映画批評「ターミネーター4」
ターミネーター4

得点75点(よい)
2009年(米)
監督 McG(マックジー )
主演 クリスチャン・ベール
サム・ワーシントン
アントン・イェルチン
ブライス・ダラス・ハワード
(2009年12月22日DVDにて鑑賞)
こんな映画
ターミネーターシリーズ最新作の本作は、「審判の日」以降のスカイネットとの本格的な戦争をメインに描かれた新シリーズ。全3部作の構想とのこと。
一言で言うと
マッドマックスロボット版(この意味合いが分かる方ペタください)
ストーリー
自我に目覚めたコンピューター「スカイネット」による人類に宣戦布告した「審判の日」を生き残った人々は、必死の抵抗を続けていた。
その中で運命の子ジョン・コナーは、自分の父親はこの時代に生きているカイル・リースであり、彼を過去にタイムスリップさせることで自分が誕生するのだが、スカイネットはそれを察知しカイル・リースを血眼になって探していた。そこに半分人間・半分機械の謎の男マーカス・ライトが彼の目の前に現れる。果たしてマーカス・ライトは敵か味方か・・・・・?
評論(ネタバレ注意)
ターミネーターシリーズの新章となる本作は、シュワちゃんはほんのちょい出演しているものの、従来のシリーズとは毛色が違う。ある意味お決まりを排除してしまった故か、今作はそこまで興行成績が良くない。
どちらかというと、ジョン・コナーは狂言廻し的な役割で、半人半機械のマーカス・ライトと若き日のカイル・リースが話のメインとなっていく。
全体的にストイックな印象を受ける。
多分、マーカス・ライトの視点を追うことによって、見る者にこの世界観を理解させる役割を担っているのだと思う。
最後のつなぎ方はうまいと思う。マーカス・ライトの存在が後々の展開の整合性をあわせる意味でもうまく使っているかと思う。
しかし、今作で退場してしまうのはあまりに惜しい気もする。
ただ、状況を悪くさせたのは、意外とジョン・コナーの独りよがりであったりする。
今までは自分がリーダーになることに悩んでいたジョン・コナーのまさかの開き直り。
もう少し葛藤を描いてもよいのでは?せっかくシュワ型のT-800が出たんだからさ。
総じて今までのシリーズが好きな人には、面食らうこと必須です。
新しい映画として見ましょう。小生は前作よりは面白いと思いますが。
ちなみにこの映画のジョン・コナーの嫁役のブライス・ダラス・ハワードは、「アポロ13」や「ダヴィンチコード」の監督ロン・ハワードの娘だったりします。意外と綺麗な女優さんです。

最後に映画トレイラーをどうぞ。作中流れているのはナインインチネイルズです。

得点75点(よい)
2009年(米)
監督 McG(マックジー )
主演 クリスチャン・ベール
サム・ワーシントン
アントン・イェルチン
ブライス・ダラス・ハワード
(2009年12月22日DVDにて鑑賞)
こんな映画
ターミネーターシリーズ最新作の本作は、「審判の日」以降のスカイネットとの本格的な戦争をメインに描かれた新シリーズ。全3部作の構想とのこと。
一言で言うと
マッドマックスロボット版(この意味合いが分かる方ペタください)
ストーリー
自我に目覚めたコンピューター「スカイネット」による人類に宣戦布告した「審判の日」を生き残った人々は、必死の抵抗を続けていた。
その中で運命の子ジョン・コナーは、自分の父親はこの時代に生きているカイル・リースであり、彼を過去にタイムスリップさせることで自分が誕生するのだが、スカイネットはそれを察知しカイル・リースを血眼になって探していた。そこに半分人間・半分機械の謎の男マーカス・ライトが彼の目の前に現れる。果たしてマーカス・ライトは敵か味方か・・・・・?
評論(ネタバレ注意)
ターミネーターシリーズの新章となる本作は、シュワちゃんはほんのちょい出演しているものの、従来のシリーズとは毛色が違う。ある意味お決まりを排除してしまった故か、今作はそこまで興行成績が良くない。
どちらかというと、ジョン・コナーは狂言廻し的な役割で、半人半機械のマーカス・ライトと若き日のカイル・リースが話のメインとなっていく。
全体的にストイックな印象を受ける。
多分、マーカス・ライトの視点を追うことによって、見る者にこの世界観を理解させる役割を担っているのだと思う。
最後のつなぎ方はうまいと思う。マーカス・ライトの存在が後々の展開の整合性をあわせる意味でもうまく使っているかと思う。
しかし、今作で退場してしまうのはあまりに惜しい気もする。
ただ、状況を悪くさせたのは、意外とジョン・コナーの独りよがりであったりする。
今までは自分がリーダーになることに悩んでいたジョン・コナーのまさかの開き直り。
もう少し葛藤を描いてもよいのでは?せっかくシュワ型のT-800が出たんだからさ。
総じて今までのシリーズが好きな人には、面食らうこと必須です。
新しい映画として見ましょう。小生は前作よりは面白いと思いますが。
ちなみにこの映画のジョン・コナーの嫁役のブライス・ダラス・ハワードは、「アポロ13」や「ダヴィンチコード」の監督ロン・ハワードの娘だったりします。意外と綺麗な女優さんです。

最後に映画トレイラーをどうぞ。作中流れているのはナインインチネイルズです。
映画批評「ニューヨークの恋人」
ニューヨークの恋人

¥1,980
Amazon.co.jp
得点60点(まぁまぁ)
2001年(米)
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演 メグ・ライアン
ヒュー・ジャックマン
(2009年12月22日お昼のロードショーで鑑賞)
こんな映画。
ラブコメの女王ことメグ・ライアンとオーストラリア生まれの色男ヒュー・ジャックマン共演による。過去から未来にきた公爵との恋模様を描くラブコメ作。
一言で言えば、
なんだかディズニィー映画を見ているようだ。
ストーリー
1800年後半のニューヨーク。そこで没落寸前の貴族のヒュー・ジャックマン扮する主人公の公爵は、叔父のいいつけで強引に花嫁をめとることになりそうになるが、ある不振人物を追っているうちに主人公は現代のニューヨークをさまようことになる。不振人物は現代から過去にタイムトラベルをしてきたのだ。主人公は、その男の部屋に居座ることになる。そして下の階に住むメグ・ライアン扮するヒロインに心惹かれていくのだが・・・・。
評論(ネタバレ注意)
俗に言うタイムトラベル物である本作は、ヒュー・ジャックマン扮する主人公の、前時代の紳士的な態度で周りの人間とヒロインに影響を与えていくのが、この作品のキモである。
前日鑑賞の「ビッグ」が子供の純真さが周りの人間の心を埋めていったのと対象的だ。
主人公の女性に対する紳士的な気遣いが、今の男性よりも新鮮に見えるそのギャップが時に面白く。男性から見てもとても参考になるものであった。
ヒュー・ジャックマン自身が意外とこういった小奇麗な役が似合っているなと思う。
前半パートが主人公が現代来てのカルチャーショックが中心に描かれ、
後半パートは、メグ・ライアンとのドラマがメインになってくる。
しかし、メグ・ライアンとヒュー・ジャックマンの恋愛模様の中身の薄さを感じてしまう。
そもそもヒュー・ジャックマンがどうして惚れたのかがいまいち伝わってこない。
最後も、ある意味どんでん返し。そうきたか!って感じ。
オイオイと突っ込みたくもなるが、これはこれでいいのかな?
この辺がどこかディズニィー映画を彷彿とさせる。
まぁ、安心して見れる作品です。
感動という意味では少し薄いかもしれませんが・・・・。
最後に映画トレイラーをどうぞ。字幕なしですがなんとなくあらすじが分かるかと思います。

¥1,980
Amazon.co.jp
得点60点(まぁまぁ)
2001年(米)
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演 メグ・ライアン
ヒュー・ジャックマン
(2009年12月22日お昼のロードショーで鑑賞)
こんな映画。
ラブコメの女王ことメグ・ライアンとオーストラリア生まれの色男ヒュー・ジャックマン共演による。過去から未来にきた公爵との恋模様を描くラブコメ作。
一言で言えば、
なんだかディズニィー映画を見ているようだ。
ストーリー
1800年後半のニューヨーク。そこで没落寸前の貴族のヒュー・ジャックマン扮する主人公の公爵は、叔父のいいつけで強引に花嫁をめとることになりそうになるが、ある不振人物を追っているうちに主人公は現代のニューヨークをさまようことになる。不振人物は現代から過去にタイムトラベルをしてきたのだ。主人公は、その男の部屋に居座ることになる。そして下の階に住むメグ・ライアン扮するヒロインに心惹かれていくのだが・・・・。
評論(ネタバレ注意)
俗に言うタイムトラベル物である本作は、ヒュー・ジャックマン扮する主人公の、前時代の紳士的な態度で周りの人間とヒロインに影響を与えていくのが、この作品のキモである。
前日鑑賞の「ビッグ」が子供の純真さが周りの人間の心を埋めていったのと対象的だ。
主人公の女性に対する紳士的な気遣いが、今の男性よりも新鮮に見えるそのギャップが時に面白く。男性から見てもとても参考になるものであった。
ヒュー・ジャックマン自身が意外とこういった小奇麗な役が似合っているなと思う。
前半パートが主人公が現代来てのカルチャーショックが中心に描かれ、
後半パートは、メグ・ライアンとのドラマがメインになってくる。
しかし、メグ・ライアンとヒュー・ジャックマンの恋愛模様の中身の薄さを感じてしまう。
そもそもヒュー・ジャックマンがどうして惚れたのかがいまいち伝わってこない。
最後も、ある意味どんでん返し。そうきたか!って感じ。
オイオイと突っ込みたくもなるが、これはこれでいいのかな?
この辺がどこかディズニィー映画を彷彿とさせる。
まぁ、安心して見れる作品です。
感動という意味では少し薄いかもしれませんが・・・・。
最後に映画トレイラーをどうぞ。字幕なしですがなんとなくあらすじが分かるかと思います。
映画批評「ビッグ」
ビッグ [DVD]

得点70点(よい)
監督 ペニー・マーシャル
出演 トム・ハンクス
エリザベス・パーキンス
(2009年12月20日昼のロードショーで鑑賞)
こんな映画
トム・ハンクスの初期の出世作。誰もが考える子供がそのまま大人になったら?を表現したハートフルコメディ。
一言で言えば
やっぱり大人じゃんか!
ストーリー
13歳のジョシュは、ある日占いマシーンにお願いをする。
「僕を大人にしてください。」
その次の日に本当に30代の大人になってしまう。
主人公は、ひょんなことからその大人の姿のまま、おもちゃを製作する会社で社長に気に入られえて成功を収めていく。そして、同僚の女性とも徐々に距離を縮めていき、公私共に充実した毎日を過ごすのであるが・・・・・・。
評論(ネタバレ注意)
誰もが思う。子供がそのまま大人になって大人の世界で暮らしたら?
それを面白おかしく、そして切なく描いた本作は、無垢な表情を魅せるトム・ハンクスの演技あっての賜物である。
見ていて大人ってなんだろう?子供ってなんだろう?って考えさせられる映画である。
見方を変えれば、子供がしそうなことを大人がやったら?と、そのギャップでしか笑わせるポイントがないため、コメディの要素と言うよりは恋愛ドラマの要素が大きいように感じる。
前半パートは、大人になって成功するまで。
後半パートは、同僚の女性との悲恋。
となっている。
しかし、最後は少し急ぎすぎた。
なんせ、急に子供に戻りたいと言い出すのだが、見ているこっちにはなんで?って思えてくる。
いくつかそのような表現を用いるのだが、ちょいとわかりずらい。
女性も、最後は実は子供だったとあっさりと信じてしまうのだが、これもちょっと気がつくには気がつく要素が薄い。相手を信じていたと言ってしまえばそれまでなんだけど、そんな非科学的なこと信じるかな?
それでも、後にミュージカルにもなっているほど名作として残っている映画です。
(日本でもミュージカル化されている初回では、ヒロイン役はノリピー)
グーニーズみたいな映画が好きで尚且つ、恋愛映画が好きな人でしたら気に入るかもしれません。
女性との悲恋は、女性の視点でみたら男性から見た評価とまた違うかもしれません。
ただ一言言いたいのは、大人になった主人公は意外と大人だったりする。ませていたってことかな?
映画批評「インディペンデンスデイ」
インデペンデンス・デイ [DVD]/ウィル・スミス,ビル・プルマン,ジェフ・ゴールドブラム

65点(まぁまぁ)
1996年(米)
監督 ローランド・エメリッヒ
出演者 ジェフ・ゴールドブラム
ビル・プルマン
ウィル・スミス
ランディ・クエイド
(2009年12月20日、日曜洋画劇場にて鑑賞)
こんな話
破壊者ローランド・エメリッヒ監督による。突如異星人襲来し人類の攻防を描いたSFパニック作。
一言で申せば
別に独立って占領されてないじゃん!
ストーリー
突如巨大なUFOが世界中に飛来し地球を攻撃し始める。
わずかに生き残った人類は、決死の抵抗をするが、UFOはシールドに守られているので歯が立たない。米軍は密かに以前に飛来していたUFOを捕獲し研究していた。
独立記念日の7月4日。そのUFOを使いUFOの母船に密かにもぐりこみ核兵器を使い作戦へと出るのだが・・・・。
評論(ネタバレ注意)
題名の通り、アメリカの独立記念日に宇宙人から独立を勝ち取る意味合いがあるのだが、まだ占領下ではなかったのだから独立も糞もないだろよ?って思ってしまう。
「今日は人類の独立記念日だっ!」て、アメリカだけで言われてもね・・・。
全体的にアメリカ万歳。と、ご都合主義がかなりまかり通っている。
最後に、博士が宇宙人のコンピューターにアクセスしてコンピューターウィルスを流すのだが、あんな最先端技術を持っている宇宙人がこんなのに負けてしまうわけがないじゃんって思うが、そこはただの突っ込みとして許してあげる。
それでも、今見てもSFXはすごく、迫力は申し分ない。
何も考えずにボケッと見ていれば面白い。
ちなみに、この映画は群像劇に属する。
群像劇とは、主人公を一人に固定するのではなく。複数の登場人物から物語が構成される作品をいう。
この映画もそうである。
誰が主人公ってわけでもない。一見ジェフゴールド・ブラムっぽくも思えなくもないがそうでもない。
総じてスカッとしたい時はこの映画を是非どうぞ。


65点(まぁまぁ)
1996年(米)
監督 ローランド・エメリッヒ
出演者 ジェフ・ゴールドブラム
ビル・プルマン
ウィル・スミス
ランディ・クエイド
(2009年12月20日、日曜洋画劇場にて鑑賞)
こんな話
破壊者ローランド・エメリッヒ監督による。突如異星人襲来し人類の攻防を描いたSFパニック作。
一言で申せば
別に独立って占領されてないじゃん!
ストーリー
突如巨大なUFOが世界中に飛来し地球を攻撃し始める。
わずかに生き残った人類は、決死の抵抗をするが、UFOはシールドに守られているので歯が立たない。米軍は密かに以前に飛来していたUFOを捕獲し研究していた。
独立記念日の7月4日。そのUFOを使いUFOの母船に密かにもぐりこみ核兵器を使い作戦へと出るのだが・・・・。
評論(ネタバレ注意)
題名の通り、アメリカの独立記念日に宇宙人から独立を勝ち取る意味合いがあるのだが、まだ占領下ではなかったのだから独立も糞もないだろよ?って思ってしまう。
「今日は人類の独立記念日だっ!」て、アメリカだけで言われてもね・・・。
全体的にアメリカ万歳。と、ご都合主義がかなりまかり通っている。
最後に、博士が宇宙人のコンピューターにアクセスしてコンピューターウィルスを流すのだが、あんな最先端技術を持っている宇宙人がこんなのに負けてしまうわけがないじゃんって思うが、そこはただの突っ込みとして許してあげる。
それでも、今見てもSFXはすごく、迫力は申し分ない。
何も考えずにボケッと見ていれば面白い。
ちなみに、この映画は群像劇に属する。
群像劇とは、主人公を一人に固定するのではなく。複数の登場人物から物語が構成される作品をいう。
この映画もそうである。
誰が主人公ってわけでもない。一見ジェフゴールド・ブラムっぽくも思えなくもないがそうでもない。
総じてスカッとしたい時はこの映画を是非どうぞ。

映画批評「スウェプト・アウェイ」
スウェプト・アウェイ

得点55点(う~ん~)
2002年(米)
監督: ガイ・リッチー
出演: マドンナ
アドリアーノ・ジャンニーニ
こんな映画
2002年当時のマドンナの実夫のガイ・リッチー監督が嫁のために撮ったものの、最低映画賞ラジー賞を受賞してしまう。超高慢ちきなセレブの人妻と、その辺の貧乏な漁師と一緒に無人島に漂流してしてしまい禁断の愛が芽生えてしまうロマンチック作。
一言で言うと
漁師がセレブを釣って、逃げられる。
ストーリー
マドンナ扮する人妻の主人公、ギリシャからのクルーズで遊覧する。その主人公のお世話役になったアドリアーノ扮する漁師。
高飛車な主人公は、漁師を超こき使う。しかしクルーズは転覆遭難し二人は無人島で二人だけになってしまう。虐げられた屈辱を晴らすかのように漁師はマドンナにひどい仕打ちをするも、徐々に二人の距離は短くなり、愛が芽生えてしまい幸せへと変わっていく。しかし、救助船により救助され二人の仲は引き裂かれてしまうのだが・・・・。
評論(ネタバレ注意)
前半パートは無人島。後半パートは救出されてからとなる。
前半パートだけで評価して見る気が失せてしまうという、なんとも残念な映画なのが多分、ラジー賞を受賞した理由だと思う。
なんせ、前半パートと後半パートのトーンが違う。
はっきり言って前半パートは、見ていてほんと馬鹿ばかしい。
二人の距離を縮める展開も、見ていて馬鹿ばかしい。
突っ込みを通り越してあきれて来る。
しかし、後半のパートは一気にトーンが変わる。
その切ないまでの漁師の思い。
無人島から帰り、普通の生活に戻ったとしても本当に無人島の時の気持ちになれるのか?それを確かめたいと漁師は言う。しかし、マドンナは人妻。どうしても気持ちを伝えたい二人はすれ違う。
最後の怒涛の切ないまでの展開は心揺さぶられる。
前半パートがしっかりしていれば、評価も変わっていたことでしょうが、意外とマドンナってラジー賞の常連だったりします。日本で言う不細工芸人のお決まりみたいなもんでしょうな。
見てみたい方は、後半パートだけ見てみましょう。
それでも充分見れます。
最後に広告CMをどうぞ。字幕なしです。
こんな感じで前半は進みます。が後半はぜんぜん違う。CMからして、すでに失敗している。

得点55点(う~ん~)
2002年(米)
監督: ガイ・リッチー
出演: マドンナ
アドリアーノ・ジャンニーニ
こんな映画
2002年当時のマドンナの実夫のガイ・リッチー監督が嫁のために撮ったものの、最低映画賞ラジー賞を受賞してしまう。超高慢ちきなセレブの人妻と、その辺の貧乏な漁師と一緒に無人島に漂流してしてしまい禁断の愛が芽生えてしまうロマンチック作。
一言で言うと
漁師がセレブを釣って、逃げられる。
ストーリー
マドンナ扮する人妻の主人公、ギリシャからのクルーズで遊覧する。その主人公のお世話役になったアドリアーノ扮する漁師。
高飛車な主人公は、漁師を超こき使う。しかしクルーズは転覆遭難し二人は無人島で二人だけになってしまう。虐げられた屈辱を晴らすかのように漁師はマドンナにひどい仕打ちをするも、徐々に二人の距離は短くなり、愛が芽生えてしまい幸せへと変わっていく。しかし、救助船により救助され二人の仲は引き裂かれてしまうのだが・・・・。
評論(ネタバレ注意)
前半パートは無人島。後半パートは救出されてからとなる。
前半パートだけで評価して見る気が失せてしまうという、なんとも残念な映画なのが多分、ラジー賞を受賞した理由だと思う。
なんせ、前半パートと後半パートのトーンが違う。
はっきり言って前半パートは、見ていてほんと馬鹿ばかしい。
二人の距離を縮める展開も、見ていて馬鹿ばかしい。
突っ込みを通り越してあきれて来る。
しかし、後半のパートは一気にトーンが変わる。
その切ないまでの漁師の思い。
無人島から帰り、普通の生活に戻ったとしても本当に無人島の時の気持ちになれるのか?それを確かめたいと漁師は言う。しかし、マドンナは人妻。どうしても気持ちを伝えたい二人はすれ違う。
最後の怒涛の切ないまでの展開は心揺さぶられる。
前半パートがしっかりしていれば、評価も変わっていたことでしょうが、意外とマドンナってラジー賞の常連だったりします。日本で言う不細工芸人のお決まりみたいなもんでしょうな。
見てみたい方は、後半パートだけ見てみましょう。
それでも充分見れます。
最後に広告CMをどうぞ。字幕なしです。
こんな感じで前半は進みます。が後半はぜんぜん違う。CMからして、すでに失敗している。