<16th Jun Mon>

昨日はイギリスでも父の日でしたが、仕事も家のことも忙しいムスメが長々と映像チャットで付き合ってくれたのでトーチャンも嬉しそうでした。来週末はアスコット競馬に行くそうです。

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6月12日、37才のジョージア人ピアニストのカティア・ブニアティシヴィリを中心とした珍しいコンサートがあり、最前列で聴きました。

グラマナーな美人でトーチャンが行きたがるので2022年5月と2024年12月にも聴いてます(→こちら)。今年4月の姉妹リサイタルもかぶりつきが買ってあったのに体調不良でドタキャンされましたが、今回のコンサートは元々は彼女だけのソロリサイタルだったのが、「お友達アーティストも出てくれることになりました」と珍しい変更。お友達というのがカウンターテナーのオルリンスキーとヴァイオリンのニコラ・ベネデッティ他ということで嬉しい驚きではあったけど、一体どういうコンサートになるのだろうと・・。

ピアノ二台にピアニスト4人、ヘンテコ衣装の女優さん(ティモシー・シャラメの映画「Call Me By Your Name」のお母さん役)の詩の朗読、カウンターテナー、ヴァイオリン、メゾソプラノというごった煮メンバーで、それはそれで面白かったですが、意外にもピアノ演奏が量は多かったけど退屈な曲がほとんどで一番ぱっとしなかったのは意外(すごく下手なお婆さんピアニストもいたし)。カティアの姉妹の実力は全くわからなかったけどカティアより美人かも。

 

で、結局一番受けたのは「愛嬌ふりまき男」のオルリンスキーと、BBCヤングミュージシャンで優勝した時はまだ少女だったのにとても素敵な大人の女性になったニコラ・ベネデッティの丁寧で繊細なヴァイオリン演奏で、この二人は素晴らしかったです。男の裏声なんて気持ち悪いと思った人もいたでしょうが、チャーミングなオルリンスキーは3曲歌ってくれて絶好調だったし、パリ五輪開会式でもやったお得意のブレークダンスをちょっとやってくれたし、舞台をとんぼ返りしながら横切りったりと大サービス。正直少々聞き飽きてた彼だけど好調だとやっぱり素敵で、10月のWigmore Hallが楽しみになりました。

 

 

Khatia Buniatishvili piano
Amira Casar actor
Jakub Józef Orliński countertenor
Axelle Saint-Cirel mezzo-soprano
Nicola Benedetti violin
Sodi Braide piano
Hélène Mercier piano
Gvantsa Buniatishvili piano
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<13th Jun Fri>

今日はアフリカ在住の友人とランチ。半年前と比べたら7キロ痩せたので、きつかったスカートが今ならはける筈と思ったら、なんと、どれもブカブカ過ぎて、結局ウエストがゴムのズボンにしたけど、うーん、これはちょっと痩せ過ぎて心配だから、糖尿病と言われて極端に減らしてた炭水化物を復活すべきか?

ランチ後にホランドパークを散歩したら、ラベンダーが綺麗でした。

 

  

今日ベッカム選手がサーの称号を授けられるとニュースになりましたが、偶然にも今日友人と歩いてる途中で彼の家の前を通り掛ったら、ちょうど家の中で息子とおぼしき青年が窓に近づいてくるのを見ました。おそらく三男のCruz君。

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5月28日にリージェント・パークに行った時は円形のバラ園はまだあまり咲いてませんでしたが(→こちら)、6月11日にWigmore Hallの昼コンサート後にまた行ったら(歩いて15分くらい)、かなり咲いてました。特に「つるバラ」が満開で綺麗でした。

カナダグースの親子。

カフェの近くのこの花壇は前回同様満開。

円形のバラ園はこんな感じ。向こうに都心にあるポスト・オフィス・タワーが見えます。

 

このバラ園の特徴であるつるバラが見応えあり。

 

 

私はこのsilver shadowという品種の薄い紫色が好き。

お天気も良かったし、結婚記念写真撮ってるカップルもいて、キラキラのドレスが綺麗。

 

 

<12th Jun Thus>

今朝はメンバーに復帰したROHの秋からの切符ゲット。今回から予約期間が長くなったのと、久し振りのネトレプコが出るオペラを2つ含んでいるので欲張ってつい余分に買い込んでしまい・・。普段のんびりし過ぎの私には一時間集中するのは大変だったけど、脳ミソの良い刺激になったかも。

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6月11日はトーチャンとWigmore Hallのランチタイム・ピアノリサイタルへ。

このRAM(Royal Academy of Music)のシリーズは値段10ポンドと安いし、いつも精鋭を送り込んでくれるので満足度が高いです。

彼女が登場した途端に後ろの方から若い人たちのやんやの歓声があがったのは、きっと音大仲間たちが応援に来てたからでしょう。

 

 

アレクシア・ダフネ嬢はRAM(Royal Academy of Music)でプロフェッショナル・ディプロマ習得中のギリシャ人。

愛らしい顔立ちときれいな肌と長い髪がまるで古い油絵から抜け出したようなラブリーなお嬢さん。ドレスも素敵。

 

Alexia Daphne Eleftheriadou piano

Johann Sebastian Bach 1685-1750

French Suite No. 3 in B minor BWV814

Aleksandr Skryabin 1872-1915

Prelude in B Op. 16 No. 1

Franz Schubert 1797-1828

4 Impromptus D935

 

早めの昼食後に糖尿薬を2錠飲んで血糖値が低くなりたせいか元気がなく眠かったのでかなりうとうとして覚えてない部分が多いのですが、最後のシューベルトの即興曲は馴染み深いし楽しめました。すごく上手だというわけではないですが、綺麗なお嬢さんを目の前で見ながら過ごすのも気分がよいものです。

 

コンサート終了後は歩いて15分くらいのリージェンツ・パークのバラ園へ赤薔薇




<10th Jun Tue>

今日までの5日間、ランチ後の一時間足らずの散歩以外はずっと家にいて、ネトフリとYoutube三昧。トーチャンも庭仕事以外はネトフリ漬けだったので気が楽でエンジョイできました。明日からは予定が詰まってるのであちこち出かけます。

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6月5日は一人でWigmore Hallへ。

私はコンサートを選ぶのは曲目ではなくアーチストがほぼ全てで、このコンサートはアレクサンダー・チャンス(カウンターテナー)、サミュエル・ボーデン(テノール)、アンナ・デニス(ソプラノ)と聞きたい人が3人もいたので迷わずゲット。幸い最前列が買えました。トーチャンは行きたくないと言ったのは演目までチェックしたからでしょう。

 

オルランド・ギボンズは1583年生まれのイギリス人で、名前を聞いたことすらなかったですが、1985年にできた少人数の古楽グループであるFretworksは聴いたことあるし、きっとヘンデルを地味にしたような典雅な古い音楽なのだろうと。

viol(viola da gamba)は色んな大きさの弦楽器で、一番小さいのは厚味のあるヴァイオリンのサイズですが、肩に乗せずに両膝で挟んでチェロのように弾きます。

 

歌が目的だったので、楽器だけの曲が多かったのはがっかりでしたが、最後は優雅な労働者階級のアクセントで歌ったのにはびっくり。間に挟んだ2012年作曲のニコ・ムリーのMy Daysはオルランド・ギボンズのことを歌った少々前衛的な曲で、ムリー本人も客席にいました。

 

ということで、色んな要素がごっちゃになったユニークなコンサートになり、それはそれで面白かったです。

 

 

 

 

 

<7th Jun Sat>

Youtubeで大阪万博をたくさん観て楽しんでます。万博好きなので、日本にいたら絶対通います。前回の大阪万博にも高校生の時に行ったし、筑波博とか愛知万博にも。1986年のヴァンクーヴァーのExpoも楽しかった。

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6月4日はロイヤルバレエのオネーギンへ。

いくつかチームがある中で一組選ぶのであれば、そりゃ伍贔屓のムンタ君(ムンタギロフ)と女性ダンサーではぴか一の金子扶生さんのカップルでしょう。

 

今回がロールデビューだったムンタ君、全身黒の衣装でとてもほっそりして見えて動きもよくわかりました。優雅な身のこなしはいつも通りですが、今回は傲慢さと苦悩の演技も重要で、以前はレンスキー役の方が向いてたキャラだったのが、今回は後半の老けメークもサマになって大人の雰囲気を上手く出してました。

扶生さんが踊りも演技も上手なのは言わずもがなで、本当に細やかなところまでしっかり出来てて凄い。

 

今回特に嬉しかったのはレンスキー役のマルコ君。シャープな動きが魅力的で、大勢で踊っててもいつも彼から目が離せないのですが、今回は大役に抜擢されてソロで堂々と踊り演じて大成長。

以前はバレエはいつも立ち見してたのですが、ストールサークルの立見は人気があって会員でないと買えず、ここ暫くは今回のようにlowerslipから見下ろすことが多かったです。安いのはありがたいのですが、いくら乗り出しても7割くらいしか見えないし、ずっと無理な姿勢だと疲れます。今は会員に復帰したので、これからは又ばっちり見えるお得な立見席を狙います。

 

Choreography John Cranko/Music Kurt-Heinz Stolze after Pyotr Il’yich Tchaikovsky/Designer Jürgen Rose after original 1967 designs for Stuttgart Ballet/Lighting designer Steen Bjarke/Staging Jane Bourne

 

Conductor Wolfgang Heinz

Eugene Onegin Vadim Muntagirov

Tatiana Fumi Kaneko

Lensky Marco Masciari

Olga Ella Newton Severgnini

Prince Gremin Gary Avis

Madame Larina Tara-Brigitte Bhavnani

Nurse Nadia Mullova-Barley