今日 2月20日は、ロシアの作曲家であるピョートル・チャイコフスキーのバレー音楽 『白鳥の湖』 作品120 が初演された日である。(グレゴリア歴では3月4日にあたる。)
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(マリインスキー・バレエ ←→ キーロフ・バレエ)
■20190303 ーー近いうちにリンク切れの予感あり
(ロシア国内で最高峰ともされる最も格調の高いバレエ団で、世界五大バレエ団の一つ。)
■マリンスキーディレクター:ヴァレリー・ゲルギエフ
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『白鳥の湖』は、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーによって作曲されたバレエ音楽であり、それを用いて踊られるクラシックバレエ作品である。
『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』と共に3大バレエとされる。
チャイコフスキーのバレエ作品としてのみならず世界的にバレエの演目として有名な『白鳥の湖』は、1877年の今日(2月20日)、モスクワ・ボリショイ劇場バレエ団によって初演が行われた。
チャイコフスキーにとって初めてのバレエ音楽であったが、初演当時は踊り手、振付師、指揮者に恵まれず、好い評価を得られなかった。
たいへん意気消沈した彼は再演を拒否するほどであったという。それでもしばらくは再演されていたが、いつしかお蔵入りとなり、その後作曲者の書斎に埋もれてしまう。
チャイコフスキーの死後2年後に、帝政ロシアで活躍していたフランス人で、バレエダンサー・振付師・台本作家であるマリウス・プティパ(1818~1910)らが遺稿からこの作品を探しだし、振り付けなどを変更して、1895年の1月に蘇演をおこなった。
この公演はたいへんな人気を博し、以降もたくさんの振付師が、独自の作品解釈でこの作品の振り付けと演出に挑戦している。
現代では『白鳥の湖』はもっとも有名なバレエの演目のひとつであると同時に、多くの舞踏家振付師の関心を引きつける作品となっている。
1895年のマリウス・プティパの蘇演以降、多くの演出家によって様々な版が作られた。
さらに、物語の最後も、王子とオデットがともに死んでしまう悲劇的な最後と、オデットの魔法が解け王子と2人で幸せに暮らすというハッピーエンドの結末のものとがある。
(初版やプティパ版は悲劇で終わっており、2人は永遠の世界へ旅立ち、昇天する)。
あらすじは、おおよそ以下の通りである。
・序奏
オデットが花畑で花を摘んでいると悪魔ロットバルトが現れ白鳥に変えてしまう。
・第1幕:王宮の前庭
今日はジークフリート王子の21歳の誕生日。お城の前庭には王子の友人が集まり祝福の踊りを踊っている。
そこへ王子の母が現われ、明日の王宮の舞踏会で花嫁を選ぶように言われる。まだ結婚したくない王子は物思いにふけり友人達と共に白鳥が住む湖へ狩りに向かう。
・第2幕:静かな湖のほとり
白鳥たちが泳いでいるところへ月の光が出ると、たちまち娘たちの姿に変わっていった。
その中でひときわ美しいオデット姫に王子は惹きつけられる。彼女は夜だけ人間の姿に戻ることができ、この呪いを解くただ一つの方法は、まだ誰も愛したことのない男性に愛を誓ってもらうこと。
それを知った王子は明日の舞踏会に来るようオデットに言う。
・第3幕:王宮の舞踏会
世界各国の踊りが繰り広げられているところへ、悪魔の娘オディールが現われる。
王子は彼女を花嫁として選ぶが、それは悪魔が魔法を使ってオデットのように似せていた者であり、その様子を見ていたオデットは、王子の偽りを白鳥達に伝えるため湖へ走り去る。
悪魔に騙されたことに気づいた王子は嘆き、急いでオデットのもとへ向かう。
・第4幕:もとの湖のほとり
破られた愛の誓いを嘆くオデットに王子は許しを請う。
そこへ現われた悪魔に王子はかなわぬまでもと跳びかかった。激しい戦いの末、王子は悪魔を討ち破るが、白鳥たちの呪いは解けない。
絶望した王子とオデットは湖に身を投げて来世で結ばれる。
(※あらすじは、Wikipediaの『白鳥の湖』を参照させて頂きました。)
↓ リンク(URL)をクリックしてお聴きください。↓
20190219 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■■ バレー音楽『白鳥の湖』 作品20 □ Swan Lake Ballet - YouTube ーーーーーーーーーーーーーーー
□参考□(演奏時間:約1時間56分)
■参考■ バレー音楽『白鳥の湖』 作品20 □ Tchaikovsky: Swan Lake - The Kirov Ballet - YouTube