5月12日はオランダのレイネさんと着物でお出掛け。暑い日だったので、二人とも単衣の紬。

写真は我が家の前庭のバラピンク薔薇の前で。

レイネさんの帯は手描きの牡丹

まさかこの年での甘い少女ピンク・・。雪輪柄。

紬ですから、足袋ックスと下駄でカジュアルに。

サウスケンジントンのロンドン自然史博物館Natural History Museum。おそらくムスメが子供の時以来だから、30年ぶりくらいかも。

何故ここに来たかと言うと、実はこの後近くのホテルで恐竜がテーマのアフタヌーン・ティーショートケーキコーヒーを頂くからですが、写真が多くなるので、その様子は次回に。

 

入口ホールにはかつては恐竜の骨のモデルが置いてあって人気だったのですが、今は鯨が。

 

 

 

 

日曜日で人気の恐竜コーナーは家族連れて大賑わいでした。

 

 

ホテルでの恐竜アフタヌーン・ティーは写真が多いので明日別にアップしますが、その後ロイヤル・オペラ・ハウスにカルメンを観に行きました。

早く着いたのでガラガラ。

 

 

レイネさんは先月いらした時にもここでカルメンご覧になったのですが、今回は違うキャストで又楽しんで頂けました。

<13th May Mon>

短い夏は終り、今日はぐっと涼しくなって、リージェンツ・パークのバラ園へ。咲いてる種類は少なかったですが充分楽しめました。

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今日オランダにお戻りになったレイネさんの今回の訪英の第一の目的は5月10日のイエスティン君のリサイタル。

前から二列目の真ん中が取れて、近くで聴くことができました。二人で着物で行った様子は→こちらで。

 

なんと、イッセイ・ミヤケのスーツ着てるじゃないですか! 世界中で一番似合うとは言い難いですが、選んでくれて嬉しいです。

 

 

 

 

16世生まれのダウランドから1980年代生まれのニコ・ムリー等まで色んな時代の曲の混ぜこぜなのですが、変化に富みながら不思議と統一感もあって、面白い内容でした。全部英語でしたが、ときおり電子音符を見ながらの歌唱で好調なイエスティン君。伴奏のジョセフ・ミドルトン氏のソロ・ピアノ演奏も少しありました。

 

 

 

終了後は普通なら舞台の後ろのグリーン・ルームで訪問客を待つのですが、この日はロビーでCD販売会。お客さんと丁寧に接しながら、イエスティン君自ら既にサイン済みのCDをクレジットカード決済までやってました。

ソプラノのガールフレンドのリヴさんはこの日はROHでルチアの主役やってたので来られなかったし、彼のコンサートも聴けなくて残念だったでしょう。よりによって同じ日になるなんてね。

 

 

<12th May Sun>

今日はレイネさんと着物でアフタヌーン・ティーとオペラ。これでご一緒するイベントは終り、明日オランダに戻られます。

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5月10日の昼過ぎにレイネさんがユーロスターで到着されて、我が家に3泊されますが、まずは着物に着替えて夕方から出掛けます。

我が家の裏庭に少しだけ咲いてるピンクと赤のバラの前で。二人共落ち着いた色調で揃えて。

 

レイネさんは季節にぴったりのシャクナゲ柄の帯。私のは鶴。

我が家に少しだけシャクナゲが咲いてます。

6時からディナーですが、早く着いたので、まず誰もいないWigmore Hallで写真撮りましょう。

 

近くにあるお手頃価格で日本食が頂けるCocoro(→こちら)で夕食焼肉。実は2日前のイアン・ボストリッジのコンサートの前にも着物で来ました。

今日は天丼

Wigmore Hallに聴きに来たのは、レイネさんの今回のロンドン訪問のメイン・イベントであるカウンターテナーのイエスティン君。コンサートについては別途投稿しますが、終了後はいつものグリーン・ルームではなくロビーに。イエスティン君自身がCDを売ってる間、私たちは横で待ってました。

珍しくイッセイ・ミヤケのスーツを着てました。

 

 

CDが売り切れて、三人で記念写真。

先月は二人でここに他の人を聴きに来たのになんとイエスティン君が代役で出てくれたので(→こちら)、わずか一ヶ月ぶりの再開。来月もレイネさんはイエスティン君詣ででロンドンにいらっしゃいます。

 

<11th May Sat>

お泊りのお客様がお芝居とバレエをご覧になるためにお出掛けになり、私は家でのんびりして夜はユーロヴィジョン・ソング・コンテストをしっかり観て、一番気に入ったスイス人の若くて可愛いおにいちゃんが優勝してうれしかった。

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5月9日はムンタ君と金子扶生さんの白鳥と湖と、カントロフが出るサウスバンクのコンサートが重なってしまい、迷った末に結局バレエは諦めてロイヤル・フェスティバル・ホールへ。

26才でフランス人のカントロフは、今年3月のWigmore Hallのリサイタル(→こちら)も去年3月のQueen Elizabeth Hallのリサイタル(→こちら)も素晴らしかったので今一番のお気に入りピアニストの一人。

 

「私はバレエに行くから、トーチャンは一人でコンサートに行ってね」と言ったら、「一人だったら僕も行かない」と言われたし(子供じゃあるまいし)、一番人気のムンタ君と扶生さんの

 

 

Philharmonia Orchestra

Manfred Honeck conductor

Alexandre Kantorow piano

 

Liszt: Piano Concerto No.2 in A

Bruckner: Symphony No.9 (vers. 2000, ed. Cohrs)

 

バレエは観ないけど日本からいらしたブログ読者の方にお会いするためにROHに寄ってから、ウォータールー・ブリッジを渡ってサウスバンク・センターへ。いつのまにか大きな建物がいくつも出来て、ロイヤル・フェスティバル・ホールが小さく見えること! ロンドン・アイやビッグ・ベンも見えます。

トーチャンと二人でコーラス席の一列目。

コーラス席の良い点は、値段が安いこと以外に、ピアニストの手がよく見えることで、カントロフの柔らかな指の動きに惚れ惚れ。これほど美しい手の動きをするピアニストは他にいません。

上手であっても20分ちょっとの短いリストだけでは物足りないですが、期待通りソロで長めのアンコールを一曲(おそらくリスト)弾いてくれました。

 

ヒゲ面になってました。

指揮者のManfred Honeckはピッツバーグ・シンフォニーの音楽監督。

 

切符の売れ行きはそれほどでもなく、直前に安売りオファーもあったとか。

ブルックナーの交響曲9番が好きなのもこちらを選んだ理由のひとつでしたが、なんか深みに欠ける演奏で、これまでに聴いた中ではベストとは言えず、ちょっとがっかり、、。

いつもではないけど、オケ全員が後ろのコーラス席の方を向いてくれる時があり、この日はしてくれて嬉しかったし、一列目だったので音符が見えたりしたのも面白かったです。

 

<10th May Fri>

オランダ在住の友人が今日から我が家に3泊お泊りで、まず今日は二人で着物でコンサート。お天気良くて気持ちの良い夏のような日でした。イングランド北部でオーロラが見られたそうです(翌日追記:オーロラはロンドン郊外でも見られたそうで、割と近くに住む友人が今朝になって写真送ってくれて、トーチャンの口惜しがること・・)。

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着物で行った(→こちら)5月8日のWigmore Hallはイアン・ボストリッジのリサイタルで、彼の大ファンの友人と一緒に。

伴奏はソロとしても長年活躍してるイモジェン・クーパー。

先回、先々回(下にリンクあり)はコロナ中の時間潰しで新境地を開拓しようとしたらしくイタリア古典やヘンデルを歌ったのですが、やっぱり向かないと悟ったかどうかは別として、今回はお得意のドイツ歌曲に戻り, Hugo Wolfとシューベルト。後ろから2列目だったので双眼鏡で顔見ながら。舞台に近い席とは音がかなり違って、壁に反響するのであまり好きではありませんが、好みの問題でしょう。

ここ数年キーを下げて歌ってバリトンみたいになってしまったのは残念で、年齢によって声が変わるのは仕方ないですが、安定した低めの声も充分素敵。

伴奏はさすがのクーパー女史、美しい音色でした。

終演後はグリーンルームで一緒に写真撮ってもらいました(→こちら)。

友人とも開演前に日本食レストランでお喋りできたしお天気も最高で、イアン博士のお陰で楽しい一時が過ごせました。

 

 

 

 

 

 

 

ブログを始めてからのイアン様のコンサート記事一覧です。それ以前にも結構行ってますが。

 

イアン・ボストリッジ& ドロテア・レシュマン  2008年1月 バービカン

イアン・ボストリッジ(内田光子伴奏) 2008年10月 Barbican

イアン・ボストリッジ(パッパーノ伴奏) 2010年5月 Wigmore Hall

イアン・ボストリッジ  2010年10月 バービカン

イアン・ボストリッジ、レシュマン、キルヒー、クワストフ  2009年10月 バービカン

イアン・ボストリッジ&イエスティン・デイヴィース 2012年4月 St. John's Smith Squire

イアン・ボストリッジ(冬の旅)  2015年1月 バービカン

イアン・ボストリッジ(シェイクスピア)パッパーノ伴奏 2016年11月 Wigmore Hall

イアン・ボストリッジ(パッパーノ伴奏) 2018年12月 バービカン

イアン・ボストリッジ(水車小屋の娘)  2019年4月 Wigmore Hall

イアン・ボストリッジ&サラ・コノリー 2020年11月 バービカン

イアン・ボストリッジ(冬の旅/伴奏Aヒューイット) 2022年4月 Wigmore Hall

イアン・ボストリッジ(イタリア古曲) 2022年12月 Wigmore Hall

イアン・ボストリッジ(ヘンデル)   2023年2月 Queen Elizabeth Hall