a2月20日(水)今日は何の日? | クラシックばっか 時空間

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作曲者や指揮者、演奏家などに因んだ記事を紹介しています。 日常生活で気づいた場面を写真にしています。

今日 2月20日は、ロシアの作曲家であるピョートル・チャイコフスキーのバレー音楽                   『白鳥の湖』 作品120 が初演された日です。

 

 (上演時間は約2時間前後と長いので、飛ばし聴きもありです。お時間のある方・作れる方は、音楽を聴きながらじっくりとご覧になるのがベストだと思います。一挙手一投足が美しいです。)
                      


また 2月20日は、スイスの指揮者   エルネスト・アンセルメ (1883~1969)の命日です。

(ご紹介している曲目は、歌劇『イーゴリ公』より、「ダッタン人の娘たちの踊り」や「序曲」、「ダッタン人の踊り」等です。どんな表情どんな気持ちで踊っているのでしょう。想像してみるのも一興ですね。)

 

 




音楽家コインの紹介

スイス 5フラン 1983年発行
アンセルメ 「生誕100年」

 

 

 

 

以下に、毎日1曲ずつ げんのお気に入りを追加で紹介していきます。

スマートでない記事とイケてないリンク貼りですが、
紹介者がダサいだけで、

それぞれの楽曲はまばゆいほどの燦然たる輝きを放っています。
(一定期間掲載しておきたいと思います。)

もし興味を引く曲目があれば、訪ねて(聴いて)みるのも

一興かもしれませんね。

 

聴くスタイルは人それぞれ!

 


1.ベートーベン「ピアノソナタ第32番」
   (ベートーヴェン最後のピアノソナタです。演奏動画を見るのも良いですが、最初はBGMとして聴かれてみてはいかがでしょう。)

2.シューベルト「魔王」作品1(歌曲)
    (シューベルトの一番最初に出版されたドイツ・リート。歌詞はゲーテのものから採られていて、語り手・父親・息子・魔王の4者のにより展開される。)

3.ブラームス「ヴァイオリンソナタ第3番」ニ短調 作品108  
    (親友ポールの訃報に接したり、友人ビルロートの危篤の知らせを受けたりと、人間の宿命を痛切に感じ始めた頃の作品です。内省的な作品となっています。)

 

4.サン=サーンス「交響曲第3番」《オルガン》作品78
      (この曲は、荘厳であり、流麗であり、堂々としている。

自信を失いかけた時、この曲を聴いてみると良い。

きっと自分本来の姿を取り戻すことができるであろう。)

 

5.モーツァルト「ピアノソナタ第11番」イ長調K.331            (トルコ行進曲付き)

    (モーツァルト。ベートーヴェン。。シューベルト。。。 ピアノソナタの中の第3楽章祝祭劇「アテネの廃墟」の付随音楽。。 ピアノ連弾の為の曲集「3つの軍隊行進曲」の第1番。。。 どれもみんなトルコマーチです。あなたのご存じのトルコマーチはどれかなぁ)

 

6.ヘンデル『ハープシコード組曲』第5番 ホ長調 HWV.430より、「調子の良い鍛冶屋」
  (ヘンデルが、さる公爵に仕えていた頃、鍛冶屋の軒下で雨宿りをしていたときに鎚が金床を撃つ音に霊感を受けて書き留めたとする逸話があるが、この話は作り話である。)

7. フォーレ「パヴァーヌ」 op.50

 (弦楽器のピチカートから始まり、不思議で気だるそうなフルートの音色へと引き継がれ、やがて合唱へと導かれていきます。)

 

7’.フォーレ「ラシーヌ賛歌」op.11

  (同じフォーレの合唱曲でも雰囲気違います。心地よいハープの音色。やさしい雰囲気に包まれたいあなたにお勧めです。)

 

8.ガーシュイン「ラプソディ・イン・ブルー」

アメリカの作曲家ガーシュインが作曲、グローフェが編曲したいわば ジャズ風ピアノ協奏曲である。 初演は1924年2月12日。)

 

9.

 

        

 

※ 記事に貼ってあるYoutubeのリンクは大音量の場合があります。

 ご注意下さい。

(音量の感じ方は個人差があります。また、PCの音声出力環境による音量の違いがありますので、ボリュームを調整してお聴き下さい。)

 

※ リンク切れのYoutube動画の無いように心がけていますが、それでも時々あります。その節は平にご容赦下さい。

 

楽しみ方は人それぞれ!

楽しい音楽ライフを!

                            2019年2月20日(水)
では。また。

 

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ここから先は、興味のある方のみ、お読み下さい。

 

お待たせしました。

2月19日(火)の日記

 

 

今日は、昨日より少し遅めの6時過ぎに病院に着いた。

 

非常事態に備えたり病室の様子が廊下からも見られたりするからだろう、ドアはいつも開いている。

 

入るとき小声で「しつれいします。」と声を掛けてから病室へ入った。

 

母の寝ているベッド近くまで行き、顔をのぞき込んだ。食事が済んでからまだ間もないと見えて、ベッドには角度かが付けられてあった。

私:「おかあさん、きいたよー。」と小声で言うのとほぼ同時に目をあいた。
私:「今日の食事どうだった~?」

 

肯きながら、
母:「昨日より食べられたー。」親指と人差し指を合わせるジェスチャーで示した。
母:「ほんのちょっとー残したけどね。」

 

私:「よかったね~。体力付くよー。うんうん。」と頷いた。
私:「テレビ見る~?」と訪ねると、母は右手を横に振りながら、

 

母:「いい。いいよ。もったいないから。」
私:「リモコン自分で取りづらいんだから、俺が来たとき位見ればー。リモコン押してやろうか?」と言いながら、ベッドの柵内にある櫛やリモコン、ティッシュボックスやや歯磨きセットが縦に取りやすく並べてある2、30cmのプラ網籠に手をやろうとすると、

 

母:「いいよ、いいよ。」とまた右手を横に振った。
母:「今ドラマ見てないから、いいよ。」 疲れるのだろか見たい気はないらしい。     

母:「買ってきてくれた靴下って、まだあるん?」
 枕元からは見えないが、すく側に高くそびえているロッカーを一瞥した私は、
私:「あるよー。まだ五足も残ってるよー。」

 

母:「じゃー取って。靴下履いてみるから。」
私:「はいよー。」と言って備品棚から、2足の猫耳靴下を取り、

 

私:「どっちが好いー?びんくとグレーのがあるよ。」よく見えるように差し出す。
母:「こっちがいいー。」とグレーの靴下を指さした。

私:「こないだ履かせたんはどうしたん?」
母:「ぬいじゃった。」

 

私:「えっ、もおー?」   母は肯きながら
母:「ベッドの上にあるだろ? 気持ちが悪くて脱いじゃった。」

 

私:「えっ、どこどこっ? ちょっとごめんね。」とベッドの上を探したのだが見つからず、掛け布団を少しずつめくって靴下を探す。

 

母:「なーい?」
私:「みつかんないよー。どこいっちゃんかなー? シーツ交換の時に一緒に巻き込まれちゃったかなー?」
母:「そうかもしれないー。」

 

私:「ちょっと待ってー。」 もしかしたらと思ったので、備品ロッカー一番下の段においてある洗濯物が入れやすいようにネットの洗濯袋が開いておいてある洗濯籠を覗いた。

 

洗濯物を取り出して調べてみたら、下の方で見つけた。
私:「あった。あったー。・・・看護師さんが入れてくれたんだねー。」と一安心。

私:「こっちのピンクの靴下も可愛いよー。」と勧めると、
母:「じゃー、それで良いよ。」と言ったので、ピンクの猫耳靴下を渡した。

 

私:「右と左があるからねー。」と注意を促すと、良く見比べながら、
母:「こっちが左で・・・こっちが右だー。」
私:「うんうん、そうそう。よく分かるねー。」と微笑んだ。

右足から履こうとしていた母は、右足を高く上げてつま先に掛けようと何回か試みた。

 

母:「だめだー。届かないやー。」 
私:「つま先に引っかかれば履けるかな~?」と ベッドの左端からベッドの右側へ回って、右足のつま先に掛けてみた。母は、右手を伸ばして靴下の端をつかもうとしていたが、

 

母:「あいたたたっ!」と目をギュッと瞑って顔をしかめた。
母:「いたたたっ。うーっ。いたたたぁー。うーーーっ。」

 

私:「大丈夫ー?」と声を掛けると、
母:「こんなんなら、履かせて貰った方が早いやー。履かせとくれー。」
私:「あいよー。」と右足から順に靴下を履かせた。

しばらくして、
私:「あれ~? 今日は何日だっけ~?」っとしらばっくれて母に問いかけた。」
母:「えーと、えーとねー、17日? ・・・だっけ?」 

母はいつも分からなくなると、巧みにあいてから聞き出そうとすることある。

 

以前はこのオーム返しのような言葉を「自分で考えなきゃ駄目だよ。」と叱っていた私。

私:「あれっ? そうだっけっ?」  すぐに答えを言わずに、少しでも母に考えて貰いたいので、最近とぼけがとても旨くなったような気がする。

病室のドア入り口近くの壁に掛けられている大判のカレンダー。それをこの間買ってきた+3.5のシニアグラスで、少し上体を起こし気味にして2月の何日なのかを必死で探している母。

私:「今日はねー、19日。水曜日。」
母:「あれそうだっけ? いつも同じこと言っちゃうー。」と笑ってごまかす。

 

私:「惜しかったねー。でも近かったね。」と微笑んだ。すると母が、
母:「ほら、玄関にカーテンが掛かってるだろー?」 

 

母の視線の方向を見ながら、

私:「ん?」

 

母:「ほら、あそこに掛かってるだろ? 白いのが。」今度は指を指した。病室ドア入り口だ。私は一瞬唖然として、

 

私:「どこどこ? どこにカーテンが下がってるってー?」
母:「お前には見えないんかーい?」
母:「あそこ。玄関。」

 

私:「あれは入り口だよ。ドアは開いていて、廊下や壁は見えるけど、カーテンは閉まってないよー。」隣の方とのベッドの仕切りのカーテンのことかとも思ったので、入り口の方まで歩いて行き、手を動かして何もないことをアピールした。そして母の足元へ戻って、

 

私:「何にもないでしょう?」

まるで、シューベルトの歌曲「魔王」に出てくる父と子の会話のようだ!

靴下を履かせる行為は、足袋(旅)の準備行為のような気がしている時に、見えないものが見えると言い出すとは・・・。不吉なことを言うなあと思って、内心ぞっとした。

「いいかい。もしあそこのドアのところで誰か知っている人でも知らない人でも、おいで~おいで~されたって、絶対ついてっちゃー駄目だからね。」と、よっぽど言ってやろうかと思ったが・・・。

母:「入り口は玄関。洒落て言っただけさー。最近カレンダーの文字がぼけちゃって、二重に見るからさー。」とまともに言い訳のようなことを言ったので、ちょっとホッとした。

母:「もう、そろそろ帰って良いよー。気をつけて帰るんだよー。」
私:「じゃ、そろそろ帰るねー。まだ飯食ってないからー。」

 

母:「心配しなくても大丈夫だからね。」
私:「あい。じゃまた明日来るからねー。」と、お互いに手を振りながら、小声で「失礼しました。」と言って病室を後にした。

 
その後、近くにあるカ〇パ寿司で夕飯。

 

 

 

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尚、本日記記事にコメントを寄せられましてもご返信いたしかねます。その旨、意をくんで頂き、甚だ勝手ではございますが、ご了承下さいますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。