<15th Mar Sat>

お花見しながらの青空の散歩は楽しい桜。トーチャンの腰痛は治ったけど、散歩はほとんど別々に。歩く速度が違いますからね。

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3月13日はトロバトーレに行きました。荒唐無稽なストーリーですが、全編流れるような美しい旋律とリズムに満ちていヴェルディの中でも好きなオペラ。

 

2023年6月に始まったプロダクションで、その時はリハーサル(→こちら)、初日(こちら→)、代役主役(→こちら)、Bチーム(→こちら)と4回行きましたが、今回はおそらくこの一回だけ。セットは大きな階段だけで人がわちゃわちゃ踊ったりするこのプロダクションは好きではありません。

 

Music Giuseppe Verdi/Libretto Salvadore Cammarano/Director Adele Thomas/Designer Annemarie Woods/Lighting designer Franck Evin/Dramaturg Beate Breidenbach/Choreographer Emma Woods

 

Conductor Giacomo Sagripanti

Manrico Michael Fabiano

Leonora Marina Rebeka replaces Rachel Willis-Sørensen

Count di Luna Aleksei Isaev

Azucena Monika-Evelin Liiv replaces Agnieszka Rehlis

Ferrando Riccardo Fassi

Ines Valentina Puskás

Ruiz Ryan Vaughan Davies

An Old Gypsy Dominic Barrand

Messenger Andrew O'Connor

 

この日はソプラノとメゾソプラノが両方代役で、レオノーラは先回Bチームだったレイチェル・ウィリス・ソレンセンがこの日初めて降りて、代役は先回Aチームだったマリーナ・レベカ。アズチェーナの代役は15年くらい前にここの若手アーチストだったエストニア人のMonika-Evelin Liiv。

レオノーラは代役のマリーナ・レベカの方が上手なので、出番の多い役ですがずっとうっとり聴けました。代役アズチェーナはとても美声で上手だけど、この婆さん役には声が細過ぎて迫力なし。

マンリーコ役のマイケル・ファビアーノは「鼻が詰まってるのでご理解を」というアナウンスがありましたが、普通に好調で、声量もあったし素晴らしかったです。

残念だったのはルーナ伯爵がぱっとしなかったことで、先回のテジエに勝てるバリトンはいないでしょうけど、大事な役なのに存在感の薄いライバル役でした。

 

 

 

 

 

<13th Mar Thus>

寒い! 折角咲いてる花がかわいそうだ。トーチャンは腰が痛くて気の毒。それでもオペラに行きましたが。

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3月10日はカドガン・ホールにご贔屓テノールが出るので行ってきました。

 

44才のアメリカ人のマイケル・スパイヤーズはバリテノール(バリトンのようなテノール)と呼ばれ(他にそんな人はいない)、低音も美しいのが特徴(超高音は苦手)で、甘~い美声が大好きラブ

 

彼だけだともっと良いのに、マリー・ニコル・レミューという49才のカナダ人メゾ・ソプラノが共演で、別々だったり一緒だったりして華やかなドニゼッティとベルリオーズを全てフランス語で歌ってくれました。オペラのアリアはベルリオーズのトロイヤ人だけで他は歌曲。ピアノ伴奏も上手。

 

好調のスパーヤーズにはうっとりしっ放しで、前から2列目で聴けて幸せ飛び出すハート NYメトの来シーズンでトリスタンを歌うんですって。聴きたいわー。

マリー・ニコルは以前聴いた時は太くてしゃがれ気味の声だったので、これでドニゼッティはどうよと不安だったのですが、この日はクリアな美声でまるで別人。

 

一番受けたのはアンコールで、ビゼーのカルメンの最後にシーンを芝居っ気たっぷりで歌い演じてくれました。中年の太めのカップルでビジュアル的にはナンですが、素晴らしかった。

このホールは出入口が2つしかなくて出るのに凄く時間が掛かるのが嫌いで滅多に行きませんが(切符リターンも付加)、このコンサートは本当に行ってよかった。

 

 

 

Marie-Nicole Lemieux mezzo-soprano*
Michael Spyres tenor°
Giulio Zappa piano

 

Donizetti ‘L’aube nait et ta porte est close’°
Donizetti ‘Si tu m’as fait à ton image’°
Donizetti ‘Oh ne me chasse pas’°
Berlioz ‘La belle voyageuse’°
Berlioz ‘L’origine de la harpe’°
Donizetti ‘La folle de Sainte Hélène’*
Berlioz ‘Nuit d’ivresse’ (Les Troyens)°*
~ Interval ~
Donizetti ‘Pas d’autre amour que toi’*
Donizetti ‘La fiancée du timbalier’*
Donizetti ‘Aux filles que l’ennui chagrine’*
Berlioz ‘La mort d’Ophélie’*
Donizetti ‘La dernière nuit d’un novice’°
Donizetti Duo ‘La prière’ (‘Voici le jour qui va paraître’)°*

 

 

スパイヤーズ、前半は高そうで素敵なジャケット着てたのに(写真撮っときゃよかった)、後半はコサック風のブラウスにお着替えて太ってるのが目立っちゃいました。彼女もねー、このデザインはこの体型にはベストではないでしょう。

 

 

 

<10th Mar Mon>

昨日までの晴天のぽかぽか陽気は去り、またグレーの寒い日に。今夜行ったスローンスクエアの広場のイルミネーションとこの寒さで、クリスマスのような気分でしたわ。

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3月7日は「ロミオとジュリエット」のバレエのマチネ。半年前からROHのメンバーでなくなって(オペラのラインアップがあまりにしょぼいので)コスパ抜群のバレエの立見席が買えなくなり、今回はlowerslipsという席を試してみました。バレエを上から見下ろすのはそれ程嫌ではなかったし値段が安いのはいいのだけど、乗り出しても縦三分の一が見えないのがビミョーうーん

 

ムンタギロフと金子扶生さんという全ての面で今ベストのロメジュリカップルですから、期待通り素晴らしかったですクラッカー。ティボルトの平野さんもダークな雰囲気が格好良かったし、パリスのルーカスは立ってるだけでうっとり。

 

ムンタ君なんて呼んではいけないような大人になってしまったムンタギロフのロミオは2015年10月(→こちら)と2019年5月(→こちらで観ましたが(どちらも相手はサラ・ラム)、老けたとは言うもののやっぱりまだロイヤルバレエでは最高のロミオでしょう。扶生さんと一緒に踊りだけでなく迫真の演技も素晴らしかったです。

 

あともう一回、別チームで行きます(カルヴィンがロミオ)。

 

Choreography Kenneth MacMillan/Music Sergey Prokofiev/Designer Nicholas Georgiadis/Lighting designerJohn B. Read/Rehearsal Director Christopher Saunders/Staging and Artistic Supervisor for the MacMillan Estate Laura Morera

/Senior Répétiteurs Gary Avis, Deirdre Chapman, Samantha Raine, Samira Saidi/Principal Coaching Alexander Agadzhanov, Leanne Benjamin, Darcey Bussell, Stuart Cassidy, Alessandra Ferri, Edward Watson

 

Juliet Fumi Kaneko

Romeo Vadim Muntagirov

Mercutio Francisco Serrano

Tybalt Ryoichi Hirano

Benvolio Giacomo Rovero

Paris Lukas Bjørneboe Brændsrød

Lord Capulet Bennet Gartside

Lady Capulet Christina Arestis

Escalus Prince of Verona Harris Bell

Rosaline Annette Buvoli

Nurse Olivia Cowley

Friar Laurence Thomas Whitehead

Lord Montague Thomas Whitehead

Lady Montague Lara Turk

Juliet’s Friends Sophie Allnatt, Ashley Dean, Bomin Kim, Chisato Katsura, Leticia Stock, Charlotte Tonkinson

Three Harlots Hannah Grennell, Itziar Mendizabal, Mica Bradbury, Leticia Dias

Mandolin Dancers Daichi Ikarashi, Liam Boswell, Téo Dubreuil, Joshua Junker, Harrison Lee, Taisuke Nakao

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<8th Mar Sat>

今日は気温が16度まで上がり、これイギリスでは真夏のちょっと涼しい日くらいの気温ですよ。色んな花が咲いてて、散歩が楽しい季節。

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バッキンガム宮殿のThe King's Galleryに6日に一人で行きました。

 

膨大な王室の美術品コレクションを時々ここで展示してくれるのですが、今回と似た素描展に2019年8月に行きました。

 

その時はダヴィンチ没後500年記念展示ということでダヴィンチばかりでしたが、今回は多数のアーチストの作品が150点。

ダヴィンチが多かったですが、ラファエロ、ミケランジェロ、カラヴァッジョとかもあり、充実した展示でした。

 

私がほぼ朝一番で入った時は荷物チェックに一人しか待ってませんでしたが、観終わって出てきたら凄い行列。中に更にたくさんいて、50人くらいかな。時間掛かるでしょう。

ギャラリーの入口。

 

 

 

 

ダヴィンチ

ダヴィンチ
 
ダヴィンチ
ミケランジェロ
ラファエロ

カラヴァッジョ

 
 

<7th Mar Fri>

最近ネトフリに出たメーガン妃うんちの番組がもの凄い酷評されててざまあみろですが、視聴率に貢献するのは嫌ですから、絶対に観ません。

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3月4日のWhipsnade Zooの最終回。前回2記事は→こちらと→こちら

最高のお天気で、動物もたくさん見ることができたし、今までで一番ラッキーと言えるほどでした。

 

サイのいる所は特に広くて、はほんの一部。これが動物園とはとても思えないでしょう? 私たちはいつも歩きますが、追加料金で車の乗り入れもできます車

すぐに成長するライオンとかトラとは違い、サイはなかなか大きくならないようなので、たしか一昨年産まれた子もまだ小さくて可愛いです。

 

 

 

珍しくカバの姿を見ることができました。

 

オストリッチが走る姿は優雅。

 

この絶景がずーっと続いた所にペンギンがいます。

岩飛びペンギンが日向ぼっこ。藁の上にねそべって卵を温めてるのかな? 赤ちゃん可愛いでしょうね。

 

来週あたりロンドン動物園にも行ってみるつもり。