運命のキス(1) | 人生を変えたキス

人生を変えたキス

奥さんと子供がいる家庭を持つ自分と、別の女性に恋をしているもう一人の自分について書いた純愛日記

節煙して浮いた分をせっせと貯めることにした。

やっぱりこの貯まった分は彼女に還元しなければならないだろう、ということである日僕は決心した。

彼女を飲みに誘おう!しかも2人だけで!

グループで何回か飲みに行ったことはあったが、2人きりというのはまだない。結婚してからというもの女性と2人きりで飲むということ自体なかったのだ。


思い切って彼女にメールした。

「キミのおかげで節煙ができたよ。だからそのお礼がしくって。ご馳走するから、飲みに行こうよ!」

ここではいきなり2人でと書くのがなんか怖くて、2人でとは書かなかった、いや、書けなかった。

返事が来た「いいわよ、楽しそうね、他に誰が来るの?」

うわっ!やっぱり訊いてきた。あたりまえだけど・・・ 

そして、僕は思い切って書いた。

「もちろん2人でだよ!」 

しばらく間があって返事が来た。


「いいよ。」


やったーーー! 2人で飲みにいくんだー! 夢のようだー!!!

わくわく、どきどき、わくわく、どきどき。


当日がやってきた。もう心ははちきれんばかり!

もうすぐ仕事も終わりーという時間になって彼女からメールが来た。


「彼が具合が悪くなっちゃって、今日は行けなくなっちゃった。本当にごめんなさい、また誘ってね。」


ガーン!!! ガーン!!! ものすごいショック!!!

しばらくの間動くことも何かを考えることもできなかった。全身の力がみごとに抜けてしまっていた。

おー神様!なんということを!私はなにか悪いことをしたのですか?

こんなのって!

しばらくなにもする気が起きなかった。

もしかして、彼女は2人っきりで飲みにいくほど僕のことを思ってないのか?

そりゃそうかー、彼がちゃんといるんだもんなー。 ガクン!