第8回 映画「オネアミスの翼・王立宇宙軍」のご紹介。
梅雨の最中ですね。ところが、これは記録の為ですが、先週の月曜日07:58に大阪北部地震が起きて一番揺れた所で震度6弱を記録する事態が起き、日本中が驚いています。被害に遭われた方には深くお見舞い申し上げます。高知の私たちも南海トラフ型地震などに気を付けようと心掛けたいと思います。──***── 場所はとある「現在の地球」にも似た文明の発展段階に有る、この宇宙の何処かの?架空の地球型惑星。そこに住む人類達の一部は、遂に「宇宙空間」への挑戦を果たそうとしていた。 その一国、オネアミス王国は「王立宇宙軍」として有志の若者を取り揃え、宇宙に挑む事を目指す。 だがそこに至る道は険しく、「落ちこぼれ集団」と化していたオネアミス宇宙軍部隊は何度もの集団の危機を迎えてしまう。費用・コストパフォーマンスの問題、他の人類同胞社会を救える程の巨額の財政出費と其れへのマスコミの批判、そして国家内部の「金食い虫」との判断での邪魔者扱い。 主人公シロツグ(声:森本レオ)もその王立宇宙チーム部隊の一人だったが、仲間と同様さしたる希望も無く毎日をくさして暮らして居た。 だが信仰に生きる少女リイクニと出会い触れ合っていくなか、その心に変化がきざして……。 映画ラスト、クライマックスにこの宇宙ロケット打ち上げ施設を巡る、隣国の侵攻作戦とオネアミス王国の防戦軍がジェット戦闘機で交戦する空中戦闘が重なるシーンの中で、落ちこぼれ集団「王立宇宙軍」は最後の人類宇宙飛行達成の「チャンス」の為に踏ん張り、ついにその目標を達成する。 最初の宇宙飛行士はシロツグ。シロツグは大気圏外を飛んでいる状態の中で、リイクニに教わった「互い違いの両手の合わせ方」をして事態の成功を感謝し、祈る姿勢を見せる。 そして宇宙を飛行しながら、シロツグは人類史に起きた一連の出来事の連鎖した「長い長い夢」を見たのだった──。 1980年代中期、日本アニメ映画史上の「青春群像映画」としても知られています。 第20回日本SF大会オープニングアニメ(1981年)などから、そしてこの映画を目的に結成された「ガイナックス」は、新アニメ制作集団として大ヒットさせて行く切っ掛けを得て、その本格的活動の始まりに当たる作品なのです。 次回第9回はイタリア映画の異才ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の代表作の1つ、「アポロンの地獄」をご紹介する予定です。