)をアンジオテンシン?に変え、そして変換酵素によりアンジオテンシン?となりアルドステロンを産生・分泌を促進する
4:腎臓の集合管で水の再吸収を促進する
5:鉱質コルチコイドで副腎皮質球状層で合成・分泌される



腎臓に再吸収されるものを下記に

★ 近位尿細管 ⇒ ナトリウム・水・Cl・ブドウ糖
★ 下行脚 ⇒ 

★ 上行脚 ⇒ ナトリウム
★ 遠位尿細管 ⇒ 
ナトリウム(アルドステロンによる
★ 集合管 ⇒ 水 (バゾプレッシンによる


番外として腎臓の通り道!


糸球体 ⇒ ボーマン嚢 ⇒ 近位尿細管 ⇒ ヘンレループ ⇒ 遠位尿細管 ⇒ 集合管 ⇒ 腎杯 ⇒ 腎盂 ⇒ 尿管 ⇒ 膀胱 ⇒ 尿道


腎小体 = 糸球体・ボーマン嚢
腎単位(ネフロン) = 腎小体+尿細管


解剖なのでしっかりと復習しておくこと!


8月17日 解剖学

今日は錐体路についての問題でしたのでこちらを。


錐体路は2つに分かれます。


・皮質核線維【皮質延髄路】






= 運動領野(中心前回)から起こり、内包・大脳脚・橋を経て延髄の錐体に達する
ここで大部分の線維は交叉して反対側の側索を下行して前角細胞に終わる!


一部は同側の前索を下行し、白交連を通り反対側の前角細胞に終わる


運動野⇒(内包)⇒(皮質核路と同じ経路)⇒(延髄下端の錐体交叉で、外側皮質脊髄路<側索>と前皮質脊髄路<前索>の2経路に分かれる)


錐体路障害が起きると下記のような症状が



★深部腱反射の亢進
★病的反射の出現
★痙性麻痺(筋緊張亢進)
★足クローヌスの出現

・皮質脊髄線維【皮質脊髄路】
運動野⇒(内包)⇒(中脳の大脳脚)⇒(橋腹側部)⇒(延髄錐体)
= 運動領野(中心前回)の皮質第5層の巨大錐体細胞から起こり、脳幹を下行し、同側と反対側の脳神経の運動核行く。
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