ハイジの退屈日記 パリ・東京 -65ページ目

愛しの映画 「トスカーナの休日」

私は地が脳天気で、妙に楽観的なので

気がふさいだり、暗い気分になったり、ということがあまりないのだが

たまにそういう時があると

見たくなる映画がある。


大大大好きな映画、

「トスカーナの休日」

原題Under the Tuscan Sun.

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ストーリーが、とてもリアル。

全ての話の展開において

こういうことって、きっとある、いや、よくある!

と確信する。


おそらく、全く逆の印象を抱く人が少なからずいるとも思うが

私は声を大にして言いたい!

とてもリアルにありそうなストーリーです!


なお、同名の小説が基になっているが

トスカーナに思いがけず家を買って、地元に馴染んでいく、という

ざっくりな大筋だけが同じだけで

テーマや趣旨は全く違うと思います。


本も面白かったが、むしろ

紀行文ないし海外生活の紹介に近く

映画のように

孤独で最悪の状態にいる女性が、海外でひとり苦闘しながら自分を取り戻していく

といった趣旨は全くない。


主演はダイアン・レイン。

典型的美人ではないけれど

チャーミングな等身大の女性の感じ。

「運命の女」(原題Unfaithful)の演技は

凄まじい体当たりで、表現力が豊か。

それ以来好きになりました。

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で、「トスカーナの休日」の

どこがリアルか、というと。


夫の浮気で離婚することになった作家の主人公が

サンフランシスコの家を夫に明け渡し

離婚独身者用のアパートに住んでる様子。


親友の計らいで参加したトスカーナへのツアー旅行にて

所在なげな一観光客としての様子。


そこで偶然の一致が重なるという

「サイン=兆候」に導かれ

トスカーナの山の中にある築300年の家を買ってしまう展開。

ここなんて、物凄くありがちだと思う。


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そして悪戦苦闘しながら

築300年の家をリフォームしていき

(雇った職人がポーランド人の素人3名というのもありがちだなあ)


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孤独や無聊

自分の進んでる方向に対する疑問

などに時に襲われ、情緒不安定になる様子。

でもなんとか日常をこなしていく様子。

そして、そんな中

まわりの人との交流を深めていく様子。



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冴えない気分の転換のために奮発して

ローマへ出かけて

そこでイタリア男にナンパされるくだり。

イタリアで1人ウロウロしたことのある女性なら

ものすごくアリ、と感じる展開でしょう。


で、遠距離擬似恋愛に発展し、あっけなく終わる、という

この展開など、ユニバーサルにリアルだと思います。


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そんなこんなで

年齢不詳・謎のイギリス人女性に刺激をうけたり

親友が一緒に住み始めて出産するやら

ティーンエイジャーの恋愛に関わる羽目になったり

いろいろと日常的なプチ事件があるわけですが

どれもこれも、なさそうで、実はありそうな出来事と私には思えます。


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最後はもちろんハッピーエンド。

うん、しかし、この最後の「出会い」については

ちょっと出来過ぎてるなあ、と唯一思われるところかな。


1人の海外生活での孤独などが

手に取るようにわかるがゆえに

また

この先私はどうなるんだろう、という

独身生活の長い女性が抱く、将来に対する漠然とした不安について

知悉しているだけに

この映画の展開が

ものすごくリアルであることを「知っている」。


主人公には心から共感するし

ストーリーの展開にしたがって

前向きな気分になって、励まされる。


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幸せって、こういうことなんだろうなー

と最後にはしみじみと思わせてくれる

心温まる映画です。


やはり映画は

芸術性の高さなど、異なる意味があるものは別として

人生の意義を考えさせてくれて

前向きな気分にさせてくれるものが好きです。



夢のSLの旅:SLばんえつ物語号

今月初めに

夫の郷里である新潟で

蒸気機関車に乗って来ました。

その名も「SLばんえつ物語号」!


この「C57 180」号は1969年には一旦廃棄されたものの

1999年に観光振興の一環として復活したそうだ。

春から晩秋にかけての週末のみに走っているみたい。

区間は新潟-会津若松で

一日一往復。

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このロゴ、赤いSLのイラストが可愛い。


何を隠そう、

蒸気機関車にはずっと乗ってみたいと思っていたのだった。

「鉄子」とは程遠く、電車に特に興味をもってるわけではないが

なんだかやはり

蒸気機関車ってワクワクする。


たぶん小さい頃に読んだ

「きかんしゃ やえもん」のせいだと思います。

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これでピン、と来る人は同世代。

最近はむしろ「機関車トーマス」でしょうかね。

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蒸気機関車は

純粋な幼い子供だったことのある大人の

ノスタルジーを揺さぶるのでしょうか。


さて、夫と私は

11月最初の土曜日に

夫の実家のある新潟の「五泉駅」から

憧れのSLに乗車した。


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おおっ、汽笛が聞こえてきたと思ったら

駅に入ってきた!

モクモクと排出される黒煙に

「本物だ!」と

ちょっと感想が情けないが

ワクワク感が高まる。


座席は全席指定。

紅葉の最盛期ではなかったため

前日でも席は買えて

実際あまり混んでおらず快適でした。


レトロな感じの社内インテリア。


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車掌さんはイケメンでフレンドリーでした。

それが結構有名(売り)みたい。

写真を撮れなかった意外と乙女の私。


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阿賀野川に沿って走るため

ゆったりとした川と山の風景が楽しめます。


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ぼちぼちと紅葉も。


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ザ・田舎の眺め。


しかし、蒸気機関車の旅は、やはりなんといっても

汽笛の音がいいね。


トンネルを通過するときなどに鳴らすらしいが

この「ぼっぼーーーーー」という音を聞くと

「鉄男と鉄子」の気持ちがわかるような気がする(?)。


彼らの夢が、もし列車の運転手になることであれば

きっとSLの運転手になることが

最高峰の夢であって

さらに、この「ぼっぼーーーーー」を鳴らすことが

彼らの最大の悲願ではなかろうか。


なんてことは、全くないかもしれません。


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列車は、途中「津川」という駅で停車して

石炭をくべやすくするための「かき寄せ」作業がある。


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力仕事する男性はかっこいい。

乗客が、パシャパシャ写真を撮ったり

おお、煙い、黒くなる、とはしゃいだりしてる間に

ザクザクと作業する人員、ざっと7,8名か。


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そして、わざわざ駅構内2階の渡リ廊下に登って

上から写真を撮るチャラい私。



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いや、ほんと、

こんな黒煙、火事くらいでしか見られないような(?)。

石炭を燃やした煙って

こんなに真っ黒なのね、と当たり前のようなことを実感。

夫の履いてた白いジーンズは黒く煤けた。



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子供の頃抱いた

「SLってかっこいい!乗ってみたい!」

というワクワクするイメージは、

いったいどこから来るんだろうか。


ヘッドの円形が「やえもん」や「トーマス」になるくらい

「顔」のようで親しみやすく

しかも、黒くてゴツイ胴体と

ぼっぼーーーーーという汽笛、モクモクと吐出される黒煙が

「できるヤツ」

みたいな印象を

子供にさえ与えるんだろうか。


そう考えてみると、確かに

愛嬌のあるマスクと逞しい身体、

まっしぐらに突き進み、時々威勢よく気炎を揚げる、なんて

典型的ヒーロー像かもしれない。

平原を駆け抜ける馬賊のイメージ?


夫ペーターは

この「SLばんえつ物語」のロゴマークの

(ふたたび↓)


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赤いイラストの列車の間に立つ少年のシルエットをみて

「これって僕みたい」と言い、

駅のホームで突然、自分の名前にひっかけて

「ヨシュポポ、ヨシュポポ、ポッポーーー、ポッポーーー!」

とニコニコしながら叫び始めた。


もうすぐ53歳になる、夫ペーター

知恵遅れなどではありません。

典型的ヒーロー像とはあまりにもかけ離れるが

私はかなり好きです。


冬のパリ生活を懐かしむ

東京もいよいよ寒くなってきました。


ひんやりとした空気の中で

近所の公園を

いつものようにウォーキングしていると

耳が痛くなってくるようになりました。


そんな時、ふと、パリの冬の生活を思い出し

寒い曇り空の下、セーヌ沿いのカフェで

ヴァン・ショーを飲むなんていいなー

などと懐かしんだりします。


パリの冬は

とにかく暗い、という印象。

真冬では1日18時間くらいは夜のように暗く

日中でも曇り空が多く

確実に!憂鬱な気分になります。


しかし、こうやって離れてみると

「喉元すぎれば熱さ忘れる」というんでしょうか

「隣の芝生は青い」というんでしょうか

パリの冬も悪くないよなー、という気がしてきます。


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やっぱり

うちの近所の公園とは全く比べものにならない

瀟洒なルュクサンブール公園からの眺め。


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商店街、といっていいんでしょうか、

パッサージュも大人な感じで

洗練されてます


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今は栗の季節なり。

マルシェには冬の野菜がどっさり出てるでしょう。

また、メトロの駅を出たところで

焼き栗売りが立ってる頃でしょう。


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寒くても

あくまで屋外での読書に固執する人々。


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雪も降ります。


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そして

家の中なのに、冬はいつもダウンジャケットを来て

ピアノの練習をする夫ペーター。


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そうだった

あの夫の家は、冬めちゃくちゃ寒いのであった。

陽が入るという利点はあるが

家が3方窓ガラスで囲まれており

やはり冬の暖房効率が悪い。


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やっぱ、寒いのイヤかもー ヽ(;´Д`)ノ