【26年2月7日&14日 追加情報:東京39市町村職員採用情報サイト】

以下で紹介した、東京39市町村合同説明会(2/16開催)は、1月31日参加申し込み締め切りでしたが、本日(2/7)時点で、後半は定員に達していない。また、技術職・専門職の個別相談会は前半/後半とも空いているようで、下記ページからリンクする申込フォームから、申し込みができました。→2/13 受付終了したようです。

 

ただし、2/16のイベントに参加できなくても、下記のサイトで、各自治体の紹介や、「採用情報検索」(募集前/募集中、応募終了も含むすべて等、選べます)ができますので、調べてみてください。もちろん、イベント参加者もね。

 

ちなみに、2/7時点で「募集前/募集中」の「技術職」は24件、やはり土木・建築系の募集が目立ちました。

 

(0)序

P:  年明け早々に、「東京39市町村の職員採用合同説明会」開催のニュースが飛び込んできて、ひとまず下記ページで速報しました。

 

Z: 上の記事では、ちょうど八王子市の技術系・採用方法について話題にしてまして、今回の説明会は

  2月16日(月)

  八王子市駅近くの「東京たま未来メッセ」

で開催されるんですね。

25年夏に、「夏の陣」の記事タイトルで、東京・多摩地区20市合同の採用説明会についてPさんと話題にして、

なんとなく次は来年度かな~と思ってたら、半年後にしかも規模を拡大して開催されると!

P: それだけ、自治体の人材採用についての危機意識が強いんでしょうね。

今回は、(1)でこの「東京39市町村の職員採用合同説明会」について紹介しますが、(2)では長崎県・長崎市職員採用サイト「ナルホド わからん」を取り上げます。

このサイト内の長崎市からのメッセージで

『全国的に人材獲得のための競争が激しくなっている時代、実は、長崎市役所も受験者数の減少を感じています。
<中略>
長崎市職員として働く魅力はふんだんにありますが「公務員」として一括りにされがち。
もしかしたら「なるほどわからん」状態で止まっているのではないだろうかと思うのです。』

とありまして、

  とにかく、まずは公務員の仕事を、長崎市を知ってほしい!! 

という思いがあふれていました。

(1)東京39市町村職員採用合同説明会

P: 1/9時点で紹介ページが見当たらない市町村も多かったですが、1/5いちはやくページを公開していた府中市のページが下記です。

 

Z: 夏の20市合同説明会は、1,2部各300人の募集定員でしたが、 今回は前半、後半700人ずつですか。※1
P: 募集人数は増えましたが、参加自治体も増えたのと、理系の就職先の選択肢として、技術系公務員もあることがひろまりつつあると思いますので、1/31が申込締め切りですが、とにかく早めに申し込むことをおすすめします。

Z:今回の説明会の「個別相談会」の対象が、

  ・技術職…土木、建築

  ・専門職…保健師、保育士

で、機械・電気職は対象外なんですね。

P: たとえば、清瀬市などは、何期かにわけて募集をしていますが、最後まで募集していたのが、保健師と土木・建築でした。

今回の説明会の対象は、「公務員として働くことに興味のある方」ですので、土木・建築学科の1,2年生の方も、まずは申し込んでみては?

※文末に注記

(2)長崎市職員採用サイト「ナルホド わからん」

 
Z: 市役所の仕事について、動画や職員へのインタビュー、職種図解ページなどで、具体的に分かりやすく紹介してくれていますね。
そして、職員インタビューページのツートップが、土木と建築…長崎市もですか~。
P:  とくに、長崎市は世界文化遺産の、
 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
 「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」
を抱えているという事情もあると思います。
おなじように、文化遺産の多い市町村なら、土木と建築のみなさんの活躍の場はとても広いはずです。
Z: それと、特集(なるほどわからん特集)に、長崎大学の写真部や漫画研究会の学生さんとコラボした記事がいろいろ載っていまして、学生目線での紹介記事は、ぼくも専攻分野は違いますが、大学の先輩/後輩の会話を聞いているみたいで、なつかしく思いました。
P: これまでも就活Sシリーズで、民間企業の採用の工夫などはいろいろ取り上げてきましたが、全国の自治体も、採用の「戦略」をあれこれ考える/考えざるをえないようになってきたといえます。
実は、この年末年始・「東京都」の技術系採用についてチェックしていまして、年明けにはZくんとまた話そうかと準備中でしたが、年頭に(1)の東京39市町村「合従(がっしょう ※2)」の動きがありましたので、「東京都」の採用戦略についてはまたの機会に。
 ↓ 26年2月追加しました

※1 東京都の自治体は、23特別区(千代田区などですね)、26市(東京の西部、多摩地区に所在)と13町村(小笠原村など島しょ部も含まれます)で構成されています。

※2 合従策(がっしょうさく)とは Google AIの文を短く編集

『「合従」とは、中国の戦国時代に、強国・秦に対抗するため、南北に連なる諸国(燕・趙・韓・魏・斉・楚の六国)が同盟を結び、連合して秦に立ち向かった外交政策を指します。

「連衡(れんこう)」と対になる概念で、「合従連衡」は、現代では状況に応じて複数の勢力が結びついたり離れたりする駆け引きや戦略全般を意味します。 』

東京の自治体ですと、23区という強力なライバル(秦?)に対して、今回39市町村が共同で対抗するという構図ですね。

【写真・画像】①提供:Pixabay 

②筆者撮影の立川市・多摩モノレール風景写真 を、生成AIで「キース・へリングの著作権に配慮」して加工。

「キース・ヘリングのスタイルを参考にしつつ、独自の構図と表現で仕上げたポップアート風の都市風景です。太い黒線、鮮やかな原色、抽象的な人物や幾何学模様を用いて、オリジナル性を保ちながらもエネルギッシュな雰囲気を演出」(Copilotのコメント)

③提供:Pixabay "大浦天主堂”

【BGM】

Z選曲:離婚伝説 「ステキ!!」

P選曲:岡村和義(岡村靖幸・斉藤和義) 「少年ジャンボリー」

(1)再始動―備えあれば憂いなし ※0

P: 2025年宅建試験を受験したSさんが、「住み替え」に必要な知識に絞って、宅建の再勉強をスタートしました。 ※1

宅建試験合格は目指さないということで、シリーズ名を「宅建t」に変えましたが、宅建試験の知識の中で、筆者のような賃貸住まいの方や、Sさんのように自宅の売却・新居の購入を考えている方に役立つ情報、とくにトラブル防止情報を、提供していく予定です。

S:トラブルといえば、最近の消費者トラブルのなかに、「据置型Wi-Fiルーター」についての事例がありました。

とくに、70歳以上の方からの相談が増えているみたいですね。

P: 上の事例だと、

 業者に問題あり…(例)

 ・通信速度について、消費者に誤解を与えかねない説明がされている。

 ・電話勧誘において、契約前の説明書面が交付されないまま契約している場合がある。

 利用者にも問題あり…(例)

 ・スマートフォンの使い方を聞きに行っただけなのに、よくわからない箱を2つ渡され、2台分の据置型Wi-Fiルーターの契約をさせられていた。

事例のタイトルにもある、「実質無料」は、WiFiルーターを購入する代わり、月々の通信料から一定金額、たとえば3万6千円の本体なら、月千円の機器分割引が3年で実質無料になるわけですよね。

これをたとえば1年で解約すると、2万4千円分の端末代金残額が請求される…ということで、筆者はスマホ端末で同じような「実質無料」サービスを利用中ですが、このしくみを業者がシニア向けにいいかげんに説明すれば、トラブルにもなりますね!

S: このケースだと3万6千円ですが、住み替えの不動産取引だと、少なくとも1000倍(3,600万円)です。

いいかげんな業者にも問題はありますが、家を売る/買う客側にも、ちゃんとした知識がないと「よくわからない箱を渡され、契約をさせられていた」ということになりかねません。

ちなみに、家の売買のときは、さすがに高額ですので宅地建物取引士が、契約前にしっかり契約書面の説明をしなければならないことが、宅建業法(宅地建物取引業法)の35条に定められています。※2

P: いまさらなんですが、「宅地建物取引士」というのが、「宅地建物取引士資格試験」に合格された方なんですよね?

S: 厳密にいえば、宅建試験に合格→都道府県知事に登録申請→宅建士証の交付を受けた方が、「宅地建物取引士」です。※3

この手続き等も、宅建業法に定められていて宅建試験の出題範囲ですが、これからの宅建tシリーズでは触れる予定はありません。※4

ただし、今回(25年)宅建試験を受験してみて、こういう試験を突破した宅地建物取引士のみなさんと、気持ちよく自宅売買のおつきあいができるよう、こちらも準備しておく必要があると思いましたので、新たに宅建tシリーズをはじめます。

最初は、1~3月に移動が多い賃貸物件について取り上げる予定です。

P: 筆者も、前シリーズ(宅建T)が、民法からいよいよ借地借家法の解説に入る寸前で、Sさんが受験勉強期間に入られて残念でした。

今年(26年)はまだ引っ越す予定はありませんが、契約更新時の更新料とか、家賃の値上げとか、気になることはいろいろありますから。

 

(2)2026年の基本テキストは「らくらく宅建塾」

P: 新シリーズでも、基本テキストを使うんですね。

S: 過去2年は、宅建試験合格をめざしての独学用テキストとして、

 「合格のトリセツ」(24年版)

 「出る順宅建士 合格テキスト 」(25年版)

を使いましたが、このtシリーズでは、法律的な基礎知識のあまりない一般消費者にも読みやすいテキストという観点から、「らくらく宅建塾」(26年版)を選びました。

ただし、ほかにも迷ったテキストはありましたので、実際に書店で見比べて、図が多くて分かりやすそうなテキストを選んでいただければ良いと思います。

P: このテキストも、

 権利関係/宅建業法/法令上の制限・その他の分野

の3分冊になっているんですね。

S: 書店で手に取ると、分厚さに驚くと思いますが、実際は、上の写真のように、権利関係(うす緑)/宅建業法(青)/法令上の制限・その他の分野(うす茶)の3パートに分かれています。

このシリーズでよく使うのは、青(宅建業法)。

そして賃貸については、うす緑の部分の「賃貸借」や「借地借家法(とくに借家関連)」ですね。

P: Sさんが、26年度も引き続きフルタイムのお仕事を続ける予定ということで、記事掲載も月1~2回になる予定です。

 

【注】

※0「備えあれば憂いなし」…ことわざとしてご存じの方も多いと思いますが、出典は中国の超古典(書経)↓

※1 宅建Tシリーズは、2023年12月に60代からの住み替えを考えはじめたSさんが、

  目的:住み替え、手段:宅建テキストから必要な知識を学ぶ

ために、宅建試験の勉強を始めました。

26年度は、宅建試験受験の予定はないそうですが、家の売買で肝心の、宅建業法35条書面、37条書面を中心に、関連知識を深堀りするとのことです。

 

※2 住み替えの流れと、宅建士の役割については、宅建Tシリーズの最初で解説しています(ただし2年前の記事なので変更点があるかもしれません。宅建関連は毎年いろいろ法改正がありますので、試験を受けないとしても、基本テキストは毎年買い替える必要があるとのこと)。

 

※3 「宅地建物取引主任者」が、宅地建物取引業法の改正(2015年)によって、「宅地建物取引士」に変わりました。弁護士や行政書士などと同じ「士業」になったはずですが…

※4 詳しくは、「らくらく宅建塾」P.296

【写真】筆者撮影:①提供:Pixabay ②と③:筆者 ※③は港区・虎ノ門「菊池寛実記念 智美術館」

【BGM】

S選曲:玉置浩二 「ファンファーレ」

P選曲:福山雅治 feat. 稲葉浩志  「 木星」

【目次】

(0)序:理系学生の会社研究の盲点

(1)荏原製作所はどんな会社で、どんな職種の新卒募集をしているか?

(2)機電系・土木・建築系を採る工夫と、国は学生を増やす努力を!

[付録] 荏原 畠山美術館と上杉謙信(霜は軍営に満ちて)

(0)理系学生の会社研究の盲点

P: 前回は、新卒・既卒を問わず、自治体が機電・土木・建築系の人材を採用する動きが、ますます活発化している状況を、ご友人のZくんとチェックしました。※1

ただ、東京都内の自治体だと、機電系より土木・建築系の方が足りない印象で、たとえば東大和市は経験者対象ですが、建築技術の通年採用を始めています。

 

D:  上のページを見ると「建築技術」の関連先が、都市づくり課、管財課なのはわかりますが、都市基盤課(道路など)や下水道課でのニーズもあるんですね。

P:  建築を勉強中の学生だとインフラ関係の会社は、土木の縄張り? と考えてあまり会社研究の対象にしないでしょうし、一方、土木関係の学生でメーカー志望というのも少ないのでは?

D: 機電(機械・電気電子)だと、いわゆる”ものづくり企業”ならどこからも需要があることを、学生も知ってますから幅広く企業研究しますが、土木・建設・建築だと、専門コンサル会社(例)までは意識しても、メーカーは…。

P:  たとえば三菱電機でも、「プラント建設統括部」で、

インターン募集をしてましたね。

ちなみに、三菱電機で、12の事業領域があるんですよ!

D:  三菱電機だと知名度がありますが、メーカーの多くは、「○○? えっ、なんの会社?」と言われがちです…。

P:  以下で取り上げる「荏原製作所」も、失礼ながら筆者もDくんも「社名を聞いたことがある」レベルでしたが、新卒募集のHPの「職種紹介」で、職種ごとに「知識を生かせる専攻」の案内をしてくれていて、とても分かりやすかったので、今回、Dくんとみていきたいと思います。

 

(1)荏原製作所はどんな会社で、どんな職種の新卒募集をしているか?

P: 荏原製作所の原点はポンプ製造で、いまも、建築・産業設備向けの機械や、エネルギー関連(タービンなど)、水、廃棄物関連の製品を多く作っていますが、実は、半導体製造装置のCMP装置(化学機械研磨装置)で世界シェア2位、排ガス処理装置なども手掛けています。さらに、新規事業で
水素事業/航空宇宙事業/エコ・GX事業/マリン事業/バイオ事業

なども。

D:  自社の技術と事業を、周期律表形式にまとめたページ

https://www.ebara.com/jp-ja/technical-personnel/

がユニークですね!

 

(図:上記ページより、部分を引用)

そして、「職種紹介」のページでは、機械・電気が「データサイエンス」なども含めて、たいていの職種に対応しているのが分かりますし、土木・建築だと「施工管理」で活躍できそうですね。

P:  日立製作所もそうなんですが、荏原製作所も、いわゆる「ものづくり」だけでなく、設備建設などを総合的に手がけているようですね。
ポンプを使った排水機場・浄水場などの社会インフラ設備や、廃棄物焼却プラントなどのプラント・機場を建設する事業の「施工管理」に、土木・建築の専門知識が必要だと。

D:  機電・土木・建設系のどれもに関係がありそうな新規事業として、水素発電向け液体水素昇圧ポンプの開発が面白そうですね。

P: さらに、この水素事業が航空宇宙事業ともリンクして、新しいプロジェクトも生まれつつあるようです。

こういう新規事業には、多様な専攻の人材、ただし「今ある現実を疑い、試してみて、新しいものを生み出していく。そういう個の探究心による突破力」を求めているようなので、新規事業に興味のある方はチェックしてみては?

 

(2)機電系・土木・建築系を採る工夫と、国は学生を増やす努力を!

D:今回は、他社の「機電系・土木・建築系を採る工夫」が聞けるというPさんの誘い文句だったんですが。

P:まずは、オーソドックスな「奨学金返還支援」の話題です。

公的機関、たとえば東京都だと、今年(令和7年度)から、東京都内の自治体(都・区市町村)に採用された職員むけの、奨学金返還支援事業をはじめました。

D: 支援は、返還額の50%、上限が150万円(学士)・225万円(大学院)ですか。
P: 企業の「代理返済」については、下記のページに334企業の一覧が載っています。
 

この「代理返済」では、企業が日本学生支援機構などに、直接返済します。

D: 支援の上限や期間は、各企業でずいぶん違いますね。

差額は、社員が負担するわけですが、仮に上限150万円・5年間として、年30万円の出費が抑えられるわけですから、ありがたいですよ。

P:  当ブログ監修者のSさん(地方国立大学・文系卒)から以前きいた話では、1980年代だと地方銀行や地元有力企業の奨学金をもらって、そのままその企業に就職した知人が何人もいたそうで、いわば「暗黙の了解」だったそうです。

D: 上の記事と同じサイトに、「企業・民間団体の奨学金【採用無関係】一覧」と、わざわざ【採用無関係】とあるのが、逆に…。

 

P: 別のサイトの情報だと、ソニー、電通、ニトリ、キーエンス、コカ・コーラ、三菱UFJ信託などの有名・有力企業が、財団を設置=別組織で、給付型奨学金を実施しています。

 

D: その中には「青田買い」を狙ったものもあるかも? と。

P: 優秀な学生と接点をもつのが就活ならぬ企業の「採活」?の第一歩で、Dくんの会社は機電系のリクルーター採用をしているわけですが、荏原製作所は「リファラル採用」をしています。

 

上の記事は、2021年の記事でこのときは新卒と中途で18人。

現時点(25/12)では、リファラル採用の対象は「キャリア採用」になっていますが、これは数年前に、いろいろな会社の新卒と先輩社員との間の「就活ハラスメント」問題が報道された影響かな。

自治体も、機電系・土木・建築系の「既卒採用」を強化していますので、Dくんの会社も、検討してみては?

D: そもそも、自治体は機電系・土木・建築系がそんなに人手不足なら、自治医科大学のように、全国の自治体(都道府県)が協力して、機械/電気電子/土木/建築などの専門人材を育成すべきだと思います!

P: 自治医科大学の医学部の入学定員は123名ですが、学費などが2300万(9年間の公務員生活で実質免除)! 工学系の専門人材育成費(学費)は、私立大4年間で約600万円なので、すくなくとも年間500人くらいの育成はできそうですね。それでも、都道府県あたり10人程度ですが。

D:  国が、国立大学・工学系の定員を増やしてくれてもいいんですが、とにかく供給の絶対数がたりません!

P: 国と言っても、産業関連は経産省、大学は文部科学省の管轄なので、もっと上のレベル(首相?)が指示しないと、定員増は難しいのかなあ?

ちなみに、「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」など、内閣府、文科省、経産省が連携する事業などはありますが…。

企業として、最終手段は、自前の大学、学部の設立ですね。

豊田工業大学とか、京都先端科学大学工学部機械システム電気工学科とか。

D: 京都先端科学大学の理事長は、今、業界外でもニュースになっているニデック(旧日本電産)の永守 重信氏なんですね!

P: 筆者は、2018年夏、関西旅行に行ったときに、太秦の京都学園大学(当時)のキャンパスまで行って、工学部棟の工事中写真を撮影しています。

D: 当時から注目していたんですね。
P: アメリカだと、カーネギーメロン大学(カーネギー家、メロン家)、シカゴ大学(ロックフェラー家)など、富豪が設立した工学系でも有名な私立大学がありますから、S社とかH社とか、日本でももっと増えてもいいのではと思います。
D: 1社では難しくても、地方なら地元企業と地元の公立大学が協力して、工学部をつくることはできるかも。
P: あと、国立大学でも地元企業と協力して、イベントを開催する例もあります。
たとえば、埼玉大学の「100円朝食は、学生は生協食堂の朝メニューが100円で食べられる代わりに、協賛企業の説明を聞きながらの食事になります。

埼玉大学だと全学部対象になりますが、工学部は静岡大や山形大、茨城大などのように、工学部だけ別キャンパスという大学も多いので、「100円朝食」をピンポイントで提供できますよ。

D:  在学中に、こういうイベントがあったら、ぼくも利用したかったな。

P:社員食堂のメニューが充実していると、新卒勧誘のときも有利ですよ

 

[付録]  荏原 畠山美術館と上杉謙信(霜は軍営に満ちて秋気清し)
今回、企業研究の対象を荏原製作所にしたのは、やはり当ブログの縁です。

宅建Tシリーズの共著者Sさんに宅建試験受験の感想を港区・白金台で取材した際、Sさんから近くの「荏原 畠山美術館」を奨められて行ったら、美術館の創設者&荏原製作所の創始者、畠山一清氏が、能登の守護大名だった畠山氏の後裔でした。

https://www.ebara.com/jp-ja/innovation-story/first-innovator_01/

能登の畠山氏といえば、上杉謙信が畠山氏の居城・七尾城を攻めた際に詠んだ漢詩

九月十三夜陣中作 上杉謙信
 霜満軍営秋気清
 数行過雁月三更
 越山併得能州景
 遮莫家郷憶遠征」

が、寒い季節になるとレミオロメンの「粉雪」と並んで? 思い浮かぶんですよね~。

三行目の「越山併得能州景」(越山あわせえたり、能州の景)の「能州の景」がちょうど、謙信が七尾城を攻め落として、越州(新潟・富山県)の山々(領国)だけでなく、能登も加わったという喜びをうたっていまして、勝った側は良いですが、では敗れた畠山氏はといえば…無事生き残り、しかも上杉家と奇妙な縁があったようで。

 

 

※1 Dくん、Zくんは、同じ大学・院(学科は別。Dくんは機電系)を21年に修了し、現在は別のメーカーのエンジニアとして、都外(違う県)で働いています。

 

【写真提供】①Pixabay、②Pixabayの写真(給水塔)を筆者が生成AIでピカソ風に、③筆者撮影・荏原 畠山美術館

【BGM】

D選曲:離婚伝説 「ファーストキス」

P選曲:I Don't Like Mondays. 「切ないラブソングはいらない」

【26/01/05 速報】

下記の八王子市を含む、東京39市町村の職員採用合同説明会が、2/16に八王子駅近くの東京たま未来メッセで開催される予定です。申し込み締め切りは1/31までですが、以前、昭島市で開かれた20市参加の説明会は、締め切り日前に定員に達したので、まずは府中市の案内ページにリンクしておきます。 

  ↓
■詳報記事を追加(26/01/11)

①八王子市「令和8年度新卒枠」では入庁年度が2027年4月~2029年4月(3か年)選べる

【25年12月8日補足】

以下の記事(12/6初出)は、「八王子市令和8年度新卒枠」について書いていますが、12/8現在、市の職員採用インデックスページには、

が並んで掲載されています。

上の3つの募集はいずれも「25年12月15日(月)13時」が応募の締め切りなので、【令和8年度 新卒枠】、【第2新卒・既卒枠】も、それぞれ上記リンクから詳細をご覧ください。

そのうち追加募集があるかもしれないので、気になる方は上記のインデックスページの更新をチェックしてみては?

 

P: 前回(7月)の記事で、東京・多摩20自治体の採用合同説明会など、過熱する自治体の技術系公務員(機電、土木、建築)採用の動きをお伝えしました。

この参加20自治体には入っていませんでしたが、東京都の市で最大の人口(約58万人)の八王子市が、【令和8年度 新卒枠】の募集をしていましたので、今回もZくんとチェックしていきます。 

※25年末、下記のページは削除されていましたが、採用インデックスページからのリンクで、PDFが見られます。

 

Z: 「令和8年度 新卒枠」ということは、2026年3月卒業生が対象ということですか?

P: それが、今回の募集は、入庁年度は次の3か年

  令和9年(2027年)4月、令和10年(2028年)4月、令和11年(2029年)4月

から選択可になってるんですよ。

Z: 民間の27卒~29卒ということですね。

メーカー(機電系推薦、リクルーター等除く)などでは、いま(25年12月)の時点だと、27卒向けの冬イベントに参加して、26年1~3月で早期選考をするのが普通かな?

P:  水面下の動きは分かりませんし、とにかく会社によって採用形式・時期は、ばらばらです。

たとえばユニクロ(ファーストリテイリング)は、「FRパスポート」といって、選考フローの人事面接を通過した応募者に「FRパスポート」を発行。発行から3年以内に、このパスポートを提示すれば、いつでも最終面接を受けられる募集があります。

 

 

Z: 大学1年生が応募して、この「FRパスポート」を取得すれば、たとえば大学3年生の今の時点で、いきなり最終面接を受けられると。

一方で、八王子市の募集だと、最終面接に合格したら29年4月まで入庁を待ってもらえるということで、たとえば学部で受験しておいて、大学院にすすみ民間就活がうまくいかなければ、八王子市へ…という、市がいわば滑り止め覚悟の募集に踏み切った感じですね。

P: 募集職種には、

 行政、デジタル、社会福祉、心理、土木、建築、機械、電気

がありますが、うち

 デジタル5名、土木20名、建築10名、機械10名、電気10名 (程度)

一方で、行政が50名なので、技術系採用枠の方が多いんですよ。

Z: 今年10名採用予定といっても、29年入庁希望の人がいれば、そこは別勘定になるんでしょうかね?

P:  とくに、土木・建築は、慢性的に人手不足のようすで、たとえば立川市は、経験者採用ですが、「看護師」とならんで、土木・建築の技術者を11月に募集していました。

 

技術系の経験者はもう、通年募集の市も珍しくないし、いつどこの市が追加募集をしてもおかしくない状況なので、八王子市も、もし良い応募者がいれば、とにかく合格パスポートを渡しておくのでは? 

で、いずれはどこかの市が、通年での「新卒募集」をしそうな気がします。

Z: ちなみに、技術系では一定の資格があれば、教養試験免除とありますが、その資格が「技術士」などなんで、学生で持っている人は少ないと思いましたが…。

P:大学院修了見込みの人も教養試験免除なので、むしろこちらが狙いかな? 

土木・建築の大学院修了だと、首都圏では大手メーカーとの人材獲得競争になりますから。

Z: 逆に、機械・電気系で学部で卒業予定の人は、自治体のこういう募集は選択肢に入れておいてよいかな?

大手メーカーのエンジニア(研究・開発系)だと、大学院修了見込みが、就活のスタートラインになるので。

②令和7年度23区合同説明会

P: こちらも前回(7月)の記事で紹介した、東京23区の合同説明会が、

  2026年1月11日(日) 立教大学(池袋)で開催されます。

 

Z:  こちらも事前申し込みが、12月22日までなので注意してくださいね。

 

P: 今後も自治体の技術系(機電・土木・建築)採用の動向を随時お知らせの予定ですが、これだけ機電・土木・建築人材の需要があるということは、これから大学の工学系を受験する方にとって、これらの学科はねらい目かも? ということで、またZくん(プラスDくん)と話していく予定です。

 

【写真提供】Pixabay

【BGM】

Z選曲:Vaundy 唄:RADWIMPS「前前前世」

P選曲:KANA-BOON「シルエット 」


P:  21年に首都圏国公立大学・工学系修士を修了、いまは某メーカーでエンジニアとして働くZくんに、自校問題作成高校や国公立大学入試(理系)の経験が「現在」にどうつながるかを語ってもらうシリーズの第1回
  第1回「都立自校問題作成高校」受験についてはこちら

のあと、第2回ではなくすぐに「特別編:上」をお送りしました。

【特別編:上 目次】
(1)講演会「クマムシの謎と生命の不思議」
(2)SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とは
(3)自校問題作成高校の一角、立川高校に創造理数科

Z:  上編の冒頭はたしかに、ぼくが拝聴した兵庫県立大学・國枝先生の「クマムシ」に関する講演会の紹介だったんですが、いつの間にか、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とか、都立高校の「創造理工科」の話へと、巧みに誘導された気がします…。

P:  もともと筆者とZくんの会話は、余談だらけで、ブログに書けているのは10%以下なのは間違いありません。

ただ、今回のタイトルにあるとおり、Zくんが習った「自校問題作成高校」の先生方も、授業でけっこう余談が多かったようですね。

Z:  大学受験に役立つようなアドバイスに加えて、先生方の「蘊蓄(うんちく)」が聞けました…残念ながら内容はもう覚えてませんが…。

P: 実は、自校問題作成高校の生徒は、そういう「余談」からスタートして、自分でいろいろな調べ学習をすすめる習慣とアウトプット能力が身についているのでは? というのが、下編のテーマです。

【特別編:下 目次】

(1)西洋史の課題で「ピョートルくんと愉快な仲間たち」

(2)モーツァルトの墓とクマムシ

(3)高3教科書の「舞姫」と、「銀の匙」

(4)大学受験勉強でのデジャブ:既視感

(5)大学教養課程でのデジャブ(レポート作成)と留年予防

(1)西洋史の課題で「ピョートルくんと愉快な仲間たち」

P:  Zくんが高2のときに、西洋史の先生が、文字通りの「自由」レポート(A4数枚程度)を課題に出し、Zくんが「ピョートルくんと愉快な仲間たち」のようなタイトルで構想をねっていたときに、その下書きを見せてもらって、着眼点に驚いたことを、覚えています。
ふつうは、「偉い人がこんなにすごいことをした」という調べものになると思います。
逆に、「孫子(孫武)」みたいに、「若い時は苦労したけれどのちのち偉くなった」とか。
Z:さすがに高校時代の学習のもろもろは、大学合格の後すぐに処分してしまったので、ぼくも記憶が頼りですが、Pさんから、「ピョートル大帝は、数学者のライプニッツと交流があったはず」とアドバイスをもらったことは覚えてます。
P: ライプニッツとロシアのピョートル1世との交流はお互いの後半生の出来事ですが、Zくんのレポートは、20代のピョートルくんが、お忍び?でヨーロッパへ長期視察に行った時のエピソード=下記のような内容を、まだ中2病治りかけの筆致で書いてましたよね。

 

Z:世界史の授業だと、下記のように、プロイセン、オランダ、イギリスで技術を学んだ…みたいなまとめ方になると思いますが、ぼくは、ピョートルくんと仲間たちが、(たしか)ロンドンの宿泊先でどんちゃん騒ぎをして、宿の主人から損害賠償請求された…などの「愉快な?」逸話を書きましたね。

 

 
そして、その時のレポートには書いてませんが、ピョートル1世は後年、「髭税(ひげ税)」を課すんですよね。
P: それは初耳でした!
生成AIのまとめ ↓
『ピョートル1世の「髭税」は、ロシアを近代化させるため、西洋風の身だしなみを強制する政策の一環でした。当時のロシアでは宗教的・伝統的な理由からひげが重んじられていましたが、ピョートル1世はひげを生やし続ける男性に高額な税金を課し、剃ることを奨励しました。税の支払者には、ひげを生やす権利を証明する証明書が発行されました。 
●髭税の目的と背景
近代化政策の一環: ピョートル1世は西ヨーロッパを視察し、ひげが時代遅れだと考えました。ロシアを先進的な国家にするため、国民の生活習慣や身だしなみを西洋風に変えることを目指しました。
経済的動機: 税金は、戦争の軍事費など、国の財源確保にも役立ちました。
抵抗への対応: 抵抗した者には、警察が公の場で強制的にひげを剃らせることもありました。 
●税金の詳細
身分による金額の違い: 宮廷、軍、政府関係者、裕福な商人、その他の商人や町人、農民など、身分によって課される税額が異なっていました。
証明書の携帯: 髭税を納めた男性は、ひげを生やす許可を得た証明書を携帯する必要がありました。 』
 
日本でも、明治維新以降「ちょんまげ」が徐々になくなりましたが、「禁止」や「課税」はしていませんからね。
 

(2)モーツァルトの墓とクマムシ

Z: Pさんと話してると、話題が次々に飛ぶんですが、飛びついでに、上編で紹介した國枝先生の「クマムシ」の講演の中で、ウィーンの「モーツァルトの墓」について触れられていたので、その話題を。

上の写真だときれいな白い石像ですが、これは観光シーズン前に清掃されているためで、シーズン前は苔むしていることもあるそうで。

ウィーンの研究者仲間が、ここのコケからクマムシを採集できたと聞いた國枝先生が、ウィーンを訪れた際に寄ったら、写真のようなまばゆい白の状態…。

「最強のクマムシも、清掃人には勝てなかった」と。

P: 日本だと「こけのむ~すま~で」と、コケをそのままにしておくかもしれませんが…。

Z: 國枝先生は、ウィーンの「モーツァルトの墓」と話されましたが、ではウィーンのどこにあるか? 調べたら、郊外の聖マルクス墓地でした。

ただし、墓には遺体が入っていないんですよ。

P: これも初耳ですね!

Z: 実は、モーツァルトだけが、特別に悲惨だったわけではなく、当時のウィーンはペストが流行していて、その対策の一環として、ウィーンの市街地(城域内)には遺体を埋葬させないようにした。代わりに、郊外の共同墓地に葬ったんですが、その埋葬方法が「全ての遺体は衣服を着けず麻袋に入れ、棺桶には入れず埋葬」だったと。

 

 
P:  つまり土葬=「微生物による分解」ですよね。
Z: なんだか上編の「下水道の汚水処理技術」にもつながってきますね~。
 
(3)高3教科書の「舞姫」と、「銀の匙」
P:  筆者の出身高校では、2年・理系クラスの子に世界史の「自由レポート課題」を出したはずはない! と自信をもって言えます(文系は知りませんよ?)。
やはり、自校問題作成高校の受験対策で、中学の3年間、記述式の特訓を受けてきた生徒相手だから、先生もこんな出題ができたわけで。
Z:  実は、以前の記事(Z: 伏すこと久しき者、飛ぶこと必ず高し…都立自校問題作成校卒業生が10年後に語る)で、Pさんが、ぼくが中2のころに高校受験勉強のトレーニングで、森鴎外の「舞姫」の内容要約をしたエピソードを紹介しましたよね。
ふと、どこかの入試問題で、この「舞姫」を出題している例がないか? 検索したんですよ。
そうしたら、今でも高3の教科書に収録されているんですね!

 

P: 筆者もZくんも、授業で「舞姫」を習った記憶がまるでないので、教科書会社が違ったのか? 

そもそも、授業で教科書を使ったかなあ?

Z: ぼくの高校は、さすがに灘校の国語教師・橋本先生が、灘中生に3年間「銀の匙」を教材に授業したような、授業スタイルではありませんでしたが、

 

高3なら、どうやったら共通テスト・「現代文」の得点力アップができるか? のアドバイスに重点を置いた授業プラス演習だったはずです。

P: ここも、すでに中学校3年間、自校作成問題:国語(例:戸山高校 令和7年度国語PDF)対策の特訓を受けてきた生徒相手なんで、Zくんの先生は、授業をけっこう自由にすすめられていたはずです。

理系だと、現代文などが苦手という方は珍しくないんですが↓

 

 

 

(4)大学受験勉強でのデジャブ:既視感)

Z: そういえば、大学受験の勉強をしていたときに「あ、こんな勉強を過去にもやったな」と感じたんですよ。
勉強の中身は、当然違うんですが。
P: 自校問題作成高校の入試は、ほとんどが
 理社…東京都共通問題

 英数国…自校作成問題

です。
これって、科目/数は違いますが

 大学入学共通テスト…全国共通問題
 個別試験…大学/学部/学科個別問題
と同じ構図なんですよ。 
筆者ら地方高校の生徒(県トップ校をのぞく)は、大学受験勉強ではじめて、勉強時間の配分や勉強法に悩みますが、

 

 

Zくんはすでに中学時代に、そういう勉強時間配分の経験もしているし、個別問題のような記述式問題への対策(例:戸山高校25年数学回答)もしていたと。

Z:  中学時代は、とにかく目の前の塾の課題を、がむしゃらに片づけていったんですが、高校時代は、自分がこのペースを守って、上位集団についていければ、なんとかなりそうだな…という見通しがありました。

P:  Zくんは、3年間、半分よりも上の成績をキープしたんだよね。
Z:  ぼくの在校時、卒業生のおよそ半分が国公立大学に合格していました。
だから、学年の「上半分」が、ぼくの目標にもなっていて、学校から出される課題もかなり多かったので、「受験対策」については、まずは様子見をしていました。
P: そうやって様子見をしていたら、2年生の秋(夏休み明け)から、なんだかクラスメイトの雰囲気が変わったそうですね。
Z: はい。2年生後半から…というと、遅いように思われるかもしれませんが、そもそも自校問題作成高校では、先生も生徒も親も、国公立大学への進学という共通ゴールをめざしているわけで、ぼくもマラソンにたとえるなら、旧帝大や医学部を狙うようなトップグループではなくても、2・3番手の集団にい続ける努力はしてました。
P:その集団のペースが、2年生の秋(夏休み明け)から突然あがったわけですね。
Z: そこから僕も、国公立大学合格に実績のある受験塾に通い始めました。

(5)大学教養課程でのデジャブ(レポート作成)と留年予防

P:  受験生時代のZくんとは、年賀メールとかをやりとりするくらいでしたが、無事に大学合格後は、工学部Zくんシリーズで、大学生活を折にふれて取材させてもらってました。

Z: Pさんからは、合格お祝いの言葉と同時に、「工学部は留年多いから」というありがた~いアドバイスもいただきましたね。

おかげさまで? 工学部4年間を全単位制覇(単位を落とさない、いわゆるフル単)でフィニッシュできましたが。

 

 

P:  当ブログの過去記事の中でも「留年」関連の情報は、けっこう昔の記事でも読まれているんですよ。

とくに教養科目は、受験から解放されて油断した1年次に落とすと、理系だと2年次からの実験・演習科目の足をひっぱります!

なので、言ったんだと思いますが(記憶にないけど)。

そのZくんの教養課目での成績なんですが、単純に単位を落とさなかっただけでなく、文系科目でも「優」が多かったですよね?

Z: 文系科目は、もともと興味がある科目を選択できましたから、これもPさんからアドバイスいただいた「出席」プラス、期末の「レポート」(教養科目:文系はテストではなくレポートが大半でした) も着実に提出しましたね。

P: その「レポート」も、やはり自校問題作成高校の受験対策特訓で、記述力が身についてる上に、高校でまたまたレポートの嵐をくぐりぬけてるから、こなせるわけで。

地方の高校の理系出身者だと、いきなり「○○学に関するレポートを、□日までに提出」と言われると、途方にくれますよ!

Zくんのレポートはいくつか見せてもらったことがありまして、筆者がいまだに覚えているのは、「文化人類学」の課題(文化人類学の本1冊の紹介)で、「宇宙文化人類学」をテーマにした発想ですね。

というか、文化人類学者のみなさんが、すでにこのテーマに取り組んでいることにも驚きましたが!

Z: ぼくはたしか、下記の本を要約して提出したはずです。

大学院修了後、他県への引っ越し前に本も大部分を寄付したので、手元にありませんが。

ちなみに、上編で話した國枝先生の講演会でのお話の中に、月とクマムシと人類&地球生物に関わる「月の箱舟」計画も紹介されていましたので、文系教養科目のレポート作成に悩む理系のみなさんは、政治・経済・宗教・西洋史・環境問題など幅広いテーマと関連づけられますから、調べてみてください。

 

 

あと、教養科目のレポート対策のヒントになるページがこちら ↓

 

 

P: 上の記事は、元法学部生の方の2007年のアドバイスなんですが、大学当局も生成AIを利用したレポート作成には、日進月歩で対策をしていると思いますし、なにより、社会人になると自分の頭新しいモノやアイディアを生み出す構想力が、大事になりますので、生成AIには頼りすぎないように。

 

次回は、そんな生成AI時代だからこそますます大事になる、「記述力」や「構想力」、「企画力」などについて引き続き、Zくんと話す予定です。

 

【写真・画像】提供:Pixabay 上から①ピョートル1世像(サンクトペテルブルク)、②モーツァルトの墓(ウィーン)、③ブランデンブルク門(ベルリン) ④イメージ写真:「試験」 ⑤イラスト:テーマ「月面」

【BGM】

Z選曲:Official髭男dism 「Pretender」

P選曲:唄:竹中雄大 Official髭男dism 「Pretender」