諸事情で自己破産しました。
浪費やギャンブルではありません。
40代夫婦共働き5人家族の家計記録です。
夫、妻、子3人、ネコ、イヌ、ネコ。
自己破産したのは妻(私)です。
20代後半から30代前半の頃のお話です。
出産を機に正社員を辞め、専業主婦を経て、また正社員として働いていました。
共働き正社員、子供もいて、住宅を買うならいまだ!と分譲マンションを購入しましたが、ワンオペと業務変更により疲弊していく日々…
子供が熱を出せば私が早退、休み、と、上司に伝えるのは常にストレスでした。
「すいません、子供が発熱したので早退します…」
「すいません、子供の熱が下がらないので今日は休みます…」
もちろん、いいよ、と言われます。
またですか?という態度をされてもされなくても、私が1番、またかよ!と思っているのです。
そして、申し訳ない気持ちと、自分ではどうしようもない事へのジレンマでストレスが溜まっていきます。
私の仕事は代わりの誰かがやってくれるのも申し訳ないし、業務担当が変わりミスも増え、ワンオペで家は荒れるし、息子はどんどん成長し、嬉しい反面、男の子のやんちゃさは本当に手がかかり、負のスパイラルへどんどん落ち込んでいきました。
息子が熱を出せば私にも感染し、自分は辛くても息子の世話はしなければならず…
そういう時に限って夫は忙しくていないし、子供って具合悪くても元気だったりするんですよね。
そしてどんなに休んでもバカ高い保育料は安くなるわけもなく。
勿体無いと思ってしまうのです。
その頃住んでいたマンションは、駅まで徒歩15分ほど。
勾配のある道をベビーカーを押して駅まで行き、駅近の無認可保育所に預け、満員電車で通勤。
帰りも同様、ベビーカーを押して帰るのが苦痛で苦痛で、息子は大人しくしていないし、歩きたがるし、スーパーでの買い物は息子がチョロチョロするので周りに謝りながら慌てて買うし、ベビーカーあるのに「だっこぉ〜」って泣くし、抱っこすれば寝ちゃうし。
ベビーカーに買い物袋を乗せて押しながら、眠って重くなった子供を抱えて勾配のある道を15分歩くのは、何かの修行なの?という感じでした。
家に着く頃にはぐったり。そして家に着くと息子はパッチリ目が覚め、元気満々。
ご飯作りたくない
洗濯したくない
掃除したくない
仕事行きたくない
なにもしたくない
そんな事ばかり考える毎日で、夜になると涙が勝手に出てくるのです。
仕事の事、息子の事、悩みと不安が大きくなり、朝が来るのが怖くなりました。
月曜の朝、会社に行きたくなくて、息子が熱を出してたら休むのに、なんて事を考える自分が怖くなりました。
仕事を辞めたい…と何度も思いました。
でも、また働きたいと言い出したのは自分なのに、大変だから辞めたいなんて身勝手過ぎる。
会社にも迷惑かけるし。
住宅ローンは夫名義とはいえ、共働きじゃないとこの先厳しくなるのは目に見えている…
そう簡単に辞める事など出来ず、日々が過ぎていきました。
夜はなかなか眠れず、涙が勝手に出てくるのを夫にバレないよう声を出さずに、涙を拭うと目が腫れてしまうのでタオルを軽く当てて朝が来るのを待っていました。
そして、その日がやってきました。
何かきっかけがあった訳ではありません。
ある日、いきなり限界が来ました。
続きます。
↓つづき