<25th Sep Mon>

オペラとコンサートの4連ちゃんは今日で無事終了。会社勤めをしてた時にそういうことになるとしんどかったけど、退職した今は全く問題なし。なんならずーっと毎日でも大丈夫。

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9月23日はラインの黄金に再び行きました。9月9日のリハーサルにはトーチャンと一緒でしたが、今回は一人。トーチャンは同じのを複数回行かないので。

 

upperslipsは安いし(立見と同じ値段)、特にアーチになってるこの席は遠くても音が信じられない程よく聞えるので好きです。 座り心地悪いし乗り出さないとよく見えないですが、美しい天井が目の前にあるのは良い気分。

 

Music Richard Wagner/Libretto Richard Wagner/Director Barrie Kosky/Set Designer Rufus Didwiszus/Costume Designer Victoria Behr/Lighting Designer Alessandro Carletti
 
Conducted by Antonio Pappano
Wotan Christopher Maltman
Alberich Christopher Purves
Loge Sean Panikkar
Fricka Marina Prudenskaya
Freia Kiandra Howarth
Voice of Erda Wiebke Lehmkuhl
Donner Kostas Smoriginas
Froh Rodrick Dixon
Mime Brenton Ryan
Fasolt Insung Sim
Fafner Soloman Howard
Woglinde Katharina Konradi
Wellgunde Niamh O'Sullivan
Flosshilde Marvic Monreal
Erda Frances Campbell
Actors Álvaro Clemente, Rohan Jenkin, Rosy Sanders
 
リハーサルは、お婆さんが本当に全裸なのか或いは特殊なスーツ着てるるのかが気になって双眼鏡でついじっと見てしまいましたが、生身の全裸だったことが記事でわかったので、この日はやっと他のものを見る余裕ができ、美しい音楽と素晴らしい歌唱を存分に楽しめて、休憩なしの2時間20分があっという間に終わりました。
バレンボイムの真似でしょうか、パッパーノ大将はオケ全員をカーテンコールで舞台の上に。早く帰りたいのに嫌がるオケ団員もいるでしょうに。
 
私は2回で終りですが、待ちわびたリング、プロダクションも意外にまともで評判もよく、順調なスタートを切って本当に良かったです。
 

 

 

 

 

 

 

 

<23rd Sept Sat>

爽やかな秋晴れ。今日、明日、明後日はROHのオペラ3連チャン。その前に昨日のコンサートの記録を片付けよう。昨日から4連ちゃんですが、キャーッ爆  笑(嬉しい悲鳴)。

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9月22日はロイヤル・フェスティバル・ホールで39歳のアイスランド人ピアニスト、ヴィキングル・オラフソンのリサイタル。

 

ちょっと前にプロムスの映像で惚れて以来の私のお気に入りで、サウスバンクはメンバーではなかったので鍵盤側の良い席が取れなかったですが、最前列ほぼ真ん中で音はばっちり聞えて、端正な彼の顔を拝みながら至福の時を過ごしました。

80分休憩なしで弾くのは大変なことがよくわかるし、聴く方にも忍耐が要るわけですが、終った途端に観客が総立ちになったことから皆の感動が伝わりました。

 

バッハ好きにはたまらないゴールドベルク変奏曲、2021年12月10日のランラン(バービカン)が彼の都合でキャンセルされましたこともあったし、最近聴いた中では2021年10月10日のCharles Owen(Kings Place)はイマイチだったので記事にしなかったのもあるけど、2021年のプロムスのパヴェル・コレスニコフのふんわり自由な演奏は素晴らしくかったです(→こちら)。昨日のオラフソンの演奏はパヴェル君とは全く違って、正統派のきっちりした演奏で、その違いも興味深かったです。キラキラな音も私好み。居眠りしないように午後に昼寝して備えたコンサート、こんなに近くで姿を見ながら聴けて、本当に幸せでした。

 

Víkingur Ólafsson piano
Repertoire Bach: Goldberg Variations

2021年10月と2022年10月にサウスバンクで聴いたコンサート記事です。

2021年10月QEH

 

2022年10月

三つあるサウスバンクでこれまでは小さい2ホールでしたが、今回は一番大きなロイヤル・フェスティバル・ホールで初めて弾けて嬉しいと演奏後に本人も言ってましたが、徐々に知名度を高めて遂にこの大ホールを満席にしたことはファンとしても嬉しいです。

 
 
 
 
 
 
 
コーラス席に座ってらしたPrimroseさんの写真を拝借しますが、感動的なスタンディング・オベーションなのがわかりますよね。最前列に私とトーチャンも写り込んでます笑。
 
ウォータールー駅からだと直通で帰宅できるのですが、橋を渡って対岸の駅に行くのが好きです。コンサートの感動を噛み締めながらこの夜景が見えるんですもの照れ
 
日本12月に東京、札幌、名古屋、浜松でも弾いてくれるのですね。お勧めです(→こちら)。

 

<21st Sep Thus>

日本版ネトフリには日本のBLドラマや映画が沢山あり、知らない人は日本は男同士のロマンスに寛容で同姓婚もありと思うかも。そういう事に興味はないけど、ネトフリでの私の目的は若いイケメン君観賞としか思えないので、楽しんでますけどね。観たかった「チェリまほ」も登場して一気に観てしまったわあ。しかし、韓国男子の立派な筋肉とは比べものにならないほど日本男子は貧弱。

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今日はザ・シティに夜行く用事があったので、散歩がてらトーチャンと2人で。

働いてたオフィスの近くではなかったけど、金融街の雰囲気は久し振りで感慨深かったです。

 

Leadenhall Market(レドンホール・マーケット)は映画のロケにもよく使われるレトロな雰囲気のアーケードで、パブが大賑わい。コロナ以来、毎日出勤する人はほとんどいないらしくて、だから木曜日の夜に皆で仕事帰りに飲むんでしょう。こういう機会がなくなったのは淋しい。

先回ここに来たのはコロナの真っ最中(病院に行く以外は外出禁止)でシーンとしてたのに、今日は賑やかで感慨深いことでした。

このマーケットはシティで一番好きな場所の一つ。

すぐ隣には超モダンなロイズ保険会社。新しいものと古いものが混じってるのがシティの特徴。

ロンドン・ブリッジから眺めるタワー・ブリッジシャード

 

夕方家を出ようとしたらもの凄い土砂降り雨になって暫く待機せざるを得なかったけど、雨が止んだ時にとびきり美しい虹虹も出たし、やっぱり外出すると楽しい。これから暫く予定が立て込んでて、明日はサウスバンクのコンサート、明後日はROHでオペラ。

<20th Sept Wed>

27日からオープンするザ・シティの高層ビル22 Bishopsgateの展望フロアーの予約開始が今日始まり、高い所から見下ろすのが大好きなトーチャンが張り切って初日を予約できましたチョキ(無料)。楽しみ。

 

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ボンド・ストリート駅近くのWigmore Hallは我が家から一番行き易いのでちょくちょく行くのですが、今日もランチタイム・コンサートにトーチャンと行きました。最近は午後1時とか3時の一時間のコンサートが増えて、退職した身にはありがたいことです。そういうコンサートについてはほとんど投稿しないのですが、たまには記録しておきましょう。

 

特に誰かが突出して素晴らしかったわけではないですが、皆さんそこそこ上手でした。客の入りは悪くて四分の一しか埋まってませんでしたが、最前列の私たちにはそれは見えないので気にならないし、16ポンドで楽しめました。

 

 

 

 

若い歌手たちがフランス歌曲を歌うコンサート で、ソプラノ、メゾソプラノ、テノール、カウンターテナーの4人で、主にソロで歌ってからデュエットも2曲。

 

Sofia Kirwan-Baez soprano ベネズエラ/イギリス人
Camille Bauer mezzo-soprano ベルギー人
Matthias Dähling countertenor ドイツ人
Dafydd Jones tenor ウェールズ人
Sebastian Wybrew piano

 

SOFIA KIRWAN-BAEZ SOPRANO
Elsa Barraine (1910-1999) Pastourelle (pub. 1931)
Claude Debussy (1862-1918) Pantomime (1883)
Clair de lune (1882)
Pierrot (1882)
Apparition (1884)

 

DAFYDD JONES TENOR
Gabriel Fauré (1845-1924) Après un rêve Op. 7 No. 1 (1877)
Les berceaux Op. 23 No. 1 (1879)
Nell Op. 18 No. 1 (1878)
Francis Poulenc (1899-1963) Bleuet (1939)
C from
2 poèmes de Louis Aragon (1943)
SOFIA KIRWAN-BAEZ SOPRANO • DAFYDD JONES TENOR
Gabriel Fauré Pleurs d'or Op. 72 (1896)

 

CAMILLE BAUER MEZZO-SOPRANO
Claude Debussy Le promenoir des deux amants (1904-10)
Auprès de cette grotte sombre • Crois mon conseil,
chère Climène • Je tremble en voyant ton visage
Francis Poulenc La fraîcheur et le feu (1950)
Rayons des yeux • Le matin les branches attisent •
Tout disparut • Dans les ténèbres du jardin •
Unis la fraîcheur et le feu • Homme au sourir tendre •
La grande rivière qui va

 

MATTHIAS DÄHLING COUNTERTENOR
Maurice Ravel (1875-1937) Soupir from
3 Poèmes de Stéphane Mallarmé (1913)
Reynaldo Hahn (1874-1947) A Chloris (1916)
Gabriel Fauré Nocturne Op. 43 No. 2 (1886)
Francis Poulenc Priez pour paix (1938)

 

CAMILLE BAUER MEZZO-SOPRANO • MATTHIAS DÄHLING COUNTERTENOR
Ernest Chausson (1855-1899) La nuit Op. 11 No. 1 (1883)

 

 

ウィグモア・ホールと言えば、来年4月6日に辻井伸行さんのランチタイム・リサイタルがあるのですが、これはウィグモア自身のシリーズではなく場所だけ貸すコンサートなので、ウィグモアの年間スケジュールに載ってなくて、知りませんでした。彼がプロムスに出た時にそう言ってたのですが、既に売ってることに気付いた時は残席僅かで、後ろの方の席しか買えませんでした。折角ウィグモアのメンバーなのに口惜しいですプンプン

 

 

 

 

 

<18 Sept Mon>

コロナのワクチン5回目の案内が来ました。まだ60代のトーチャンには来てないので、70歳以上が対象なのでしょう。打たないつもりですが。

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9月16日、運命の力のリハーサルに。

 

4年半前の新プロダクションの時のAチームは超豪華歌手陣でした。

内容についてこの記事をコピペすると、

題名通り、運命に翻弄される恋人同士と彼女のお兄さんの悲劇で、駆け落ちしようとした貴族の娘レオノーラと恋人ドン・アルヴァロが彼女の父親に見つかり、拳銃が暴発して父親が死亡、散り散りになって逃げる二人を家の名誉を汚した恨みで執拗に追う兄、教会の計らいで一人で隠遁生活を送る彼女と聖職者となったアルヴァロが偶然再会するが、決闘に負けて死に掛けてる兄が妹を殺す、というドラマチックな展開。恋人同士はほとんど離れているので絡みがうんと少ないというオペラらしくない構成で、ドラマの柱は戦場でお互いの正体を知らずに友情を育むが敵とわかって決闘したい兄と避けようとするアルヴァロの葛藤。

 

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Director CHRISTOF LOY/Designer CHRISTIAN SCHMIDT/Lighting Designer OLAF WINTER/Choreographer OTTO PICHLER/Dramaturg KLAUS BERTISCH
 

Conductor MARK ELDER

Donna Leonora SONDRA RADVANOVSKY
Don Alvaro BRIAN JAGDE
Don Carlo di Vargas ETIENNE DUPUIS
Padre Guardiano EVGENY STAVINSKY
Fra Melitone RODION POGOSSOV
Preziosilla VASILISA BERZHANSKAYA
Marquis of Calatrava JAMES CRESWELL
Curra CHANÁE CURTIS
Alcade THOMAS D HOPKINSON
Mastro Trabuco CARLO BOSI
Surgeon DAWID KIMBERG
Extra Chorus
Sopranos RACHEL CHAPMAN, KATHRYN JENKIN,

 

 

全体としてはカウフマンとネトレプコの共演で盛り上がった時とは比べ物にならないですが、男性二人が素晴らしくて、テノール好きの私はアメリカ人テノールのBrian Jagde (ジャッジではなく、ジェイドと発音するらしいです)に始終聞き惚れましたドキドキ。皆さん上手だったドン・カルロも良かったですが(→こちら)、今回は更に上手くなって抜きん出てました。僧侶の衣装も似合って素敵。前は上手いけど声に個性ないしスター性不足と思ってましたが、今やテノールではトップの一人ではないかしら。来年6月のROH日本公演のトゥーランドットに出ますからね、声もルックスもぴったりの彼を楽しみにしてて下さいね(→こちら)。

 

 

ソンドラ姐さんは、ネトの看板スターの一人だし充分上手なのですが、この役には向いてないかも。聞かせどころのアリアも拍手が少なかったのは、いまだに素晴らし過ぎたネトレプコを皆さん覚えているからでしょうし、あのビラビラ感のある爆声は好きになれません。彼女もブライアンと一緒に来年の日本でのトゥーランドットに出るのですが、トゥーランドット姫はぴったりですからご安心を。

 

お兄さん役のエティエンム・ドゥピは名前聞いたこともないですが、とても上手で、彼とブライアンの絡みは素晴らしかったです。

 

 

 

夏に嫌と言う程ベルディやったのに又かという感じな上に長過ぎるし、特に優れた作品とも思えないけど、ブライアンを又聞きたいので、明日の初日も行きますビックリマーク