週刊「歴史のミステリー」第5号
歴史検証ファイル 「真珠湾攻撃は奇襲だったのか?」
「ケネディ暗殺事件の首謀者は誰だったのか?」
遺跡に眠る謎 「モヘンジョダロ・謎の爆発で滅亡したインダス古代都市」
疑惑の真相 「タイタニック号は沈没していなかった!?」
芸術の裏側 「大威徳明王像・運慶 秘密の文書が隠された幻の木像」
語り継がれる伝説 「かごめかごめ わらべ歌に秘められた本当の意味」
人物再発見 「徳川家康 不老不死をめざした薬マニア」
「真珠湾攻撃は奇襲だったのか?」
「1941年(昭和16年)12月7日午前6時、日本はハワイの真珠湾を急襲し、アメリカの太平洋艦隊に大打撃を加えた。この真珠湾攻撃は、開戦通知がなされる前の攻撃として「だまし討ち」とされたが、果たして真相はどうだったのだろうか?」ということを検証しています。
「アメリカは攻撃を予測できなかったのか?」「宣戦布告はなぜ遅れたのか?」「日本の暗号は解読されていたのか?」「真珠湾攻撃は成功だったのか?」を考察。
結果は、アメリカ大統領ルーズベルトは、事前に日本軍がハワイを攻撃することを事前に知っていて、この真珠湾攻撃によってアメリカ国民の反戦ムードは一気に払拭され、アメリカが参戦する切っ掛けを作ったということだ。このあたりが詳しく解説してありました。
「ケネディ暗殺事件の首謀者は誰だったのか?」
「1963年11月22日、アメリカのケネディ大統領が、遊説先のダラスで暗殺された。事件の調査にあたったウォーレン委員会は、暗殺直後に逮捕されたオズワルトによる単独犯行との結論を出した。だが、そこにはあまりにも多くの矛盾、疑問が残されていた。」
「暗殺事件は本当に解決されたのか?」「ケネディを射殺したのはオズワルトだったのか?」「犯人は見知らぬ男に射殺されたのか?」「事件の背後に潜む存在とは?」を検証。
この本では結果として「CIA関与説」を取っています。
さて、それ以外にも、ウッキペティアの「ケネディ暗殺」の項目に詳しく載ってました。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E6%9A%97%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
『「軍産複合体の意を受けた政府主犯説」、「サム・ジアンカーナを中心としたマフィア主犯説」、「フルシチョフの命を受けたKGB主犯説」、「フィデル・カストロ主犯説」、「ピッグス湾事件の失敗を恨む亡命キューバ人主犯説」、「解任されたことを根に持った元CIA長官のアレン・ダレス主犯説」、「FBI長官ジョン・エドガー・フーヴァー主犯説」、さらには「大統領の座を狙ったジョンソン主犯説」から「大統領選挙で負けたニクソン主犯説」など、今日までに多くの仮説が提示されている。全体的にはCIA、FBIを実行部隊にした政府内部の犯行であるとする説が多い。 また、ベトナム戦争撤退した場合戦争需要の激減を恐れた軍産複合体と、ケネディの下で働くことがプライドとして我慢できなかったとされるジョンソン、後にウォーターゲート事件を起こすニクソン、FBI、CIAが関係して実行したという、批判勢力連帯説も有力である。』
私は、「JFK暗殺」のみではなく、この数年後に暗殺された弟のロバート・ケネディとを合わせて考えるべきだと思う。
2人が暗殺されたという所に、暗殺者に何らかの思惑があったと睨んでいい。
2人の兄弟が殺されたことはどこかで密接に絡んでいるはずなのだ。
私はケネディ兄弟の暗殺事件の話を聞くと、どうしても「本能寺の変」が思い浮かんでしまう。
なぜか自分の中では重なるのだ。
本能寺の変のとき織田信長が殺されたが、このとき嫡男の信忠も殺された。信長が殺されたことばかりが注目されるが、このとき、息子の信忠も殺されたことにも注目すべきなのだ。同じ政治思想を持つ者、強烈な指導者の後を引き継ぐ継承者も殺されたという点にこそ、謎を解くカギがあるような気がしてならない。
それがケネディ暗殺にも重なる。
兄のジョンを殺しても、弟のロバートが生きていれば、その政治思想は受け継がれる。
父信長を殺しても、後継者である息子の信忠が生きていれば、その政治思想は受け継がれる。
つまり、ともに生きていていては困ると思っていた人物が、彼らを殺したということではないのか、ということ。
と、ここでグダグダ書いても仕方ないですね。
まあ、ケネディ暗殺については映像で見た方が早そう。多くのドキュメンタリー番組もあるし、映画では「JFK」「ダラスの熱い日」などがありますから。
あと、オズワルトを殺したジャック・ルビーを主人公にした映画もありました。「ジャック・ルビー」(1992年、監督ジョン・マッケンジー、出演ダニー・アイエロ) かなり昔、見たんですがストーリーはあまり覚えていません。ただ他のケネディ暗殺関係の映画と合わせて見れば、参考になるかもしれません。(DVDがあるかどうかは分かりませんが)
「タイタニック号は沈没していなかった!?」
「1912年 当時世界最大の豪華客船「タイタニック」が、北大西洋ニューファンドランド島南東沖で氷山に激突して沈没。1500人以上の犠牲者を出す大惨事となった。」
だが、このとき沈没した船はタイタニック号ではなく姉妹船の「オリンピック号」であった、という説。この説は何度かテレビ番組でも紹介されたもので、知っている人も多いと思う。
「大威徳明王像・運慶」
「2007年3月、神奈川県横浜市の称名寺光明院の「大威徳明王坐像」が鎌倉時代の仏師・運慶の作であることが分かった。この坐像の解体修理のために行われたⅩ線撮影によって納入文書が発見され、これにより運慶作であると判明したのだという。」
そして最近こんなニュースが、
「文化財未指定「運慶」、米で競売へ…海外流出の恐れ
鎌倉彫刻を切り開いた巨匠、運慶の作と見られ、2004年に初めて紹介された木造大日如来座像(個人蔵)が3月18日、米ニューヨークで開かれるクリスティーズ社の競売に出品されることが分かった。 売却の際に国への申し出が必要な重要文化財などに指定されていなかった。落札予定価格は約1億6000万~2億1000万円。日本側から入札がない場合、彫刻史上、一級の重要作品が海外に流出する恐れがある。(2008年2月11日読売新聞)
新聞記事の一面にこの仏像が掲載されていました。珍しいことですね。運慶の作品は少ないということなので、海外に流出なんてことになったら、もったいないことですね。
そして、本号の注目記事は「かごめかごめ」です。
「かごめかごめは、こどもの遊びの一つ(後ろの正面という呼び名もある)。または、その時に歌う歌。
鬼は目を隠して中央に座り、その周りを他の子が輪になって歌を歌いながら回る。歌が終わった時に鬼は自分の真後ろ(つまり後ろの正面)に誰がいるのかを当てる。各地方で異なった歌詞が伝わっていたが、昭和初期に記録された千葉県野田市地方の歌が全国へと伝わり現在に至った。」
多くの俗説を生んだ童謡であるが、この本では「神託説」「弘法大師、呪術説」「日本・ユダヤ同祖説によるダビデの星説」「天海=明智光秀説」などを紹介している。
また一般的には、「遊女説」が有名。
一日中(夜明けの晩に)男の相手をさせられ(鶴と亀が滑った)、いつここから抜け出せるのだろう(いついつ出やる)と嘆いているうちにもう次の相手の顔(後ろの正面だあれ)が見え隠れしている、という自由のない遊女(籠の中の鳥)の悲哀を表している。
あとは「かがめ説」。
柳田國男「こども風土記」の中で、「かごめ」は「籠目」ではなく、「かがめ」がなまったものだと解釈して、これが通説となっている。
あとは、関裕二「かごめ歌に秘められた裏卑弥呼」(フットワーク出版)は、結構ぶっ飛んでいて面白かった。ヤマトタケルとか神功皇后とか竹取物語とかいろんなところから引っ張ってきて、自説を展開していていいです。まあ、正しいか正しくないかは別にしても、その論理の展開は参考になります。
それに、「かごめかごめ」が徳川埋蔵金の在りかを示しているといった説がありますが、これはどうにもならない俗説です。特に「ハローバイバイ関暁夫の都市伝説」の中にこの説が載っていて、信じている人も多い。
これについては書こう書こうとしてなかなか書けずに、先に延ばしていますが、次には必ず書こうと思います。
なにしろ「歴史のミステリー」の第6号では「徳川埋蔵金」を検証するらしいので……。
でも今号が「かごめかごめ」で、次号が「徳川埋蔵金」ということは、もしかしてこの2つ結びつけるということなのか?
どういう説が出るか次号が楽しみです。
コンビニ、セブンイレブンの残した功罪。①草津温泉にコンビニ出店。是か非か?
「コンビニ残酷物語」を書こうと思っていたところ、「弁当の廃棄を勧めるコンビ二本部の陰謀」の記事に、現役のセブンイレブンの経営者の方からコメントが届いた。さすがコンビニ経営をされている方なので「なるほど」と思わせるコメントだった。
また、この記事に対しては、環境問題から見た「コンビニ弁当廃棄問題」ということでコメントを頂いた。その中では古館伊知郎の特別番組で地球環境問題の一つとしてこのことが取り上げられていたようで、社会的関心もかなり高いようである。http://blogs.yahoo.co.jp/pcscd431/13100665.html#32749029
そんなときこんな新聞記事を見た。
「草津温泉にコンビニエンスストアー進出で論争」
『草津温泉の湯畑に面した一角に、コンビニエンスストアのセブンイレブン・ジャパンが出店準備を進めていることが、15日分った。温泉街外周にある幹線道路沿いにはコンビニがあるが、中心部への出店は初めて。「景観が損なわれる」といった住民の声を受け、草津町は同社に出店見合わせを申し入れたが、受け入れられなかった。一方で、観光客の中には「便利になってよい」という声もあり、議論を呼んでいる。
町によると、出店するのは老舗旅館やホテルなどが建つ湯畑の西側。 <中略> 湯畑にはパチンコ店などもあるが、中沢町長はこれらを「日本の温泉の情緒の一角」とし、コンビニについては「非日常を売る場所に、日常的なものを持ち込んでほしくない」と否定的な見方を示す。出店計画は法的な問題をクリアしているため、「これ以上、止める方法がない」と漏らす。<以下省略> (読売新聞2月16日、群馬版より)』
私がかつて某コンビニ本部に勤務していたことは、何度か書いた。スーパーバイザーといって各店舗を巡回して、経営指導という名の「本部の指示」を守らせる役だった。
その経験から言わせてもらえば、このコンビニ進出は「反対」である。
幹線道路や周辺地域に出店する分には、町の商店の売り上げを食い荒らすこともないから構わないでしょう。ただ、今回のような「草津温泉の中心地へのコンビニ進出」に反対なのは、町側にとって決して「いい結果」をもたらさないと、ある程度予測ができるからです。これは「街の景観という問題」だけではない。
それは、温泉地や観光地の中心部にコンビニが出店すれば、その地域の商業施設は地盤沈下を起こしてしまうということになるからです。
なぜか?
まずこの件を例にしてみましょう。(細かい点は省略します。ここでは大きな流れだけを書きます)
草津の温泉地にセブンイレブンが出店すれば、確実に売り上げの高い店舗となるでしょう。なんといってもライバル店がいない独占状態なわけですから、当然です。それに経験上、こういった観光地のコンビニは売れるということは分っています。観光地それ自体が客の集まる場所であり、観光客にとっても必要なものが揃っているので、黙っていても客は来ます。(日用品を売る店は観光地には少ないということもある)
しかも24時間営業なら尚更でしょう。こういった観光地の商店は早くに店を閉めてしまうが、ジュースや酒、お菓子などを求める観光客は多く、かなりの需要があることは確実だからです。よって夜間の売上も期待できるでしょう。
そうなると、こんな「おいしい場所」を他のコンビニ業者が黙っているはずはない。他の企業が進出してくるのは確実です。それまで、出店を渋っていたのは、地元住民の反対(草津温泉のように)などが出てくるのを恐れていたり、良い物件が空かない(昔ながらの観光地は商店同士の横のつながりが強いため新しい企業が入りづらい)などの諸事情があってのことだ。
ただその地域に1店でも出店すると、次々にコンビニが出来てくるのです。(これには原則がありますが、この点は後で書きます)
ファミリーマート、ローソン、いや群馬なのでセーブオンも出てくるでしょうか。観光地側もセブンイレブンの出店を許したのに、他の企業のコンビニ出店を拒否できないでしょう。
それに、ライバル企業同士だけの戦いではありません。セブンイレブンも商圏が重なるような場所に、わざと2号店を作ったりして、同じセブン同士での商圏争いも始まるんですよ。(ここが、本部が儲かる仕組みになっている。この辺りも後で書きます。) それはもう、まるで病原菌のように街の商圏が蝕ばれていくのです。
そして、始まるんですよ。セブンイレブンによる破壊が……。
周辺地域を囲むように続々とコンビニが出店してくると、もう、一般の商店なんて歯が立たない。これにあわせて回りのみやげ物店や食べ物屋の売上が食われていくんですよ。これによって今まで、酒、飲み物など自販機で売っていた物の売り上げは減る。(自販機の売り上げは小店舗にとって重要なもの)、小腹がすいたといって、観光地でラーメンを食べたりしていた観光客が、コンビニのおにぎりなんかで済ませてしまうことになる。それによって食べ物屋の売上も減っていく。(こうなると、自分の家にいていつものように間食を食っているのと同じことになるわけで、観光地へ旅行した意味がないのだが……)
そして、進出したいコンビニ本部がすることというのは、目ぼしい商店主をけしかけてコンビニ店に改装させることなんですよ。これが一番手取り早い。特に酒やたばこの販売免許を持っている商店が狙われる。
そして、夢と希望を持たされたコンビニ店主の「残酷物語」が始まるわけです。
だが、最後には、身も心もボロボロになって、自分の店をコンビニ改装したことを後悔して、店は潰れていくんことになる。(これは後で書きます)
そうなると、必然的に、これら在来の店は営業を辞めて、閉店される店が増えていく。観光地にあった個性ある店も、閉店してしまえば、残るのは大手のコンビニだけという状態になるのです。シャッターで閉まった虫食い状態の観光地になれば、他の田舎町の商店街と変わらないことになっていくのです。「街の景観」という点から言えばこれほど無残なことはないでしょう。
そして一方では、売上の食い合いをしたコンビニ同士の争いもあって、負けたところは撤退していくことになる。(これは売り上げが減るといったことだけではなく、店舗のオーナー問題で撤退していくことも多い)。そして結果、残るのはセブンイレブンだけ、という状態になる。
かなり大雑把に書いているが、これは本当にあることなのです。
私は、商店街に次々とコンビニが進出して、どんどん商店が潰れていく様を見てきた。
現実に田舎の商店街に起こっている、よく見かける光景なのです。
それだけに、今回の「草津温泉にコンビニ進出」はとても気になる問題です。
そして、いま話題になっている「コンビニ24時間営業問題」のことですが、これにも「セブンイレブンの罪」の一つなのですが、
これは、次回に書きます。
日本アカデミー賞はおかしい。
速報。
最優秀作品賞が「東京タワー」って、ありえない。
無難にいけば「それでも僕はやってない」だろう。
大体、ノミネートされた作品がおかしい。
「それでも僕はやってない」以外キネ旬ベスト10にも入ってないものが選ばれている。この時点でもう既におかしい。
作品の評価とは違うところで決まっているのだろう。
何らかの力関係で選ばれているのだろうか。
そんな映画賞はやめてしまうべきだ。
それに、延々とインタビューが続いて、各賞発表が始まったのが1時間以上経ってからだった。
番組自体も全く緊張感のないものだった。
おかしい、おかしすぎる。
「日本史」全県立高校で必修科目に…そして新科目「郷土史」
日本史、全県立高校で必修科目に…神奈川県教委
神奈川県教育委員会は14日、学習指導要領で選択科目となっている日本史を、全県立高校152校で必修にすると発表した。
世界史の必修はそのままで、独自に「郷土史」「日本・世界近現代史」の2科目を新設し、指導要領からは逸脱しない形で実施する計画で、高校の新しい指導要領の施行に合わせ、早ければ2012年度から導入する。日本史の必修化を求める動きは各地で広がるが、独自に導入を決めたのは全国で初めて。
高校の学習指導要領は「地理歴史」の教科で世界史を必修とし、日本史と地理を選択科目としている。文部科学相の諮問機関・中央教育審議会が今年1月、新指導要領について出した答申でも、現行通り世界史のみを必修とした。
神奈川県教委の計画では世界史のほか、〈1〉日本史を履修する〈2〉地理と新設2科目を学ぶ--のいずれかを生徒が選ぶ。新設2科目は日本史の履修内容と同じになるよう、4月から独自のテキスト作りの検討を始める。新設2科目は指導要領で定める科目でないため、検定教科書は必要ない。
新科目はそれぞれ1単位(50分授業で年間35コマ)か2単位とし、世界史と地理を学ぶ生徒に大きな負担にならないように配慮するという。県教委は10年度、複数の高校で新設2科目を試験的に導入する。
神奈川県では、県立高校生徒の約3割が日本史を学習せずに卒業する。このため、県教委は「国際化が進む中、自国の歴史や文化を深く理解する学習が必要」として、06年9月に東京、埼玉、千葉の3教委とともに、日本史必修化を文部科学省に要望した。(2月14日20時14分配信 読売新聞)
町村信孝官房長官は15日午前の記者会見で、神奈川県教育委員会がすべての県立高校で日本史を必修科目とする方針を決めたことについて「わが国の歴史と伝統をしっかり学ぼうということはいいことだ」と述べ、評価する考えを示した。
また、生徒の負担増になるとの指摘に対しては「負担増であっても将来立派な社会人として成長していく基礎を教育の現場で身に付けさせようという神奈川県の判断であれば、尊重すべきだ」と語った。
(毎日新聞2月15日)
大賛成です。英語の時間を減らしても行うべきです。
特に「郷土史」というのが気になりますね。全国で採用されればいいですね。
となれば、群馬なら「新田義貞」を学校で学ぶことになるわけですか。
福井県では「義貞の最期」の所も授業の一つとして学ぶんですかね~。
いいじゃないですか。
夢のようですね。
「市川崑、死去」と「やぶ塚温泉」
毎日新聞から
「ビルマの竪琴」「東京オリンピック」など、映像美と洒脱(しゃだつ)な作風で知られる映画監督の市川崑(いちかわ・こん)さんが13日午前1時55分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。92歳。
三重県生まれ。大阪の商業高を卒業後の1933年、JOスタジオ(東宝の前身)に入社。新東宝に移籍して48年、「花ひらく」で監督デビュー。脚本家の和田夏十(なつと)(本名・市川由美子)さんと結婚し、83年に和田さんが亡くなるまで大半の作品でコンビを組んだ。
51年、東宝に移籍し、56年、「ビルマの竪琴」でベネチア映画祭サン・ジョルジョ賞。60年、「鍵」でカンヌ国際映画祭審査員特別賞。「芸術か記録か」の議論を引き起こした65年の記録映画「東京オリンピック」は、カンヌ国際映画祭批評家連盟賞などを受賞した。「犬神家の一族」(76年)、「忠臣蔵・四十七人の刺客」(94年)、「八つ墓村」(96年)でも斬新な映像感覚を見せた。テレビでも「木枯し紋次郎」などのドラマを手がけた。94年、文化功労者。
市川崑さん死去……。
あと1,2本は撮りたいと90歳を超えてからも語っていたという。全く残念ですね。
市川崑というと上記のような作品が代表作となるでしょうが、私が好きなのは「おとうと」です。「大正時代を舞台にした姉弟の愛を宮川一夫のカメラで美しく表現、自身初の『キネマ旬報』ベスト1に輝く作品となった」とある。原作は幸田文、出演は岸恵子、川口浩、田中絹代、森雅之。これで岸恵子のファンになって、暫くは出演作を探して見まくりました。
あとは、「黒い十人の女」。
公開当時(1961年)はストーリーも映像も斬新で、「早すぎた傑作」と言われていた。「殺人を企てる女たちを描いたサスペンスミステリー。妻がいるのに9人もの愛人を持つテレビ・プロデューサー。たまりかねた妻と愛人たちは共謀して男の殺害を企てるが…。グラフィカルな構図、光と闇のコントラストが印象的な作品」(goo映画から)
出演 岸恵子 山本富士子 宮城まり子 中村玉緒 岸田今日子 船越英二。みんな若くて美しいです。
これは何年か前にテレビドラマ化されたという。(未見ですが、評判は芳しくない)出演、鈴木京香、浅野ゆう子、小林薫、小泉今日子、深田恭子、小島聖、松尾れい子、木村多江など。
他には、「炎上」「野火」「細雪」なども好きですね。ただ残念なのは、これらの映画が中々見られないこと。追悼番組では、どの辺を放送するのかな(NHK衛星放送あたりで)。「ビルマの竪琴」(リメーク版)は早速フジテレビで放送するようですが。(関東)
そして、「木枯らし紋次郎」。原作は笹沢佐保。
この紋次郎の出身地の設定が「上州新田郡三日月村」ということになっています。ここは現在合併して、群馬県太田市になっています。
『「あっしには関わりのねぇことで・・・」の名文句で一世を風靡した、あの「木枯し紋次郎」の碑がここに。紋次郎の生みの親、笹沢左保氏の著名がはいった由来記と、旅人姿の紋次郎の姿が彫られている。木枯紋次郎といえば、笹沢左保原作、市川崑監督の人気時代劇。道中合羽に三度笠、長い楊枝をくわえてさすらう木枯紋次郎は当時の社会現象になったほどで、数十年たった今も紋次郎ファンの輪は絶えることがない。紋次郎ファンも、紋次郎を知らない方も、石碑に刻まれた紋次郎と記念写真でもいかが?』(やぶ塚温泉案内より)
と、この藪塚温泉は、義貞が鎌倉攻めの折り、傷ついた兵をここで療養させたことから「新田義貞の隠し湯」と言われています。行基が開湯したという伝説があるくらいですから、古くからあったことは確か。義貞だけではなく新田一族も利用したのではないでしょうか。
というわけ最後は、市川崑と新田一族を結びつけてみました。
あ、無性に「四十七人の刺客」が見たくなった、ビデオ屋に行って借りてこよう、と。
