印旛沼周辺の化石 その22 | 関東化石採集の旅

関東化石採集の旅

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三連休の初日が、いきなり雨で予定が狂いました… (>_<)
明日は畑仕事で一日が終わりそうです。
化石採集に行くなら明後日かな?
天気も良さそうですし、何処に行きましょうかねぇ~ (?_?)
北海道の皆さんは、既に雪で採集活動は無理だと思いますが…
関東の皆さんどうしますか?



さて、今日もニッコウガイ科です。

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和名 : マルクサビザラ
学名 : Cadella narutoensis
殻長 : 16mm 殻高 : 11mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 稀
特徴 : 殻は卵形で膨らみは弱い。殻質は薄く、小型。殻表は非常に細かい成長輪肋が認められる。

現世種は、房総半島以南の水深10~100mの砂底に生息。

大竹の露頭以外からの産出はしていない。
露頭から崩れた土砂・大型化石をクリーニングをした跡の土砂から良く採集できる。



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和名 : ユウヒザクラ
学名 : Merisca (Pistris) subtruncata
殻長 : 24mm 殻高 : 20mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 稀
特徴 : イチョウシラトリガイに類似しているが、より小型。横長の亜三角形で膨らみは弱く、やや薄質。前端は丸く、後端はやや尖る。殻表は板状の顕著な輪肋を等間隔・同心円状に刻む。

現世種は、本州以南の水深10~300mの砂泥底に生息。

大竹の露頭以外からは産出していない。
この化石も露頭から崩れた土砂から採集。



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和名 : イチョウシラトリガイ
学名 : Merisca (Pistris) capsoides
殻長 : 39mm 殻高 : 31mm
産地 : 千葉県印西市大字吉高字大竹
産出層 : 下総層群 木下層
産出頻度 : 運
特徴 : やや横長の亜三角形で中型。膨らみは弱く、殻質は薄い。
ユウヒザクラに特徴が類似するも一回り大きい。

現世種は、本州以南の潮間帯の砂泥底に生息。
絶滅危惧種。

大竹の露頭以外からは産出していない。

ユウヒザクラとイチョウシラトリガイの比較。
右がイチョウシラトリガイ
左がユウヒザクラ

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本日で、掲載した二枚貝化石が60種を超えました!
\(^_^)/
でもまだ、一番多いマルスダレガイ科のアップが始まりません。マルスダレガイ科は物凄い数です。
ニッコウガイ科以上に細かく解説をしていきますよ!

次回は、シオサザナミガイ科です。