●4月下旬、ただいま60代のSさん就活中
P: 宅建tシリーズ(住み替えに役立つ宅建)の共著者Sさんは、7年前の2019年4月に50代で就活をしました。
その経緯は、下の記事
でお伝えしています。
その後、派遣社員として約7年間勤務を続けていましたが、3月で契約が終了。
現在も就職活動中ということですよね。
S: はい。
真っ先に言っておきますと、3月までの契約(1年ごとの契約ですが、契約更新で約5年勤務) ※1 が今回雇い止めになった理由は、会社都合。もっといえば、正規スタッフを増員する代わり、派遣社員の予算はカットという措置になったようです。
P: もともと派遣社員は、そういう「雇用の調整弁」と言われていますよね。
S: この「会社の都合」での派遣打ち切りはどの年代でも起きますが、そこからの再就職が60代になると、50代に比べてもさらに難しくなると実感しました!
●1 派遣40代/60代のカベ
P: 2019年には、下記のように「リクナビ派遣」で調べましたが、
『就活サイト・リクナビ」の姉妹サイト「リクナビ派遣」では、
https://haken.rikunabi.com/K/
関東 5万8千強(2019年4月末)
の求人数でした。この「リクナビ派遣」の検索には、40代(エルダー)応援、60代(シニア)応援の絞り込みオプションがありまして、
40代応援 は2万以下(全体の約1/3)
60代応援 は3千3百 (全体の約1/20)
に、ぐっと減ります。』
検索の方法などもいろいろ変わってましたので、今回は「エン派遣」(関東版:地域を東京に限定)で調べました。
とくに制限がない場合が、14,369件。
40代・50代活躍(絶対):6,116件
60代活躍(絶対):1,597件 ※1
なので、2019年よりも、ミドル(40代)、エルダー(50代~60代前半)、シニア(65歳~)向けの求人の割合が増えた印象です。
S:といっても、全体の約1/10。そして、介護や保育、軽作業、清掃などの求人が圧倒的に多い印象です。
事務系の求人の場合は、経理や社保など、一定のキャリアを積んだ人を募集していますね。30代なら事務未経験OKでしょうが…。
●2 60代以上におすすめの派遣会社・情報サイトは?
P: Sさんは2019年以降は、同じ派遣会社(A社)でお仕事をされていましたが、今回は「エン派遣」をはじめ、複数の仕事検索サイトで仕事を探されて、実際に応募をされたそうですね。※2
S: 2月以降は、A社内の仕事情報検索で仕事を探して、実際に何社か応募しましたが、「選考落ち」でした。
やはり、60歳以下と競うわけですから、不利なのは承知でした。
ただ、4月以降、A社では求人案件自体が減っていたので、やはり他の派遣会社でも探すことにしたわけです。
P: 他社は4月から、というのは何か理由があったのですか?
S:A社から付与された有給休暇が使いきれないで残っていましたので。
4月以降もA社の派遣社員として働くと、有休は引き継がれます。
ただし、1か月仕事(派遣契約)がないと、A社の場合は有休日数がリセットされますので、他社でも探し始めたわけです。
P: 2019年は派遣会社5社に登録されてましたよね。
S:そのうちの1社(B社)のデータが残ってましたので、職歴などをアップデートして、仕事探しを始めました。
このB社の特徴は、
・登録したプロフィールや職歴などを元に、おすすめの仕事を提案。希望すれば、メールでの情報提供も、頻繁に届く。
・ログインして検索すると、ネットに非公開の求人もたくさんチェックできる
実際に応募して、何件も「選考落ち」「見送り」になりましたが、その連絡スピードが速くて(平日なら24時間以内)、断られてもあまりがっかりしないんですよ。
P: 採用なら1週間でも待ちますが、不採用の連絡が1週間後だと…。とにかく、Noは早く言ってほしいですよね!
S: その後、先にPくんが紹介してくれた「en派遣」で、「60代活躍(絶対)」の条件の求人に応募しました。
「en派遣」からの応募だと、いちいち派遣会社に登録しなくても、
C案件に応募 →3日以内に連絡がなければ選考落ち(応募受付時に、そういうメッセージが表示されれる)
D案件に応募 →派遣会社からのメールが届いて、履歴書などを追加送付 →3日以内に連絡がなければ社内選考落ち
などと、いろいろな派遣会社に応募できます。
ただし、「60代活躍(絶対)」の掲載案件が多かったD社には、再登録して応募してみました。
P:Googleの生成AIに「派遣会社 の求人検索の特徴」できいたら、
『スタッフサービス:事務、製造、技術など案件数が豊富。
テンプスタッフ(ジョブチェキ):オフィスの求人が多く、雰囲気なども充実。
マンパワーグループ:職種・エリアでの絞り込みが容易。
マイナビスタッフ:大手優良企業やクリエイティブ職に強み。
パソナJOBサーチ:地域・条件から検索しやすい。』
という回答でした。
S: 検索にも各社の特徴がありますが、扱う案件にも得意・不得意がありまして、とくに50代・60代向けの案件も多い会社といえば、私もGoogleの生成AIに「60代以降や、年齢不問の求人案件が多い派遣会社は?」できいたところ、
『60代以降や年齢不問の求人に強い派遣会社は、シニア専門の会社と、圧倒的な求人数を誇る大手派遣会社の2パターンに分けられます。
□ シニア・高齢者に特化した派遣会社
年齢を理由に断られる心配が少なく、同世代の採用実績が豊富な会社です。
・株式会社マイスター60: 日本初のシニア専門人材派遣会社。建設・設備管理などの技術系に強い。
・マイナビミドルシニア: 40〜60代向けの求人サイト。派遣・紹介予定派遣の案件も多数掲載。
・シニアジョブ: 50歳以上限定。会計・税理士・医療・介護など専門職の派遣に強み。
□シニア歓迎の案件が多い大手派遣会社
保有案件数が多いため、年齢不問や60代活躍中の職場が見つかりやすいのが特徴です。
・テンプスタッフ: 「シニア支援」に積極的。事務系や軽作業など、幅広い職種で就業実績あり。
・スタッフサービス: 求人数が業界トップクラス。「年齢不問」の案件を絞り込み検索しやすい。
・アデコ: キャリアコーチ体制が整っており、これまでの経験を活かした再就職に強い。
・マンパワーグループ: 「シニア(60代以上)応援」の専用検索ページがあり、探しやすさが抜群。』※3
上の回答で、「マイナビミドルシニア」は「40~60代向け求人検索サービス」なんですが、東京都の求人で、5万4千件以上ありました。
P: 指定できる職種が
・営業
・オフィスワーク
・販売・接客・サービス
・飲食・食品
・設備管理・マンション管理・清掃
・警備
・軽作業・製造
・ドライバー
・医療・介護・福祉
・教育・保育
・専門職
なので、Sさんも「教育」とか探しやすいですよね。
S: このマイナビミドルシニアを見て、現時点(4月24日)で、まだ次の仕事が決まってないので、「派遣」にはこだわらず、また「職種」ももう少し広く考えてもいいかな? とは思ってます。
●次回は「宅建 t: 住み替えに役立つ宅建08 区分所有法」
P: たとえば「マンション管理」だと、当ブログの「宅建t :住み替えに役立つ宅建」シリーズに関連しますよね。
S: そうですね。
実際にそういう仕事をするかどうかはともかく、今後もしも分譲マンションに住み替える場合は、マンション管理人さんにはいろいろお世話になるはずなので、次回は「宅建t」の特別編として、「区分所有法」を概説します。
P: 筆者はいわゆる賃貸マンション住まいなんですが、分譲マンションだと住人で構成する「管理組合」があるんですよね。
その「管理組合」も、この「区分所有法」に関係するのですか?
S: いま住人といいましたが、正確には分譲された部屋それぞれの持ち主=「区分所有者」で構成されるのが管理組合です。
区分所有者から部屋を借りて住んでいる人は、組合員にはなれません。
この「管理組合」から業務委託された「マンション管理会社」が、「マンション管理人」を雇用しています。
ただし、マンション管理人/会社が必須というわけではなく、小規模なマンションなどでは「自主管理」といって、マンション管理組合=区分所有者自身が、清掃や設備点検などを直接行うところもあるようです。
ただ、そういうところは、マンションの長期修繕計画などもきちんとやっているか不安なので、「中古マンションは管理を買え」ということで、私だったら管理会社がしっかり機能しているマンションを選ぶと思います。
P: 「区分所有法」について、詳しくは、次回以降となります。
なお、Sさんの60代での就活も継続中です。
→26年7月11日追記
Sさんの8月からの就業がきまりました。
詳しくは、下記
※1 60歳以上の方は、派遣社員のいわゆる「3年ルール」の例外になります。
※2 Sさんは、en派遣に登録して「オススメ求人メール」の設定をしたところ、60代以上応募歓迎や「年齢不問」の求人情報(リンク)が載ったメールが、頻繁に届くそうです。他のサイトでも、メール設定できるところが多いので、希望条件で登録しておくとよいですよ。
【写真】撮影S ①JR高輪ゲートウェイ駅付近 ②③JR大井町駅付近 ※③は筆者が生成AIで写真を加工
【BGM】
S選曲:ASIAN KUNG-FU GENERATION 「遥か彼方 」
P選曲:Novelbright「透明」
































