1ヶ月位過ぎてもう一度彼女を誘ってみることにした。そしたら、彼女も快くオーケーしてくれた。
ホッ! とりあえずきらわれてるわけじゃないってことだな。
そして当日。
正直言って僕は怖かった。この間みたいにドタキャンをくらうのが。。。
今度キャンセルされたら彼女は僕のことをやさしく避けてるのかもしれないってやっぱりそう感じるから。。。
もちろん僕が彼女を思っているようには彼女は思ってないんだろうな。 今回キャンセルしてきたら僕はきっぱりあきらめよう、二度と二人でのみに行こうなんて思うまい、誘うまい。 神様、メイルなんかきませんように、なんて心の中でブツブツ言った。でも、もしこれが実現したら、帰りに手なんか繋いで歩きたいな、そうしたらとても幸せな気分だろうな、なんて思って、ドキドキ、ワクワク、ソワソワ。。。
結局、無事にメイルもなくて、僕は待ち合わせの場所に来た。でもまだ安心はできないゾ、ドキドキ!!!
ちょっときになって、まわりをキョロキョロ見ていたら、来たー!彼女が向こうから来たー!とうとう実現するんだー!やったー!神様、ありがとうございます!
僕は、そのよろこびを表には出さないようにして、彼女と店に向かった。
こうして、彼女といるとなんかとても新鮮な気持ちになる。二人とも、酒が入ると緊張が解けて、恋人同士モードに入っていった。とにかく見つめ合っているだけでも体中に幸せな気分が充満する。もう回りは何も見えない、気にもならない。まるで、二人だけの特別な場所のようだ。 彼女から目をそらすのがもったいない。時に真剣に、時にじゃれあい、はたから見ればアツアツのカップルに見えるに違いない!
何を話したのかはよく覚えていないが、とにかく幸せなときが続いていたのは覚えている。
店の人が「ラストオーダーです」と言いに来てはっと、われに帰った感じだ。
二人とも、オーダーを断った。そして、彼女が「写真を撮ろうよ」と言って、カメラを取り出した。お店の人にカメラを渡すと、僕は彼女のとなりに行って、お互いにピッタリとくっつき、彼女は腕をまわして、二人でピース!カシャ!これは一生の思い出になるに違いない。そう、今でも大切にしていろ写真だ!
それからはもうピッタリくっついたまま、テーブルの下で手をつなぎあったまま。。。
もうどうにでもなれ、って感じ、このままずっと、こうしていたい。。。
閉店になり、店を出た。
自然に手をつないで歩いた。わぁお、もう言うことはない、自分の願いはこれでかなった!最高の幸せ!
歩いたまま、僕は自分で、告白ムードになっていた。
「実はね、僕は、君に会いたくて、あのサークルに行っているんだ。」と本音を言った。そうしたら彼女は。
「私もあなたに会いたくて、あのサークルに行っているの。」
そう言われた瞬間、もう気持ちは最高調!どちらともなくもう手をつないでる場合ではなくなって、その場で立ち止まって、向かい合った。
そしてキスをした。
もうなにがなんだか、自分たちがどこにいるんだか、地球にいるのか、宇宙をさまよっているのだか、とにかくもう立っていられないくらいのキスだった。そして、僕は彼女を抱きしめた。ちからの限り、抱きしめた。
あとで思ったが、抱きしめる時の力はその人をどれだけ思って’いるか、どれだけ好きかということに比例するものだ。
気がつくとそこは往来の多い国道の上の歩道橋だった。いままでの自分ならそんなことは絶対無かったはずだ。絶対まわりを気にしていたはずだ。しかし、いまは全くそんなこと気にならない。まわりは全く関係なかった。
脳みそが、体が溶けてしまうようなキスだった。
二人とも我に返ってまた歩き出した。まだ自分は告白ムードだった。 我慢できずに、僕は言った。
「君が好きなんだ、とても。」
また、たまらずに、どちらからともなくその場に立ち止まって、そして、キスをして、抱き合った。気がつくと道行く人たちが見えた。見られていようが、そんなことはどうでもいい。。。
もう自分がどうにかなってしまいそうだ。 ここまですごいキスは初めてかもしれない、と思った。
最後に、お別れのキス&ハグをして、彼女と別れた。周りをみると、気を使って、通らずに見守ってくれている高校生達が見えた。「ありがとう、君たち、気を使ってくれて」 感謝した。
もしかすると、僕の人生の中で、最高のキスかもしれない。もうこれ以上はないだろう、と思った。
人生最高の夜だ。そして、彼女にメイルした。
「生涯 忘れられない夜だ!」