1日5分の簿記3級(全70日)

1日5分の簿記3級(全70日)

以下の方は、
『5分』だけブログに付き合って下さい。

・独学で簿記3級に合格したい人
・これから簿記3級を勉強したいと思っている人
・何か資格を取りたいと思っている人

Amebaでブログを始めよう!




どうも。YUJIです。



本日は34/70日目の簿記3級解説となります。



初めてご覧になる方は1/70日目からどうぞ。



さて、本日より「現金・預金」の解説を行っていきます。



この現金・預金は日商簿記3級でも頻出の論点です。



ですので、日商簿記3級を受験される方は得意分野にしてほしいと思います。



今日は「小切手の振り出し(当座預金)」を解説いたします。



小切手というのはですね、当座預金の口座を開設していれば利用できます。使用のイメージはこんな感じです。




小切手を受け取った取引先はその小切手を持って銀行に行くと換金してくれます。



そして、このタイミングで当社の当座預金から引き落とされるということになります。



つまり、当社の金庫にお金がなくてもこの小切手があれば仕入が出来るということです。



もちろん、当座預金に残高があるのが前提ですからね。



それでは例題を見ていきましょう。



例題
『商品10,000円を仕入れ、小切手で支払った。』



手順1
勘定科目は上で説明いたしました「当座預金」と「仕入」になります。



例題で『小切手で支払った』とありますが、受け取った相手は後日、この小切手を銀行で換金しますよね?



そうなれば当社の当座預金から引き落とされることになります。従って、小切手を渡した時点で前もって「当座預金」を減額する処理をするんです。



手順2
「仕入」という「費用」が「発生」したので「左側」、「当座預金」という「資産」が「減額」するので「右側



手順3
金額は10,000円



解答
仕入 10,000 / 当座預金 10,000
となります。



ポイントは「小切手を渡した時点で当座預金を減額する」ですね。



本日は以上になります。



次回は「他店振出小切手」を解説いたします。



ちなみに今日の解説は「当社の振出小切手」のお話ですからね。



それでは本日もお疲れ様でした。




――――――――――――――――


日商簿記3級『会話形式の教科書』をこちら で配布中!!




どうも。YUJIです。



本日は33/70日目の簿記3級解説となります。



初めてご覧になる方は1/70日目からご覧ください。



さて、昨日に引き続き「その他の経費」を解説いたしますが、今日は、「水道光熱費」、「租税公課(そぜいこうか)」を説明いたします。



水道光熱費」は電気代や水道代やガス代です。これについては説明はいらないですね。



租税公課」ですがこれは「税金」の支払のときに使われる勘定科目になります。



問題文中に「○○○税を支払った」とあれば「租税公課」の勘定科目を使って間違いないでしょう。



それでは例題を見てみましょう。



例題1
『当社の普通預金口座から23,000円 のガス代が引き落とされた。』



手順1
勘定科目は「普通預金」、「水道光熱費」となります。



手順2
「普通預金」という「資産」が「減少」するので「右側」、「水道光熱費」という「費用」が「発生」したので「左側



手順3
金額は23,000円



解答
水道光熱費 23,000 / 普通預金 23,000



次は「租税公課」を見てみましょう。



例題2
『自動車税100,000 円を現金で支払った。』



手順1
勘定科目は「現金」、「租税公課」となります。



手順2
「現金」という「資産」が「減少」したので「右側」、「租税公課」という「費用」が「発生」したので「左側



手順3
金額は100,000円



解答
租税公課 100,000 / 現金 100,000



今日の解説は以上になります。



「租税公課」を使うときは「○○税」のときですからね。



次回からは「現金・預金」を解説いたします。




それでは今日もお疲れ様でした。



 

――――――――――――――――


日商簿記3級『会話形式の教科書』をこちら で配布中!!

どうも。
YUJIです。



本日は32/70日目の簿記3級解説となります。



仕訳の手順がまだ頭に入っていない方は
1/70日目からご覧ください。



今日からは主要な経費を見ていきます。
全部で4つの費用科目です。



「広告宣伝費」


「通信費」


「水道光熱費」


「租税公課」


となります。



「広告宣伝費」と「通信費」は今日解説いたします。


「水道光熱費」と「租税公課」は明日解説いたします。



例題1
『当社は新聞の広告代として50,000 円を普通預金から支払った。』



例題では新聞の広告代ですが、
実務だと例えば、
電柱の看板や駅の看板などの掲載費用も
広告代となりますからね。



手順1
勘定科目は
広告宣伝費
普通預金



手順2
「広告宣伝費」という「費用」が「発生」したので「左側
「普通預金」という「資産」が「減少」したので「右側



手順3
金額は50,000円ですね。



解答
広告宣伝費 50,000 / 普通預金 50,000 



次は通信費の解説です。



例題2
『当社の普通預金より、電話代14,000 円が引き落とされた。』



電話代は「通信費」という勘定科目を使用します。



実務だと「切手代やインターネット代」も
「通信費」の勘定科目を使用しますよ。



手順1
勘定科目は
通信費
普通預金



手順2
「通信費」は「費用」の「発生」なので「左側
「普通預金」は「資産」の「増加」なので「右側



手順3
金額は14,000円



解答
通信費 14,000 / 普通預金 14,000



今日の解説はここまでにいたします。



覚える勘定科目がたくさんあって
大変かもしれませんが
見る」→「見慣れる」→「覚える
となりますから、
めげずに頑張ってくださいね。



それでは今日もお疲れ様でした。


 

――――――――――――――――


日商簿記3級『会話形式の教科書』をこちら で配布中!!




どうも。YUJIです。



本日は31/70日目の簿記3級解説となります。初めての方は1/70日目をご覧ください。



今日は昨日からの引き続きで「仮払金・仮受金」その②です。具体的には「仮受金」を見ていきます。



「仮受金」とは一言でいうと、「なんだかわからない入金」です。



通常は経理等で請求書を発行し、そこに記載した金額が入金されるので、「なんだかわからない入金」はないはずですが、たまに、連絡洩れ等で経理に入金予定の連絡がないと、経理では「不明入金」として「仮受金」処理するんです。



それでは例題を見ていきましょう。



例題1
『当社の普通預金に30,000 円の原因不明の入金があったので仮受け処理した。』



手順1
勘定科目は「普通預金」、「仮受金」となります。



手順2


「普通預金」という「資産」の「増加」なので「左側

「仮受金」という「負債」の「増加」なので「右側

「仮受金」は「仮」で入金されているのでもしかしたら振込み間違いで、後日返金するかもしれませんので、負債」となります。



手順3
金額は30,000円



解答
普通預金 30,000 / 仮受金 30,000



例題2
『後日営業部からの連絡で、仮受処理した30,000 円は、商品の売上と判明した。』



手順1
勘定科目は「仮受金」、「売上」です。



手順2

「仮受金」という「負債」が「減少」したので「左側

「売上」という「収益」が「発生」したので「右側




手順3
金額は30,000円となります。



解答
仮受金 30,000 / 売上 30,000



いかがだったでしょうか?



実務では基本的に、この「仮払金・仮受金」は「不明金」ですので、「決算(1年間の会計を締める処理)」までに用途を判明させます。



次回は「そのほかの経費」を見ていきます。



本日もお疲れ様でした。




――――――――――――――――


日商簿記3級『会話形式の教科書』をこちら で配布中!!







どうも。YUJIです。



本日は30/70日目の簿記3級解説となります。


初めて方は1/70日目からご覧ください。



今日からは「仮払金・仮受金」の解説をいたします。今日はまず「仮払金」の解説です。



仮払金ですが、会社では従業員が出張に行く場合があります。



または、お使いに行くことがあります。この場合、先に従業員にお金を渡して、あとで領収書と引き換えに精算しますが先に従業員にお金を渡すことを「仮払金」というんです。



それでは例題を見てみましょう。



例題1
『従業員が出張で北海道に行くため、現金で60,000 円渡した。』



手順1
まずは勘定科目ですが先に従業員に現金を渡しているので「現金」と「仮払金」となります。



手順2
「現金」は「資産」ですが「渡した」とありますので、「資産」の「減少」となり「右側」です。「仮払金」はお金が戻ってくる可能性がありますので「資産」となります。従って「資産」の「増加」で「左側」となります。



手順3
金額は60,000円です。



解答
仮払金 60,000 / 現金 60,000



次に従業員が出張から帰ってきた仕訳です。



例題2
『従業員が出張から戻ってきたため、飛行機代の領収書46,000 円と残金を現金で受け取った。』



手順1
勘定科目は「現金」、「旅費交通費」、「仮払金」となります。



出張から帰ってきた』というのは、例題1で渡した「仮払金」が「旅費交通費」になった。ということです。



手順2
残金を現金で受け取ったので「現金」という「資産」が「増加」するので「左側」、「旅費交通費」という「費用」が「発生」したので「左側」、「仮払金」という「資産」が「減少」したので「右側



手順3
金額は以下の通りです。



「現金」は残金なので60,000円-46,000円=14,000円


「旅費交通費」は46,000円


「仮払金」は60,000円



解答


いかがでしょうか。



以前、仕入で勉強した、「前渡金」と混同するかもしれませんが、「前渡金」は「仕入」の処理のときで、「仮払金」はとりあえず「」で渡す。とういうイメージを持って下さい。



それでは本日はここまでにいたします。お疲れ様でした。


 

――――――――――――――――


日商簿記3級『会話形式の教科書』をこちら で配布中!!







どうも。YUJIです。



本日は29/70日目の簿記3級解説となります。



初めてご覧になる方は1/70日目からご覧ください。



今日のテーマは「従業員が借入している場合の給与支払い」です。



簡単にいいますと、従業員が給料日前などでお金がないために会社から前借している場合の給与の支払い処理です。



イメージはこんな感じです。



従業員Aがお金がないので会社からお金を借りる。



給料日になったので、①の返済金額と利息を差引いて従業員Aに給料を支払った。



それでは例題を見てみましょう。



例題
『今月の給料350,000円から貸付金の返済額50,000円と利息3,000円を差引き、手取り額を普通預金から振り込んだ。』



この例題のお話を簡単にまとめますと、会社は給料350,000円のうち貸付金50,000と利息分3,000が差引いて297,000円を振り込んだ。となります。



手順1
勘定科目ですが、「給料」、「貸付金」、「受取利息」、「普通預金」ですね。



手順2
「給料」は「費用」の「発生」ですので「左側」、


「貸付金」は「資産」で、本例題では「貸付金」の減額なので「資産」の「減少」となり「右側」、


「受取利息」という「収益」の「発生」は「右側」、


「普通預金」で支払ったとありますので、「資産」の「減少」となり「右側



手順3
金額ですが、

「給料」は「左側」に350,000円

「貸付金」は「右側」に50,000円

「受取利息」は「右側」に3,000円

「普通預金」は「右側」に297,000円

となります。

これで、左側の合計と右側の合計は一致します。(350.000円



解答




いかがでしたか?



給料の仕訳はそこまで難しくなかったのではないでしょうか。



次回は「仮払金・仮受金」を解説していきます。それでは本日もお疲れ様でした。


――――――――――――――――


日商簿記3級『会話形式の教科書』をこちら で配布中!!










どうも。YUJIです。



本日は28/70日目の簿記3級解説となります。初めてご覧になる方は1/70日目からご覧ください。



今日のテーマは「給与の支払」です。あなたは給与をもらったことがあると思いますが、今回はもらう側ではなく、支払う側の処理になります。



つまり、会社やお店が行う仕訳ですね。そして、給与は税金等を差し引かれて振り込まれるんです。



その後、会社では従業員の給与から差し引いた税金等を納付するんです。



それでは例題を見てみましょう。



例題
『当社は従業員に対して給料の総額300,000 円から社会保険料50,000 円と所得税5,000 円を控除した残額を普通預金で振り込んだ。』



例題に従って処理をすれば簡単に仕訳が出来ますからね。



手順1
勘定科目は「給料」、「社会保険料預り金」、「所得税預り金」、「普通預金」となります。



具体的に見ていきましょう。



給料を支払うので「給料」勘定を使用します。




次に「社会保険料預り金」と「所得税預り金」は例題の文章から導きだします。



手順2
「給料」は「費用」の「発生」ですので「左側」、「普通預金」は「振り込む」とありま
すので、「資産」の「減少」として「右側



「社会保険料預り金」と「所得税預り金」ですが、これは会社が給料から差し引いて、後日納付するので、会社にとっては「負債」の「増加」となり「右側



手順3
金額は以下のとおりになります。



給料・・・300,000円



社会保険料預り金・・・50,000円



所得税預り金・・・50,000円



普通預金・・・300,000円-50,000円-50000円=245,000円



解答


いかがだったでしょうか?



給料の仕訳は「社会保険料」や「所得税」の預かりがあるのがポイントですね。



明日は「給料のもう一つの処理」を解説いたします。



それでは本日はここまでにいたします。



今日もお疲れ様でした。








――――――――――――――――


日商簿記3級『会話形式の教科書』をこちら で配布中!!




どうも。
YUJIです。



本日は27/70日目の簿記3級解説となります。初めての方は1/70日目をご覧ください。



今日のテーマは「借入」です。「借入」についてはイメージしやすいと思います。



「借入」のポイントは「支払利息」が発生するということです。お金を借りたら、利息を付けて返金する。当然ですよね。



それでは例題を見てみましょう。



例題1
『当社はA 銀行から現金360,000円を借り入れた。』



手順1
勘定科目は「現金」と「借入金」です。



手順2
「現金」という「資産」が「増加」するので「左側」、「借入金」という「負債」が「増加」するので「右側」、「借入金」は将来返さないといけないお金なので「負債」となります。



手順3
金額は360,000円



解答
現金 360,000 / 借入金 360,000



それでは次に返金の仕訳を見ていきましょう。



例題2
『借入金の返済日となったので、利息20,000 とともに、当座預金から支払った。』



返済期日とは返済の期限日ということです。



手順1
勘定科目は「当座預金」と「借入金」と「支払利息」です。利息を支払った場合は「支払利息」という勘定科目を使います。



手順2
「当座預金」という「資産」が「減少」したので「右側」、「借入金」という「負債」が「減少」したので「左側」、「支払利息」という「費用」が「発生」したので「左側



手順3
「貸付金」の金額は360,000円、「支払利息」の金額は20,000円、「当座預金」の金額は360,000円+20,000円=380,000円



解答


いかがだったでしょうか?



「貸付・借入」はイメージもつきやすく、比較的簡単な会計処理だったと思います。



次回は「給料の支払い」について解説を行います。それでは本日もお疲れ様でした。



――――――――――――――――


日商簿記3級『会話形式の教科書』をこちら で配布中!!




どうも。
YUJIです。



本日は26/70日目の簿記3級解説となります。初めてご覧になる方は1/70日目からご覧ください。



今日のテーマは「貸付」です。



「貸付」についてはイメージしやすいですよね。ここで注意が必要なのは「利息」が発生するということです。お金を貸すので利息がもらえるんですね。



それでは例題を見てみましょう。



例題1
『当社はA 社に現金600,000 円を貸し付けた。』



まずはお金を貸した時の仕訳です。



手順1
勘定科目は「現金」と「貸付金」です。



手順2
「現金」という「資産」が「減少」するので「右側」、「貸付金」という「資産」が「増加」するので「左側」、「貸付金」は将来返金されますよね?、従って「資産」になるんです。



手順3
金額は600,000



解答
貸付金 600,000 / 現金 600,000



それでは次に返金の仕訳を見ていきましょう。



例題2
『本日、満期日となり利息とともに現金で受け取った。(期間10 か月、年利率10%)』



満期日とは貸付期間の満了日ということです。つまり返金期日ですね。



手順1
勘定科目は「現金」と「貸付金」と「受取利息」です。利息を受け取った場合は「受取利息」という勘定科目を使います。



手順2
「現金」という「資産」が「増加」したので「左側」、「貸付金」という「資産」が「減少」したので「右側」、「受取利息」という「収益」が「発生」したので「右側



手順3
貸付金」の金額は600,000円です。



次に「受取利息」ですが、年利10%なので600,000円×10%=60,000円は1年で計算した金額となります。



例題の期間は10か月なので、60,000円×10か月/12か月=50,000円が受取利息の金額になります。



現金」の金額は貸し付けた600,000円と利息50,000円を合わせて65,000円となります。



解答




いかがでしたか?



次回は「借入」についての解説を行います。それでは本日もお疲れ様でした。



――――――――――――――――


日商簿記3級『会話形式の教科書』をこちら で配布中!!




どうも。
YUJIです。



本日は25/70日目の簿記3級解説となります。



今日のテーマは「有価証券の評価」です。



初めてご覧になる方は1/70日目からご覧ください。



さて、有価証券の評価ってイメージつきますか?



簿記3級ではとりあえず、有価証券=株と考えていただくと、株の価値で(株価と言います)って常に上下していますよね。



しかし、取得した有価証券の金額は帳簿上は一定ですよね。



そこで、決算日に帳簿上の有価証券の価値(簿価と言います)と実際の株の価値(株価)を比較して簿価を株価になおす処理を「有価証券の評価」と言います。



それでは例題を見てみましょう。



例題
『先日売買目的で取得した有価証券(70株 @2,250円)の時価が@3,000 であった。決算日を迎えたので、評価替えを行った。』



イメージしてください。



帳簿上の有価証券が1株2,250円であり、時価の1株3,000円になおす(評価替え)のでカンタンに考えれば帳簿上の有価証券が上昇しますよね。



手順1
勘定科目は「売買目的有価証券」と「有価証券評価益



手順2

「売買目的有価証券」という「資産」が「増加」するので「左側」、「有価証券評価益」という「収益」が「発生」するので「右側



手順3
金額は1株2,250円→3,000円になるので1株750円だけ帳簿上の価値が上がります。そして70株持っているので750円×70株=52,500円となります。



解答
売買目的有価証券 52,500 / 有価証券評価益 52,500



今回の例題は「有価証券評価益」でしたが、もし、 簿価 > 時価 であれば時価の方が低いので仕訳の勘定科目は「有価証券評価損」を使って



有価証券評価損 ××× / 売買目的有価証券×××



となります。



本日はここまでにいたします。



今日で有価証券の処理は終わりです。



いかがでしたでしょうか?手形取引と比べたらカンタンでしたかね。



次回からは「貸付・借入」に入ります。



今日もお疲れ様でした。




――――――――――――――――


日商簿記3級『会話形式の教科書』をこちら で配布中!!